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『ヴェネツィア・コード』何のコード?

2006-11-05 00:25:28 | サスペンス
ヴェネツィア・コード
TEMPESTA(2004年ルクセンブルグ、オランダ、スペイン、イギリス、イタリア、アメリカ)
 監督 ティム・ディスニー
 出演 スコット・ウィリアムス、ナタリア・ベルベク、ルトガー・ハウワー、マルカム・マクダウェル

 ■ストーリー■
 アメリカ人の美術鑑定人パトリック・ドノヴァンは、ジョルジョーネ作の「テンペスタ」を鑑定するため、ヴェニスのアカデミア美術館にやってきた。だが、強盗に絵を盗まれてしまう。鑑定前に盗まれたことから、パトリックは「テンペスタ」の絵がニセモノだったのでは??と疑うのだった。

 ■感想■
 珍しいルクセンブルグ、オランダ、スペイン、イギリス、イタリア、アメリカ合作映画です。製作で色んな国が関わることが多いですから、最近は3ヶ国合作の映画なんて、普通なんですけど6ヶ国合作となると、ちょっとビックリかも。
 原題は、作品のモチーフになっている“絵”のタイトル“TMPESTA”。日本題は、大ヒットしたロン・ハワード監督の『ダ・ヴィンチ・コード』(06年)にあやかって、『ヴェネツィア・コード』って。

 う、う、つい見ちゃいました。「だから、何???」って感じでした。なんで、この作品を見たのかって言うと、もちろん、「面白いかも??」とか思ったからなんですけど、実は製作国の1国にイタリアがあったんですよね。かつての映画大国イタリアには甘いので、期待して見ちゃいました。
 
 全然、ダメでした!日本の2時間サスペンスなみのサスペンスでした。少なくとも、20年前の日本の2時間サスペンスの方が面白いのは確か!
 ラストの展開のみ、ちょっとオドロキでしたけど、そのラスト以外には、特に見るべきところも無いですかね??ルトガー・ハウワー、マルカム・マクダウェルの2名の俳優が出てますけど、ただ、出演してるだけって感じだし。(まぁ、それは観る前から、ある程度、覚悟してたんですけど
 「絵の贋作」ネタのみでランニングタイム98分を引っ張るのは、少し厳しいです!殺人事件も起きますけど、盛り上がらないです!あと15分くらい短くてもOKです。

 イヤぁ、こんな作品まで、リリースされちゃうのって、ある意味、すごいコトかも。ホラー映画でもSF&ファンタジー映画でもない、何の特色もない普通のサスペンス映画なのに!
 こんなサスペンス映画をリリースするなら、ホントに、古い面白い映画をリリースして欲しいです。でも、古い映画だと、レンタルビデオ屋さんが置いてくれないのかなぁ??(まぁ、選択肢として、こういう作品が見れること自体は、良いコトなんですけど)
 
 ダン・カーテイス監督のTVシリーズの映画化で、『血の唇』(70年)の続編“NIGHT OF DARK SHADOWS”(71年)(ディレクターズカット版の129分版で、『血の唇』とカップリングでDVD化して!)
とか、同じく、ダン・カーティス監督のTVムービー『影なき恐怖』(a.k.a.『殺人ドッグ姿なき連続襲撃の謎』←このタイトルはダメ!ネタばれしてるでしょ!原題だって“SCREAM OF THE WOLF”になってるのに!狼男ネタの映画なのに!)(74年)(あ、TV放映版の日本語吹替えをつけてネ)とか、『吸血鬼ブラキュラ』(72年)(この作品も吹き替えつけて!でもTV音源残って無いかな??)とか、TVシリーズ「追跡者ハリーO」のパイロット版『追跡者』(74年)(これも吹き替えつけてネ)とかとか、昔の作品をDVD化して欲しいです!

 あれれ、またまた、全然関係ない違う作品をDVD化して!って記事になってる!なんだかんだ言っても期待しないで見るには、それなりですか??大したストーリーもなくて、混乱しないし。20点

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