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『ザ・ビッグバン!!』

2020-12-02 11:23:06 | サスペンス

ザ☆ビッグバン!!
THE BIG BANG(2010年アメリカ)
 監督:トニー・クランツ
 脚本:エリック・ジェンドレセン
 出演:アントニオ・バンデラス
    トーマス・クレッチマン
    ウィリアム・フィクトナー
    シエンナ・ギロリー
    デルロイ・リンドー
    サム・エリオット

 ■ストーリー■
 深夜、ある事件を解決した探偵ネッドのもとに、終身刑で服役していた元ボクサー、アントンがやって来て、ある女性を探して欲しいと依頼するのだった。その女性レクシーは、監獄にいるアントンと文通を続けていたが、出所後、レクシーの元を訪ねたが行方が分からなくなっていたのだ。
 なぜ、終身刑だったアントンが出所できたのか??
 なぜ、美人のレクシーは会ったこともないアントンと文通を続けていたのか??
 疑問を抱きつつ、ネッドは捜査を始めるのだが、ネッドの行く先々で人が死んでいくのだった…。


 ■感想■
 アントニオ・バンデラス主演のクライムサスペンス。
 監督、製作は、人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」の製作総指揮のトニー・クランツ。
 脚本は、『ザ・ネゴシエーター 交渉人』(2000年)、『サブライム 白衣に潜む狂気』(2006年)のエリック・ジェンドレセン。

 アントニオ・バンデラスが大活躍するアクション作品と思いきや、全然弱くてやられまくり、、、。
 クライマックスで少しだけ活躍するものの、ノリは完全に探偵もの。
 
 ロバート・ミッチャムの『大いなる眠り』(1978年)を観るような気持ちで観ると良いかも??そうするとクライマックスの意味の分からないビッグバン製造機とかに驚けるかも??

 でも、映画としては『大いなる眠り』(1978年)の方が全然面白かったりして、、、。好みの問題でしょうけど、、、。

 今作を観たのが2012年で、8年経つと、この作品も観たという記憶しか残っていないような作品に、、、。それでも、クライマックスのトンデモな展開からは面白くなるので記憶に残ってますが、、。

 この内容でランニングタイム101分は長すぎ!!80分(本編75分)くらいでまとめてくれればもっと面白く観れたかもしれないですが、、、。
 なおかつ、主人公の回想シーンでストーリーが進むのも盛り上がらない度をアップさせています!!普通に時間軸を回想形式にしない方が良いと思うんですが、どうなんでしょう。

 1度観れば十分っていう感じですが、細かいところ忘れてしまっているので、観直さないといけないかも、、、。

 

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『外科医』

2020-11-06 23:42:54 | サスペンス

外科医
AMONG SUSPECT(2000年ドイツ)
 監督:ベルント・ベーリッヒ
 脚本:ベルント・ベーリッヒ
    フレート・ブライナーストーファー
 出演:カトリーヌ・フレミング
    ヘンリー・ヒューブヒェン
    ドミニク・ホルヴィッツ
    イングリッド・ヴァン・バーゲン

 ■ストーリー■
 シルヴィアはある夜、公園で動物の仮面をかぶった男に襲われる。叫び声を聞いた兄のマーカスが助けに来て大事にはいたらなかったが、その後警察署で、若い女性を襲ってくちびるを切り取る2人の犠牲者を出した連続殺人犯”X”の”事件ではないかとシルヴィアから話を詳しく聞こうとするのだった。
 警察は、家から離れた公園まで助けに来るのが早すぎるのではと、マーカスに疑いの目が向けられるのだった。

 シルヴィアの夫で整形外科医ギテスが警察に迎えに来るが、彼は家に帰ったあと夜勤のため勤め先の病院へと出かけてしまうのだった。 

 警察は、犯行現場に落ちていたビデオテープに映っていた画像から、ギテスと内科医マーカスが勤めていた病院へと捜査に向かうのだった。マーカスが食べていたミントタブレットが現場に落ちていたこと、ビデオテープに映っていた医療装置の超音波診断機が病院にあるものと酷似していて疑いはマーカスに、、、。

 ■感想■
 未DVD化、未Blu-Ray化作品を記事にするシリーズ。

 今回、記事にするのは、2000年のドイツ製のTVムービー。

 日本の1980年代の2時間サスペンスの方が100倍面白いです、、、。
 
 自分は、なんで、こんな映画のストーリー、観た当時、ノートにしっかりチェックしていたんでしょう??忘れないようにするためでしょうけど、ハッキリ言って忘れて良いです、、。

 日本の2時間サスペンスの方が面白いとか書きましたけど、1980年代の作品と比べるのも時代的に比較対象が違うので、日本の2000年の2時間サスペンスと比べたらどうなんでしょうね??

 日本の2時間サスペンスも1990年くらいまでは、けっこう面白い作品もあった気がするんですが、2000年代はもうビデオ撮りでシリーズ物ばかりになっていた時代でしょうか??
 そう考えると、日本の2時間サスペンスと同じくらいの面白さでしょうかね??
 1990年代以降は特に、2時間サスペンス観ていないので、良くわからない、、、。
 
 オチにむけてのサプライズもなければ、ヒネリも何もない、1番怪しい感じで、怪しい行動をしていた人が犯人です、、、。
 ビデオパッケージには、驚きの結末とか、二転三転する展開みたいな宣伝が載っていたような気もするんですが、、。確かに、盛り上がらずに終わるんで衝撃の結末でしたけど。
 
 今作で1番面白かったのは、女性刑事が銃にサイレンサーをつけるシーンです。

 何で警察が、拳銃にサイレンサーをッ!!!!

 今作をリリースするなら、もっと面白い作品がいくらでもあったような気が、、、。
 ドイツ映画(TVムービーですけど、、、)って、あんまり面白くないって思っちゃうような作品です。

 ランニングタイム91分が長く感じちゃいました。放送枠があるから、短くもできないんでしょうけどね。 

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『トラップ&ゲーム』

2020-05-03 22:58:05 | サスペンス

トラップ&ゲーム
WHEN JUSTICE FAILS(1999年アメリカ)
 監督:アラン・A・ゴールドスタイン
 脚本:トニー・ケイデン
 出演:ジェフ・フェイヒー
    マーリー・マトリン

 ■ストーリー■
 性的犯罪の容疑者が髪を切られ殺される事件が発生する。事件の捜査にあたる刑事トム・チェイニーは被害者を取り調べていた女性検事ケティ・ウェッソンのもとへ向かう。裁判中だったケティは新たな性犯罪の事件を扱っていたが、裁判は証拠不十分で容疑者な釈放になるのだった。釈放された容疑者が、前回同様髪を切られ殺される事件が発生する。
 被害者2人に関わっていたケティを、怪しいと考えるトムと相棒のランボーだったが、トムは魅力的なケティに惹かれ親密な関係になるのだった。
 トムの車のブレーキに細工がされるが、あわやのところで難を逃れるのだった。
 ランボーは、トムがケティのアパートを出るとき、ケティの通訳のジョッシュとすれ違ったので、ケティがジョッシュに頼んでブレーキに細工したに違いないと推理する。ランボーは愛で周りが見えなくなっているとトムに忠告、また、ランボーはケティが小さなころ、父親が不審な死に方をしたことを突き止める。
 父親が死んだとき1番疑われた母親が何かを知っているのではと警察で尋問を行うのだが、その後、母親から侮辱されたと聞き、ケティとトムは破局。上司からは接近禁止命令が発せられてしまうのだった、、、。


 ■感想■
 記事を更新していないので久々に更新します。
 新作の記事でなく、旧作!しかも未DVD化作品、、、。


 マーリー・マトリン主演のサスペンス映画。
 ダラダラとストーリーを細かく書いちゃいましたが、本当にダラダラとした作品です。

 感想で特に書けないので、ストーリーを書いて字数かせぎ??という話も、、、。

 

 でも、テレビの洋画劇場で吹替で放送するには、ちょうど良い感じの作品です。
 これくらいの作品が、テレビの地上波で何気なく放映されると良いんでうけどね、。

 今作を観て熱烈な映画ファンが増えるとは思いませんけど、映画が地上波で普通に放送されないと(日常的に映画がテレビで映っているという意味で)映画好きが増えていかない、、、。

 日本の2時間サスペンスを観るような気持ちで観れば十二分に面白く観れるはず、、、。

 これって、ほめてるの?けなしてるの?

 映画の中でも話題になっていますが、シャロン・スローンの『氷の微笑』みたいな作品にしたかったんでしょうねぇ~。
 TVムービーみたいな感じの作品ですが、れっきとした劇場作品のようです。

  監督は『DEATH WISH キング・オブ・リベンジ』(TV題:『狼よさらば 地獄のリベンジャー デス・ウイッシュ5』(1993年)、『スピル最終汚染』(1996年)のアラン・A・ゴールドスタイン
 脚本は『風の惑星 ストップ・ストリーム』(1989年)、『続ミスターウエストの奇妙な冒険』(1980年)のトニー・ケイデン。

 監督と脚本である程度、完成度は想像していないといけないですね。

 ちょっと前の作品かなぁ~と思っていたら、1999年だから20年前の作品なんですね、、、。
 時が経つのは早い、、、。ちょっと前どころか、ずいぶん前の作品ですね。

 氷の微笑度     ★★
 2時間サスペンス度  ★★★
 TVムービー度     ★★★★ 

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『ミケランジェロの暗号』 

2018-07-30 10:56:34 | サスペンス

ミケランジェロの暗号
MEIN BESTER FEIND(2010年オーストリア、ルクセンブルグ)
 監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
 脚本:ポール・ヘンゲ
 出演:モーリッツ・ブライブトロイ
    ゲオルク・フリードリヒ
    ウーズラ・シュトラウス
    マルト・ケラー
    ウーヴェ・ボーム

 ■ストーリー■
 1938年、オーストリアのウィーン、ユダヤ人で画廊を営むカウフマンは、国宝級のミケランジェロの素描を隠し持っていた。息子のヴィクトルは、兄弟同然に育った子ルディにこのことを話してしまうのだった。ルディはナチス親衛隊でに気に入られ出世するため、このことを密告。一方、カウフマン家は、素描と交換にスイスへと亡命しようとするのだが。

 ■感想■
 第2次世界大戦中を舞台に、ミケランジェロの素描をめぐっての争奪を描くサスペンス。少しゆるい感じの。
 でも、少しゆるめと言ってもオーストリア映画なので、ナチスの描き方はそれなりにちゃんと描いています。

 軽いコメディ調な作品でも、敵はちゃんと描かないとネ。

 実は、今作、リリースされたばかりの2012年に1回観たんですが、勘違いして観たことが無いと思って、もう1回レンタルして観ちゃいました。

 「今作と同じストーリーの映画、前に観たコトあるなぁ、」
 とか思っていたら、前に同じ作品でした!

 前に観たことありました。結局最後まで観ちゃいました。
 
 観はじめてから、30分くらい気づきませんでした。

 ドイツ映画だと思ってましたが、今作は、オーストリア、ルクセンブルグ映画でした。ノンビリした展開という印象のオーストリア映画ですが、今作はそんなことはなくテンポ良く進んでいきます。

 
 主演はモーリッツ・ブライブトロイ。

 『ラン・ローラン・ラン』(1998年)
 『ミュンヘン』(2005年)
 『ストーン・カウンシル』(2005年)
 『レディ・エージェント 第3帝国を滅ぼした女たち』(2008年)
 『ガーディアン』(2012年)ティル・シュヴァイガー監督&脚本&制作&主演のアクション映画
 『イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国』(2012年)

 等々に出演しています。ヨーロッパのエンターテイメント系をくまなく観ている映画ファンは、その他の作品にも出演しているので、見かけたことがあるはず。

 とにかくアッというまの106分!!

 映画好きには、もちろんですが、映画なんて、普段あんまり観ないとかいう人にも観て欲しい作品です。最後のオチは、途中でわかっちゃいますけど、まぁ、良いですよね。

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モーリッツ・ブライプトロイ,ゲオルク・フリードリヒ,マルト・ケラー
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『エンド・オブ・トンネル』 アルゼンチン、スペイン、サスペンス映画

2017-10-15 22:01:11 | サスペンス

エンド・オブ・トンネル
AL FINAL DEL TUNEL(2016年アルゼンチン、スペイン)

 監督          ロドリゴ・グランデ
 脚本          ロドリゴ・グランデ
 出演          レオナルド・スバラーリャ
             バブロ・エチャリ
             クララ・ラゴ

 ■ストーリー■
 事故で妻子を亡くし車椅子の生活を送るホアキンは、広い屋敷の部屋を貸すことに。間借り人としてやってきたのはストリッパーベルタと彼女の娘ベティ。
 しかし、ホアキンは地下室でする謎の音の原因を調査し、家の下にトンネルで銀行強盗が行われようとしているのを知るのだった。ホアキンは、その現金を横取りしようと計画するのだった。
 ホアキンは、一緒に生活するうちにベルタに情が移り始めるが、実はベルタは、銀行強盗犯のガレリトの恋人だったのだ。

 ■感想■
 アルゼンチン、スペイン合作のサスペンス映画。
 主演は『人生スイッチ』(2014年)のレオナルド・スバラーリャ。

 内容は、ごくごく普通のストーリーです。
 ランニングタイム120分とかなり長めな作品です。このストーリーならハリウッドでも100分くらいにはしそうな内容の作品でした。

 ランニングタイムが長いためか緊張感もそんなになく、ユルめなスローな展開。特に中盤までは、ユルユル、ダラダラ。
 
 アルゼンチン映画ってこんな感じなんでしょうか??
 あと30分くらいカットしたら、展開も早くなって印象もかなり違った感じになったと思うんですが。

 最後に活きてくる年老いたワンちゃんのための睡眠薬の使い方とか面白いところもあるんですが。
 
 また、ヒロインの娘が、ワンちゃんと心通わせるシーンも感動的だったり。
 
 こういう映画定番のヒロインの娘がトンネルに入って、強盗団に見つかりそうになってハラハラドキシーンとか、良いシーンもあるんですが、やっぱり120分は長すぎ!!


 ストリッパーという設定のためか、なぜか踊り始めるヒロイン。
 
 いつのまにか主人公が、強盗の一味のヒロインに好意を寄せてしまう設定。
 強盗の一味だと分かっているのに!!
 
 車椅子の必然性を感じさせない主人公の設定。

 ラストもとってつけたようなハッピーエンディングはなぜ??


 でも、ヒマつぶしな感じで、TVムービーでも観ているかのような軽い気持ちで観れば、それなりに楽しく観れるかも。 40点


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『ギリシャに消えた嘘』パトリシア・ハイスミス原作映画化

2015-11-14 12:14:36 | サスペンス

ギリシャに消えた嘘
THE TWO FACES OF JANUARY(2014年イギリス、フランス、アメリカ)
 監督          ホセイン・アミニ
 脚本          ホセイン・アミニ
 原作          パトリシア・ハイスミス
 出演          ヴィゴ・モーテンセン
              キルスティン・ダンスト
              オスカー・アイザックス

 ■ストーリー■
 1962年、ギリシャを旅する裕福そうなアメリカ人の夫婦チェスターとコレット。観光地でツアーガイドをしているライダルは、どことなく父親に似ているチェスターに興味を持つのだった。偶然知り合ったライダルは2人の旅行ガイドになることに。
 しかし、ある晩、夫婦のもとに探偵が現われ、チェスターに金を要求するのだった。実は、チェスターは、アメリカで投資家たちの金を騙して持ち逃げしていたのだった。

 ■感想■
 パトリシア・ハイスミス「殺意の迷宮」(創元推理文庫)の映画化。
 パトリシア・ハイスミスといえば映画ファンには『太陽がいっぱい』(1960年)『アメリカの友人』(1977年)『リプリーズゲーム』(2002年)などのトム・リプリーのシリーズでお馴染みの作家ですね。
 アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画のクラシックの名作『見知らぬ乗客』(1951年)の原作もパトリシア・ハイスミスです。

 現代劇にはしたくなかったのか、1960年代初頭を舞台にしています。
 原作の雰囲気をそのまま映像化したかったんでしょうね。
 舞台も1960年代なら、演出も1960年代チックで、原作小説の映画化としては正しいんでしょうが、ミステリー、サスペンス映画として観ると、自分的には少し物足りない気もしちゃいました。

 確かに1960年代初頭の作品としてみれば、こんな感じにあるんでしょうねぇ。

 ギリシャの美しい景色を見ながら、ノンビリ観るのがぴったりみたいな、サスペンス映画の雰囲気を楽しめばいいんでしょうねぇ。

 今のサスペンス映画や、ミステリー映画だったら、何か二転三転するようなドンデン返しも用意するんでしょうが、それもなくごくごく普通に展開していって、エンディングへ。

 たまには、こういう作品も良いかもしれないですね。時間に余裕があるときなら、特に!!

 パトリシア・ハイスミスの映像化作品を観たいという映画ファンには楽しめるかも。 40点

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パトリシア・ハイスミス原作小説の映画化作品。

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『ネットストーカー』何でも遠隔操作できます!

2015-04-29 21:59:49 | サスペンス
ネットストーカー
OFFLINE(2012年カナダ)
 監督          カーティス・クロフォード
 脚本          クレイグ・ウェンマン
 原案          クリス・ランセイ
 出演          ミーシャ・バートン
              ロン・レア
              マルコ・グラッツィーニ
              ダニエル・リーヴァイ

 ■ストーリー■
 1999年謎のストーカーにつきまとわれていたエイデン・アシュリーは、ある晩、自宅に侵入してきたそのストーカーに両親を殺され自分も間一髪のところを、通報でやってきた刑事ペイジによって保護されるのだった。
 13年後、エイデンはネットとかけ離れた生活を送り名前を変え画家となっていた。刑事のペイジは、ネットの専門家を雇い、エイデンの行方を探し始めるのだった。そんなある日、画廊にやってきたポールと親密になっていくのだが…。

 ■感想■
 ミーシャ・バートン主演のカナダ製のテレビムービー。
 テレビの枠があるためかランニングタイムは92分と短めで観やすい長さになっています。
 でも、テレビムービーなので、大してストーリーにヒネリもなく、どう見ても怪しそうな人物が犯人という、脚本的に、ちょちょいのちょい映画に!!
 それもテレビムービー的な意味で、1番怪しい人物という何の工夫もない感じです!!

 「刑事コロンボ」のクリエイター、リチャード・レヴィンソンやウィリアム・リンクのような本格的な作品を見せてくれとは言いませんが、今作のノリは1980年代の日本の2時間サスペンスくらいのデキ!!
 はっきり言ってミステリーとしては「ジェシカおばさんの事件簿」の方が良くできています!!

 でも、テレビムービーとか思って観ていると『解剖室殺人事件』(ビデオ題:『キルジョイ』)(1982年)みたいな大傑作ミステリーもあるので油断できないですよねぇ。

 今作の場合、製作者たちは、ジャンルとしては「ミステリー」というよりは、「サスペンス」を狙って作ったんでしょう!!

 今作は、何も観るものがなくて、観るならまだ良いですが、他に何かみたいのがあって、そっちを犠牲にしてまで観るのはっちょっと…。って感じですが、ミーシャ・バートンのファンなら観ても面白いかも??(ちょっと俳優のファンになったことないんで良く分からないですが)

 2012年の作品ですが、犯人がいかにネットに強いと言っても、パソコンから家の電気とかいろいろ遠隔操作までしちゃうのはやりすぎでは??
 すべてパソコンで操作できてしまうような家なんでしょうかね??

 それにヒロインの名前ですが、姿を隠しているくせにエイデンという名前を使って個展って、不用心すぎ!!ネットの絵から居場所がばれるという設定ですが、こんなんだったら、名前でばれちゃいそう!!

 まぁ、最後はテレビムービーらしく、ちゃんと解決するので普通に楽しめるって感じでしょうか??  50点

ネットストーカー [DVD]
ミーシャ・バートン,マルコ・グラッツィーニ,ダニー・レヴィ,ロン・レア,ピーター・マイケル・ディロン
アメイジングD.C.
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『デッドハング』上司に相談するときは、良く考えてから…

2015-04-07 01:52:44 | サスペンス

デッドハング
FREE FALL(2014年アメリカ)
 監督          マレク・アッカド
 脚本          ドウェイン・アレクサンダー・スミス
 出演          セーラ・バトラー
              マルカム・マクダウェル
              D・B・スィーニー       


 ■ストーリー■
 大手証券会社ゴールトキャピタルに勤めるジェーンは、出勤後、上司が自殺をしたことを知るのだった。社長から彼の後任にならないかと言われたジェーンだったが、上司の自殺を納得できない彼女は返事を保留するのだった。
 家族も知っていたジェーンは、自殺したと思われた上司の机周り整理をしている最中に、机の下からUSBメモリーを発見するのだった。メモリーには、会社の誰かが会社の資金を流用している事実を表すデータが入っていた。ジェーンは早速、上司に相談するのだが…。

 ■感想■
 ビルに閉じ込められた主人公が、殺人鬼に狙われる会社スリラー。
 
 『高層の死角』(TV題:『恐怖の超高層ビル 真夜中の連続殺人鬼』)(1989年)、『処刑ハンター』(1990年)、『NSFW絶対消去』(2014年)等々、このジャンルの作品もいくつかあります。

 限られた空間の中で、主人公が殺人鬼に襲われるという設定は単純ですが、結構面白い作品がいくつも!! 

 冒頭、ヒロインがキックボクササイズか、キックボクシングをやっているシーンがあり、ヒロインが運動能力(特に格闘系)が高いことがわかります。
 このシーンがあるかないかで、後半のクライマックスの殺し屋との対決シーンが、こういうエンターテイメント映画としてリアルな設定かどうかが変わってきますからね。

 実際は、こんなコトムリでも、「そういえばヒロインはキックボクシングやってたしな」って観客は少しは思いますからね。

 ところで、こういう作品の定番の展開ですが、ヒロインのジェーンは、1番怪しい上司に、会社のヤバいデータがあることを相談しちゃいます。実際、見つけたら直属の上司に相談しなくちゃいけないんでしょうけど、この行動はまずすぎ!!
 
 でも、こうしないと、映画にならない!!

 あと雇われた殺し屋もつぎつぎに殺しまくって、いくら殺人事件の多いアメリカとはいえ、やりすぎ感が強いですね。
 ワイドショー、大喜びの事件で、連日報道で会社のイメージが悪くなっちゃいますよね。警備員、エレベーター修理の人、ヒロイン、どうするつもりだったんでしょう??

 ランニングタイムが90分と短めなこともあって、最後までだれることなく、面白く観れました!! 60点

デッドハング [DVD]
ドウェイン・アレクサンダー・スミス
アルバトロス

 

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『テリトリー8』感染ムービーZ級

2015-03-16 01:32:19 | サスペンス

テリトリー8
TERRITORY 8(2013年アメリカ)
 監督          ケリー・シュワルツ
 脚本          ケリー・シュワルツ
 出演          マイケル・A・タスハウス
              ヒュン・ウォン
              スチュー・チェイケン

 ■ストーリー■
 アメリカ、ネバダ州の化学工場で事故が発生し、工場が爆発、化学薬品が漏れ一帯は避難地区になる。工場の会社は、漏れた薬品の被害を抑えるため植物学者のイーライ・ドルトンを派遣し対策を講じるのだった。研究の末、土壌の草木は回復に成功するが、ドルトンと働いている化学者シンは中国からのスパイで、その新種の薬品を使うために中国から指示されていたのだった。
 また、工場から112キロも離れたテリトリー8地区にある地方の町では、住民たちが、化学薬品が含まれた飲料水を飲んで死んでいく症状が発生していたのだった。

 ■感想■
 新種の化学薬品による被害を描いたディザスタームービー。
 と、思っていたら、工場の緊急避難シーンはすぐに終わり、数か月後、化学薬品の被害を抑えるためにやってきた科学者のドラマに急展開!
 あれ、ずいぶん、思っていた印象と違う…。

 中国のスパイも絡むと思ったら、冒頭シーンだけで、その後は全然ストーリーに絡まない!!
 
 ならば、このスパイの要素は全然必要ないのでは??
 
 「どうなった??スパイ話??」

 とにかく工場内の部屋と、田舎町がちょこっと出てくるだけの超低予算のサスペンス映画でした。それも全然盛り上がらないサスペンスドラマ。
 いっそのこと、”サスペンス”を取っちゃって、「普通のドラマ」に分類した方が良いかも??と思うくらいの作品でした。

 登場人物も少なく、ストーリーもダラダラした感じで、超低予算!!
 久々に観ちゃいましたZ級映画。

 娘が感染して、研究所(工場?)に潜入してくるオヤジが、暴走しすぎ!
 関係者を殺そうって、逆恨みしすぎでしょ。
 もし、娘が元気になったら、町に戻って何ていうつもりだったんでしょう??
 普通は、化学者に治療薬作らせるとかするでしょう!!

 今作に比べたら、同じく感染をテーマにした作品で、ブライアン・ボズワース主演のB級アクション映画『スピル最終汚染』(1996年)が、A級のアクション映画に思えちゃいます。


 今作のオリジナルのランニングタイムは96分みたいですが、日本でリリースされたのは81分版です。確かにカット版をリリースしたい気持ちは良く分かります!!
 今作の96分版って、もっとゆっくり展開しているってことですよね。どんなシーンが日本リリース版より足されているんでしょうねぇ??  20点


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マイケル・A・トゥースハウス,ヒュン・ウォン,ストゥ・チェイケン,ジャスティ・ハッチンス,コリン・ワード
アメイジングD.C.
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『殺しのロザリオ』エルモア・レナード脚本、フレッド・ウォルトン監督スリラー

2015-02-22 21:25:57 | サスペンス

殺しのロザリオ
THE ROSARY MURDERS(1987年アメリカ)
 監督:フレッド・ウォルトン
 脚本:エルモア・レナード
    フレッド・ウォルトン
 原作:ウィリアム・X・キンツル
 出演:ドナルド・サザーランド
    チャールズ・ダーニング
    ジョセフ・ソマー

 ■ストーリー■
  デトロイトでは、聖職者が殺される連続殺人事件が発生していた。被害者の手にはロザリオが遺されていた。ロバート・ケスラー神父の知り合いのシスターも被害者となるのだった。そんなある日、教会でケスラーは犯人から懺悔をされるのだった。懺悔された内容を口外できない彼は、独自に調査を始めるのだが…。

 ■感想■
 犯人から、殺しの懺悔をされた神父を描くサスペンス映画。
 

 監督、脚本は『夕暮れにベルが鳴る』(1979年)『超高層の死角』(1989年)『新・夕暮れにベルが鳴る』(1993年)のフレッド・ウォルトン。
 共同脚本は数多くの映画の脚本を書いて、自らの小説も原作として、数多くの作品が映画化された作家エルモア・レナード。
 エンターテイメント映画ファンには『バート・レイノルズのスティック』(1985年)、『ジャッキー・ブラウン』(1997年)、『3時10分、決断のとき』(2007年)の原作者で有名。

 フレッド・ウォルトン監督も『夕暮れにベルが鳴る』をリアルタイムで観たときは、

「これは、すごい才能がある監督の登場だぁー!」

 と思って、その次の作品以降の作品に期待したんですが、その後、撮った作品は、、、、。
 つまらなくないけど、大傑作でもないみたいなどれもこれも”平均以上だけど大傑作でない”みたいな作品ばかりでちょっとだけガッカリした思いが、、、。


 今作も脚本にも関わっていますが、特に記憶に残るような作品でもないです。

 
 共同でエルモア・レナードが脚本を書いていますが、、、。
 
 今作の原作は、ウィリアム・X・キンツル(WILLIAM X.KIENZLE)の書いた作品で、どうやらケスラー神父を主人公にしたシリーズの1作目のようです。
 日本ではまるっきり知られていない作家ですが、シリーズはかなりあるようで、それなりに人気があったんでしょうね。
 カソリックの司祭からミステリー作家に転向したらしいです。



 犯人から殺人の告白を懺悔のときにされた神父が主人公という設定が、ヒッチコック監督のある作品ぽくて少し興味がそそられますが、映画全体は少しダレ気味な感じで、ごくごく普通のサスペンス映画でした。

 フランスの【コニャック国際映画祭】では評判が良かったらしく、観客賞(フレッド・ウォルトン)、特別脚本賞(フレッド・ウォルトン、エルモア・レナード)を受賞しています。
 フランス人は、こういうの好きなんですね、多分。


 でも、何も期待しないで、それこそ1990年代以降の日本の2時間ドラマを観るつもりで観れば、かなり面白く観れるはず!!   

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『ヘブンズ・プリズナー』114分版?

2015-02-20 00:57:21 | サスペンス

ヘブンズ・プリズナー
HEAVEN’S PRISONERS(1996年アメリカ)
 監督          フィル・ジョアノー
 脚本          ハーリー・ペイトン
              スコット・フランク
 原作          ジェイムズ・リー・バーク
 出演          アレック・ボールドウィン
              ケリー・リンチ
              メアリー・スチャート・マスターソン
              エリック・ロバーツ
              テリー・ハッチャー

 ■ストーリー■
 元ニューオーリンズ警察の刑事デイヴ・ロビショーは退職し、今では貸しボート屋をして生計をたてていた。ある日、妻のアニーと湖にいるときに飛行機が湖に墜落する事故に遭遇するのだった。デイヴは湖中に潜り飛行機の中から少女を救出するのだった。
 この事件に首を突っ込むなという麻薬取締官の忠告を無視して事件の捜査を始めるのだった。この飛行機の事故には麻薬がからみ、デイヴの昔からの知り合いでギャングのボス、ババが関わっていそうなことを知るのだった。

 ■感想■
 ジェイムズ・リー・バーグ原作「天国の囚人」(角川文庫)の映画化作品。
 
 フィル・ジョアノー監督は『愛という名の疑惑』(1992年)を観たときに、けっこう面白かったので、「もしかしたら、サスペンス、スリラー映画が得意な新しい監督か??」と思っていたんで、前から観たいと思っていたんですがノビノビになって観ていませんでした。

 その後、フィル・ジョアノー監督作をチェックしていたら、ドラマ系の作品やら、スポーツ系の作品とか撮っているので、特にスリラー映画に興味がある監督で無いんだなと思ってちょっとガッカリした気持ちに。

 
 今作は原作は未読なので良く分からないんですが、映画の主人公としては行動が意味不明!!
 ハードボイルド作品の主人公としては、事件の捜査を始めてしまうのがサガなんでしょうが、映画の主人公としてはバカにしか見えない!!
 
 麻薬取締官が、宝を失いたくないなら「首を突っ込むな」と忠告しているのに、ワザワザ首を突っ込んでいくんですからね!!

 アレック・ボールドウィンが捜査を始めるから、次から次へと事件が起きている状態!!

 「お前が原因だ!!」

 と思わず突っ込んじゃいました!!ジェイムズ・リー・バークのデイヴ・ロビショーシリーズも、今作が映画化されたときでもかなりあったのに、なぜこの「天国の囚人」を映画化しちゃったんでしょうか??

 それとも今作が1番、映画化しやすい作品だったんでしょうか??

 フィル・ジョアノー監督の演出は普通で、可もなく不可もなくって感じでした!!
 ストーリーも可もなく不可もなくって感じだったんで、本当に観終わった瞬間、観たことしか記憶に残らないような作品になっちゃいました。
 



 ところで、今作のラニングタイムは、ネットで調べてみたら132分(133分)らしいのですが、VHS版は114分なんですよね~。日本で劇場公開されたのは132分版だったんでしょうか??

 114分版でもかなり長く感じたので、132分版はどんな感じなんでしょう??

 今作のDVDは、廉価版が字幕のみで発売されていますが、ランニングタイム126分のようです。これはPAL早回し版ってことなんでしょうか??それとも6分カット版??  60点
 

ヘブンズ・プリズナー EMD-10014 [DVD]
アレック・ボールドウィン,ケリー・リンチ,メアリー・スチュアート・マスターソン,エリック・ロバーツ
キープ株式会社



「エレクトリックミスト」では、トミー・リー・ジョーンズがデイヴ・ロビショーを演じていました。

エレクトリック・ミスト -霧の捜査線- [DVD]
トミー・リー・ジョーンズ,ジョン・グッドマン,ピーター・サースガード,メアリー・スティーンバージェン
アメイジングD.C.



原作です。

ネオン・レイン (角川文庫)
大久保 寛
角川書店
天国の囚人 (角川文庫)
大久保 寛
角川書店
ブラック・チェリー・ブルース (角川文庫)
佐和 誠
角川書店
フラミンゴたちの朝 (角川文庫)
James Lee Burke,大久保 寛
角川書店
過去が我らを呪う (角川文庫)
James Lee Burke,鈴木 恵
角川書店
エレクトリック・ミスト (角川文庫)
James Lee Burke,大久保 寛
角川書店
ディキシー・シティ・ジャム (角川文庫)
James Lee Burke,大久保 寛
角川書店
燃える天使 (角川文庫)
James Lee Burke,鈴木 恵
角川書店





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『ダーク・ラビリンス』ブライアン・キーン原作グール

2015-01-08 02:02:13 | サスペンス

ダーク・ラビリンス
BRAIAN KEENE'S GHOUL(2011年アメリカ)
 監督          グレゴリー・ウィルソン
 脚本          ウィリアム・M・ミラー
 原作          ブライアン・キーン
 出演          ノーラン・グールド
              キャサリン・メアリー・スチュアート
              キャサリン・カーティン
              キャロル・ジョーン・ウェルズ
              ランディ・グラコ  

 ■ストーリー■
 1984年ティミーは友人たちダグとバリーの3人で、墓地に秘密基地を作って遊んでいた。ある日、ティミーたちと仲の良くないロニーたちが墓地の地下に降りていきティミーたちの基地を探ろうとして怪物に襲われてしまうのだった。一方、墓地でデートしていたカップルが行方不明になり男のパットの死体が発見される事件が発生するのだった。

 □■□ネタバレあり!■□■

 ■感想■
 子どもたちが主人公の冒険もの!
 と思って観たら、な、な、なんと普通のサスペンス映画でした!
 
 このタイトルで、このパッケージ!どう見たってホラーか冒険ファンタジーだと思っちゃうはず!!
 原題だって”GHOUL”ですからね。
 まぁ、ありもしない爆発シーンをパッケージに載せちゃう作品もたくさんあるから、そんなコト言っていたらキリがないんで、全然OKなんですけどね!!
 
 子どもたちが主人公なのに、ストーリーのキモになるところとか、キャラクターの設定とかが大人向けって、今作は一体、誰がターゲットなんでしょう??ハッキリ言って、子どもと一緒に観てワイワイ楽しむ作品では無いです!!

 大体、グールが出てこないって、作品の存在そのもので観ている人を驚かせたかったんでしょうか??

 本国ではTVムービーだったから、ファミリー向けのホラー映画だと思ってチャンネル合わせた人は、今作のストーリーに絶対驚くはず!!
 DVDとかレンタルショップで借りてきたら、ちょこっとムっとする映画ファンがいるかもしれないですけど、TVムービーだったら許しちゃいますよね~。

 とか言っていますが、実は今作はタイトルに”BRIAN KEEN'S”とあるように、ちゃんと原作がある作品です!!
 「ホラー映画じゃなくて、だまされた~」
 とかじゃなくて、原作があるんで、原作自体こういうストーリーなんでしょうねぇ、多分。原作が、映画と同じストーリーかどうか分かりませんけどね!!

 とか言って喜ぶ映画ファンもいるかもしれないですね。

 自分的には、このだまし方は、けっこう好きかも!!

 ただ、映画としては今作は普通のサスペンス映画なので、辛目に。50点

ダーク・ラビリンス [DVD]
キャサリン・メアリー・スチュワート,キャサリン・カーティン,ノーラン・グールド,バリー・コービン,アンドレア・フランクル
アメイジングD.C.

 

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『殺人の告白』犯人は誰だ?

2014-01-10 00:56:10 | サスペンス

殺人の告白
CONFESSION OF MURDER(2012年韓国)
 監督          チョン・ピョンギル
 脚本          チョン・ピョンギル
 出演          チョン・ジェヨン
              パク・シフ
              キム・ヨンエ

 ■ストーリー■
 1990年代、女性を狙った猟奇連続殺人事件が起き、刑事のチェ班長は図らずも犯人の広告塔となってしまっていた。最後の事件後、チェ班長は犯人に襲われ、あと一歩のところで犯人を捕りおさえようとするが、結局はとり逃し、顔に傷を負わされてしまうのだった。
 事件から15年後、時効が成立するが、犯人を名乗るイ・ドゥソクという男が現れ、事件のことを書いた告白本を出版するのだった。連続殺人鬼に見えないそのさっそうとした外見から、人気者となり告白本は売れていくのだった。チェ班長は、犯人に復讐心を燃やすが、イ・ドゥソクが本当に犯人かどうか怪しむのだった。
 一方、犯人に復讐しようと被害者の遺族たちが、ドゥソクの命を狙い始めていた・・・。

 ■感想■
 韓国で実際に起きた連続殺人事件をモチーフにしたサスペンス映画。

 「時効が成立したあとに、もし犯人が名乗り出てきたら??」ということがテーマになっています。
 そして、その犯人が、若くてカッコ良い男だったら??というオマケつきです!
 
  果たして、名乗り出てきた若者は犯人なのか??というサスペンスで盛り上げていく作品になっています!!



 でも、でも、映画の最初の方で、少しネタが割れ気味でストーリーが進んでいきます。
 チェ班長に、小声で耳打ちして、「食べかけのジャージャー麺を投げつけろ」っていうシーンで、勘の良いエンターテイメント映画ファンは、ピーんときちゃいますよね。
 後から考えても、この耳打ちのシーンは要らないです!!
 何も無いシーンから、ジャージャー麺を投げつけないとッ!!

 ランニングタイム119分は長すぎ!長すぎ!
 
 冒頭のチェ刑事と犯人の対決シーンも、ちょっと長くて、無意味なシーンでは??とは思いましたが、ストーリーに絡んでくるんで、あれはあれでOKでした!
 でも、中盤の遺族が犯人をさらうシーンや、クライマックスの犯人と刑事、遺族たちの追跡、対決シーンはいくら何でも、無意味に長すぎ!!
 この2つのシーンから15分くらいカットして100分くらいの作品にすれば、すごくテンポが良くて面白い作品になったのに・・・。

 遺族が犯人をさらうシーンや、クライマックスのシーンですが、チェ刑事も、ドゥソクも、遺族も犯人も絶対に生きていられないはずです!チャック・ノリスや、スティーヴン・セガールじゃないんだから、あんなコト起きたら絶対に大事故で、みんな重体です!!
 ミステリー映画なのか、アクション映画なのか、しつこいアクションシーンが浮きまくりで、どっちつかずな感じの作品になっちゃてます。ミステリー度が高いだけによけい残念です!  60点

殺人の告白 パク・シフ ブルーレイ スペシャルBOX (2枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
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『殺意の夏』アジャーニ、アジャーニ、

2013-08-12 00:02:13 | サスペンス

殺意の夏
L'ETE MEURTRIER(1983年フランス)
 監督          ジャン・ベッケル
 脚本          セバスチャン・ジャプリゾ
 原作          セバスチャン・ジャプリゾ
 出演          イザベル・アジャーニ
              アラン・スーション
              シュザンヌ・フロン
              ジャン・ガヴァン
              ミシェル・ガラブリュ
        


 ■ストーリー■
 南フランスに田舎町にエルという若い娘が家族とともに引っ越してくる。修理工のパンポンは、魅力的な彼女に惹かれ、ある日、エルを家に誘い入れるのだった。エルはパンポンの家の納屋でピアノを見つけるのだった。そのピアノは1950年にこの家に運びこまれたもので、エルはこのピアノを運んだドライバーたちを探していたのだった。

 ■感想■
 『さらば友よ』(1968年)(原作)、『狼は天使の匂い』(1970年)(脚本)、『ロング・エンゲージメント』(2004年)(原作)のセバスチャン・ジャプリゾ原作、脚本のミステリー映画。
 【第9回セザール賞】で主演女優賞、イザベル・アジャーニ。脚色賞、シュザンヌ・フロンが助演女優賞、編集賞を受賞しました。

 もう全編、イザベル・アジャーニを見るためだけに作られたような作品になっています。
 イザベル・アジャーニ!
 イザベル・アジャーニ!
 もう脱ぎまくりのヌードで、歩きまくり!
 あんなにキレイな少女(役柄では20歳)が部屋の中で裸で歩き回っていたら、目のやり場に困っちゃいますね。
 撮影当時、イザベル・アジャーニは、1955年生まれなので27、8歳てところですが、不安定な何も考えていなさそうな(実は企みを持った)20歳くらいの少女の役をうまく演じています。

 ミステリーの要素は低めで、こういう作品が好きな映画ファンが歓びそうな肝心な復讐シーンも回想で語られるだけ。犯人たちも、すぐに判明するし・・・。
 原作者自ら脚本を書いて、ランニングタイム134分も使っているんだから、文句のつけようは無いですけどね。原作は未読ですが、多分、映画版に雰囲気が近い作品なんでしょうね。

 ヒロインの演技や、登場人物たちの心理描写がメインすぎて、普通のミステリー映画ファンには、ランニングタイム134分は少し長すぎかも??今作のファンは良いかもしれないですけどね。フランス映画ファンにしかオススメできない感じの作品でした。【セザール賞】も受賞したってコトは、フランスの映画人は、こういう作品が好きなんでしょうね。
 観ている間も、観終わった後も、どんよりと暗い気持ちになるので、今作を観る映画ファンは、ちょっと注意!  50点

殺意の夏 [DVD]
イザベル・アジャーニ,アラン・スーション,シュザンヌ・フロン,フランソワ・クリュゼ,マニュエル・ジェラン
ポニーキャニオン

 

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『悪魔の涙』ジェフリー・ディーヴァー原作

2013-03-22 08:32:24 | サスペンス

悪魔の涙
THE DEVIL'S TEARDROP(2010年アメリカ、カナダ)
 監督          ノーマ・ベイリー
 脚本          ロン・ハッチンソン
 原作          ジェフリー・ディーヴァー
 出演          トム・エヴェレット・スコット
              ナターシャ・ヘンストリッジ
              レナ・ソファー
              ガブリエル・ホーガン
              ジョナサン・ヒギンズ

 ■ストーリー■
 昼の12時に、人々でにぎわう駅で銃の乱射があり、7人の犠牲者が死亡し、14人が負傷する事件が発生するのだった。その後、犯人グループの1人から市長あてに脅迫メッセージが届き、2000万ドルを払わなければ、毎日12時に殺人事件を起こすというものだった。2000万ドルを広大な畑の真ん中に置くよう指示してきたのだった。
 しかし、市長あてのメッセージを持った犯人と思われる男がひき逃げされ死亡してしまうのだった。犯人が死亡したため、殺戮を引き続き起こすであろう実行犯を捕らえるため引退した筆跡鑑定人パーカー・キンケイドに捜査の依頼をするのだった。キンケイドは、3年前の港に死体を捨てる連続殺人鬼ボートマンの事件がもとで、幼い息子と娘と過ごすため引退していたのだった。

 ■感想■
 ジェフリー・ディーヴァー原作「悪魔の涙」(文春文庫)の映像化したTVムービー。
 ジェフリー・ディーヴァー原作って、日本では劇場公開されたアメリカ、カナダのTVムービー『デッド・サイレンス』(1996年)と、アンジェリーナ・ジョリー、デンゼル・ワシントン出演の『』(1999年)と今作の3本くらいしかないんですよね。

 ジェフリー・ディーヴァーの作品って映像化しにくいんでしょうかね?
 アイデア不足で、外国映画のリメイクや、少し前の自国の映画でもリブートとか言って映画化しちゃうハリウッドなのにねぇ。
 映画化には向かない作品が多いんでしょうか?
 もちろん、原作の映画化権が高いとか、映像化を許可してもらえないのかもしれないですね。

 今作は、普通に良く出来たTVムービーって感じです。普通に観る分には十分楽しく観れますけど。
 主人公は、文字の分析官で、分析するのが仕事なので、地味といえば地味です。現場で活躍するナターシャ・ヘンストリッジも、普通の刑事って感じでインパクトが弱いといえば弱いです。

 でも、TVムービーだと思って、普通に日本語吹替えで地上波で放送されていたら、それなりに楽しく観れちゃうデキにはなっています。やっぱり、アメリカ、カナダはTVムービーでも手を抜かないですね。
 分析している主人公に、最後、犯人が襲ってくるあたり、うまくストーリーが練ってあり、さすが原作がある作品は、良く出来ていると思っちゃいます。
 原作の無いオリジナル脚本の映画で、ここまで面白かったら、合格点なのに。

 主人公が子どもたちと過ごすためになった事件をさらりと描いて、キャラクターを掘り下げていたり、別れた奥さんと子どもの親権を争っていたり、ちょこちょこエピソードが事件と平行して出てきて、しっかり主人公の生活も出てきて、感情移入しやすくなっていたりしています。ランニングタイムも89分と短いのも良い感じです!  65点


DVD化はされていません!原作は文春文庫

悪魔の涙 (文春文庫)
Jeffry Deaver,土屋 晃
文藝春秋

 

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