『エージェント・オブ・ウォー』
WAR,INC.(2008年アメリカ)
監督 ジョシュア・セフテル
脚本 マーク・ライナー
ジェレミー・ピクサー
ジョン・キューザック
出演 ジョン・キューザック
マリサ・トメイ
ベン・キングズレー
ヒラリー・ダフ
ダン・エイクロイド
■ストーリー■
21世紀、企業が国にとって代わり歴史を作るようになっていた。元副大統領に雇われる殺し屋ハウザーは新しい指令を受けるのだった。最近、アメリカの力で民主化された中東のトラキスタンでパイプラインをひき石油の利権を得ようとしている企業ウジのCEOオマー・シャリフの暗殺だった。アメリカの企業タメレーン社の見本市の役員として潜入したハウザーは、トラキスタンで行われる人気の歌姫ヨニカの結婚式に乗じて暗殺を実行しようとするのだった。
■感想■
ジョン・キューザックが殺し屋を演じたコメディ系アクション映画。
ジョン・キューザックが元CIAの殺し屋を演じた1997年の傑作コメディアクション『ポイント・ブランク』があったので、同じような雰囲気の作品と思って観たのですが…。
「うわぁ~、ヒ、ヒ、ヒドイ!!」
とにかく観終わった感想はこれでした。
冒頭のカナダでの殺人シーンなんかは好調だったんですけど、そのあとから始まる映画の本筋になってくると、もうダラダラ、ユルユル!!
ランニングタイム107分も長すぎ!長すぎ!長すぎ!あと20分くらい短くても良かったのに!! クライマックスの方のラスト15分くらいになって、始めて盛り上がってきますけど、遅すぎです!!
ラストはブラックでけっこう楽しめましたけど、そこまでの展開が普通だったので、あのラストのミサイルのシーンは余計だったかも??
余りの展開に、画面を観ながら呆然としちゃいました。 どうせ、ここまでやるなら、前半、中盤の展開も、もうちょっとハチャメチャでも良かったのに。
主人公のジョン・キューザックが殺しを止めちゃうのも、いまいち意味不明ですし、ストーリーがいきあたりばったりの連続って印象しか受けなかったです!
ジョン・キューザック好きになっちゃうマリサ・トメイとの関係もやたら軽いし。恋愛映画じゃ無いから、丁寧に描くコトは無いですけど、なんかいつのまにか、映画のヒロインになっちゃってるって感じです。
「なぜ??」
ランニングタイム107分もあるのに、大事なシーンがなくて、大して面白くないシーンが延々と描かれていたりして…。
せっかく、ジョン・キューザック、ベン・キングズレー、ダン・エイクロイド、マリサ・トメイ、ヒラリー・ダフと、超、超、超、超、超豪華な出演者なのに、この内容ではもったいなさすぎ!!
単純なアクションコメディで無く、風刺の効いた作品にしたかったんでしょうけど、それが映画的に見ると全然面白くない!
風刺を効かせた作品で、なおかつエンターテイメント作品にするのは難しいですかね??
面白くなりそうな題材なのに、エンターテイメントに出来なかったのが最大の難点ですかね?? 0点
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