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『ワールド・オブ・ライズ』ディカプリオの報酬

2009-05-05 10:36:39 | アクション

ワールド・オブ・ライズ
BODY OF LISE(2008年アメリカ)
 監督          リドリー・スコット
 脚本          ウィリアム・モナハン
 原作          デイビッド・イグネイシアス
 出演          レオナルド・ディカブリオ
              ラッセル・クロウ
              マーク・ストロング
              ゴルシフテ・ファラハニ
              オスカー・アイザック

 ■ストーリー■
 中東で活躍するCIAのエージェント、フェリスは危険と背中合わせの状況の中で任務を遂行していた。一方、フェリスの上司ホフマンはアメリカ本国で安全な場所から指示を送るだけだった。2人は世界を騒がしている爆弾テロの首謀者アル・サリームを追っていた。CIAのメンツや自分の立場しか考えないホフマンの命令のもとフェリスはヨルダンへ向かうのだった。

 ■感想■
 デイビッド・イグネイシアス「ワールド・オブ・ライズ」(小学館文庫)の映画化。
 主演はレオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ。
 監督はリドリー・スコット。

 予告でも重要なキーワードになっていたのが“嘘”
 チラシにも堂々と載っていた謳い文句“どっちの嘘が、世界を救うのか。”
 原題が“BODY OF LIES”なんでよっぽど、“嘘”が大事なポイントになるんだな…。
 
 と、思って観てたんですけど、「嘘」なんかあんまり出てこない、ごくごく普通のスパイ物でした。
 エスピオナージュ物として、アメリカ映画としては面白い方の作品ですけど、こういう作品はスパイ物が本場の国、イギリスに任せて欲しいですね。
 でも、イギリス映画だったら、アクションシーンは1/100だし、後味も悪い作品になっちゃうんでしょうね。
 あ、でも、ハデハデなアクションシーン満載の「007」シリーズ」イギリス映画でしたね。

 ところで、スパイ系の作品として、今作はどこに「嘘」があるのかが微妙な感じでした。諜報活動ですから、当然、各国の組織と「だまし」「だまされ」のやりとりがあるんでしょうけど、そういう緊張感のある「だまし」が、全体的に薄い印象しか受けないです。
 
 原作は未読なんで、良く分からないですけど、原作自体、そういう作品なんでしょうかね??

 ストーリー的には、CIAの本部はバカで、ヨルダン情報部は仕事をしているって印象しか受けないです。CIAはハイテクも使用してますけど、テロリストに翻弄されっぱなしで良いとこなしです。
 現場の人間は頑張っているのに、指示を出す人間がバカって感じで、アメリカ映画なのに、そういう印象を与えるような感じで面白かったですね。
 企業もそうですけど、大きい組織はダメなんでしょうかね??
 
 ディカプリオの「中東を好きになっていないところがCIAのダメなところ」みたいなセリフがあるんですけど、けっこうそういうセリフも、作品全体の印象を引き締めてます。
 
 まぁ、スパイ物として良くありがちなストーリーの作品ですけど、アクション映画としては、最近の作品としてはそれなりに面白いです。
 アクションシーンもハデだし、かなり見応えあり!の作品になってます。
 リメイクでなく、こういうオリジナル作品である程度面白い作品を見せてくれると、やっぱりウレシクなっちゃいます。 60点

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こういうノベライズみたいな表紙はやめて欲しいですけど、しょうが無いですかね??

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コメント (1)
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