『エクソシストビギニング』
EXORCIST THE BEGINNING(2004年アメリカ)
監督 レニー・ハーリン
脚本 ウィリアム・ウィッシャー
アレクシ・ホーリー
原案 カレブ・カー
原作 ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演 ステラン・スカルスガルド、イザベラ・スコルプコ
ジェームズ・ダーシ、レミー・スウィーニー
■ストーリー■
49年エジプトのカイロ、考古学者ランカスター・メリンのところに古美術商がやって来る。イギリス軍が演習中に東アフリカのベラーチで5世紀ころに建てられたキリスト教の教会が見つけたというのだ。そして、その教会の遺跡で彫像を探してきてくれというのだ。
5世紀前後にその土地にキリスト教が伝わったはずはないのにも関わらずなぜ教会があるのか?古美術商から依頼されたメリンはアフリカへと向かう。メリンは戦前神父だったが、戦争中のある事件をきっかけに信仰心を失い考古学者になっていた。
ケニヤで若い神父フランシスと合流しベラーチに行き、そこで美しい女医サラと出会う。またクリスチャンのジェームス、ジョセフという2人の少年に出会うのだった。調査を進めていくうちに、メリンはある歴史的事実を知る。
その土地に1500年前、巨大な悪の起源を探るための2人の神父に率いられた西方の軍隊がやってきた。しかし、この地を訪れたとき悪の力にとり憑かれた兵たちが血に飢えた獣と化し殺しあったのだ。1人生き残った神父からこの話を聞いた時の皇帝は悪の力を抑えるため教会を建て土の中に埋めたのだ。またこの土地には天を追われた天使ルシファーが地上に落ちてきた土地だという伝説があるのだ。
□■□本当にネタバレあり□■□
■感想■
ご存知、超有名なオカルト映画「エクソシスト」シリーズのエピソード1です。
『エクソシスト』(1973年)といえば、70年代に世界中にオカルト映画ブームを引き起こした作品でした。
1作目の『エクソシスト』でリーガンにとり憑いた悪魔は、少女にとり憑いて下品なこと言わせるだけで「なんかスゴ~ク、こじんまりとしてるなぁ・・・」って感じでしたけど、今作、エピソード1の悪魔はけっこうパワーがあります。
埋められた教会に入った考古学者のベシオンが遠くの病院にいるのに死んじゃったりとか『オーメン』の悪魔なみの強さです。ま、悪魔ですからね。
また、悪魔の力は今回は強大で、悪魔の仕業で、イギリス軍が乗り込んできて地元の住民を殺戮して大虐殺が行なわれたりしてます!
とにかくオカルト映画なのに、まるで戦争映画のように大虐殺シーンがあります。
『エクソシスト2』(1977年)で判明しましたけど、リーガンには,邪悪な力をを打ち負かす“大いなる聖なる力”があったんだから、下品なこと言わせるくらいが、悪魔も精一杯だったてことでしょう。
イギリス軍が地元の住民を殺したのは悪魔の仕業としても、メリンが神への信仰を捨てるきっかけになったであろう事件は悪魔は関係ないでしょ。
悪魔より怖いナチスドイツ!!!
そのナチスドイツの方がインパクトありすぎだなぁ。オカルト映画なのに、悪魔より怖いナチスドイツ!
オカルト映画というより、今作は、戦争で失ったメリン神父が信仰心を取戻すまでを描いたドラマって感じです!変わったオカルト映画です。それに悪魔話もからめて、エクソシズムも入れちゃいましたよ~。なんて欲張りなんだ。ある意味もう少しジャンクフードみたいなハリウッド作品想像してたんでビックリ!
当初、監督するはずだったポール・シュレーダーが降任して、時間の無い中レニー・ハーリンが急遽撮り直した作品にしては良く出来てます!ホント!
レニー・ハーリンも、ちゃんと映画撮れるじゃないですか!!
アクション映画以外も。しかも何も壊さずに!
レニー・ハーリンは好きに映画を撮らせないほうがいいのかな?でも、レニー・ハーリン監督は、やっぱりアクション映画が観たいですね!
で、今作なんですけど、特に面白いわけじゃないですけど、駄作ってわけでもないです。それにしても、ポール・シュレーダー監督版も観てみたいですね。
DVD化の時に特典ディスクで付けるなんてウワサもありましたが、日本では観れないようですね!残念!! いや~、コレを見たらまたまた『エクソシスト2』見たくなったんでオマケで 60点
EXORCIST THE BEGINNING(2004年アメリカ)
監督 レニー・ハーリン
脚本 ウィリアム・ウィッシャー
アレクシ・ホーリー
原案 カレブ・カー
原作 ウィリアム・ピーター・ブラッティ
出演 ステラン・スカルスガルド、イザベラ・スコルプコ
ジェームズ・ダーシ、レミー・スウィーニー
■ストーリー■
49年エジプトのカイロ、考古学者ランカスター・メリンのところに古美術商がやって来る。イギリス軍が演習中に東アフリカのベラーチで5世紀ころに建てられたキリスト教の教会が見つけたというのだ。そして、その教会の遺跡で彫像を探してきてくれというのだ。
5世紀前後にその土地にキリスト教が伝わったはずはないのにも関わらずなぜ教会があるのか?古美術商から依頼されたメリンはアフリカへと向かう。メリンは戦前神父だったが、戦争中のある事件をきっかけに信仰心を失い考古学者になっていた。
ケニヤで若い神父フランシスと合流しベラーチに行き、そこで美しい女医サラと出会う。またクリスチャンのジェームス、ジョセフという2人の少年に出会うのだった。調査を進めていくうちに、メリンはある歴史的事実を知る。
その土地に1500年前、巨大な悪の起源を探るための2人の神父に率いられた西方の軍隊がやってきた。しかし、この地を訪れたとき悪の力にとり憑かれた兵たちが血に飢えた獣と化し殺しあったのだ。1人生き残った神父からこの話を聞いた時の皇帝は悪の力を抑えるため教会を建て土の中に埋めたのだ。またこの土地には天を追われた天使ルシファーが地上に落ちてきた土地だという伝説があるのだ。
□■□本当にネタバレあり□■□
■感想■
ご存知、超有名なオカルト映画「エクソシスト」シリーズのエピソード1です。
『エクソシスト』(1973年)といえば、70年代に世界中にオカルト映画ブームを引き起こした作品でした。
1作目の『エクソシスト』でリーガンにとり憑いた悪魔は、少女にとり憑いて下品なこと言わせるだけで「なんかスゴ~ク、こじんまりとしてるなぁ・・・」って感じでしたけど、今作、エピソード1の悪魔はけっこうパワーがあります。
埋められた教会に入った考古学者のベシオンが遠くの病院にいるのに死んじゃったりとか『オーメン』の悪魔なみの強さです。ま、悪魔ですからね。
また、悪魔の力は今回は強大で、悪魔の仕業で、イギリス軍が乗り込んできて地元の住民を殺戮して大虐殺が行なわれたりしてます!
とにかくオカルト映画なのに、まるで戦争映画のように大虐殺シーンがあります。
『エクソシスト2』(1977年)で判明しましたけど、リーガンには,邪悪な力をを打ち負かす“大いなる聖なる力”があったんだから、下品なこと言わせるくらいが、悪魔も精一杯だったてことでしょう。
イギリス軍が地元の住民を殺したのは悪魔の仕業としても、メリンが神への信仰を捨てるきっかけになったであろう事件は悪魔は関係ないでしょ。
悪魔より怖いナチスドイツ!!!
そのナチスドイツの方がインパクトありすぎだなぁ。オカルト映画なのに、悪魔より怖いナチスドイツ!
オカルト映画というより、今作は、戦争で失ったメリン神父が信仰心を取戻すまでを描いたドラマって感じです!変わったオカルト映画です。それに悪魔話もからめて、エクソシズムも入れちゃいましたよ~。なんて欲張りなんだ。ある意味もう少しジャンクフードみたいなハリウッド作品想像してたんでビックリ!
当初、監督するはずだったポール・シュレーダーが降任して、時間の無い中レニー・ハーリンが急遽撮り直した作品にしては良く出来てます!ホント!
レニー・ハーリンも、ちゃんと映画撮れるじゃないですか!!
アクション映画以外も。しかも何も壊さずに!
レニー・ハーリンは好きに映画を撮らせないほうがいいのかな?でも、レニー・ハーリン監督は、やっぱりアクション映画が観たいですね!
で、今作なんですけど、特に面白いわけじゃないですけど、駄作ってわけでもないです。それにしても、ポール・シュレーダー監督版も観てみたいですね。
DVD化の時に特典ディスクで付けるなんてウワサもありましたが、日本では観れないようですね!残念!! いや~、コレを見たらまたまた『エクソシスト2』見たくなったんでオマケで 60点
エクソシスト ビギニング [DVD] | |
ステラン・スカルスゲールド,ジェームズ・ダーシー,イザベラ・スコルプコ | |
日活 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます