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『リプリーズ・ゲーム』リプリーの友人

2007-05-09 00:20:41 | イタリア映画
リプリーズ・ゲーム
RIPLEY'S GAME(2002年イタリア、アメリカ、イギリス)
 監督 リリアーナ・カヴァーニ
 脚本 チャールズ・マッケオン、リリアーナ・カヴァーニ
 原作 パトリシア・ハイスミス
 出演 ジョン・マルコビッチ、ダグレー・スコット、レイ・ウィンストン

 ■ストーリー■
 アメリカ人の犯罪者トム・リプリーは、ハープシコードの奏者の妻とイタリアに広大な屋敷に住んでいた。ある日、3年前に絵を売買する仕事でコンビを解消したリーブスが殺しの依頼にやってくる。リプリーは、その依頼を自分を侮辱した額縁職人のジョナサンを使うようリーブスにアドバイスするのだった。慢性白血病で余命幾ばくないジョナサンは10万ドルの報酬で、その殺しを引き受けるのだった。

 ■感想■
 パトリシア・ハイスミスのトム・リプリーシリーズ「アメリカの友人」の映画化。ヴィム・ヴェンダース監督の『アメリカの友人』(77年)のリメイクです。(と言っても、ヴィム・ヴェンダース版は未見なんです)
 本編に入る前の3年前の出来事を描くシーンから、迫力あります!今作の監督リリアーナ・カヴァーニの作品って、観たことないんですよね!『愛の嵐』(73年)、『ルー・サロメ善悪の彼岸』(77年)の監督でしょ!イタリア映画は好きですけど、自分が好きなイタリア映画は、マカロニウエスタンや、ホラー、マカロニコンバット物、マカロニポリスアクションや、動物パニック、マカロニ“マッドマックス2”、マカロニ“コナン”等々のジャンルですからね!

 だけど、そんな自分が観ないジャンルの作品ばっかり撮ってるリリアーナ・カヴァーニ監督の今作は、普通に面白い映画になってます!あんまりにも普通のサスペンス映画なんで、逆にビックリです。こんな面白くて、ジョン・マルコビッチ主演なのに、日本では劇場未公開のDVDスルーになっちゃいました。ジョン・マルコビッチ主演ってだけじゃインパクトが弱いんですかね??
 サスペンス映画としては、ごくごく普通のデキです。でも、ハリウッドの作品だったら、どうしようもない作品でも、けっこうすぐにDVDスルーで公開されるのに、外国映画だとやっぱりオクラ入りしそうになっちゃうんですよね!今作もDVDスルーではありますけど、公開されただけ良かったです!

 でも、今作の主人公トム・リプリーって、「殺しのプロじゃないから…」みたいな発言を何回もしてますけど、そう言いつつ何の良心の呵責もなく、やたらに殺しまくりです!「おいおい、殺しすぎ!」まぁ、どんなにヒドイことしても3日もすれば忘れちゃうようにしてるみたいですから!
 「殺しのプロ」って、『レイヤー・ケーキ』(04年)のセルビア人の殺し屋みたいな職業の人たちね!リプリーにも殺し屋にも関わりたくないですネ!

 今作の主人公のリプリーって、額縁職人のジョナサンを、罠にはめておいて、結局助けに行くんだから、ちょっと意味不明な人物です。
 あとリプリーにやっかいな仕事を持ってくるリーブスって、男性と寝てますけど、そんな細かい描写必要だったんですか??別に女性と寝てても良い様な気がしますけど。リプリーが最初の方で、リーブスとデキてるような発言をしてるんで、そういう設定なんでしょうけどね。TVシリーズでもないランニングタイム110分の作品で、その設定って必要無いような気がしまうけど、どうでしょう。65点
リプリーズ・ゲーム

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