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『新・刑事コロンボ』殺意のナイトクラブ

2007-01-10 08:27:43 | 外国テレビシリーズ
 年末年始のTV番組の最大の楽しみといえば、夜を徹して放映される日本語吹替えの映画劇場!でも、今年も昨年にもまして少ない!少ない!少ない!
 みんなが衛星放送が、入ってるわけじゃないんだから!ビデオレンタルだって行かない人が大勢いるんだから!
 せめて、普段、映画を放映していないチャンネルは、映画を放映して!(TV東京さん以外ですよ!)

 でも、年末年始も日本語吹替えで映画を放送頑張ってるのは、TV東京だけ!
 日本テレビは、昨年も放送してましたけど今年も「刑事コロンボ」を放送しました。正確には、「新・刑事コロンボ」ですね。でも、今年は最新作の「殺意のナイトクラブ」1本のみ。それも字幕スーパー放送。もう「刑事コロンボ」でさえ、字幕スーパーなのね。
 吹替え版が存在してるにも関わらず、字幕スーパー版を放映するなんてっ!!!なんか、TVの映画劇場もさみしいですね!(ちなみに、今作のコロンボの声は銀河万丈さんです)

殺意のナイトクラブ
COLUNBO LIKES THE NIGHTLIFE(2003年アメリカ)
 監督 ジェフリー・ライナー
 脚本 マイケル・アレイモ
 出演 ピーター・フォーク、マシュー・リス、ジェニファー・スカイ

 ■ストーリー■
 ナイトクラブ“釣り餌(ベイト)”の経営者ジャスティンは、友人のトニーに出資してもらうが、トニーの前妻ヴァネッサとつきあっていた。ヴァネッサの家で偶然そのことを知ったトニーとヴェネッサが口論になり、突き飛ばしたはずみでトニーが頭を打って死んでしまうのだった。ジャスティンは、出資してもらう時間の38時間後まで死体を隠すことにするのだった。しかし、その一部始終を目撃している男が彼らの前に現れるのだった。

 ■感想■
 刑事コロンボも、こんな事件を扱うようになっちゃいましたね。単なるはずみの事故の偽装と、計画性の薄い殺人事件ですからね。そんなこと言っても、「刑事コロンボ」の新シリーズ(旧45エピソードの後のシリーズってことです。「新・刑事コロンボ」ってことです。)は、オリジナルの脚本、原案作品でなくエド・マクベインの原作を使うくらいだから、今作は、雰囲気が違うもののオリジナルな作品って意味では、まだまだ刑事コロンボ的ですかね??
 でも、オープニングのタイトルやクレジットの出方、音楽など、ピーター・フォークがコロンボを演じてる以外、全然「刑事コロンボ」じゃないみたいです。
 ホントに、単なるごくごく普通のミステリー物のTVムービーに“ピーター・フォークの刑事コロンボ”が絡んでくるだけみたいな感は、どうしても否めないですけどね!
 今だったら、普通の感覚で見れますけど、20年くらい前に観たら忘れ去られそうな作品です。昔の、アメリカのミステリー物のTVムービーは面白かったのにね~。でも、最近の作品としては、及第点ですかね。これくらいの作品でも、吹替えで見たら、もっともっと面白く感じることができたかも??ただでさえ違和感があるエピソードなのに、字幕スーパーが、違和感に輪をかけてます!

 今のところの「新・刑事コロンボ」の最終エピソードですけど、これで最後かと思うと寂しい限り。寂しいから最後なの??とも思うんですけどね!また、新しいコロンボが見れることを祈ってますよ!
 あと、コロンボの旧シリーズ、新シリーズとも、もっともっとTVで放映して!ゴールデンタイムとは言いませんから!深夜でいいですから!
 それとも、他局の2時間サスペンスを放映してる時間の裏番組で放映しちゃえば良いのに!他局の2時間サスペンスの製作者たちも「刑事コロンボ」がやってるからって、もっと面白いサスペンスを作るようになるかも??

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