『バッド・ヘアー』
BAD HAIR(2020年アメリカ)
監督:ジャスティン・シミエン
脚本:ジャスティン・シミエン
出演:エル・ロレイン
シェイ・フェイロー
リナ・ウェイス
ケリー・ローランド
ラヴァーン・コックス
ヴァネッサ・ウィリアムズ
■ストーリー■
1989年、TV局RMVで働くアナは、新番組でアフリカ系アメリカ人の音楽で視聴者参加のカウントダウン番組を提案する。その企画に興味を持った上司ゾラから、髪を直すよう言われ、紹介されたヘアサロン”ヴァージーズ”で特別な人毛で出来たエクステを埋め込むことに、、。
その晩痛みに耐えながら、アナは昔話の「コケ頭の少女」の物語を読むのだった。それは、奴隷のアフリカ系アメリカ人少女が森で黒いコケに覆われた木を見つけ、コケを頭に付けたところ、彼女の髪が白人を襲うという物語だった。
TV局の会議で痛みのあまりうまく対処できなかったアナだが、番組の企画はスタートするのだった。
そんなとき、大家のタネンがアナの部屋にやってきて、アナを襲うとするがアナの髪が伸びタネンを襲い殺してしまうのだった、、、。
■感想■
不気味なエクステをつけた女性が起こす事件を描いたホラー映画。
動画配信サービスのアメリカHuluが製作した作品です。
ランニングタイム102分と少し長めで、、、。
エクステが大家のタネンを襲う、最初の事件らしい出来事が起きるまで映画が始まってから48分!!
ここまでの丁寧な描写、、。
監督&脚本のジャスティン・シミエンが描きたかったのはコッチのドラマ部分なのかな??と思っちゃいます。
ホラー映画にすれば、ホラー映画ファンも観るし、、。
1989年を時代設定しているのは何なんでしょう?
この頃は、アフリカ系アメリカ人の社会進出が今よりも厳しかったから、設定したっていうことなんでしょうか??なおかつヒロインが女性ということもあるのでしょうか??
もう1つ、今作のテーマである音楽!
アフリカ系アメリカ人の音楽を、白人が支配するメディアの世界で商品化してヒットをたくらむグラントの存在でも明らかですが、時代的にちょうどそういう時代だったんでしょうか??
自分は、洋楽も邦楽も音楽関係全然分からないので、、、理解度が超低いので、、、。
自分は面白く感じれなかったですが、、、
洋楽が好きな映画ファンが観たら面白く感じられるかも??
延々と、TV業界のヒロインのアナの仕事のシーンとか描いてますもんね。ホラー映画っていうより、普通のドラマって感じですからね、、。TVの音楽番組の会議のシーンとか特に、、。
純粋なホラー映画として作る気はなかったんでしょうねー。でも後半とかはけっこうホラー映画っぽくなっちゃうんですが、、。
ヒロインが、このエクステから解放される方法は、すごーくあっけない。
ホラー映画としては、かなりバランスが悪い感じです。
1989年でなく、今でも、アフリカ系アメリカ人の社会的立場は、かなり厳しいんでしょうね。
こういう作品を観て、少し考えてね、。ってコトなんでしょうね。
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