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映画感想のブログ!!
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『ブラック・ダリア』デ・パルマ!

2007-05-14 01:55:23 | ミステリー
ブラック・ダリア
THE BLACK DAHLIA(2005年アメリカ)
 監督 ブライアン・デ・パルマ
 脚本 ジョッシュ・フリードマン
 出演 ジョッシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク、ビル・ファンレイ

 ■ストーリー■
 1946年ロサンゼルス、元ボクサーの警官バッキー・ブライカートとリー・ブランチャードは、特捜課に配属される。バッキーとリーはコンビを組むことになる。仕事以外でもリーの恋人ケイと3人で過ごすようになる。ある日、顔を引き裂かれ、腰から切断された女性の死体が発見されるのだった。被害者は女優を目指してハリウッドにやってきたエリザベス・ショートということだと分かるのだった。手柄を立てようとリーは、この事件に執着していくのだった。

 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ブライアン・デ・パルマ監督、ジェームズ・エルロイ原作の犯罪物。
 2006年に最も話題になった作品の1本です!(“ブライアン・デ・パルマ監督のファンの間で”っていう条件つきかも??)
 
 原作がしっかりとあるためか、残念ながら、どちらかというとブライアン・デ・パルマ的な雰囲気は少し薄いかもしれないです!
 前作『ファム・ファタール』(02年)が“ブライアン・デ・パルマ監督ファンのためのブライアン・デ・パルマ映画”だったので、今作はその反動からか、普通の映画ファン向けのエンターテイメント作品になっているのかも。
 でも、今作のジャンルがブライアン・デ・パルマ監督が好きなサスペンス系なんで、大作系のエンターテイメント作品と巻き込まれ型のスリラー系の作品のちょうど真ん中って感じの印象かもしれないですね。
 
 自分的には、ブライアン・デ・パルマ監督の作品の中だと『ミッドナイト・クロス』(81年)、『ボディ・ダブル』(84年)、『ファム・ファタール』といいたスリラー映画のジャンルの作品の方が好きなんですけどねぇ~。 
 でも、今作も明らかにブライアン・デ・パルマ監督らしさが出てます!特に後半のウィリアム・ファンレイが、アーロン・エッカートを襲うシーンのあたりから最後の方の展開までの演出は、まさにブライアン・デ・パルマ監督のタッチ!
 画面を観ながら、思わず拍手しちゃいました!
 
 ところで、今作は当初、デビッド・フィンチャー監督が映画化する予定だったのが、デビッド・フィンチャー監督が降板したために、監督がブライアン・デ・パルマになった作品です。
 なんでも、デビッド・フィンチャー監督版では、かなり原作どおりだったらしいですけど、映像化すると3時間くらいになってしまう脚本だったらしいです。
 それを、今作はランニングタイム120分で納めてます!テンポが良いです!良いっていうより、良すぎかも!冒頭のキャラクターの紹介から、本編に入るまでの20分くらいの展開はまさに、畳み掛けるような感じです!さすがブライアン・デ・パルマ!でも、自分的には、ブライアン・デ・パルマ監督だったら、150分でも、180分でも全然OKなのに!好きな監督には甘いです。

 ブライアン・デ・パルマ監督の作品にしては、珍しいタイプの主人公です!肉体的にも精神的にも強いタイプ!珍しいって言うより、こういうヒーロータイプって、『アンタッチャブル』(87年)、『ミッションイン:ポッシブル』(96年)とか大作系の作品だと、多いんですよね。
 作品も個人的な巻き込まれ型スリラーが好きなんですけど、主人公も、トラウマを抱えたような、ブライアン・デ・パルマ監督スリラー映画の主人公の方が、自分は好きなんですよね!
 
 ジェームズ・エルロイ原作の『L.A.コンフィデンシャル』(97年)のカーティス・ハンソン監督が、もし今作を撮ったら、どんな作品になったんでしょうね! 『窓ベッドルームの女』(86年)、『ゆりかごを揺らす手』(91年)、『激流』(94年)と、サスペンス映画のベテランだと思ってたのに、最近は『イン・ハー・シューズ』(05年)を撮って、「どこに行っちゃうの~?????」って感じですけどね。早くミステリーの世界に戻って来て!

 ブライアン・デ・パルマ監督の、こういう大作を観ると、どうしても違和感を感じちゃうのは自分だけですか??今作も面白いことは面白いんですけど、普通に面白い!って感じです。それにしても、この内容の作品を120分に収めましたね!ここまでまとまってると、逆に“完成されすぎ!”って感じちゃいます! 

 でも、やっぱりブライアン・デ・パルマ監督には、こういう大作系の作品よりも、もっと個人が巻き込まれるスリラー映画を撮って欲しいです。でも、デ・パルマ監督が撮りたかった作品ですからOKですよ!
 ブライアン・デ・パルマ監督だから10点オマケで80点
ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組

東宝

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『スネーク・フライト』エアポート’06

2007-05-13 01:31:56 | アクション
スネーク・フライト
SNAKES ON A PLANE(2006年アメリカ)
 監督 デビッド・R・エリス
 脚本 セバスチャン・グティエレス、ジョン・ヘファーナン
 出演 サミュエル・L・ジャクソン、ネイサン・フィリップス、ジュリアナ・マーグリーズ

 ■ストーリー■
 ギャングのボス、エディ・キムが検事を殺害するのを偶然目撃した青年ショーンは、ギャングに追われる身となってしまう。FBIは、ショーンに証言させるためロサンゼルスへ護送することにする。FBIの捜査官ネビル・フリンとショーンはロサンゼルス行きのジャンボ機に乗り込むのだった。一方、エディ・キムは、ショーンが乗り込んだジャンボ機ごと墜落させようと、大量のヘビを時限装置つきの積荷に乗せたのだった。

 ■感想■
 サミュエル・L・ジャクソン主演の動物パニックアクション映画。
 飛行機を墜落させるために、大量のヘビ!って!発想がオカシすぎ!もう、この発想だけで、プラス10点!って感じです。普通、飛行機を墜落させようとしたら、爆弾とかでしょ!それを“ヘビ”だなんて!もう最高です!
 監督は『デッドコースター』(03年)、『セルラー』(04年)のデビッド・R・エリスなんで、こういうB級アクション系の作品はお手の物ですね!
セルラー

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セルラー』原案ラリー・コーエン!

 ところで、今作が製作されたんで、ゾンビが飛行機の中で暴れる『デッド・フライト』(07年)が製作されたんでしょうかね??最近のジャンボ機って、ヘビやら、ゾンビやら物騒ですね!昔は、せいぜいセスナ機とぶつかったりとか、ミサイルに追われたりとか、機内食で食中毒起こしてパイロットがいなくなっちゃったりとか、細菌兵器を持ったテロリストにミスコンの美女が誘拐されたりするくらいだったのに!(あれ、昔からかなり“物騒”でした!)
 やっぱり、パニック映画といえば、舞台はジャンボ機ですよね!今でも、劇場未公開のDVDスルーの作品でも“エアポート○○”とかいってリリースされますもんね。
エアポート`75

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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エアポート75』かなり好きなパニック映画です!


 今作には、限定された空間の中での、パニック映画として定番のキャラクターが出てきて、もうニタニタしちゃいます。ミュージシャン、スポーツ選手(キックボクサーです)、今回のフライトで退職するキャビンアテンダント、子どもだけで旅行している兄弟、金持ち風のイヤな客等々、パニック映画を観てた人は思わずニタリと出来るはず!
 サミュエル・L・ジャクソンも『ディープ・ブルー』(99年)のときは、知能の進化したサメには、めっぽう弱かったですけど、今回は頼りがいがあります!

 ランニングタイム107分と、エンターテイメント映画にしては、ホンの少し長めの作品ですけど、退屈しません!それどころか、けっこう楽しんで、最初から最後まで、緊張感を持って観れます!これって、かなり面白いかも!テンポもかなり良いです!こういうB級系のアクション、サスペンス映画をみせられちゃうと、やっぱりハリウッドってすごいなぁ!って思っちゃいます!こんなバカバカしい発想の映画をマジメに製作しちゃうんですもんね!
 普通だったら、「大量のヘビをジャンボ機の中で暴れさせて、飛行機を墜落させる!」なんていったら「そんなバカな!」とか言われて、アイデアだけでボツになりそうですもんね。
 このバカバカしさを、面白く映画化しちゃうところもウマイです!ポップコーンでも食べながら、観るのには最高の1本です!68点
スネーク・フライト

東宝

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『ファーザーランド生きていたヒットラー』もしもドイツが勝ってたら

2007-05-11 08:39:56 | サスペンス
ファーザーランド生きていたヒットラー
FATHERLAND(1994年アメリカ)
 監督 クリストファー・メノール
 脚本 スタンリー・ワイザー、ロン・ハッチソン
 出演 ルトガー・ハウアー、ミランダ・リチャードソン

 ■ストーリー■
 第二次世界大戦で、連合国軍はノルマンディー上陸作戦に失敗、アメリカ合衆国は、ドイツと交戦はせず、ヒットラー率いるドイツ帝国はヨーローッパの戦勝国となった。1960年代、ロシアはドイツ帝国とゲリラ戦を展開するものの、ドイツはアメリカ合衆国との和平に入ろうとしていた。ドイツ帝国では、情報は厳しく管理され、ユダヤ人虐殺の情報は封印されていた。親衛隊は警察となり国の治安を守っていた。SSの大佐マルヒは、ある殺人事件の捜査から、陰謀に巻き込まれていくのだった。

 ■感想■
 ロバート・ハリスの「ファーザーランド」(文春文庫)の映画化作品です。正確にはTVムービーです。
 「もし、第2次世界大戦でドイツが勝っていたら??」っていうテーマのサスペンス作品です。SF小説には良くある設定です。
 この作品の世界では、ドイツのユダヤ人虐殺の歴史が隠されています。だから、この事実を隠そうとしています!なんで、話の肝心の陰謀ネタは、そこだけなんですよね。せっかくのSF的な設定がもったいない気もします!

 でも、いくつかおかしいところが!ルトガー・ハウアーを探してるゲシュタポのシーンがあって、シーンが切り替わって、ルトガー・ハウアーが同僚を脅して資料を手に入れるシーンになるんですけど、その資料を手に入れるのって翌日なんですよね!ヒロインの女性記者もゲシュタポに追われてて、ルトガー・ハウアーも追われてるのに、一体、どこに帰ったの??ゲシュタポって、ルトガー・ハウアーの自宅って監視してなかったの??多分、場面が切り替わるどこかで、CMでも入ったんでしょうけどCMなしで、映画として真剣に観てると、少しオカシく感じちゃいます!CMが入ると、ちょっと前のシーンとか忘れちゃうこともありますからね!
 そういうところが、いかにもTVムービーって気がしちゃうんですけど。まぁ、劇場映画でも、おかしい作品はいくらでもありますけどね!
 あ、でも、CMが何回も入って良いですから、TVの映画劇場で、吹替えで映画をドンドン放映して下さい!TV東京の「午後のロードショー」以外でも、TVでの映画劇場枠をたくさん作って欲しいです。
 
 あと、ランニングタイム107分も長すぎ!20分くらいカットしても全然OKな感じ!90分くらいで全然OKでしょう!ストーリーも盛り上がらない上に、尻切れトンボな終わり方!原作は未読なんで分からないですけど、原作がこんな感じなんですかね??原作の小説は面白いのかもしれないですけど、映画版の今作は今一な感じです。この内容なら80分くらいでもOKです。なのに107分!長すぎ!長すぎ!
 でも、TVムービーで、こういう「もし○○だったら…」的なSF的サスペンス映画な作品を作れるってだけでも、スゴイですけどね!(まぁ、原作ありの作品ですけど)。日本の2時間ドラマに比べたら100倍は面白いんですけどね。「観てみようかな??」って思わせるだけでもすばらしいですけどね。40点
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『ハーヴェスト奪われた腎臓』都市伝説サスペンス

2007-05-10 00:30:52 | サスペンス

ハーヴェスト奪われた腎臓
THE HARVEST(1993年アメリカ)
 監督          デビッド・マルコーニ
 脚本          デビッド・マルコーニ
 出演          ミゲル・フェラー
             レイラニ・サレル・フェラー
             ヘンリー・シルヴァ
             マット・クラーク

 ■ストーリー■
 脚本家のチャーリー・ポープは、書きかけの脚本に行き詰まりメキシコへと出かける。執筆を続ける中、ナイトクラブでナタリーという美女に出会い、デートに出かけるが、デート中に何者かに襲われてしまう。
 チャーリーが目覚めると背中に大きな傷痕ができていた。
 
 ■感想■
 ミゲル・フェラー主演の都市伝説ホラー。
 
 アメリカでは有名な都市伝説の「腎臓を睡眠中に取られる話」をモチーフにしています。
 その有名な都市伝説とは、“男性がバーで美女と知り合い一夜をともにすると、睡眠薬をもられて気を失って、起きると腎臓を1つ取られている”というものです!
 
 この都市伝説の大元のネタは、イギリスに出稼ぎに来た外国人が腎臓を取られたという話だったような気がします。
 それがいつの間にか伝説の舞台がアメリカになって、バーで知り合った美女と一夜を共にするとかのストーリーになったみたいですね。
 
 そういえば、このネタの変形パターンで『堕天使のパスポート』(2002年)がありました。
 
 確か、この「腎臓を取られてしまう男」の話をテーマにした有名な海外のサスペンス小説(文庫)があった気がするんですけど、ちょっと思い出せないです!
 今作が1993年の作品なんですけど、その小説は今作のあと邦訳された記憶があるんで1994年以降出版された作品だと思うんですけど、作者も出版社も思い出せないです!
 文春文庫か講談社か扶桑社ミステリーだったか、ちょっと自信無いです。
 
 なんか、映画の今作は、サスペンスっていうより、「映画のストーリー」と「脚本に行き詰った主人公が考える脚本の中のストーリー」とが交差しているので、軽く観れます!
 でも、ちょっと展開が軽すぎ!
 
 ランニングタイム97分も使って、こんな軽い映画を作られてもねぇ!

 ミゲル・フェラーが、書いている映画の脚本の中のストーリーの方が面白いです!
 なんで、こんな軽いタッチの作品にしちゃったんでしょう??
 
 もっともっとハードなサスペンス映画を想像してたんで肩透かしを食らった気分です。だって、今作の予告って、かなりハードな感じだったでしょう。
 そうしたら、ハードなシーンは、ミゲル・フェラーが書いてる脚本のストーリーのシーンなんです!

 「夢オチ」ならぬ登場人物の「想像オチ」な予告編でしょ!なんか騙された気分!

 いやいや、予告を作った人の勝ち!ってことですね!フフフ、許しちゃいます!
 
 今作って、ビデオ公開の作品だと思ってたんですけど、劇場公開してたんですね!知らなかったです!
 ビデオで観たから面白く観れましたけど、劇場に行ってたら少しガッカリかも。
 
 特に撃ちあいもなく、ただ腎臓取られて、脚本書き上げて終り!って、オムニバス映画の1篇じゃないんだから!

 面白いのは作品の登場人物の脚本家が書いたストーリーって!
 脚本家が書いた作品のストーリーが、映画そのものストーリーでも良かったのに!
 
 アメリカでは「腎臓を取られる」都市伝説が有名なんで、こういう軽い作品にした方が受けるんでしょうか??
 ビデオには、別バージョンのエンディングが入ってますけど、どちらでもOKです。大して印象変らないです!

 別バージョンの方が、サスペンス映画っぽくて好きですけど、そこに行くまでの本編がダラダラなんで、どっちでも良いです。
 脚本と監督のデビッド・マルコーニは『エネミー・オブ・アメリカ』(1998年)の脚本書いてる人です。
 なんか、軽い作品なんで、TVドラマを観るような感覚で観れば面白いかも!40点

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『リプリーズ・ゲーム』リプリーの友人

2007-05-09 00:20:41 | イタリア映画
リプリーズ・ゲーム
RIPLEY'S GAME(2002年イタリア、アメリカ、イギリス)
 監督 リリアーナ・カヴァーニ
 脚本 チャールズ・マッケオン、リリアーナ・カヴァーニ
 原作 パトリシア・ハイスミス
 出演 ジョン・マルコビッチ、ダグレー・スコット、レイ・ウィンストン

 ■ストーリー■
 アメリカ人の犯罪者トム・リプリーは、ハープシコードの奏者の妻とイタリアに広大な屋敷に住んでいた。ある日、3年前に絵を売買する仕事でコンビを解消したリーブスが殺しの依頼にやってくる。リプリーは、その依頼を自分を侮辱した額縁職人のジョナサンを使うようリーブスにアドバイスするのだった。慢性白血病で余命幾ばくないジョナサンは10万ドルの報酬で、その殺しを引き受けるのだった。

 ■感想■
 パトリシア・ハイスミスのトム・リプリーシリーズ「アメリカの友人」の映画化。ヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカの友人』(77年)のリメイクです。(と言っても、ヴィム・ヴェンダース版は未見なんです)
 本編に入る前の3年前の出来事を描くシーンから、迫力あります!今作の監督リリアーナ・カヴァーニの作品って、観たことないんですよね!『愛の嵐』(73年)、『ルー・サロメ善悪の彼岸』(77年)の監督でしょ!イタリア映画は好きですけど、自分が好きなイタリア映画は、マカロニウエスタンや、ホラー、マカロニコンバット物、マカロニポリスアクションや、動物パニック、マカロニ“マッドマックス2”、マカロニ“コナン”等々のジャンルですからね!

 だけど、そんな自分が観ないジャンルの作品ばっかり撮ってるリリアーナ・カヴァーニ監督の今作は、普通に面白い映画になってます!あんまりにも普通のサスペンス映画なんで、逆にビックリです。こんな面白くて、ジョン・マルコビッチ主演なのに、日本では劇場未公開のDVDスルーになっちゃいました。ジョン・マルコビッチ主演ってだけじゃインパクトが弱いんですかね??
 サスペンス映画としては、ごくごく普通のデキです。でも、ハリウッドの作品だったら、どうしようもない作品でも、けっこうすぐにDVDスルーで公開されるのに、外国映画だとやっぱりオクラ入りしそうになっちゃうんですよね!今作もDVDスルーではありますけど、公開されただけ良かったです!

 でも、今作の主人公トム・リプリーって、「殺しのプロじゃないから…」みたいな発言を何回もしてますけど、そう言いつつ何の良心の呵責もなく、やたらに殺しまくりです!「おいおい、殺しすぎ!」まぁ、どんなにヒドイことしても3日もすれば忘れちゃうようにしてるみたいですから!
 「殺しのプロ」って、『レイヤー・ケーキ』(04年)のセルビア人の殺し屋みたいな職業の人たちね!リプリーにも殺し屋にも関わりたくないですネ!

 今作の主人公のリプリーって、額縁職人のジョナサンを、罠にはめておいて、結局助けに行くんだから、ちょっと意味不明な人物です。
 あとリプリーにやっかいな仕事を持ってくるリーブスって、男性と寝てますけど、そんな細かい描写必要だったんですか??別に女性と寝てても良い様な気がしますけど。リプリーが最初の方で、リーブスとデキてるような発言をしてるんで、そういう設定なんでしょうけどね。TVシリーズでもないランニングタイム110分の作品で、その設定って必要無いような気がしまうけど、どうでしょう。65点
リプリーズ・ゲーム

ジェネオン エンタテインメント

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『プレスリーVSミイラ男』プレスリーとケネディ生きていた

2007-05-08 00:31:10 | ホラー
プレスリーVSミイラ男
BUBBA HO-TEP(2002年アメリカ)
 監督 ドン・コスカレリ
 脚本 ドン・コスカレリ
 出演 ブルース・キャンベル、オシー・デイビス

 ■ストーリー■ 
 テキサス州マッドクリークの老人ホームで、老人の死亡が相次ぐ。老人ホームにいたエルヴィス・プレスリーは、アフリカ系アメリカ人だが、自分をジョン・F・ケネディだと言い張るジャックとともに、この連続死にミイラ男が関わっていることに気づくのだった。

 ■感想■
 ドン・コスカレリ監督が、ジョー・R・ランズデールの短編を映画化したホラーコメディ。2002年の作品で、公開されないの??と思っていたら昨年公開されました。劇場で観ようと思いつつ見逃していたのでDVDで鑑賞。
 コスカレリ監督はTVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の第1シーズンのエピソード「ムーンフェイス」でもジョー・R・ランズデールの短編を映像化してました。「う~、監督的に感性が合うのかな??」

 「ムーンフェイス」では、一部のスキも無く、緊張感ある作品を撮ってましたけど、コメディ調の今作では、少しダラダラ感が!内容は、邦題とおりです!プレスリーがミイラ男と戦うだけのストーリーです。でも、このタイトルすごすぎ!このタイトルで観たいと思わない映画ファンなんていないでしょう!
 それに内容もすごすぎ!“プレスリーが生きていた!”なんて東スポじゃないんだから!プレスリーとコンビを組むのが、アフリカ系アメリカ人のジョン・F・ケネディ!戦う相手がミイラ男!それもツタンカーメンじゃなくて、少しマイナーなミイラ男!この設定だけでニタニタしちゃいます!

 こういう映画が撮れるアメリカって、良いなぁ!TVドラマの映画化か、アイドル映画みたいな映画か、恋愛映画みたいな映画なんか観たくないです。
 そういうジャンルの映画があっても良いですけど、自分は観たくないないない!
 日本映画って、アクション、サスペンス、ミステリー、ホラーの割合が少なすぎ!オリジナルビデオをふくめれば、アクションやホラーもある程度の本数になるんでしょうけどね。アイドル映画でも、北村龍平監督の『あずみ』(03年)くらいマジメに撮ってくれれば全然OKなんですけど。
あずみ デラックス・エディション

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<『あずみ』血まみれアイドル映画!>

 それにしても、エルヴィス・プレスリーが生きていて、ミイラ男と戦うなんて!それもランボーや。シュワルツェネッガーじゃないので、リアルに戦います!もう老人ホームに入る年齢ですからね!ケネディと信じているジャックが用意してくれた呪文も最高です。「韻も踏んでない!」このセリフ笑えました!
 ミイラ男との対決がメインじゃなくて、プレスリーの生活とかが笑いや下ネタとともに延々と描かれます!コスカレリ監督も肩の力抜きすぎ!それはそれで面白いんですけどね。
 今作も、それなりにヒットしたんで(本国で)、続編が作られるみたいです。次作ではプレスリーが、吸血鬼と戦うらしいです!ちゃんと製作されるとウレシイです!続編も楽しみ!60点
コメント (2)
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『カオス』ステイサム、スナイプス

2007-05-07 22:54:17 | アクション
カオス
CHAOS(2005年カナダ、アメリカ、イギリス)
 監督 トニー・ジグリオ
 脚本 トニー・ジグリオ
 出演 ジェイソン・ステイサム、ライアン・フィリップ、ウェズリー・スナイプス、ジャスティン・ワデル
 
 ■ストーリー■
 人質を取った犯人に対して発砲し、人質と犯人を殺してしまった刑事コナーズは停職処分になる。そんなときシアトルのグローバル銀行に強盗グループが入り、人質を取るのだった。強盗グループのローレンツは、コナーズを交渉役に指名するのだった。コナーズは、若手の刑事デッカーと組むことを条件に、この事件の捜査にあたるのだった。

 □■□ネタバレあり!本当にしてます□■□
 ■感想■
 アクションアクター、ジェイソン・ステイサム主演の犯罪アクション映画。共演はウェズリー・スナイプス、ライアン・フィリップ。
 銀行に立てこもった犯人の行動と、交渉人に選ばれた停職中の刑事の活躍を描いています。銀行に立てこもったシーンを観て、「これって、『インサイド・マン』(06年)??」みたいな映画かなと思ったんですけど、全然違いました!
 まぁ、主演がジェイソン・ステイサムとウェズリー・スナイプスなんで、最後は2人の対決になるんだろうなぁ!って期待して観ちゃいました。でも、観ているうちに、ダンダン想像していたアクション映画じゃなくなっていきます!シュワルツェネッガー系かヴァン・ダム系のアクション映画だと思ってたら、それこそ、『インサイドマン』系のマジメ系サスペンス映画でした。二転三転するドンデン返し系のサスペンス映画になっちゃいます。ジェイソン・ステイサムと、ウェズリー・スナイプスの対決、すごく期待してたのに!!
カオス<CHAOS> DTSスペシャル・エディション

ハピネット

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 ジェイソン・ステイサムが刑事役で、ウェズリー・スナイプスが銀行強盗役で、2人の対決を期待しないアクション映画ファンなんていないはず!
 
 でも、今作は、実はアクション映画でなく、ドンデン返し系サスペンス映画ですけど、適度にアクションシーンまで入れて、退屈しないようになってます。
 二転三転するためだけのトリック!
 適度なアクションシーンやカーチェイス!
 「う~ん、自分的には、かなり好みかも!」
 でも、銃撃戦や、カーチェイスも、この映画はアクション映画ですよ!って思わせるためのミスディレクションになってます!ウマイ!
 
 このストーリーって、真剣に考えると“穴”がありそうですけど、とりあえず、1回観ただけでは気づきませんでした!後半に向けて、観てる人が「アッ!」と驚く展開が待ってます!今作の主人公のジェイソン・ステイサムが爆死しちゃいます!この展開にはビックリ!

 ところで、ライアン・フィリップってアクションも出来るのね!知りませんでした!ライアン・フィリップって自分が観るような作品には出演しないですもんね。『RE:プレイ』(03年)は観ましたけど、あれはダメダメでした!ライアン・フィリップもこれからは、こういう準A級のアクション映画にどんどん出演して欲しいです。

 今作って、ストーリー上の“穴”に気づかなかったって、上の方で書きましたけど1つだけ言わせて!
 銀行強盗のグループって、どうやって逃走したんですか??あの爆発にまぎれて逃げたってことなんでしょうけど、それって、余りにも計画的じゃ無い気がするんですけどね!だって、爆発したドサクサまぎれて逃走するのって、ちょっと不安なんですけど!まぁ、そこはエンターテイメント映画なんで、OKでしょ!そこがメインのポイントじゃ無いですしね!65点
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『スパイダーマン3』シリーズ完結編

2007-05-06 12:22:37 | SF
スパイダーマン3
SPIDER-MAN 3(2007年アメリカ)
 監督 サム・ライミ
 脚本 アルビン・サージェント
 出演 トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ブライス・ダラス・ハワード、クリフ・ロバートソン、ウィレム・デフォー

 ■ストーリー■
 スパイダーマンは、ニューヨークの市民から愛され、ピーター・パーカーは学校での成績もトップ、MJともつき合いすべてが順調だった。しかし、父親を殺したと思っているハリーが、グリーンゴブリンのスーツを改造した「ニューゴブリン」となりピーターのことを狙っていた。また、MJはブロードウェイの舞台が酷評され役を降ろされてしまう。そんなとき、ピーターの伯父ベンを殺した真犯人がいて、刑務所を脱獄したことを知るのだった。真犯人のフリントは、逃走中に素粒子の実験場に入ってしまい、砂状の怪物サンドマンに変身するのだった。MJが舞台を降ろされたことを知らないピーターは、有頂天のあまり、ニューヨークの名誉市民に選ばれた表彰式典で、MJの見ている前で、大学のクラスメイトのグウェンにキスをしてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり!本当にしてます!□■□
 ■感想■
 大ヒットシリーズ「スパイダーマン」の第3弾!監督は『スパイダーマン』(02年)、『スパイダーマン2』(04年)に引き続きサム・ライミ。
 ランニングタイム139分が短く感じる面白さ!最近のハリウッドのメジャー作品は長い映画ばかりですけど、こういう内容なら、139分使っても全然OK!イヤ、139分でも短いかも!
 『スパイダーマン2』も、劇場公開版127分に8分長いエクステンデッドエディションのDVDが発売されましたけど、シリーズ3作目の今作も15分くらい長いバージョンとかあっても良いくらい!
スパイダーマン2プラス1 エクステンデッド・エディション (初回限定生産)

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 3作目の今作は完結編のためか、なんでもかんでも、詰め込みすぎ!ピーター、MJ、ハリー3人が、どうなるのかっていうことと、スパイダーマンの敵が今回は3人!伯父ベンを殺した真犯人が変身したサンドマン。宇宙から来た寄生生物ヴェノム。そして、父親の仇としてピーターを狙うニューゴブリン。
 スパイダーマンって、糸を出すのと、運動神経が良いくらいだから、この3人と戦うのは超大苦戦!
 
 ところで、ニューゴブリンのスーツを作ったハリーって、超天才!あのスケボーみたいな空飛ぶボード「スカイスティック」やら、あんなスーツ作っちゃうんだから!ウィレム・デフォーのゴブリンスーツよりも、精神が影響受けてないし完成してるでしょう!ところで、あんな、ミサイルやら、爆弾を搭載したニューゴブリンって、個人で所有してて良いの??警察や軍隊じゃ無いんだから!空飛ぶ殺人兵器ですよ!

 でも、今作の問題は、ピーターです!!MJの見てる前で(別に見て無くてもダメだけど…)あの“キス”!!!無神経!無神経!無神経!MJじゃなくても、怒っちゃうでしょ!
 あと、問題ありありなのは、ハリーの執事!
 「あなた、今さら何言ってんのッ!
 「なんで、今まで黙ってたのッ!!!
 そのせいで、みんなどれだけ悩んだと思ってるの!もう、この執事が、今作の最大の問題人です!まぁ、そのおかげで、感動的なシーンが生まれたんですけどね~。
 ストーリー上のオカシイのは、ハリーの爆弾!爆弾が、部屋の中で爆発したのに、あの程度の火傷ですんだの??だって、あの爆弾って、かなり強力でしょ!

 コミックの「スパイダーマン」を全然知らなくても、120%楽しめた1作目、2作目と違い、完結編の今作は、コミックファンに喜んでもらえるような作品になってます!原作ではピーターの恋人グウェンが登場します!てっきり、グウェンとMJとピーターで三角関係にでもなっちゃうの??と思いましたけど、あっさりした展開でした!グウェンも良いコでした!でも、このアッサリした展開は映画として大正解です!
 映画版の『スーパーマン』の3作目『スーパーマンⅢ電子の要塞』(83年)で、突然、アネット・オトゥール演じるヒロインが1人増えちゃったみたいな感じで、いかにも中途半端に終わっちゃっいましたからね!『スーパーマン4最強の敵』(87年)では、アネット・オトゥールの存在は消えちゃいましたからね!
 でも、グウェンの登場で、原作のコミックのファンは、喜んだでしょう!原作みたいに死んじゃうのかな??って、原作ファンは、ハラハラドキドキしながら観れたでしょう!
 今作は、映画版のファン向けっていうより、原作のマーベルコミックファン向けって感じですかね??あの感動的な『スパイダーマン2』の方が映画としては完成度が高いような気が…。自分は『スパイダーマン2』の方が、断然スキです。ドック・オクとの電車での戦いのシーン以降の展開は
 「これでもか!これでもか!感動しろ!感動しろ!」って展開でしたからね!
 
 あと原作者のスタン・リーと、サム・ライミ監督作の常連ブルース・キャンベルが出てますけど、セリフもあるのですぐにわかります!
 とにかく、この3作目で、ピーターとMJとハリーの3人の物語は終わったので、一応の完結編にはなってますけど、シリーズは本当にこれで終わっちゃうの??70点
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『アダム 神の使い悪魔の子』思わせぶり

2007-05-05 23:50:22 | サスペンス
アダム 神の使い悪魔の子
GODSEND(2004年カナダ、アメリカ)
 監督 ニック・ハム
 脚本 マーク・ボンバック
 出演 グレッグ・キニア、レベッカ・ローミン=ステイモス、ロバート・デ・ニーロ、キャメロン・ブライト

 ■ストーリー■
 生物教師のポールと妻のジェシーは、息子アダムと幸せに暮らしていた。しかし、アダムは8歳のある日、交通事故で死んでしまう。そんなときポールとジェシーの前に、天才科学者ウェルズがやってくる。クローン技術で、死んだアダムの細胞から、新しいアダムを作り上げることができることを話すのだった。夫のポールは反対したが、ジェシーの説得により、ウェルズ博士の提案を受け入れるのだが。
 
 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ロバート・デ・ニーロ出演の医学サスペンス映画。テーマは“クローン”です。
 原題は“GODSEND”。って言っても1979年のイギリス映画『死霊懐胎』とは全然関係ありませんから!(当たり前か!)
 
 今作も長いです!大したストーリーでもないのに、ランニングタイム104分は長すぎ!あと20分カットしても全然大丈夫!最近の映画は、ほとんどの映画が長すぎ!どの作品も少し長さを短くするように努めた方が良いです!今作も80分くらいだったら同じ内容でも、まだまだ面白く観れたかも。
 それに、思わせぶりな演出で、ノンビリしすぎ!ホラー映画なのに、ユルユル、ダラダラな展開はやめて!でも、最後の方に向かって、何か事件が起きるんだろうなぁ。と思って観てると…。

 「何も起きない!」

 本当に何も起きないです!アダムと仲の悪い少年が死にますけど、その事件も、ハッキリしないし。この事件必要無かったでしょ!こういう展開の映画なら!アダムが殺人狂みたいになっちゃう映画だったら、あういう事件が起きても良いですけど、事件らしい事件はそれだけなんですもんね。アダムより、ロバート・デ・ニーロの方が怖いです。デ・ニーロも今回はマトモな役と思ってたら、やはりというべきかマッドサイエンティスト役でした。
 あんまり盛り上がらない『死霊懐胎』の方が100倍面白いです!

 ホラー映画だと思って観たのも良くないんでしょうけど、いくらなんでも、この展開は酷すぎ!生まれてこのかた、ホラー映画を観たこと無い映画ファン向けって感じ!怖くもなければ、目新しいストーリーでもないです! 
 とりあえず、マジメに作ってるから、良いですけど、サスペンス映画としても、ストーリーが弱すぎかも。ホントにホラー映画初心者向き!

 それに、奥さんのレベッカ・ローミン=ステイモスってまだまだ若くて妊娠できるんだし、新しい子どもを作れば良いのに!クローンなんて怖くないのかな??20点
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『記憶の棘』生まれ変わり??

2007-05-02 08:02:40 | ドラマ
記憶の棘
BIRTH(2004年アメリカ)
 監督 ジョナサン・グレイザー
 脚本 ジョナサン・グレイザー、ジャン=クロード・カリエール、ミロ・アディカ
 出演 ニコール・キッドマン、キャメロン・ブライト、ローレン・バコール

 ■ストーリー■
 アナは、10年前に夫ショーンを心臓発作で亡くす。ある日、アナは、ジョセフにピロポーズされ、結婚しようとしていた矢先に、ある少年が訪ねてくる。その少年ショーンは、自分は夫ショーンの生まれ変わりだと言うのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ニコール・キッドマン主演のドラマ。でも、テーマは“生まれ変わり”です。まぁ、そういうテーマでも無ければ、自分は観ないです。
 生まれ変わり”がテーマの作品でメジャーな作品と言えば、フランク・デ・フェリッタの『オードリー・ローズ』(77年)や、そのものズバリのタイトルの『リーインカーネーション』(75年)がありました。

 突然、10歳の少年が現れて、10年前に死んだ夫の「生まれ変わり」だって、言われたら??みんな信じません!@KOBAだって信じません!それが普通の反応でしょ!
 「でも、死んだ夫しか知らないコトを知っていたら??」
 静かに静かに、ストーリーが進行していきます。クライマックスに向けて、あるコトが起こりますけど、そこをどう捉えるかで、この映画が、自分が良く観るジャンルの映画か、普通の映画か分かれるところですね!そのシーンとは、夫のショーンの恋人が出てきて、少年ショーンと話すシーンです。カバンから、手紙が!
 このシーンがあるおかげで、普段、オカルトチックな作品を観ていない映画ファンでもついて行けるようになってます。
 第一、“輪廻”っていう発想って、キリスト教的にあるんですか??“生まれ変わり”肯定映画だと、完全にオカルト映画になっちゃうんでしょうね!多分。
 
 当事者たちにとっては大変なことですけど、映画的には、まぁ、大した事件が起きるわけでもないので、どっちでも良いんですけどね!「生まれ変わり」でも「生まれ変わりでなく」てもね。
 でも、少年は、中盤で、夫ショーンの記憶が「フラッシュバックするんだ」みたいなことを言っていたので、全部の記憶が甦ってはいないとすると、やっぱり、どちらにでも取れる展開なんですよね!自分的には、やはり“生まれ変わり”だったっていう方が好きなんですけどね!

 どちらにでもとれるラストも良いですけど、ハッキリと答えを出してくれた方が良かったかも!「生まれ変わりでない」って展開だったら、まぁ、@KOBA敵にはマイナス15点ですけど。
 
 ところで、今作のDVDって“オリジナル・バージョン”って銘打たれてるんですけど、劇場公開版と違うんですか??エンディングのテーマ曲が違うとかのレベルなんですか??それとも、もっともっと違ってたり??
 
 なんだかんだ言ってますけど、でも、今作って、普通の映画ファンも、ジャンル映画ファンも楽しめる作品になっているのだけは確か!ランニングタイムが100分なのも良いです!実質本編が90分強ですもんね!エンターテイメント作品としては、最良の長さです。65点
記憶の棘 オリジナル・バージョン

ハピネット・ピクチャーズ

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コメント (2)
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