『シックスティーン』
SWEET LITTLE SIXTEEN(1999年ドイツ)
監督 ベーター・バツァーク
脚本 ダヴィッド・ギルマン
出演 コスマ・シヴァ・ハーゲン
ハイッコ・ドイッチェマン
■ストーリー■
16歳の少女カレンがレイプされ殺され放置される事件が発生する。カレンが殺された晩に遊んでいたソフィーは1人で早くに父親トーマスに迎えに来てもらい帰っていた。
警察はカレンが何かを知っているのではないかと情報を得るためと身辺警護のため担当刑事のマイクを派遣するのだった。事件の第1容疑者として性犯罪歴のあるDJサテラーを捜査するが反撃に遭いマイクは、サテラーを撃ち殺してしまうのだった。
マイクは、なおも事件の捜査を続けるが、容疑者としてトーマスがあがるのだった。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
1999年のドイツ製のサスペンス映画。
ドイツ製のスリラー映画は、あんまり観ることは無いんですけど、イタリア映画やフランス映画、スペイン映画ばかりヒイキして観るのもどうかと思い鑑賞しました。
サスペンス映画として観ると、1970年代の作品なの??って思うくらい単純なストーリーですけど、どうにかこうにか楽しめる作品になってます。
ランニングタイムが95分なんですけど、少し長いです!!
中盤から後半にかけて犯人が分かってからの展開が、B級、C級作品のノリそのまんまでダルダルなんですから!!
1990年代後半に、こんなありきありな展開のクライマックスの映画を撮るなんて!!
登場人物が少ないので、怪しい容疑者がいないのが今作の難点ですね!!
だって父親が犯人だったらベタすぎですし、あとはソフィーの母親と刑事マイク、マイクの上司、情報を聞き出したオカマの美容師くらいしか事件に絡まないんですから!!
それにしても、ドイツの刑事は1人単独で捜査するんですか??だから、事件が起きてしまうのでは…??
自分は、今作も観ててすぐに犯人がわかっちゃいました!
「自分の夫が、娘の友達とつきあっていると勘違いした母親が嫉妬して殺したんだ!」
って、始まってすぐに分かっちゃいました!!
でも、母親が犯人のわけ無かったです!被害者がレイプされてました…。
あ~、勘違い!勘違い!
そうしたら、犯人はもう1人しかいないですよね。登場人物をもう1人増やしてミステリー映画として最後まで進んでくれたら良かったのに。途中から良くありがちなハリウッド製サスペンスアクション風の展開になってガッカリ!!
とにかく、裸の女性が踊っているようなところに16歳の少女を連れ出す刑事なんて、絶対に怪しい!!
最後の字幕の出方がテロップなんで、今作はTVムービーなんでしょうか??
TVムービーだとしたら、けっこう面白い方ですかね??少なくとも、日本の1990年代後半のサスペンス劇場の作品よりは面白いですね!!
でも、今作がTVムービーだとしたら、裸(上半身ですけど)はOKなんですかね??けっこうオッパイぽろりでしたよ!!
昔は日本のTVドラマでも、裸はOKだったのに、いつのまにか、お茶の間に映さなくなっちゃいましたもんね!
つまらない自主規制なんでしょうか??女性の裸くらいTVで映しても自分的には全然OKです!!
逆に隠そう!隠そう!ってする方がオカシイ気もしちゃいますけど。
もう裸でも、首チョンパでもTVでドンドン放映しちゃっても良いのに。番組を選ぶのは視聴者なんだから。
とにかく後半は、ありきたりな展開のサスペンス映画になっちゃっいました!! 40点