『ダウト』
SLOW BURN(2005年アメリカ)
監督 ウェイン・ビーチ
脚本 ウェイン・ビーチ
出演 レイ・リオッタ、LL・クール・J、メキー・ファイファー
ジョリーン・ブラロック
■ストーリー■
元警官で夜学で勉強し地方検事になったフォード・コールは市長選に出馬することになっていた。インタヴュー中に、検察官ノラ・ティマーが警察に保護された情報がはいってくる。ノラは州1番の検察官でギャングからみの犯罪検挙率が3倍にしたほどの腕前の検察官だった。ノラが味方につけば街の浄化を公約にうたって市長選を戦うことができると思っていたのだ。
ノラはハイウエイに飛び出してきたところを保護されたのだが、彼女の話によると、レイプされそうになったためストーカーの男性アイザックを正当防衛で殺したというのだ。しかし、その後、アイザックの友人のルーサーという男が警察にやって来て、事件は殺人だと言うのだった。
■感想■
レイ・リオッタ主演のサスペンス。
ドンデン返し系のサスペンス映画で、日本題も「ダウト」になってます。今回は観る前にドンデン返し系の作品と分かっていたんで、「二転三転するストーリーにだまされないぞ!」と思ってましたけどだまされました!まぁ、本当は「だまされた」というより、ストーリーが複雑すぎて、分かるはずが無いです!
こういう作品はもっともっと単純なストーリーだと
「だまされた!」
って思うんですけど、ここまで登場人物が多くて二転三転すると、かえって「ストーリーについていくのがやっと」になっちゃいます。
登場人物が本当に多すぎ!覚える間もなくドンドンストーリーが進んでいくので、ついていくのがやっと!正体不明のギャングのボス、ダニー・ルーデンとか名前だけ出てくる人もいるし。冒頭のレイプ事件以外にも、ギャングの組織もダニー・ルーデンの組織と「オーメン」っていう組織が出てくるし。そこへ、土地の都市開発をからめた陰謀や、人種問題をからめて、ストーリーもそれなりに複雑!そこへもってきて「羅生門」よろしく同じ事件を、ノラとルーサー2人が違う証言をするんですからね。
でも、こういう作品は好きなんで、良いですけど。ランニングタイムが93分っていうのも、こういうエンターテイメント作品にピッタリの長さでちょうど良い感じです!
レイ・リオッタが主演なんで、ケータイ電話の留守電を聞いたときには、レイ・リオッタが黒幕だ!って思ったんですけど、甘かったです。ちなみにその疑いはすぐに晴れるんですけどね!これ以上書くと“ネタバレ”になっちゃうんで詳しく書けないですけど、こういうダマシ映画が好きな映画ファンは必見です!
悪役でもなんでもこなすレイ・リオッタなんで、ついうっかり疑っちゃいました。ここは、レイ・リオッタと一緒になって事件の深みにはまっていくしかないですね!
でも、勘の良い人には、少なくとも1人だけは黒幕系か分かっちゃいますけど、それは作ってる方も分かって作っているんでしょうね。
『ホワイトハウスの陰謀』(97年)、『アートオブウォー』(00年)の脚本家のウェイン・ビーチが脚本、監督した本作ですけど、だまされて楽しかったです!少なくとも『プレステージ』(06年)よりは「だまされた!」って感じで楽しかったです。
これからも要チェックの監督さんですね!今後も、この路線で進んで行って欲しいです!でも同じようなオチは通用しないんで、次の作品では趣向を変えてサスペンス映画を撮って欲しいですね!75点
SLOW BURN(2005年アメリカ)
監督 ウェイン・ビーチ
脚本 ウェイン・ビーチ
出演 レイ・リオッタ、LL・クール・J、メキー・ファイファー
ジョリーン・ブラロック
■ストーリー■
元警官で夜学で勉強し地方検事になったフォード・コールは市長選に出馬することになっていた。インタヴュー中に、検察官ノラ・ティマーが警察に保護された情報がはいってくる。ノラは州1番の検察官でギャングからみの犯罪検挙率が3倍にしたほどの腕前の検察官だった。ノラが味方につけば街の浄化を公約にうたって市長選を戦うことができると思っていたのだ。
ノラはハイウエイに飛び出してきたところを保護されたのだが、彼女の話によると、レイプされそうになったためストーカーの男性アイザックを正当防衛で殺したというのだ。しかし、その後、アイザックの友人のルーサーという男が警察にやって来て、事件は殺人だと言うのだった。
■感想■
レイ・リオッタ主演のサスペンス。
ドンデン返し系のサスペンス映画で、日本題も「ダウト」になってます。今回は観る前にドンデン返し系の作品と分かっていたんで、「二転三転するストーリーにだまされないぞ!」と思ってましたけどだまされました!まぁ、本当は「だまされた」というより、ストーリーが複雑すぎて、分かるはずが無いです!
こういう作品はもっともっと単純なストーリーだと
「だまされた!」
って思うんですけど、ここまで登場人物が多くて二転三転すると、かえって「ストーリーについていくのがやっと」になっちゃいます。
登場人物が本当に多すぎ!覚える間もなくドンドンストーリーが進んでいくので、ついていくのがやっと!正体不明のギャングのボス、ダニー・ルーデンとか名前だけ出てくる人もいるし。冒頭のレイプ事件以外にも、ギャングの組織もダニー・ルーデンの組織と「オーメン」っていう組織が出てくるし。そこへ、土地の都市開発をからめた陰謀や、人種問題をからめて、ストーリーもそれなりに複雑!そこへもってきて「羅生門」よろしく同じ事件を、ノラとルーサー2人が違う証言をするんですからね。
でも、こういう作品は好きなんで、良いですけど。ランニングタイムが93分っていうのも、こういうエンターテイメント作品にピッタリの長さでちょうど良い感じです!
レイ・リオッタが主演なんで、ケータイ電話の留守電を聞いたときには、レイ・リオッタが黒幕だ!って思ったんですけど、甘かったです。ちなみにその疑いはすぐに晴れるんですけどね!これ以上書くと“ネタバレ”になっちゃうんで詳しく書けないですけど、こういうダマシ映画が好きな映画ファンは必見です!
悪役でもなんでもこなすレイ・リオッタなんで、ついうっかり疑っちゃいました。ここは、レイ・リオッタと一緒になって事件の深みにはまっていくしかないですね!
でも、勘の良い人には、少なくとも1人だけは黒幕系か分かっちゃいますけど、それは作ってる方も分かって作っているんでしょうね。
『ホワイトハウスの陰謀』(97年)、『アートオブウォー』(00年)の脚本家のウェイン・ビーチが脚本、監督した本作ですけど、だまされて楽しかったです!少なくとも『プレステージ』(06年)よりは「だまされた!」って感じで楽しかったです。
これからも要チェックの監督さんですね!今後も、この路線で進んで行って欲しいです!でも同じようなオチは通用しないんで、次の作品では趣向を変えてサスペンス映画を撮って欲しいですね!75点
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こういうドンデン返し映画ってやっぱり好きです。
頭から煙をプスプス上げながら観てました(笑)。
黒人なのに白人社会で成功している…とか、人種に対する微妙なニュアンスって日本人には少々分かりづらいんですよね。
でもでも、かなり面白かったです。
ともやの2007年ベスト10に入るくらいワクワクさせられましたわん。
なんでもかんでも詰め込みながら
ちゃんとストーリーをつなげて
だましてくれる!
この映画、かなり面白いですよね!