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『幽霊刑事』傑作オカルトハードボイルド!

2006-05-01 00:55:39 | 香港映画
幽霊刑事』7號差館 NIGHTMARES IN PRECINCT 7(01年香港)
 監督 ハーマン・ヤオ
 出演 アンディ・ホイ、ロレッタ・リー、ルイ・ユーヨン、ラム・シュー

 ■ストーリー■
 香港島重犯罪課のフォン刑事は部下とともに犯人を追い銃撃戦になり、部下を2名失い、自らも頭を撃たれ昏睡状態に陥ってしまう。2年間の昏睡状態から目覚めると幽霊が見えるようになっていた。看護士連続強姦殺人事件を捜査することになるのだった。
 昨年から連続して起こっているこの事件は、民間人が山林での死体を発見したことになっているが、実は死んだ被害者自らが警察署に被害届けを出しに来たのだ。そして、被害届けを受けた警官は2名とも死んでいた。3人目に被害届を受けたのは、フォンの部下ジャックだった。
 
 ■感想■
 幽霊が見えるようになってしまった刑事が事件を解決するオカルトアクションムービーです。
 監督は『インファナル・デイズ逆転人生』(91年)、『恋のQピッド』(01年)のハーマン・ヤオ。
 でもハーマン・ヤオ監督が有名になったのは93年の『八仙飯店之人肉饅頭』でしょう。『八仙飯店之人肉饅頭』も今見たら普通の犯罪物ですかネ?
 
 ロレッタ・リーが看護士のオスカー役で出演してました!しばらくぶりに見ました!相変わらずキレイでした。80年代から90年代くらいまでは、ロレッタ・リーの出演作もけっこう公開してたんですけどネ。

 霊がみえることによって、事件を解決する!って、今作の製作年度は01年だから、ウィルソン・イップ監督、ニコラス・ツェー、スティーブン・フォン主演の幽霊とコンビを組む刑事アクションムービー『トランサー霊幻警察』と同じ製作年度でした!
 当時は、幽霊物のアクションムービーがブームだったんですかネ!『トランサー霊幻警察』は、香港アクションムービーとして、超エンターテイメントでした。
でも今作は、オカルトチックなテーマな作品ですけど、内容は、マジメな刑事物です!

 マジメどころか、かなり暗めのストーリー物です!最初の武装犯を追いつめるシーンからして、フォンの部下の刑事の1人、頭を撃たれてます!壮絶な銃撃戦のシーンです。
 そんな描写からして、ハードなストーリーを想像しなければいけなかったんですけどネ!
 設定からして暗い!2年間の昏睡状態から目覚めたら、母親は死んで、恋人も去っていって、良いこと無し状態の主人公です。
 この設定って、『トランサー霊幻警察』系っていうより、スティーブン・キング原作、クロネンバーグ監督の『デッドゾーン』(83年)系なのかな??
 まぁ、でも、恋人は去っていきましたけど、代わりに看護士のオスカーと知り合うんですけどネ。いかにも映画的な出会いですけど、映画だからいいでしょ!ハリウッドだってこういう展開、普通にアリですからネ。

 でも、刑事に復帰してからの最初の事件が、看護士連続誘拐強姦殺人事件だなんて!
思わず「イヤ~な予感が!!
 エンターテイメント作品でも、何が起こるかわからない香港映画ですからネ。
 これが、ハリウッドメジャーの作品だったら、2人がくっついてハッピーエンディングで終わり!って想像できるんですけどネ。

 幽霊が見えるようになっても、ほとんど幽霊の協力を得ないんですもんネ!まぁ、被害者の家に行ったりして、それなりに幽霊が見える能力使ってますけどネ。 
 幽霊が見える能力をバンバン使わないところも、好感が持てます!
 『トランサー霊幻警察』では、もう幽霊とかが作品のテーマそのものになってましたけど、今作は霊は、あくまでもストーリーのアクセント+アルファって感じですかネ!
 でも、殺された被害者が幽霊になって、警察に被害届けを出しに来るっていう“呪われた事件”の設定が、中途半端になっちゃうのが、ちょっと残念ですけどネ。

 病院での誰が幽霊かわからなくて、病人に挨拶しないで、幽霊に挨拶しちゃうシーンとかは、おかしかったです!

 はっきり言って「超面白いです!」続篇とか作って欲しいくらい面白いです!
 でも、今作のDVDって、広東語だけで、日本語吹替えついてないんですよネ!日本語吹替えついてたら、即DVD買っちゃうのに!!!
 そう、DVD買っちゃおうかな??って思わずなるくらい面白かったです!やっぱり、香港映画、あなどれません!犯人当ての要素は低いですけど、ちなみに自分は犯人わかりませんでした。あと、あのインパクトの強い最後もさすが香港映画です!さすが香港映画!70年代の映画もビックリの突き放し!75点
幽霊刑事

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