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『パニック・ゾーン 制御不能』ストーリーがパニック!

2013-03-09 09:08:29 | サスペンス

パニック・ゾーン 制御不能
AIRBORNE(2012年イギリス)
 監督          ドミニク・バーンズ
 脚本          ポール・クロネル
 出演          クレイグ・コンウェイ
              マーク・ハミル
              サイモン・フィリップス
              ジェマ・アトキンソン
              セバスチャン・ストリート

 ■ストーリー■
 嵐が近づき欠航する便が多い中、旅客機686便がニューヨークを目指し空港を飛び立った。しばらくして乗客の1人がいなくなったことに隣の客が気づくのだった。また、乗客の1人が686便がニューヨークとは違う方向に飛んでいることに気づくのだった。また、トイレでHをしているであろうカップルも消えて・・・。
 
 ■感想■
 嵐が近づく中で飛び立った旅客機の中で起きる行方不明者が発生する事件を描くミステリー!
 と、思わせておいて、その他にも事件が発生!
 ニューヨークを目指しているはずの旅客機はなぜか違う目的地に!
 ハイジャックされ、テロの可能性があるため撃墜命令が出るなど、緊迫した展開に!

 でも、でも、、事件の顛末は、とてつもない展開に!!

 ミステリーでも、サスペンスでもなく、なんと、なんと!!

 こんなに内容を盛り込んで、ランニングタイム78分って、どういうこと??
 かつて、地上波であった90分枠の映画劇場で放映しても実質、本編5分くらいのカットですんでしまう長さ!TBSの金曜23:30ころからの「金曜ロードショー」とかなら、本編ノーカットで入っちゃいます!

 映画が始まって、20分くらいしたところで、「あれ、これはいつもの禁断のオチ系の"全員死んでいました”なの??」
 とタカをくくっていたら、思わぬ展開にビックリ!
 
 「本当に事件が起きていたのね??」

 その後の展開も、誰も想像できない展開が待っています!マヤ文明の予言まで出てきたときには、開いた口が閉まらなかったです(少しネタバレすいません)

 こういうミスリードしながら、クライマックスに向けて驚かせるようなアイデアで勝負の低予算映画、大好きです!
 真剣なサスペンス映画好きやミステリー映画好きな映画ファンは怒っちゃうしれませんけど、エンターテイメント映画ファンは観た方が良いと思います!!

 「スターウォーズ」シリーズのマーク・ハミルも引退する管制官役で出演しています。
 「うわぁ~、誰か分からない・・・」
 
 監督は、3月公開予定の『U.F.O.侵略』(2011年)のドミニク・バーンズ。『U.F.O.侵略』も、今作のようにぶっ飛んだ内容なんでしょうか??今から楽しみですね!!

 こういう作品こそ、ランニングタイムも短いんだし、日本語吹替えで地上波の映画枠で放映して欲しかったですね!!そんな映画枠自体が無いのが現実なんですけどね。
 バラエティ&お笑い番組を、垂れ流しているなら、深夜にでも、こういう映画を放送してくれれば良いのに・・・。    80点


パニック・ゾーン 制御不能 [DVD]
クレイグ・コンウェイ,マーク・ハミル,セバスチャン・ストリート,アラン・フォード,ジュリアン・クローバー
アメイジングD.C.

 

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『暗殺者を撃て』オリバー・リードを撃て

2012-08-20 00:27:21 | サスペンス

暗殺者を撃て
THE SELLOUT(1975年イスラエル、イギリス、イタリア)
 監督:ピーター・コリンソン
 脚本:マレー・スミス
    ジャドソン・キンバーグ
 出演:リチャード・ウィドマーク
    オリヴァー・リード
    ゲイル・ハニカット
    サム・ワナメイカー
    ヴラデク・シェイバル
    オリー・リーヴァイ

 ■ストーリー■
 CIAのシクルスとKGBのカシアン将軍は、両情報部に邪魔になったスパイたちを次々と消していた。今度の標的は2重スパイのガブリエル・リーだった。エルサレムに住むガブリエルの上司だった元CIAのサム・ルーカスをえさに、ガブリエルをおびき出すのだった。
 サムは、今は現役を退き、かつてガブリエルの恋人のデボラと骨董屋を営み暮らしていた。CIAとKGBは殺し屋のダッチマンを使いガブリエルを殺そうとしていた。自国で殺しのゲームが行われることに不満を持つイスラエル国防省のベンジャミン少佐は、サムを通じてガブリエルを逃そうとするのだが・・・。

 ■感想■ 
 ピーター・コリンソン監督の描くイスラエル、イギリス製のスパイ映画。
 脚本はマレー・スミスとジャドソン・キンバーグ。

 ストーリーは、まさに1970年代のイギリス製のエスピオナージュのストーリーなので、観終わったあとにイヤ~な気分に!イギリス、イスラエル製なので、ノーテンキな展開にはならないですよね。
 ハデな銃撃シーンや、無意味なカーチェイスシーンまで用意して見せ場を用意しているのに、ラストはいつものイギリス映画のスパイ映画的ラスト!このラストなら、クライマックスのカーチェイスシーンは不要だった気もしちゃいます。
 ハリウッド製の2000年代の作品だったら、万人受けするようにハッピーエンディングになるんでしょうけど、1970年代のイギリス映画ですから。関係者や一般人が死にまくり!

 まるでスパイ小説を読むような面白さ!!
 
 メインな登場人物も全員死んじゃう展開な上に、上司たちは生き残るという今のエンターテイメント映画ファンが観たらストレス溜まっちゃうような展開だから、リチャード・ウィドマークも最初から何もしなければ良かったという気も。

 スパイ映画で、スーパーヒーローが活躍する作品も好きですけど、今作のようなイギリスのスパイ映画的な作品も好きです。
 
 TVの地上波の映画劇場でも、DVD化されている作品ばかりじゃなく、こういう1970年代のエンターテイメント作品を放映して欲しいですね。
 ゴールデンタイムでなくて良いですから、深夜とか日曜のお昼とかにこういう作品を放映して欲しいです。
 確か、今作は、1990年代中盤に、TV東京の「午後のロードショー」で放映していました。1990年代までは、TV東京以外でも映画枠がけっこうありましたもんね。
 地上波の映画枠なんて、今は数えるほどしかないですもんね。

  こんなに映画枠が無くなるってわかっていたら、当時の映画劇場の作品をエアチェックしまくりだったのに。 

 ところで、今作はDVD化はもちろんのこと、ビデオバブル時代にVHSにもなっていないです。まぁ、ストーリーが地味な上に、後味の悪い作品ですからね。セールスを考えると厳しいかもしれないですね。
 でも、今作のような作品がTV放映時の日本語吹替え音声つきでDVD化とかされるとウレシイんですけどね。 

 

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『TRICK トリック』ポーランド製サスペンス

2012-08-11 08:56:48 | サスペンス

TRICK トリック
TRICK(2010年ポーランド)
 監督          ヤン・フリニャック
 脚本          ミハウ・ザブウォッキ
 原案          ミハウ・ザブウォッキー
 出演          ピョートル・アダムチク
              マリアン・ジエドジェル
              カロリーナ・グルシュカ

 ■ストーリー■
 ポーランドでニセ札の偽造グループが捕らえられる。偽造の鋳型を製造したコバレフスキーは刑務所に送られるのだった。そんなとき、アフガニスタンでポーランドのシェブチク議員がテロリストに捕らえられ600万ドルが要求されるのだった。NATO加盟国としては、テロリストの要求を呑まないため、ポーランド政府はコバレフスキーに、減刑を条件に身代金のニセ札を刷らせることにするのだった。

 ■感想■
 ポーランド製のサスペンス映画。
 内容は、犯罪系です。面白さは、1980年代の日本の2時間サスペンスプラスαってところでしょうか??
 ほめるほど面白くなく、わざわざ否定するほどつまらなくも無いって感じです。

 ただ、この内容で、ランニングタイム95分は長すぎ!あと15分くらい短ければ、テンポも良かったのに。
 かつて、地上波で放送枠のあった90分枠の映画枠で放映するんだったら、ちょうど良い感じの作品かも。90分枠、正確には85分枠が多かったですけど、その枠だったら実質本編68分~75分くらいだから、カットして、今作も面白くなったでしょう。
 でも、こういう未公開作品が深夜とかに90分枠で放送されるような時代はもう来ないんでしょうね。寂しいですけど、映画を観たければレンタルするか、購入して観ろっていうのが流れなんでしょうねぇ。
 ドラマや、お笑い番組だけじゃなく、映画も地上波でもっと放映して欲しいですね。



 最初はハデなシーンから始まるので、これはアクション系なのかな?と思っていると、あとは地味なシーンばかりで、最後は、ちょっとしたヒネリも入れてそれなりにハッピーエンディングに。
 でも、全体の印象は、「なんか、地味な内容の犯罪物だったな」ってことに落ち着いちゃいます。
 まぁ、今作の特徴は、珍しいポーランド映画のサスペンス映画ってことが1番の特徴でしょうかね。


 
 日本語吹替えで観たんですけど、ちょっと違和感が・・・。
 う~ん、日本語吹替えが合っていない・・・。
 大メジャーで無いからかもしれませんが、今作の日本語吹替えはさすがにヒドイかも。

 なんか、日本語吹替えが気になって画面に集中できない・・。作品そのものを破壊しちゃう『ウォンテッド』(2008年)のDAIGOの吹替えよりはマシですけどね。
 
 まぁ、だからといって、字幕で観ようとは思わないんですけどね。 50点

TRICK [DVD]
ピョートル・アダムチク,マリアン・ジエドジェル,アンジェイ・ヒラ,イェジー・トレラ
アメイジングD.C.

<声の出演>
コバレフスキー 阿部 晋一
ブコレフスキー 佐藤 宇
エラ        鳥飼 愛美
ロベルト     出月 勝彦
教授       かとうかおる
刑事       児玉 進吾
カロル      新藤 涼平
モーリー     静 弦太郎
スカル      睦月 さや
所長       加藤 優季
TVレポーター 木村 ゆめこ

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『4デイズ』タイムリミットor人権

2012-04-18 22:05:27 | サスペンス

4デイズ
UNTHINKABLE(2010年アメリカ)
 監督          グレゴール・ジョーダン
 脚本          ピーター・ウッドウォード
 出演          サミュエル・L・ジャクソン
              キャリー=アン・モス              ミラ・クニス
              マイケル・シーン
              

 ■ストーリー■
 アメリカ国内の3つの都市に核爆弾を仕掛けたというテロ予告が送られる。爆弾が爆発するタイムリミットは4日後!犯人のイスラム系アメリカ人スティーブン・アーサー・ヤンガーは逮捕されるものの、爆弾が仕掛けられた都市の場所は分からないままだった。FBIのテロ対策チームの捜査官ヘレン・ブロディは尋問にあたるが、進展はなかった。
 そんなとき、CIAコンサルタントで尋問の専門家“H”が尋問するために現れるのだった。“H”の尋問は、まさに拷問といえるものだった。その非人道的な行為にヘレンは反発するのだが・・・。
  
 ■感想■
 サミュエル・L・ジャクソン主演の尋問スリラー!
 
 面白い!いや~、本当に面白い!
 ランニングタイム97分は短すぎ!あと10~15分くらい長くても良いのに!!
 この内容で97分は、テンポが良いというより、短かすぎな感じです!
 
 監督のグレゴール・ジョーダンも『戦争のはじめかた』(2001年)を監督したときは、こんな傑作を撮るとは思わなかったです!!
 『戦争のはじめかた』は風刺の効かせた笑えないコメディ調のドラマでした。が、今作は、正統派のサスペンス映画の傑作になっています。まぁ、『戦争のはじめかた』は原作がありましたから、どうしようもなかったんでしょうけどね。

 ヒロインのキャリー=アン・モスは、容疑者の人権を守ろうとしますが、タイムリミットが、だんだんせまってきて、サミュエル・L・ジャクソンのペースにはまっていきます。確実に犯人なんだから、サミュエル・L・ジャクソンの行動は、見て見ぬふりをするしかないですよね~。
大量殺戮者に人権がどうのこうのって、いってらんないですよね。
 でも、そんなときでも、人権とか言っちゃうんでしょうねぇ、アメリカ合衆国では。

 映画を観始めて、すぐにサミュエル・L・ジャクソン側にたって観るか、キャリー=アン・モス側で観るか、自然とどちらかの立場になって鑑賞してしまうんでしょうが、人権!人権!って訴えるキャリー=アン・モスが正しいのに、その考えや行動では、とうてい爆弾の場所は分からないという展開!多数の人間の命を守るためとはいえ、サミュエル・L・ジャクソンの行動は、かなり危険ですよね。今作のように、犯人が確実に本当に犯人なら良いですけどね。

 観終わったあと色々と考えさせてくれる作品と思いきや、なんと、日本劇場公開版のラストで、すべてがひっくり返ってしまうような展開がまっています。
 ラストも、もちろん、すごいことになっています!
 DVD、Blu-rayともに、オリジナル版と、日本劇場公開版の両方が観れるので、ここはぜひ、日本劇場公開版で観て下さい!!
 こういうエンターテイメント作品で、日本劇場公開版のこのラスト!!

 制作費1500万ドルでも、アイデア勝負で、こんなに素晴らしい作品が出来ることを証明してくれています。主要な登場人物は、サミュエル・L・ジャクソンと、キャリー=アン・モスと犯人のマイケル・シーンの3人。主な舞台は政府の尋問室と、低予算なのが、良く分かるのに、ストーリーのあまりの面白さに、そんなコト全然感じさせないです!!

 サスペンス映画ファン、エンターテイメント映画ファン必見!! 85点


4デイズ [DVD]
サミュエル・L・ジャクソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
4デイズ [Blu-ray]
サミュエル・L・ジャクソン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

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『パッセンジャーズ』恐怖のサバイバー

2012-04-12 22:09:24 | サスペンス

パッセンジャーズ
PASSENGERS(2008年アメリカ)
 
 監督:ロドリゴ・ガルシア
 脚本:ロニー・クリステンセン
 出演:アン・ハサウェイ
    パトリック・ウィルソン
    デヴィッド・モース
    クレア・デュバル
    ダイアン・ウィースト

 ■ストーリー■
 
 飛行機事故で生き残った5人の乗客の心理的なカウンセリングをすることになった女医のクレアだったが、5人のうちの1人エリックに惹かれていくのだった。また、事故の起きた様子から、事故の原因に対し、航空会社の発表に疑問を感じるのだった。そんな中、生き残った乗客が1人、また1人と行方不明になっていくのだった。
 
 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 
 アン・ハサウェイ主演のサスペンス映画。
 
 飛行機の事故で生き残った5人の乗客をカウンセリングする女医の遭遇するサスペンス。
 
 しかし、その後、彼女の周りに不審な人物たちが現れ、事故の原因を隠蔽しようとする航空会社の影がちらつくんですが・・・。
 
 「実は、何と!何と!」
 
 誰でも思いつくけど、決してやらないあのオチ!!

 事故で生き残った人々が、行方不明になっていく展開で、何かイヤ~な予感が・・・。
 
 「もしかしたら、あのオチ??」
 
 と思っていたら、やっぱり、あのオチ!!

 『恐怖の足跡』(1961年)系のオチはやめて欲しいです・・・。
 

 ミステリー要素たっぷりでそれなりに面白い『墜落大空港』(DVD題:『ザ・サバイバー ジャンボ墜落』)(1981年)くらいオリジナリティーを感じさせる作品なら、こういうオチもOKですけど、今作くらいのストーリーで、このオチはダメ!ダメ!
 

 アン・ハサウェイ主演で、共演者もそれなりに豪華なキャストの作品で、このオチ!!

  制作費2500万ドルも使って、このストーリー!!
 
「なぜ??なぜ??こんな企画が通ってしまうんでしょうか??」

 5人は、超能力者で生き残ったとか、生き残ったのはエイリアンの実験だったとか、みんなが驚けるオチにして欲しかったです!今どき、こんなオチで驚く映画ファンは、そんなに多くないですよね!!

 定番のこのオチを使う理由が分からないです!!
 「主人公は双子だった」
 「主人公は双子じゃなかった」
 「夢だった」
 「主人公たちは死んでいた」
 「死ぬ前に見た一瞬の幻だった」
 もう、こういうオチはやめて!やめて!

 禁断のオチの“夢オチ”でも、ブライアン・デ・パルマ監督の『ファム・ファタール』(2002年)くらい面白ければ、全然OKですけど!夢オチをやって良いのは、ブライアン・デ・パルマ監督くらい面白い作品を撮れる監督じゃないとね!

 脚本家もダメなら、プロデューサーもダメ!!
 こんな作品に2500万ドルも制作費をかけるなんてッ!そんなお金があるなら、ジョン・カーペンター監督に作品を撮らせてあげて下さい!! 
 『ザ・ウォード 監禁病棟』(2010年)みたいな、脚本家が違う作品でなく、脚本も監督もジョン・カペンターの作品を撮って欲しいですね~。 

 

パッセンジャーズ [Blu-ray]
アン・ハサウェイ,パトリック・ウィルソン,デヴィッド・モース,ダイアン・ウィースト,クレア・デュヴァル
ワーナー・ホーム・ビデオ
パッセンジャーズ 特別版 [DVD]
アン・ハサウェイ,パトリック・ウィルソン,デヴィッド・モース,ダイアン・ウィースト,クレア・デュヴァル
ワーナー・ホーム・ビデオ

『ザ・サバイバー』日本語吹替えつきでDVD発売して下さい! 
そのときは、99分版のオーストラリア版での発売お願いします。

ジャンボ・墜落 ザ・サバイバー [DVD]
ロバート・パウエル,ジョセフ・コットン,ジェニー・アガター
オルスタックソフト販売
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『シャッターラビリンス』ホラー?サスペンス?ミステリー?

2011-12-23 08:23:01 | サスペンス

シャッターラビリンス
HIERRO(2009年スペイン)
 監督          ガベ・イバニェス
 脚本          ハビエル・グエン
 出演          エレナ・アナヤ
              マール・ソデューブ
              ベア・セグラ

 ■ストーリー■
 水族館で働くシングルマザーのマリアは息子ディエゴを連れ、イエロ島へ向かう。フェリーで居眠りをしている間に息子が失踪してしまうのだった。息子の行方が分からぬまま、6ヵ月後のある日、身元不明の遺体が上がったので身元を確認して欲しいと連絡がくるのだった。マリアはイエロ島へ行くが、その遺体はディエゴのものではなかった。
 そんなとき、同じく、子どもの行方が分からぬ母親が島に住んでいることを知ったマリアは、独自に調査を始めるのだった。


 ■感想■
 スペイン製のサスペンス映画。
 DVDのパッケージと、あらすじの最初の方だけ観て、レンタルしてきたので、今作が、ホラー映画なのか?オカルト映画なのか?サスペンス映画なのか?はたまた、ミステリー映画なのか?終盤まで全然分からなかったので、それなりに面白く観ることができました!


 最初から、「今作は、ミステリー映画ですよ」なんて紹介されて観たら、良くありがちなトリックに、そんなに楽しく観れなかったかも・・・。
 あ、でも、この記事を読んじゃったら、「この作品はサスペンス映画なのね・・・」ってバレバレですね。すいませんです。

 謎の島、同じく行方の分からない子どもの存在、怪しそうな島の住人、これって、絶対にオカルト映画に違いない!っていうキーワードですよね。親切な警官も、なんか怪しそうだし・・・。なぜ、そんなにヨソ者に親切なの??
 いつも観る映画が、そんな作品ばかりだから、親切な登場人物が出てきても、悪いクセで、つい疑っちゃいます。

 それなりに面白く観れましたけど、やはり、この内容でランニングタイム94分は、ちょっとだけ長すぎですね。あと、15分くらい短くて80分くらいだったら良かったのに。

 今作のDVDは、松竹さんから発売されていますけど、なんと、スペイン映画の未公開作のこんな低予算な作品にも、日本語吹替え音声つきでの発売です!
 日本語吹替え音声つき!
 すごいですよね!!最近は不景気のせいなのか、日本語吹替え音声がつかないDVDも少なくない中で、うれしくなっちゃいます!!
 でも、松竹さんの3月に発売する未公開作『装甲兵機メタルハンター』『スピーク』『CAGED監禁』とかは、日本語吹替え音声がつかないんですよね。どういう基準で吹替え音声をつけるか、つけないのか決めているんでしょうね??
 3作品とも、観るか観ないか分からないですけど、自分的には日本語吹替え音声がついただけで、観なきゃって気になるんですけどね。

 ところで、今作の教訓!小さな子からは目を離さないように!というより眠らないように!飛行機でも!フェリーでも! 20点

シャッターラビリンス [DVD]
エレナ・アナヤ,マール・ソデュープ,ベア・セグラ
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
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『ゴーン・ベイビー・ゴーン』愛しき映画はサスペンス

2011-07-28 23:58:16 | サスペンス

ゴーン・ベイビー・ゴーン
GONE BABY GONE(2007年アメリカ)
 監督          ベン・アフレック
 脚本          ベン・アフレック
              アーロン・ストッカード
 原作          デニス・レヘイン
 出演          ケイシー・アフレック
              ミッシェル・モナハン
              エイミー・ライアン
              モーガン・フリーマン
              エド・ハリス
              ジョン・アシュトン

 ■ストーリー■
 ボストンで、幼い子どもアマンダの行方が分からなく事件が発生する。警察の動きが頼りなく思ったアマンダのおばとおじが人探しを得意とする探偵パトリックとアンジーのところへやってくるのだった。しかし、アマンダの母親ヘリーンは、麻薬の運び屋もやっているあばずれだった。


 ■感想■
 ベン・アフレックが脚本、監督のサスペンス映画。
 原作は、デニス・レヘインの「愛しき者はすべて去りゆく」。
 パトリック&アンジーシリーズの4作目です!
 俳優のベン・アフレックが監督したことで、話題になり批評家たちに絶賛され、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。また、その他の色んな映画祭で話題になり、賞を受賞しました。ちょっとあげるだけでも、
 
 【ニューヨーク映画批評家協会賞】
   助演女優賞
 【ロサンゼルス映画批評家賞】
   助演女優賞
 【フェニックス映画批評家協会賞】
   助演女優賞
 【ボストン映画批評家協会賞】
   新人監督賞、助演女優賞

 等々、他にも色んな映画賞で受賞しています。
 今作のあと、ベン・アフレックは、チャック・ホーガンの「強盗こそ、我が宿命」を『ザ・タウン』(2010年)として映画化しています。ベン・アフレックは、今作といい、『ザ・タウン』といい、ハードボイルド系の作品が好きなんでしょうねぇ!!
 

 今作は、評判が高かったにも関わらず、日本では劇場未公開、DVDでの公開になっちゃいました!!デニス・レヘインの原作があるからですけど、しっかりとしたストーリーで安心して観ることができます。
 真実を明かすことを正義と信じて行動する主人公パトリックですが、最後は「これで良かったの??」って思うこと必至です!彼女のアンジーが言う通り!最後の決断は、ダメでしょう!!自分だったら、考えるまでもなくアンジーのアドバイスにしたがっちゃいますね。
 どんな決断??何がダメなの??
 ネタバレになってしまうから、書きませんが、パトリックの行動、若すぎ!
 原作知っている人には、特に驚くストーリーでは無いんですけど、原作未読の映画ファンには二転三転するストーリーに、引き込まれていくでしょう!!

 パトリックが捜査を続けていくうちに、死体がゴロゴロと増えていきます!まるで、捜査を進めると死体が増えていく金田一耕助シリーズのようです。原作無しのオリジナル脚本で、今作くらいの作品があったら、その年のベスト5に入っちゃうのにねぇ。

 エンターテイメント作品としては、けっこう複雑なストーリーをうまく処理して、ランニングタイム114分にうまくまとめあげています。
 確かに、ベン・アフレックの演出力は、ヘタな監督たちより、よっぽど素晴らしいです!!
 
 ベン・アフレックは、今作ではデニス・レヘインの原作を映画化!次作『ザ・タウン』ではチャック・ホーガンの原作を映画化していますが、いつかオリジナル脚本(もちろん脚本も書いてね)のミステリー、犯罪物を監督して欲しいですね!! 70点

ゴーン・ベイビー・ゴーン [DVD]
ケイシー・アフレック,ミシェル・モナハン,モーガン・フリーマン,エド・ハリス,エイミー・ライアン
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント
ゴーン・ベイビー・ゴーン [Blu-ray]
ケイシー・アフレック,ミシェル・モナハン,モーガン・フリーマン,エド・ハリス,エイミー・ライアン
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

 

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『完全なる報復』キング・オブ報復、狼よさらば

2011-07-13 23:19:34 | サスペンス

完全なる報復
LAW ABIDING CITIZEN(2009年アメリカ)
 監督          F・ゲイリー・グレイ
 脚本          カート・ウィマー
 出演          ジェラルド・バトラー
              ジェイミー・フォックス
              レスリー・ビブ
              ブルース・マッギル

 ■ストーリー■
 フィラデルフィア、ある日、クライドが暮らす平和な家庭に2人組みの強盗が押し入り、妻と子どもが殺されてしまうのだった。2人組みの犯人はすぐに捕らえられるが、証拠が十分でなかったため、有罪率にこだわる検事のニックは、主犯のダービーと司法取引をし、共犯のエイムスは死刑の判決になるものの、ダービーは3年の服役という軽い刑罰になるのだった。
 そして、10年後、エイムスの死刑執行日に無痛で行われるはずの死刑にも関わらず、エイムスは苦しみながら死ぬのだった。死刑のために使われる薬物に、ダービーが発言した言葉が書かれていたため、警察はダービーの元へと向かうが、ダービーはクライドの罠にかかり、今は使われていない工場へと誘いこまれていたのだった。

 ■感想■
 カート・ウイマー脚本、F・ゲイリー・グレイ監督、ジェラルド・バトラー主演のサスペンス映画。
 今作は、観る前から脚本がカート・ウィマーだって言うんで
  期待度★★★★★でした!
 
 カート・ウィマーが脚本や監督で関わった作品の主だった作品を挙げると
 『リベリオン』(2002年)(監督、脚本)
 『リクルート』(2003年)(脚本)
 『ウルトラヴァイオレット』(2006年)(監督、脚本)
 『フェイクシティ ある男のルール』(2008年)(脚本)
 『ソルト』(2010年)(脚本)
 この傑作、佳作ばかりのラインナップ!エンターテイメント映画ファンが大喜びのラインナップ!!

 そのカート・ウィマーが脚本&製作した作品というので、これは期待しないワケにはいかないですよね!!
 司法取引をして罪を逃れた犯罪者、担当事件の検事、判事に復讐するジェラルド・バトラーの姿を描いたサスペンス映画なんですけど、ジェラルド・バトラーをサイコ野郎みたいに描きすぎていませんか??
 ジェラルド・バトラーは復讐で世間が見えなくなってガイキチになってしまったので、観客はジェイミー・フォックスに感情移入して観ましょう!!ってコトなんでしょうか??
 エンターテイメント映画ファンから観ると、どうしたって、ジェラルド・バトラー側にたって感情移入して観ちゃいますよね!!
 
 チャールズ・ブロンソン演じるポール・カージーに感情移入してきた映画ファンだったら、絶対にジェラルド・バトラーの側に立って映画を観ちゃいますよね!!
 今作のジェラルド・バトラーの演じるキャラクター、クライドの設定がすご過ぎ!
 政府のために汚い仕事をしてきた元工作員で、発明家でいくつもの特許を持っていて金持ち!
 そんなコミックの登場人物のようなキャラって、どういうコト??
 10年の歳月をかけたとはいえ、復讐をちゃっちゃか計画通りに進めちゃって!!
 人を殺すことにもなんにも躊躇することも無い、元工作員なのに、家に押し入ってきたチンピラ2人にやられちゃうってどういうコトなんでしょうね??チャールズ・ブロンソンや、チャック・ノリスやスティーヴン・セガールだったら、チンピラ2人なんて、簡単に返り討ちにしちゃうのに…。

 せっかく、「頑張れ!ジェラルド・バトラー!!」
 と思って盛り上がって観ているのに、後味の悪いラスト!!
 爆弾を簡単に移動しても爆発しないという設定って、いかにも映画を終わらせるためって感じがしちゃってイヤですよね~!!後味の悪いラストにマイナス10点で、 70点

完全なる報復 DVD
カート・ウィマー
ポニーキャニオン
完全なる報復 Blu-ray Disc
ジェラルド・バトラー,ジェイミー・フォックス,コルム・ミーニイ,ブルース・マッギル
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『アントニー・ジマー』『ツーリスト』リメイク元

2011-05-09 22:13:04 | サスペンス

アントニー・ジマー
ANTHONY ZIMMER(2005年フランス)
 監督      ジェローム・サル
 脚本      ジェローム・サル
 出演      イヴァン・アタル
          ソフィー・マルソー
          サミー・フレイ
          ダニエル・オルブリフスキー
          ジル・ルルーシュ

 ■ストーリー■
 資金洗浄の罪に問われるアントニー・ジマーはフランス税関のみならずロシア政府からも追われる大物犯罪者だった。アントニー・ジマーは整形したため、その顔を知る者は誰もいなかった。フランス税関は、彼の唯一の弱点である恋人キアラを追跡していた。キアラが待ち合わせ場所へ、ジマーから伝言が届くのだった。適当な男を誘ってジマーに仕立てあげろというものだった。キアラはジマーの指示通り、TGVの中で、ジマーと背格好の似た男フランソワ・タイヤンディエをナンパするのだった。

 ■感想■
 イヴァン・アタル、ソフィー・マルソー主演のサスペンス映画。
 【2006年セザール賞】で、最優秀新人作品賞を受賞しました。
 ランニングタイムが89分と短いので、あっという間にテンポ良く観れました!
 実質、本編80分強!短すぎかも…。
 
 今作は、セザール賞も獲っているってことで気になっていた作品でした!!
 アメリカ映画のアカデミー賞、受賞とか言われても全然気にならないんですけど、
 フランスのセザール賞
 香港電影金像賞
 台湾金馬賞
 で、何かの賞を受賞とか言われると、ジャンルにもよりますけど、エンターテイメント作品だったら絶対に観たくなっちゃうんですよね!!
 
 あと、今作は、アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ主演のハリウッドの大作『ツーリスト』のリメイク元ということで、観ましたけど…。
 「うわ~、このオリジナル版を観たあとじゃ、リメイクを観る気になれない」
 ストーリーも、多分、同じオチなんですよね。
 このストーリーで、オチが分かっていたら、“面白さ半減”って感じですよね。
 
 ラストの方で、アントニー・ジマーがなかなか現れないので、てっきりアントニー・ジマーという犯罪者はフランス政府が作り上げた架空の人物なのかな??とも思ったんですけど、そういうオチではありませんでした。
 
 今作を観ていて、中盤あたりで、今作の映画通りのオチも、フッと頭をよぎったんですけど、
 「まさか、そんなコト無いよなぁ」
 と、勝手にその考えを消去しちゃいました!!

 ランニングタイム80分強の作品で、これくらいダマしてくれた感の印象を、与えてくれれば十分及第点です!!
 ジャン・デュジャルダン、ジャン・レノ、アリス・タリオーニ出演の犯罪物『ライヤーゲーム LIAR GAME』(2008年)と言い、今作と言い、フランス映画って、こういう観ている観客を、観終わったあとにニタリとさせるようなドラマを作るのがウマイですよね!!
 『ツーリスト』を観てない人で、また、今後も観るつもりもない人は、このオリジナル版を鑑賞して、楽しんで下さい!!65

アントニー・ジマー [DVD]
ソフィー・マルソー,サミー・フレイ,イヴァン・アタル
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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『あのバスを止めろ』深夜バスはとまらない

2011-04-10 20:01:21 | サスペンス

あのバスを止めろ
NOTTURNO BUS(2007年イタリア)
 監督      ダヴィデ・マレンゴ
 脚本      ジャンピエロ・リゴシ
          ファビオ・ボニファッチ
 原案      マウラ・ヴェスピーニ
          イソッタ・トソ
          ジャンピエロ・リゴシ
          セザール・シカルディーニ
           マリア・グラジア・ペリア
 原作      ジャンピエロ・リゴシ
 出演      ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
          ヴァレリオ・マスタンドレア
          エンニオ・ファンティスキーニ
          アナ・ロマントウスカ

 ■ストーリー■
 詐欺師レイラは、バーで引っ掛けた男を部屋に誘い、薬を飲ませその男からパスポートを盗むのだった。しかし、そのパスポートには、取引に使われる重要なマイクロチップが入っていたのだった。レイラはマクロチップを追う2人組みに追われ、気の弱いバスの運転手フランツの元にやってくるのだった。そんなフランツは、ポーカーで作った借金があり返済が迫っていた。
 レイラは、マイクロチップを狙う2人組み、捜査官に追われ、フランツは借金取りに追われるのだった。

 ■感想■
 イタリア製の犯罪物。
 犯罪物と言っても、ちょっとだけコメディチックな感じで、軽い、軽い、軽い作品です!
 
 「軽い」と言っても、コメディタッチでなく、あくまでも内容はマジメな犯罪物です!!
 ここまで軽い雰囲気の作品なら、いっそのコト、コメディの方が観やすかったのにネ!
 でも、けっこう簡単に人が死んでいくので、コメディにしたら、かなりブラックな作品にしなければいけないです。
 
 映画が始まって、すぐにバーテンがマイクロチップで脅迫しようとしている男を撃ち殺します!その後、謎の2人組みが現れ、また次にもう1人の謎の男マテーラが現れ、主人公のバス運転手フランツとヒロインのレイラ以外に、どんどん登場人物が増えていくので、
 「えーっ、登場人物多すぎ」
 とか思っていると、あっという間に、バーテンが退場!!
 
 一体、何が起きているの??
 とか思っていると、中盤すぎから、だんだんと、ストーリーも分かってきて面白くなってきます!!
 序盤の分かりづらさがウソのように面白くなっていきます!!
 冒頭から、中盤までも、面白かったら大傑作になったのに・・・。

 マイクロチップをめぐるラストのオチも、今までの努力がすべてムダになる皮肉が効いているようなオチで良い展開です!!さすが犯罪物が得意なイタリア映画!!今作の場合、原作があるから、ストーリーは原作通りなのかもしれないですけどね~。
 
 やっぱりイタリアのエンターテイメント映画は面白い!!
 軽いノリの犯罪物を観るには、本当に最適な作品です!!
 こういう作品が、テレビの映画劇場で放映されるようだと良いんですけどね!!
 土曜の昼とか、日曜の昼にでも吹替えで放映されると映画ファンももっと増えると思うんですけどね。その日の番組のハイライトや、バラエティ番組の再放送を放映してるなら、映画でも放映してくれれば良いのに・・・。

 本当に、テレビの映画枠が減りましたよね~。
 1970年代、1980年代は劇場観公開のエンターテイメント作品が、土曜や日曜の昼間や平日の深夜でも、放送しまくりだったのに…。
 知能指数が減りそうなバラエティ番組ばっかり放送していて、映画を放送しないのは悲しい!!
 テレビをつけたら、今作のような作品が放映されているような映画枠がたくさん出来ると良いのに!! 65点
 

あのバスを止めろ [DVD]
ジョヴァンナ・メッツォジョルノ,ヴァレリオ・マスタンドレア,エンニオ・ファンタスティキーニ,フランチェスコ・パンノフィーノ,ロベルト・シトラン
オンリー・ハーツ

 

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『アフターライフ』サイキックorサイコ??

2011-02-20 00:15:38 | サスペンス

アフターライフ
AFTER.LIFE(2009年アメリカ)
 監督      アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
 脚本      アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー
          ポール・ヴォスルー
          ヤクブ・コロルチュク
 出演      クリスティーナ・リッチ
          ジャスティン・ロング
          リーアム・ニーソン

 ■ストーリー■
 学校の教師アンナは交際している彼氏ポールと、勘違いからレストランでケンカをして車で飛び出していくのだった。しかし、次の瞬間、アンナが目覚めると葬儀屋で、自分が死んでいるのを告げられるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 クリスチーナ・リッチ、ジャスティン・ロング、リーアム・ニーソン出演のスリラー映画。
 こんな有名な俳優が出演していても劇場未公開になってしまうんですね。

 ところで、今作は、死んだのに、それを信じられないで、現世をウロウロ彷徨うクリスティーナ・リッチを描くホラー映画系の作品かと思いきや、実は、サイコ葬儀屋の映画でした…。

 てっきり、禁断のオチ系の香りがプンプン香る作品で心配していたんですが、
 実は、主人公は死んでいた!
 実は、夢だった!
 実は、主人公の死ぬ前に見た一瞬の出来事だった!
 とかいう禁断のオチでは、無かったです!!

 が、しかし、禁断のオチ系の作品でない点は、評価できますけど、ただ、そのオチでないことにだけしか点数をあげられないですね!!

 リーアム・ニーソンが演じる葬儀屋が、死者の言葉が交わせるサイキックなのか、殺人鬼のサイコなのか、分からないのが映画の大事なポイントなんですが、観ている間にいくつもの疑問が!!
 
 
 実は、リーアム・ニーソンが殺人鬼で、クリスティーナ・リッチは薬を打たれて死んだようになっていた!っていうのがオチなんですけど、オカシイ!
 絶対にオカシイ!!
 3日後に葬儀が行われる間、クリスティーナ・リッチは、トイレに行ったり、食事をとりたくなったりしなかったんでしょうか??
 3日の間に、トイレにも行くだろうし、お腹も減るはず!!
 オナラだってするでしょうしね~!!
 汗もかくはず!!
 設定にムリがありすぎ!!
 
 鏡に白い息がかからなくても、絶対に、「自分は生きている」ってわかるはず!!

 それに、リーアム・ニーソンは、事故を起こした被害者に薬を打って仮死状態にするっていうことは、事故現場に、救急車より早くたどり着いて、被害者に注射してるってコトですよね!!
 ありえないッ!!
 偶然、事故現場に居合わせる確率ってどれくらいなんでしょうね??
 葬儀屋だって、自分のところを使うか分からないのに…。町に1軒の葬儀屋なんでしょうかね??
 救急車の無線を常に聞いているんでしょうか??

 絶対にオカシイ!
 ジョディ・フォスター主演の『フライトプラン』(2005年)よりもオカシイ設定です!!

 こんなストーリーに、ランニングタイム104分は長すぎ!!あと20分以上はカットしてくれないと…。 10点

アフターライフ [DVD]
クリスティーナ・リッチ,リーアム・ニーソン,ジャスティン・ロング,チャンドラー・カンタベリー
東宝

 

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『ダウト 偽りの代償』密殺検事

2010-11-27 19:23:12 | サスペンス

ダウト 偽りの代償
BEYOND A REASONABLE DOUBT(2009年アメリカ)
 監督     ピーター・ハイアムズ 
 脚本     ピーター・ハイアムズ 
 オリジナル脚本     ダグラス・モロー 
 撮影     ピーター・ハイアムズ
 出演     マイケル・ダグラス        
         アンバー・タンブリン
         ジェシー・メカトーフ        
         ジョエル・デヴィッド・ムーア
         ローレンス・P・ベロン
         セウェル・ホイットニー
         デヴィッド・ジェンセン
         

 ■ストーリー■
 連戦連勝で17もの連続勝訴を勝ち取っている元刑事の検事のハンターは、今や知事候補だった。TVリポーターのC.J.は、勝訴している事件の捜査をマーチャント警部補がしていることから、証拠を捏造しているのでは無いかと疑うのだった。ハンターとマーチャントは昔、相棒だったのだ。この意見は、取調べが現場写真を撮った3日後だったため、上司はこの意見を無視するのだった。なんとしてでもハンターがニセの証拠を作っていることを証明しようとして、C.J.は、本物の殺人事件が起きたときに、状況証拠を揃えてC.J.が犯人であるようにさし示し、事件に興味を持ったハンターが、事件後に証拠を捏造したことを証明しようというのだった。                                                                                                                                                                      
 
 
 ■感想■
 マイケル・ダグラス主演のサスペンス。
 監督はエンターテイメント派の職人監督ピーター・ハイアムズ!
 今作は、RKO映画の『条理ある疑いの彼方に』(1956年)のリメイクです!ピーター・ハイアムズ監督は、同じくRKO映画の『その女を殺せ』(1952年)も『カナディアン・エクスプレス』(1990年)としてリメイクしていました!
 多分、こういったクラシック映画が好きなんでしょうね!
 本国アメリカではそうでは無いんでしょうけど、海外では余り観る事の出来ない、こういうクラシック映画のリメイクを2作も撮るなんて、やっぱりエンターテイメント映画が好きなんでしょうねぇ!

 『カナディアン・エクスプレス』のリメイク元であるリチャード・フライシャー監督の『その女を殺せ』は、傑作っていう話なんで、観てみたいんですけど、観れていないんですよね!日本語吹替えつきでどこかのメーカーさんがDVD化してくれないですかね??
 ランニングタイムが70分なんで、85分枠の映画枠でもほとんどノーカットで観れるんで、どこかの放送局で放映してくれないですかね??観ている知能指数を低下させるようなバラエティ番組の再放送を土日の昼間に放映している時間枠があるんなら、こういう映画を放映して欲しいもんですね!

 ところで、今作『ダウト偽りの代償』ですけど、エンターテイメント作品としては、カーチェイスシーンとかがあるのは正しいですけど、ストーリー的には、かなり疑問符がついちゃいます!真昼間に、カーチェイスしたりするのは目立ちすぎでしょ!しかも覆面パトカーで!!
 しかも、漏れたガソリンに向かって、タバコを投げるなんてありえない!!
 目撃者が絶対にいるはず!
 マイケル・ダグラスがどうのこうのよりも、まず、マーチャント警部補が、すぐに逮捕されちゃうでしょ!!あの一連のシーンは、どう考えても納得できないです! 
 でも、ピーター・ハイアムズ監督のエンターテイメント作品だから、許しちゃいます!
 ピーター・ハイアムズ監督は、自分の最も好きな映画監督の1人なんですよね!
 監督した作品は、好きな作品!好きでもない作品!色々ありますけど、どれもこれもエンターテイメントで、観てる映画ファンを楽しませようとする姿勢が作品から感じられる監督です!
 誰もが引き受けたくないような『2010年』(1984年)を監督して、無事、普通のSF映画とて成功させたり、マーカス・ニスペル監督が降板したあと、引き受けた『エンド・オブ・デイズ』(1999年)を、エンターテイメント作品として作りあげたり、会社が倒産したため製作続行できなくなった『サウンド・オブ・サンダー』(2004年)を何とか完成させたり、とにかく普通のエンターテイメント監督だったら出来ないようなコトを普通にやってのけるから、好きなんですよね!

 ストーリー的には、マーチャント警部補が暴走しすぎちゃたり、説明的なシーンのようにCJが賞を獲ったビデオのシーンが何回も出てくるので、ラストのオチが想像できちゃったり、ちょっと疑問に思うようなところがありますけど、エンターテイメント作品としては、1970年代のアメリカの良質なTVムービーなみに楽しめる作品になっています!
 サスペンス映画ファン必見!! 75点

ダウト~偽りの代償~ [DVD]
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Happinet(SB)(D)
カナディアン・エクスプレス [DVD]
ジーン・ハックマン,アン・アーチャー,ジェームズ・シッキング
パイオニアLDC
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『72時間』デンマークサスペンス劇場

2010-11-05 00:00:45 | サスペンス
72時間
KANDIDATEN(2008年デンマーク)
 監督    カスパー・バーフォード
 脚本    ステファン・ジャウォースキー
 出演    ニコライ・リー・コス、ウルフ・ピルガード
        ラウラ・エリザベット・クリステンセン
        ツヴァ・ノヴォトニー

 ■ストーリー■
 父親の弁護士が何者かに殺されたヨナスは、酔った勢いでクラブで知り合った女性とホテルで過ごすが、翌朝、目覚めるとその女性の死体がころがっているのだった。家に帰ると、ホテルの部屋に入るヨナスの姿が映ったビデオが送られているのだった。ビデオの最後に500万クローネの金額と受け渡しの場所が指示されていたのだった。

 ■感想■
 デンマークのサスペンス映画。 
 デンマーク製ということを抜きにしたら、何の特徴も無い普通のサスペンス映画です。
 可も無く不可も無く、まるで、脚本も監督も一生懸命作った「ちゃんとしたTVの2時間サスペンス」っていうレベルの内容です。

 エンターテイメント作品としては、ちょうど良いランニングタイム92分なのに、ダラダラした展開で長く感じちゃいます!
 長すぎ!長すぎ!
 あと、20分くらいは刈り込んでくれないと…。
 主人公のヨナスが、敵の罠に落ちて、ホテルの部屋で目覚めて、女性の死体を見つけるまでに21分!
 そこまでも、ダラダラ…。ダラダラ…。
 映画の冒頭、林の中でランニングする主人公のシーンとか、意味の無いシーンが多すぎ!
 
 ヨーロッパ映画の雰囲気を味わえればOKみたいな映画ファンには、良いでしょうけど、ストーリーの大したこと無いし、今一、今二、今三な感じです。こういう映画を観慣れている映画ファンなら、犯人はすぐに分かっちゃいます。登場人物が少なすぎ!

 ところで、犯人側に刑事がいるんですけど、どういうコトなんでしょうか??
 いくらなんでも、刑事が悪人の側についているのはおかしいでしょ!悪徳警官ってことなんでしょうかね??
 説明不足すぎ!!
 
 ハリウッド製のバカなサスペンス映画が、まともに思えてくるような作品です。

 でも、デンマーク製のこんな地味な内容のサスペンス映画が観れるのは、幸せと思わなきゃいけないですよね。でも、でも、でも、イタリアやフランスやヨーロッパのエンターテイメント映画の方を先にソフト化して欲しいです!!
 
 ちょっと、思いつくだけでも、
 ・『ミラノ・コネクション』(2007年)の前編“Palermo Milano solo andata”(1995年)
 ・A・J・クイネル「燃える男」のイタリア、フランスでの映画化“Man on Fire”(1987年)
 ・フランス製の犯罪ドラマ“Le choix des armes”(1981年)
 ・アンソニー・クイン・フランコ・ネロ出演の犯罪ドラマ“THE SALAMANDER”(1981年)
 ・アラン・コルノー監督のスリラー“Crime d’amour”(2010年)
 ・フランコ・ネロ出演のドイツ製のスリラー映画“Die 8. Todsunde Das Toskana-Karussell”(2002年)
 ・スウェーデン製のアクション映画で『ゼロ・トレランス』(1999年)、『エグゼクティブ・プロテクション』(2001年)のユーアン・ファルクが主人公のシリーズ3作目“DEN TREDJE VAGEN”(2003年)
 ・同じく4作目“Johan Falk GSI-Gruppen for sarskilda insatser”(2009年)
 
 等々、メジャーな作品から海外でもあまり評判の良くない作品もありますけど、どこかのメーカーさんから発売してくれないでしょうかね??
 
 こういうC級系な内容のサスペンス映画より、早くソフト化して欲しい作品がいくつもあるのに…。 30点

72時間 [DVD]
ニコライ・リー・カース
ビデオメーカー
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『ロスト・コード』J・M・ジンメル「シーザーの暗号」映像化

2010-10-15 23:45:23 | サスペンス
ロスト・コード
UND JIMMY GING ZUM REGENBOGEN(2008年ドイツ)
 監督    カルロ・ローラ
 脚本    ユーゲン・ブッシャー
 原作    J・M・ジンメル
 出演    ハノイ・フェルヒ、デネンシュ・ゾウデ
        ウォルフ=デートリッヒ・スプレンガー、ジュディ・ウィンター
        エリザベス・ラース

 ■ストーリー■
 マヌエルの父親が、ベルリンの街で見知らぬ老婆に毒殺される事件が起きる。老婆はマヌエルの父親を殺したあと服毒自殺するのだった。死体を引き取りに、やってきたマヌエルは、老婆の孫で刑事のイレーネとともに事件の調査を始めるのだった。

 ■感想■
 オーストリア生まれのドイツのスパイ小説家J・M・ジンメル「シーザーの暗号」の映画化作品。
 今作は、ドイツ製のTVムービーです。

 「シーザーの暗号」は1971年に、同タイトル“UND JIMMY GING ZUM REGENBORGEN”、アライン・ヌーリー主演で映画化されているのでリメイクということになります。1971年版はランニングタイムが133分と長めの作品ですが、TVムービーの今作は、1971年版と比べると、長さだけですけど90分とかなり刈り込んだ長さの作品になっています。

 登場人物が多く、映像化されたシーンでなくセリフだけの説明のシーンもあるので、一生懸命観ていないと、物語においていかれることになるので注意!
 ドイツでは、こんな作品を、堂々とTVでオンエアしているんですか??日本の2時間サスペンスとは大違い!
 今作と日本の2時間サスペンスを比べたら
 月とスッポン!
 “ゾンビ”と“世界の中心で、愛をさけぶ”
 “若山富三郎版子連れ狼”と“水戸黄門第42部”
 “ハネムーンクライシス新妻蒸発”と“シャッターアイランド”
 
 TVムービーということもあり、90分ということもあって、テンポ良くストーリーが進んでいって、あっという間に終わっちゃいます。逆に、物足りないくらいかも??もう少し、あと20分くらい長くても良かったかも!!

 監督のカルロ・ローラは、ドイツのTV界を中心に活躍している監督さんのようですね!
 今作以外にも、犯罪物やスリラー系の作品としては
 “Gefahrliche Traume-Das Geheimnis einer Frau”(2000年)
 “SASS”(2001年)
 “Die schone Braut in Schwarz”(2004年)
 等々を監督しています。
 
 どうもドイツ映画って、テンポが悪くて、面白いシーンも特に無いって印象があって、今一、イメージが悪いんですけど、今作を観るかぎり、そんなコト無いです!
 TVムービーだからなのか、テンポも良いし、最後まで楽しく観れます!

 謎の殺人事件が、世界を揺るがす陰謀につながっていく、サスペンス物の王道のストーリーです。

 ところで、主人公は父親の作ったノートを燃やしちゃいますけど、あれで、もう主人公は狙われないと思うんですけど、そうはいかないんでしょうかね??何か、秘密を知っていると思われて、各国のスパイ組織に狙われちゃうんですかね??
 大長編の映画化なんで、かなりストーリーを、はしょっているんでしょうけど、とにかく面白く観れます! 65点


シーザーの暗号〈上〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房
シーザーの暗号〈下〉 (1977年) (イフ・ノベルズ)
J.M.ジンメル
番町書房

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『サベイランス』藪の外の殺人鬼

2010-10-09 22:34:26 | サスペンス
サベイランス
SURVEILANCE(2008年アメリカ、カナダ、ドイツ)
 監督    ジェニファー・リンチ
 脚本    ケント・ハーパー
        ジェニファー・リンチ
 出演    ジュリア・オーモンド、ビル・プルマン
        フレンチ・スチュアート、ベル・ジェームス
        ライアン・シンプキンス、マイケル・アイアンサイド
        ギル・ゲイル

 ■ストーリー■
 猟奇的な連続殺人事件の起きているサンタ・フェの田舎町にFBI捜査官のサムとエリザベスがやって来る。殺人鬼が起こした事件で生き残った者たちから証言を得るためだった。生き残ったのは、田舎道で恐喝を行う悪徳警官ジャック、恋人のジャンキーを殺された麻薬中毒の患者ボビー、家族を殺された少女ステファニーたちだった。
 3人の証言から、犯人を割り出そうとする2人だったが、3人の証言は微妙に食い違っているのだった。

□■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 ジェニファー・リンチの描くサスペンス映画。
 いわゆる“藪の中”系のスリラー映画かと思いきや、内容は以外にも、ごくごく普通のストレートなサスペンス映画でした!

 謎が謎を呼ぶような展開になりそうなのに、そうはならずに、中盤で、あっという間にネタをばらしちゃいます。
 まぁ、ネタがばれたあとも、ストーリーが続くんで、ネタバレは大して重要な要素では無いってコトなんでしょうね。

 それでも、犯人たちが分かったときは、けっこうビックリしました!
 全然、想像もしていなかったので、このトリックには驚いちゃいました!
 驚き度★★★
 でも、クライマックスの前に、このトリックが明かされちゃうのは、ちょっと残念な感じがしちゃいます!!

 デヴィッド・リンチ監督の娘のジェニファー・リンチが監督したサスペンス映画と思わなければ、かなり楽しく観れる作品になっています。
 ジェニファー・リンチは、『ボクシング・ヘレナ』(1993年)以来の長編作品が、ごく普通のサスペンス映画の今作ってどういう風の吹き回しなんでしょうねぇ??
 多くの作品を監督しているんなら、こういう作品や色んな作品を撮っても不思議でも何でも無いですけど、あんまり作品を撮らない監督が、こんな普通のエンターテイメント作品を撮ると、「どうしちゃったの??」って思っちゃいます!!

 ジェニファー・リンチは、父親のデヴィッド・リンチ監督から、思わせぶりなミステリ映画的演出の才能は受け継がなかったようですけど、エンターテイメント作品の演出力は、及第点は軽く超えています!
 こんな普通のサスペンス映画が監督出来るなら、もっと前からたくさんたくさん映画を撮って欲しかったですね!
 
 今作の最大のトリックは、ジュリア・オーモンドとビル・プルマンのFBI捜査官2人組みのキャスティングです!いかにも主人公然とした2人が、連続殺人鬼だというのが効いています! 
 
 ジェニファー・リンチ監督も、今後は、どんな作品を監督していくのか、ちょっとだけ興味が湧きますね!もう、こういうサスペンス映画を次から次へと撮っていって欲しいです!!65点

サベイランス [DVD]
ぺル・ジェームズ,ビル・プルマン,ライアン・シンプキンス,ジュリア・オーモンド,マイケル・アイアンサンド
Happinet(SB)(D)
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