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『バレンタイン』

2021-02-14 17:24:38 | サスペンス

バレンタイン
VALENTINE(2001年アメリカ)
 監督:ジェイミー・ブランクス
 脚本:アーロン・ハーバーツ
    ドナ・パワーズ
    ウェイン・パワーズ
    グレッチェン・J・バーグ
 原作:トム・サヴェージ(「愛をこめて、ヴァレンタイン」(ハヤカワ ミステリアスプレス文庫)
 出演:デニース・リチャーズ
    デヴィッド・ボレアナズ
    マーリー・シェルトン
    キャサリン・ハイグル
    ジェシカ・キャプショー

 ■ストーリー■
 ジェレミーがパーティーで女の子たちに声をかけ、ふられていたが、ドロシーとダンスをすることに成功する。しかし、ジェレミーとダンスしていることを周りに冷やかされドロシーは無理やり誘われたと言い訳してしまい、ジェレミーはみんなの前で裸にされてしまうのだった。
 13年後、医学生になったシェリーは、マスクをした不審者に遺体安置所に追いつめられ殺されてしまうのだった。シェリーの友人たちのペイジ、ケイト、ドロシー、リリーは葬儀で再会する。彼女たちに不気味なJメッセージカードが置かれていたのだが、、、。



 ■感想■ 
 トム・サヴェージ原作の小説の映画化作品。
 監督は『ルール』(1998年)、『ストライク・バック』(2007年)、『ロスト・ウィークエンド』(2008年)のジェイミー・ブランクス。

 トム・サヴェージは映画化できそうな作品を書いていますが、映画化されているのは本作のみのようです。映画化今作も原作とは設定が違うみたいですね。

 2月14日はヴァレンタインデーということで、『ヴァレンタイン』の記事を書きます。
 
 ホラー映画的に言うと1980年代は記念日という記念日は殺人鬼が暴れまわっていました、、、。最近は1980年代の作品のリメイクも多く2000年代もです、、、。

 ヴァレンタインデーは、今作と『血のバレンタイン』(1981年)、『ブラッディ・バレンタイン 3D』(2009年)
 4月1日は『エイプリル・フール』(『エイプリル・フール 鮮血の記念日』)(1986年)、『血のエイプリル・フール』(2008年)、『ブラッド・エイプリル・フール』(1985年)
 卒業パーティでは『プロムナイト』(1980年)、『プロム・ナイト』(2008年)
 日付以外でも、入寮式だと、『血塗られた入寮式 呪われた女子大生の謎』(1984年)。卒業式だと『鮮血!悪夢の卒業式』(1981年)、、、。

 なんで、こんなに殺人鬼が暴れまわっていたんでしょう??
 それは、こういう映画を観るファンが多かったからなんでしょうねぇ。
 
 今作は2000年代に作られたということで、スラッシャー映画というよりも、少しミステリー映画的な雰囲気もあり、それなりに楽しく観れます!!
 ティーン向けホラーとしては、十分すぎるほどの面白さ!!
 観た直後は、普通だったかな??くらいだったんですが、時間が経つと面白く感じる作品の1本です!!
 
 まぁ、本格的なミステリー映画と思わずポップコーンでも食べながら観ながら楽しく観た方が良いです!!
 この作品を観たミステリー映画ファンが、「全然ミステリー度が高くない!!」とか思ったら、すいません、、。

 

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『THE INFORMER 三秒間の死角』

2021-02-01 02:23:36 | サスペンス

THE INFORMER 三秒間の死角
THE INFORMER(2019年イギリス、アメリカ、カナダ)
 監督:アンドレア・ディ・ステファノ
 脚本:マット・クック
    ローワン・ジョフィ
    アンドレア・ディ・ステファノ
 原作:アンデシュ・ルースルンド「三秒間の死角」(角川文庫)
    ベリエ・ヘルストレム
 出演:ジョエル・キナマン
    ロザムンド・パイク
    コモン
    アナ・デ・アルマス
    クライヴ・オーウェン

 ■ストーリー■
 ピート・コズローはポーランド系の”将軍”リシャード・クメリックの麻薬組織の売人だがFBIの情報屋になっていた。6キロのフェンタニルを取引を行う予定だったが、取引相手がNY市警の潜入捜査官だったため取引は失敗、スタゼックにN潜入捜査官は殺されてしまうのだった。
 クメリックは、警官殺しは犯人が捕まるまで締め付けが厳しくなり麻薬の売買に影響が出てしまい、その埋め合わせに、ピートにベイル・ヒル刑務所に麻薬を持ち込み取り仕切るよう指示するのだった。一方、FBIはピートに将軍の言う通りベイル・ヒル刑務所で麻薬取引を行い、取引に関わった囚人と看守のリストを作成し、それを証拠に将軍を逮捕する計画を強要するのだった。

 ■感想■
 英国推理作家協会(CWA)賞受賞「三秒間の死角」(角川文庫)を映画化したサスペンス映画。原作はスウェーデン最優秀犯罪小説賞も受賞しています。

 原作は、グレーンズ警部シリーズの5作目です。舞台をアメリカのニューヨークにして映画化しています。
 今作ではコモンがNY市警の刑事グレンズを演じています。北欧ミステリはあんまり読んだコトがなくこのシリーズも未読なんですが、映画版とはどれくらい違うのでしょうか??

 映画としては、良く出来たサスペンス映画のお手本のような作品です。
 
 どこかで観たコトあるようなストーリーやシーン、登場人物ですが、面白いです!!
 面白いものは、既知感たっぷりでも面白いです!!

 豪華な出演陣、むだのないストーリー、クライマックスに向けての主人公どうなっちゃうの??のハラハラどきどき感、、、。
 もし、地上波の映画枠があるなら、ぜひ放映して欲しい作品です。
 でも、サスペンス映画ファンでない人には、前半部分が少しとっかかりにくいかも??
 中盤から、後半にかけては、このあとどうなっちゃうの??って早く先が知りたい!!って思っちゃう展開!!

 ところで、映画の事件の発端になるNY市警の潜入捜査官と取引したらどうなっちゃったんでしょう??もちろん逮捕はされるんでしょうが、こんな大事件にはならなかった気もするんですが、、、。
  
 刑務所に入るものの、他のグループに邪魔されて麻薬取引をするっていうことも全然成功していないし、あっという間に素性がばれて脱出劇に!!
 ストーリー的には少し弱い部分もありますけど、とにかく展開が早すぎ!

 サスペンス映画ですが、悩む時間もなく次から次へと展開していきます、、。
 ランニングタイム113分は少し短すぎなのでは??
 もう少しじっくりと描いて、あと、20分くらい長くても良かったのでは??
 原作は上下巻2冊ですからね、、、。 

 

配信もリンクしておきます。

 

グレーンズ警部シリーズ第1作。

 

 

 

 

 

 

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『インターセクション』

2021-01-21 00:06:08 | サスペンス

インターセクション
INTERSECTIONS(2013年フランス)
 監督:デヴィッド・マルコーニ
 脚本:デヴィッド・マルコーニ
 出演:ロシュディ・ゼム
    ジェイミー・アレクサンダー
    フランコ・グリロ
    マリ=ジョゼ・クローズ
    ムーサ・マースクリ

 ■ストーリー■
 モロッコに新婚旅行にやってきたスコットとテイラー。しかし、テイラーは家を修理にやってきたトラヴィスと愛人関係にあり、共謀してスコットを砂漠の真ん中で殺そうとしていた。
 砂漠へのドライブ中に、トラヴィスが追跡、カーチェイスになり2台の車は大暴走!砂漠にいたバスと激突、大事故に!
 スコット、テイラー、トラヴィス、護送中の凶悪犯オマール、赤ん坊を連れた母親オードリー、そしてバイクが壊れ砂漠を歩いてやってきた修理工サレイ、砂漠に取り残された6人は脱出できるのかな??

 ■感想■
 『ハーヴェスト 奪われた腎臓』(1993年)のデイッド・マルコーニが脚本&監督のサスペンス映画。
 制作リュック・ベッソンなので、けっこう大味な感じの作品なのかな??と思って観ないでいたら、あっという間に6年、、、。

 そうこうしているうちに、昨年2020年11月にTV東京「午後のロードショー」で放送したので、録画してやっと観ることが出来ました。

 面白かったです。地上波で普通に放送しているのを観たら十分楽しめる面白さです!!
 わざわざ借りてきたりしても、まとめ借りの本数合わせだったら、十分面白いです。
 出てくる登場人物たちが、みんな少しづつイヤなヤツというのもけっこう珍しい、、、。こういうサバイバル物だと、生き残って欲しいとか思わせて観客にハラハラドキドキさせるのが普通なのに、全員嫌なヤツなんで、どうでもいいやと思わせちゃうという感じに、、、。
 ストーリーや、登場人物たちの設定にもう少しヒネリがあるのかな??と思ったらドンデン返しは特に用意してなかったです、、。

 あっという間に、車も修理してさっさと砂漠を脱出しちゃいます、、、。

 「え、早すぎ、、、。」

 砂漠の水がないとか、日差しが強いとかは関係なく、怖いのは凶悪犯でした、、、。

 砂漠のサバイバル度  ★★
 凶悪犯が最も番怖い度 ★★★
 ドンデン返し度    ★
 リュック・ベッソン度 ★
 サスペンス映画度   ★★★

 ところで、今作に主人公(かと思ったら、そうでもない)でフランク・グリロが出演してましたが、最近観る機会が多いです、、。少し前に記事にした『ブラック アンド ブルー』(2019年)や、一昨日記事にした『バッド・チェイサー』(2015年)にも出演していました。

 

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『バッド・チェイサー』

2021-01-18 02:09:27 | サスペンス

バッド・チェイサー
THE BIG SKY(2015年アメリカ)
 監督:ホルヘ・ミッチェル・グラウ
 脚本:エヴァン・M・ウィナー
 出演:ベラ・ソーン
    キーラ・セジウィック
    フランク・グリロ
    アーロン・トヴェイト
    フランソワ・アルノー

 ■ストーリー■ 
 ヘイゼルは広場恐怖症を抱え自宅の部屋に閉じこもって引きこもり母親のディーと生活していた。ヘイゼルが18歳になり別れた夫からの援助を打ち切られ、ヘイゼルを砂漠にある精神科の施設に連れて行くことにするのだった。
 ディーは、他の3人の患者とともに、ヘイゼルが恐怖を感じないよう箱に入れて施設へ向かうのだが、途中、砂漠地帯で2人の男に待ち伏せされ襲撃されるのだった。
 運転手と他の患者2人は死亡、残った患者ヴィッキーが連れ去られるのだった。犯人の2人組は、撃ったディーは死んだと思い、ヘイゼルの存在に気づかなかったため、そのまま逃走していた。
 騒ぎが収まったあと、ヘイゼルは箱から出て瀕死の母親を発見、助けを求めるため、顔を隠し地面に集中し1歩づつ近くの居留地目指すのだった。一方、犯人2人組は車の中にいたヘイゼルの存在に気がつき



 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 広場恐怖症のヒロインの活躍を描くサスペンス映画。
 
 Z級映画とか地雷映画のような気がしたものの好きそうなジャンルの映画だったのでレンタル。
 
 何もチェックしないで観たら、監督はホルヘ・ミッチェル・グラウでした。
 『猟奇的な家族』(2010年)、『ABC・オブ・デス』(2012年)、『肉』(2013年)、『メキシコ・オブ・デス』(2014年)等々の監督です。。
 あとは、日本未公開のコロンビア、スペイン映画『ヒドゥン・フェイス』(2011年)のリメイク”Perdida”(2019年)を監督しています。

 突っ込みどころもありますが、ごくごく普通のサスペンス映画でした。

 広場恐怖症を抱えながら助けを求めて砂漠を進んでいくヒロインと、その存在に気づいた犯人2人組の逃走と追跡を描く映画かと思いきや、、、、そうなっていない、、、。

 「えっ、なんで??」

 
 まずは、撃たれた母親の止血ですが、何とかしないと出血多量で死んじゃうのでは??
 ヒロインのヘイゼルが出来なきゃ、母親が自分でするとかしないと、、、。

 あと、死んだふりしていた母親のディーが頭が不自由な犯人弟に銃を向けますが普通は撃っちゃうでしょ、、、。
 結局、数時間手を上げさせたまま、、、。えッお互い体力ありすぎ。
 
 ヒロインのディーは居留地に向かう途中でなぜかサイコ野郎と出会ったり、、。
 そのサイコ野郎から逃げる途中で倒れ、次のシーン(意識朦朧のつなぎのシーンはでてくるものの)では、悲鳴を聞きつけ親切な夫婦に助けられている、、、??
 このシーンの流れは、『スウォーム』冷凍室に閉じ込められた絶体絶命のシーンのはずが、気づいたら病院のベッドにいるキャサリン・ロスを彷彿とさせてくれます、、、。

 その後は、アッという間にクライマックスになっちゃいます。
 親切な夫婦と、犯人2人組とそのボスと銃撃戦になって、終了って、、、。そこまでのダラダラな展開がウソのように気づいたら終わっちゃうます。

 ヒロインはなぜか連れ去られたヴィッキーがトランクにいたこと気づきます、、。なぜ??

 

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『ライブリポート』

2021-01-12 00:05:40 | サスペンス

ライブリポート
LINE OF DUTY(2019年イギリス、アメリカ)
 監督:スティーヴン・C・ミラー
 脚本:ジェレミー・ドライズデール
 出演:アーロン・エッカート
    コートニー・イートン
    ジェシカ・ルー
    ティナ・メイヤー

 ■ストーリー■
 制服警官ペニーは事件の連絡を聞き現場に近かったため、待機の指示を受けたにも関わらず犯人を追跡する。逃走する犯人を追い詰めるものの拳銃を向けられ発砲、犯人を撃ち殺してしまうのだった。
 犯人は警察署長の娘を誘拐し身代金を受け取りに来たところを警察の存在に気づき逃走していたのだった。そして、警察署長の娘のタイムリミットが迫っていた。ネット配信のザ・ピープル.comのリポーター、エイヴァは事件を知りペニーに近づき生配信するのだった。ペニーは配信を条件にエイヴァに協力させながら事件を捜査するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 少女を助けるために警官とニュースサイトの配信リポーターが協力して捜査するサスペンス映画。

 監督は『ゾンビ・トランスフュージョン』(2006年)のスティーヴン・C・ミラー。
 スティーヴン・C・ミラー監督の日本での公開作すべて観ています。
 ホラーのTVムービー『スクリーム・オブ・バンシー 殺戮の妖精』(2011年)、ちょっとだけ危ない少年の活躍を描く『キッズ・リベンジ』(2012年)、『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』のリメイク『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』(2012年)、車に閉じ込められるスリラー映画『リムジン 余命60分』(2014年)、ブルース・ウィリス、ケラン・ラッツ主演のスパイ物『エクストラクション』(2015年)、ブルース・ウィリス出演の銀行強盗物『マローダーズ 襲撃者』(2016年)、ニコラス・ケイジ『キング・ホステージ』(2017年)、またまたブルース・ウィリス『ファースト・キル』(2017年)、シルヴェスター・スタローンのシリーズ2作目『大脱出2』(2018年)。

 最初の頃はホラー映画や、変わった感じのサスペンス映画の佳作を撮っていたのに、いつのまにかメジャーな俳優が出演するアクション映画の普通の作品を撮るようになってしまいました。 
 アクション映画でなく、ホラー映画に戻ってきて欲しいんですけどー。

  ニコラス・ケイジが出演した『キング・ホステージ』や、シルヴェスター・スタローンが出演した『大脱出2』とかは本当になぜ監督しちゃったの??みたいな感じの作品でしたけど、あとの作品はハズレがないです(自分とっては、、、。)

 アクション映画を撮る前の、2012年のホラー映画”Under the Bed”が日本未公開なので観たいんですけどね。

 今作もサスペンス映画の佳作でした。
 生配信されちゃったら、主人公の行動、犯人にもリアルタイムで筒抜け状態でおかしなコトになっちゃってますけど、そこが気にならなければすごく面白く観れます。
 ハデな銃撃戦や、カーアクション等もありますが、基本、アクションよりもサスペンス映画度が高い感じでしょうか??

 サスペンス映画度 ★★★★
 アクション映画度 ★★★
 定番の展開度   ★★★★

 最後、警察署長が、主人公にお礼を言わないのは、なぜ??みたいなところもありますが、あとのシーンは、ほとんどこういうサスペンス映画、定番な展開で安心して観ていられます。
 ランニングタイム99分と短いこともあり、主人公たちが展開に困りそうになる前に、犯人が向こうからワザワザやってきてくれます!!
 主人公に兄弟を殺されて復讐したいという気持ちは分かりますが、、犯人は死にたがっているとしか思えない精神状態ですね、、、。

 

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『ブラック アンド ブルー』

2021-01-08 22:20:37 | サスペンス

ブラック アンド ブルー
BLACK AND BLUE(2019年アメリカ)
 監督:デオン・テイラー
 脚本:ピーター・A・ダウリング
 出演:ナオミ・ハリス
    タイリース・ギブソン
    フランク・グリロ
    マイク・コルター
    リード・スコット

 ■ストーリー■
 元軍人のアリシア・ウェストは婦人警官として故郷ニューオーリンズの町に帰って来る。パートナーのジェニングスが突然命じられた夜勤を交代で行うことになりディーコンと組み夜の町へパトロールする。
 ディーコンが情報屋と会っている間、パトカーで待機するよう言われるが、銃声がしたため工場に入っていくと、麻薬課の警官が売人を撃っている現場をボディカメラで撮影してしまうのだった。警官の1人スミッテイに撃たれるものの防弾ベストで助かりその場を逃げ出すのだった。マローンとスミッティとディーコンの3人の警官に追われ、知り合いのマウスのスーパーマーケットに逃げ込むのだった。アリシアはパートナーのジェニングスに助けを求めるのだが、、、。

 ■感想■
 『UNCHAIND アンチェインド』(2010年)、『侵入する男』(2019年)のデオン・テイラー監督のサスペンス映画。
 『パージなナイト ブラックさん家の史上最悪の12時間』(2016年)も監督&脚本してるんですがこちらは未見です、、、。

 デオン・テイラー監督作には日本未公開作があり、ネオナチとそのガールフレンドに人質にされる家族を描いたスリラー映画”Supremacy”(2014年)”も観たくなりました。
 
 今作や『侵入する男』は同じ2019年の作品なので、同じ年に2本作っちゃったんですね。『侵入する男』は本当に良くある普通のスリラー映画でしたが、今作はすごく面白かったです。

 脚本は『サブウェイNY』(2009年)のピーター・A・ダウリング。『フライトプラン』の脚本も書いていたりします、、、。(『フライトプラン』とかあげると駄作感が漂っちゃいますが、、、)。

 出演はナオミ・ハリス、タイリース・ギブソン、フランコ・グリロ、リード・スコットとやたら豪華です。
 自分が良く観るB級、C級、Z級作品と比べたらですけどね。

 

 汚職警官の犯罪現場を見てしまった婦人警官の活躍を描くオーソドックスなストーリーですが108分間だれることなく楽しく観れます。
 サスペンス映画好きなら観ておいた方が良い作品なのは確か!!

 身内の警官が犯した犯罪現場を見てしまったらという、こういう警察物が好きな人にはたまらない設定の作品です。
 主人公もアフリカ系アメリカ人の女性警官。
 
 これが、主人公がチャック・ノリスだったら、全然心配しない上に、余裕しゃくしゃくな感じなんですが、、、今作はそうもいかないです。
 チャック・ノリスが『野獣走査線』(1985年)で居合わせるのは、汚職警官の売人殺害現場でなく、少年誤射事件の現場ですが、、、。

 サスペンス度    ★★★★
 警察物度      ★★★★
 チャック・ノリス度 なし

 今作くらいの面白い映画を地上波でゴールデンタイムとかに放映したら、映画ファンも、もっともっと増えると思うんですが、どうなんでしょう??
 ゴールデンタイムが無理なら土日祝の午後とかに放送でも、、、。

 チャック・ノリスの警察物です。

 

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『シークレット・ランナー』

2020-12-22 23:26:00 | サスペンス

シークレット・ランナー
THE LAST MOMENT OF CLARITY(2020年アメリカ)
 監督:コリン・クライセル
    ジェームズ・クライセル
 脚本:コリン・クライセル
    ジェームズ・クライセル
 出演:カーリー・チェイキン
    サマラ・ウィーヴィング
    ザック・エイヴァリー
    カーリー・チェイキン
    ブライアン・コックス
    ウド・キア

 ■ストーリー■
 パリに住むサム・ピブニックは、映画館で観た作品に出演していた女優ローレン・クラークが、以前ブルックリンのガス漏れの火災で死んだ彼女ジョージアに瓜二つなことに衝撃を受ける。
 アメリカのロサンゼルスに渡り、ローレン・クラークを映画の映画のイベントで「ジョージア」と声をかけるものの反応はなかった。友人ジョッシュの妹キャットと偶然出会い、パーティ会場に連れていってもらい、ローレンと会うのだが、やはり同一人物だと確信するのだった、、。


 □■□ネタバレしてます□■□

 
 ■感想■

”『ヘレディタリー 継承』のプロデューサーが作ったサスペンス映画!””がうたい文句のサスペンス映画です。

 正確には、『ヘレディタリー 継承』の製作総指揮のジョナサン・ガードナーが、製作総指揮したサスペンス映画。
 制作総指揮が同じだけ、、、。

 全然、大した話じゃない、、、。
 まるでTVムービーみたいなストーリー。
 裸がワンサカ(でも無いですけど、、、)出てくるのでTVムービーでなく、劇場作品だとわかりますけど、今作から裸を取ったら、劇場作品かTVムービーかわからないくらいのストーリーです。
 それにしても内容が、、、、無い。

 サスペンス映画じゃなくて、恋愛映画??

 1980年代の日本の2時間サスペンスの方がよっぽどストーリー凝ってますよー、、、。

 ランニングタイム90分の短めの作品ですが、すごーく長く感じちゃいました。

 ネタバレしちゃいますが、追われているのは、彼女でなく主人公というオチ。あまりオチにもなってないですけど。
 主人公のサムがモテすぎで、感情移入できない、、、。

 サスペンス映画度 ★★
 ミステリー設定度 ★★★
 主人公モテモテ度 ★★★★★
 TVムービー度   ★★★

 今作が1980年代のイタリアで作られていたら、自分はイタリア映画が好きだから今作の評価も全然変わってくると思いますが、、、、。
 2020年のアメリカの作品でストーリーがコレ??っていうくらい大したコトないストーリー、、、。


 作品の最後のメキシコの浜辺のシーンは、思っていた展開と違っていましたが後味は悪くないです。

 

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『ブルー・ダイヤモンド』

2020-12-16 15:17:51 | サスペンス

ブルー・ダイヤモンド
SIBERIA(2018年カナダ、アメリカ)
 監督:マシュー・ロス
 脚本:スコット・B・スミス
 原案:スティーヴン・ハメル
    スコット・B・スミス
 出演:キアヌ・リーヴス
    アナ・ウラル
    パシャ・D・リチニコフ
    ドミトリー・チェポヴェッキー
    ジェームズ・グレイシー
    モリー・リングウォルド

  ■ストーリー■
 価値のあるブルー・ダイヤモンドを取引するためサンクトペテルブルクにやってきたヒル。しかし、ダイヤモンドを持つ仕事のパートナー、ピョートルが現れずピンチに、、、。
 ロシアンマフィア、ボリスとの取引期限を2日間伸ばし、ピョートルがいるというミールヌイに降り立つ。ヒルはミールヌイのダイナーで、ガラの悪い客に襲われ女主人カティアに助けられ彼女の家へ。
 鉱山に勤めるピョートルの知り合いアンドレイから、ピョートルが元スペツナズのサムソノフとニセのブルー・ダイヤモンドで取引をして、追われていることを知るのだった。
 

 ■感想■
 キアヌ・リーヴス主演のサスペンス映画。
 全然盛り上がらないサスペンス映画、、、。
 
 ジャンルとしては、サスペンス映画というより、”恋愛””ドラマ”かも??っていうくらい盛り上がらない作品です。
 キアヌ・リーヴスは、すごく情けないくらい弱いけどモテモテの悪党役。
 ロシアンマフィアと宝石の取引なんて、、、。
 キアヌを助けてくれる南アフリカ共和国のバイヤー?も出てきて、そのやり取りを見てると、危ない橋を渡るのは今回だけではないみたいですが、それにしては、あまりにも情けない役、、、。

 なぜ?こんな作品に出演してしまったんでしょう??

 「ジョン・ウィック」シリーズで、ほとんど不死身のような強いキャラクターを演じていたから、その反動で、情けない普通の人間を演じてみたくなっちゃったんでしょうか??

 でも、今作、IMDbのトリビアによると、当初ニコラス・ケイジ主演で企画されたらしいので、そう考えると今作はしっくり来ちゃいます、、。いつものニコラス・ケイジの映画!面白くなりそうなストーリーなのに、全然面白くない作品、、。
 でも、今作はキアヌ・リーヴスが製作にも関わっているんですよねー、、。

 そうするとやっぱり「ジョン・ウィック」シリーズの反動と考えた方が良いんでしょうか??

 ロシアンマフィアとの取引まで2日間しかないのに、ロシアで知り合った女性とHしまくり、、。危機感薄ーい、、。以前、命を助けてくれた恩返しということで、やたらとキアヌ・リーヴスを注意してくれる南アフリカ共和国のヴィンセントの方が危機を感じてる、、、。
 
 
 なぜ出演と言えば、モリー・リングウォルドもちょっとだけ出演しています、、、。キアヌ・リーヴスの奥さんの役ですけど、しっかり見てても気が付ないような役です、、、。

 

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『ザ・アウトロー』

2020-12-14 01:52:06 | サスペンス

ザ・アウトロー
DEN OF THIEVES(2018年アメリカ)
 監督:クリスチャン・グーデガスト
 脚本:クリスチャン・グーデガスト
 原案:クリスチャン・グーデガスト
    ポール・シュアリング
 出演:ジェラルド・バトラー
    カーティス・ジャクソン(50 Cent)
    パブロ・シュレイバー
    オシュア・ジャクソン・Jr
    メドウ・ウィリアムズ

 ■ストーリー■
 48分に1回、銀行強盗が起きる街ロサンゼルス。元系兵隊のメリーメン率いる武装集団のグループがコーヒーショップに立ち寄った現金輸送車を奪うが、彼らが奪っていったのは中身が空の輸送車だった。メリーメンを追っていたロサンゼルス郡保安局の保安官ニックは、刑事や犯罪者が立ち寄るバーテンダーのドニーに接近していることを知り、ドニーに情報を流すよう強要するのだった。メリーメンは、逃走にドニーの天才的なドライブテクニックを使うのが目的のようだった。
 メリーメンのグループは連邦準備銀行の処分される紙幣を狙っていた。ドニーを配達員のバイトにつかせ、警戒厳重な連邦準備銀行にまず出入りさせるのだった。ドニーはニックに、メリーメンが襲う銀行の名前を伝えるが、それは連邦準備銀行とは違う銀行だっが、実際襲撃事件が起きてしまうのだった、、、。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■

 ジェラルド・バトラー主演の犯罪スリラー。

 銃撃戦、現金輸送車強奪シーン、カーチェイスなどアクションシーンはすごいですが、アクション映画でなく、犯罪物でした、、、。
 てっきりアクション映画??と思わせておいて、ビックリしたでしょ??系な感じの作品に最後は落ち着きます。

 でも、ストーリー的には普通のドンデン返しなので、「う~ん、面白かったけど、、、」って感じに。
 
 ストーリーでなく、主人公はジェラルド・バトラーでなく、オシュア・ジャクソン・Jrだったのー??っていうコトにビックリしちゃいました、、、。


 アクション映画お馴染みの、犯人側の家族のエピソードや、主人公のジェラルド・バトラーの奥さんとの離婚話、子どもとの交流シーンなど色々なエピソードを入れているので、まさかこういう展開の映画だとは思いませんでした。
 
 1番印象的だったのは、離婚しようとしていた奥さんが友人の家でデート?している現場にジェラルド・バトラーが現れるシーンですけど、新しい彼氏?みたいな男が全然違うタイプの男性でした。ジェラルド・バトラーにビビリまくりでしたけど、あれがデイヴ・バウティスタとかスティーヴ・オースティンだったら面白かったのに、、、。そこでケンカが始まったら、見せ場が1個増えたのに、、、。そのシーンのためだけに、ディヴ・バウティスタ出演って、超豪華なキャスティング。年齢的には2人とも1969年生まれなのでおかしくないでしょう。(スティーヴ・オースティンは1964年生まれです)


 ランニングタイム140分と少し長めですが、飽きさせないで面白かったです。
 アクション映画120%みたいな作品にしか思っていなかったので、少しは驚いたものの、驚き度は”思わずニヤニヤ”っていうくらいでしょうか??

 バーテンダーの運転テクニックを披露するシーンとか、必要??
 まぁ、あそこまで観客に(映画の中の刑事たちにもですが)見せておかないと、メリーメンが雇おうとしたした理由が希薄になっちゃいますけど、あの運転シーン、エンターテイメント映画にしても少しサービス精神旺盛すぎでは??
 クライマックスの保安官たちと犯人グループの銃撃戦もハデすぎ!!
 防弾チョッキ着ていても、チョッキの隙間を撃たれて血まみれで死んじゃうあたりも妙にリアル。

 現金輸送車の警備員を反撃されそうになって撃ちまくって血も涙もない犯罪者グループですが、娘のボーイフレンドを脅すエピソードとか笑えるシーンもあって、何か妙なバランスの作品でした、、、。

 アクション映画度 ★★★
 犯罪映画度    ★★★★
 ドンデン返し度  ★★

 ちなみに、あのトイレにあったデリバリーの料理、大丈夫だったんですか??普通腐りそうですけど、、、。

 

 


 

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『ザ・ビッグバン!!』

2020-12-02 11:23:06 | サスペンス

ザ☆ビッグバン!!
THE BIG BANG(2010年アメリカ)
 監督:トニー・クランツ
 脚本:エリック・ジェンドレセン
 出演:アントニオ・バンデラス
    トーマス・クレッチマン
    ウィリアム・フィクトナー
    シエンナ・ギロリー
    デルロイ・リンドー
    サム・エリオット

 ■ストーリー■
 深夜、ある事件を解決した探偵ネッドのもとに、終身刑で服役していた元ボクサー、アントンがやって来て、ある女性を探して欲しいと依頼するのだった。その女性レクシーは、監獄にいるアントンと文通を続けていたが、出所後、レクシーの元を訪ねたが行方が分からなくなっていたのだ。
 なぜ、終身刑だったアントンが出所できたのか??
 なぜ、美人のレクシーは会ったこともないアントンと文通を続けていたのか??
 疑問を抱きつつ、ネッドは捜査を始めるのだが、ネッドの行く先々で人が死んでいくのだった…。


 ■感想■
 アントニオ・バンデラス主演のクライムサスペンス。
 監督、製作は、人気TVシリーズ「24 TWENTY FOUR」の製作総指揮のトニー・クランツ。
 脚本は、『ザ・ネゴシエーター 交渉人』(2000年)、『サブライム 白衣に潜む狂気』(2006年)のエリック・ジェンドレセン。

 アントニオ・バンデラスが大活躍するアクション作品と思いきや、全然弱くてやられまくり、、、。
 クライマックスで少しだけ活躍するものの、ノリは完全に探偵もの。
 
 ロバート・ミッチャムの『大いなる眠り』(1978年)を観るような気持ちで観ると良いかも??そうするとクライマックスの意味の分からないビッグバン製造機とかに驚けるかも??

 でも、映画としては『大いなる眠り』(1978年)の方が全然面白かったりして、、、。好みの問題でしょうけど、、、。

 今作を観たのが2012年で、8年経つと、この作品も観たという記憶しか残っていないような作品に、、、。それでも、クライマックスのトンデモな展開からは面白くなるので記憶に残ってますが、、。

 この内容でランニングタイム101分は長すぎ!!80分(本編75分)くらいでまとめてくれればもっと面白く観れたかもしれないですが、、、。
 なおかつ、主人公の回想シーンでストーリーが進むのも盛り上がらない度をアップさせています!!普通に時間軸を回想形式にしない方が良いと思うんですが、どうなんでしょう。

 1度観れば十分っていう感じですが、細かいところ忘れてしまっているので、観直さないといけないかも、、、。

 

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『外科医』

2020-11-06 23:42:54 | サスペンス

外科医
AMONG SUSPECT(2000年ドイツ)
 監督:ベルント・ベーリッヒ
 脚本:ベルント・ベーリッヒ
    フレート・ブライナーストーファー
 出演:カトリーヌ・フレミング
    ヘンリー・ヒューブヒェン
    ドミニク・ホルヴィッツ
    イングリッド・ヴァン・バーゲン

 ■ストーリー■
 シルヴィアはある夜、公園で動物の仮面をかぶった男に襲われる。叫び声を聞いた兄のマーカスが助けに来て大事にはいたらなかったが、その後警察署で、若い女性を襲ってくちびるを切り取る2人の犠牲者を出した連続殺人犯”X”の”事件ではないかとシルヴィアから話を詳しく聞こうとするのだった。
 警察は、家から離れた公園まで助けに来るのが早すぎるのではと、マーカスに疑いの目が向けられるのだった。

 シルヴィアの夫で整形外科医ギテスが警察に迎えに来るが、彼は家に帰ったあと夜勤のため勤め先の病院へと出かけてしまうのだった。 

 警察は、犯行現場に落ちていたビデオテープに映っていた画像から、ギテスと内科医マーカスが勤めていた病院へと捜査に向かうのだった。マーカスが食べていたミントタブレットが現場に落ちていたこと、ビデオテープに映っていた医療装置の超音波診断機が病院にあるものと酷似していて疑いはマーカスに、、、。

 ■感想■
 未DVD化、未Blu-Ray化作品を記事にするシリーズ。

 今回、記事にするのは、2000年のドイツ製のTVムービー。

 日本の1980年代の2時間サスペンスの方が100倍面白いです、、、。
 
 自分は、なんで、こんな映画のストーリー、観た当時、ノートにしっかりチェックしていたんでしょう??忘れないようにするためでしょうけど、ハッキリ言って忘れて良いです、、。

 日本の2時間サスペンスの方が面白いとか書きましたけど、1980年代の作品と比べるのも時代的に比較対象が違うので、日本の2000年の2時間サスペンスと比べたらどうなんでしょうね??

 日本の2時間サスペンスも1990年くらいまでは、けっこう面白い作品もあった気がするんですが、2000年代はもうビデオ撮りでシリーズ物ばかりになっていた時代でしょうか??
 そう考えると、日本の2時間サスペンスと同じくらいの面白さでしょうかね??
 1990年代以降は特に、2時間サスペンス観ていないので、良くわからない、、、。
 
 オチにむけてのサプライズもなければ、ヒネリも何もない、1番怪しい感じで、怪しい行動をしていた人が犯人です、、、。
 ビデオパッケージには、驚きの結末とか、二転三転する展開みたいな宣伝が載っていたような気もするんですが、、。確かに、盛り上がらずに終わるんで衝撃の結末でしたけど。
 
 今作で1番面白かったのは、女性刑事が銃にサイレンサーをつけるシーンです。

 何で警察が、拳銃にサイレンサーをッ!!!!

 今作をリリースするなら、もっと面白い作品がいくらでもあったような気が、、、。
 ドイツ映画(TVムービーですけど、、、)って、あんまり面白くないって思っちゃうような作品です。

 ランニングタイム91分が長く感じちゃいました。放送枠があるから、短くもできないんでしょうけどね。 

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『トラップ&ゲーム』

2020-05-03 22:58:05 | サスペンス

トラップ&ゲーム
WHEN JUSTICE FAILS(1999年アメリカ)
 監督:アラン・A・ゴールドスタイン
 脚本:トニー・ケイデン
 出演:ジェフ・フェイヒー
    マーリー・マトリン

 ■ストーリー■
 性的犯罪の容疑者が髪を切られ殺される事件が発生する。事件の捜査にあたる刑事トム・チェイニーは被害者を取り調べていた女性検事ケティ・ウェッソンのもとへ向かう。裁判中だったケティは新たな性犯罪の事件を扱っていたが、裁判は証拠不十分で容疑者な釈放になるのだった。釈放された容疑者が、前回同様髪を切られ殺される事件が発生する。
 被害者2人に関わっていたケティを、怪しいと考えるトムと相棒のランボーだったが、トムは魅力的なケティに惹かれ親密な関係になるのだった。
 トムの車のブレーキに細工がされるが、あわやのところで難を逃れるのだった。
 ランボーは、トムがケティのアパートを出るとき、ケティの通訳のジョッシュとすれ違ったので、ケティがジョッシュに頼んでブレーキに細工したに違いないと推理する。ランボーは愛で周りが見えなくなっているとトムに忠告、また、ランボーはケティが小さなころ、父親が不審な死に方をしたことを突き止める。
 父親が死んだとき1番疑われた母親が何かを知っているのではと警察で尋問を行うのだが、その後、母親から侮辱されたと聞き、ケティとトムは破局。上司からは接近禁止命令が発せられてしまうのだった、、、。


 ■感想■
 記事を更新していないので久々に更新します。
 新作の記事でなく、旧作!しかも未DVD化作品、、、。


 マーリー・マトリン主演のサスペンス映画。
 ダラダラとストーリーを細かく書いちゃいましたが、本当にダラダラとした作品です。

 感想で特に書けないので、ストーリーを書いて字数かせぎ??という話も、、、。

 

 でも、テレビの洋画劇場で吹替で放送するには、ちょうど良い感じの作品です。
 これくらいの作品が、テレビの地上波で何気なく放映されると良いんでうけどね、。

 今作を観て熱烈な映画ファンが増えるとは思いませんけど、映画が地上波で普通に放送されないと(日常的に映画がテレビで映っているという意味で)映画好きが増えていかない、、、。

 日本の2時間サスペンスを観るような気持ちで観れば十二分に面白く観れるはず、、、。

 これって、ほめてるの?けなしてるの?

 映画の中でも話題になっていますが、シャロン・スローンの『氷の微笑』みたいな作品にしたかったんでしょうねぇ~。
 TVムービーみたいな感じの作品ですが、れっきとした劇場作品のようです。

  監督は『DEATH WISH キング・オブ・リベンジ』(TV題:『狼よさらば 地獄のリベンジャー デス・ウイッシュ5』(1993年)、『スピル最終汚染』(1996年)のアラン・A・ゴールドスタイン
 脚本は『風の惑星 ストップ・ストリーム』(1989年)、『続ミスターウエストの奇妙な冒険』(1980年)のトニー・ケイデン。

 監督と脚本である程度、完成度は想像していないといけないですね。

 ちょっと前の作品かなぁ~と思っていたら、1999年だから20年前の作品なんですね、、、。
 時が経つのは早い、、、。ちょっと前どころか、ずいぶん前の作品ですね。

 氷の微笑度     ★★
 2時間サスペンス度  ★★★
 TVムービー度     ★★★★ 

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『ミケランジェロの暗号』 

2018-07-30 10:56:34 | サスペンス

ミケランジェロの暗号
MEIN BESTER FEIND(2010年オーストリア、ルクセンブルグ)
 監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
 脚本:ポール・ヘンゲ
 出演:モーリッツ・ブライブトロイ
    ゲオルク・フリードリヒ
    ウーズラ・シュトラウス
    マルト・ケラー
    ウーヴェ・ボーム

 ■ストーリー■
 1938年、オーストリアのウィーン、ユダヤ人で画廊を営むカウフマンは、国宝級のミケランジェロの素描を隠し持っていた。息子のヴィクトルは、兄弟同然に育った子ルディにこのことを話してしまうのだった。ルディはナチス親衛隊でに気に入られ出世するため、このことを密告。一方、カウフマン家は、素描と交換にスイスへと亡命しようとするのだが。

 ■感想■
 第2次世界大戦中を舞台に、ミケランジェロの素描をめぐっての争奪を描くサスペンス。少しゆるい感じの。
 でも、少しゆるめと言ってもオーストリア映画なので、ナチスの描き方はそれなりにちゃんと描いています。

 軽いコメディ調な作品でも、敵はちゃんと描かないとネ。

 実は、今作、リリースされたばかりの2012年に1回観たんですが、勘違いして観たことが無いと思って、もう1回レンタルして観ちゃいました。

 「今作と同じストーリーの映画、前に観たコトあるなぁ、」
 とか思っていたら、前に同じ作品でした!

 前に観たことありました。結局最後まで観ちゃいました。
 
 観はじめてから、30分くらい気づきませんでした。

 ドイツ映画だと思ってましたが、今作は、オーストリア、ルクセンブルグ映画でした。ノンビリした展開という印象のオーストリア映画ですが、今作はそんなことはなくテンポ良く進んでいきます。

 
 主演はモーリッツ・ブライブトロイ。

 『ラン・ローラン・ラン』(1998年)
 『ミュンヘン』(2005年)
 『ストーン・カウンシル』(2005年)
 『レディ・エージェント 第3帝国を滅ぼした女たち』(2008年)
 『ガーディアン』(2012年)ティル・シュヴァイガー監督&脚本&制作&主演のアクション映画
 『イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国』(2012年)

 等々に出演しています。ヨーロッパのエンターテイメント系をくまなく観ている映画ファンは、その他の作品にも出演しているので、見かけたことがあるはず。

 とにかくアッというまの106分!!

 映画好きには、もちろんですが、映画なんて、普段あんまり観ないとかいう人にも観て欲しい作品です。最後のオチは、途中でわかっちゃいますけど、まぁ、良いですよね。

ミケランジェロの暗号 [Blu-ray]
モーリッツ・ブライプトロイ,ゲオルク・フリードリヒ,マルト・ケラー
東宝

 

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『エンド・オブ・トンネル』 アルゼンチン、スペイン、サスペンス映画

2017-10-15 22:01:11 | サスペンス

エンド・オブ・トンネル
AL FINAL DEL TUNEL(2016年アルゼンチン、スペイン)

 監督          ロドリゴ・グランデ
 脚本          ロドリゴ・グランデ
 出演          レオナルド・スバラーリャ
             バブロ・エチャリ
             クララ・ラゴ

 ■ストーリー■
 事故で妻子を亡くし車椅子の生活を送るホアキンは、広い屋敷の部屋を貸すことに。間借り人としてやってきたのはストリッパーベルタと彼女の娘ベティ。
 しかし、ホアキンは地下室でする謎の音の原因を調査し、家の下にトンネルで銀行強盗が行われようとしているのを知るのだった。ホアキンは、その現金を横取りしようと計画するのだった。
 ホアキンは、一緒に生活するうちにベルタに情が移り始めるが、実はベルタは、銀行強盗犯のガレリトの恋人だったのだ。

 ■感想■
 アルゼンチン、スペイン合作のサスペンス映画。
 主演は『人生スイッチ』(2014年)のレオナルド・スバラーリャ。

 内容は、ごくごく普通のストーリーです。
 ランニングタイム120分とかなり長めな作品です。このストーリーならハリウッドでも100分くらいにはしそうな内容の作品でした。

 ランニングタイムが長いためか緊張感もそんなになく、ユルめなスローな展開。特に中盤までは、ユルユル、ダラダラ。
 
 アルゼンチン映画ってこんな感じなんでしょうか??
 あと30分くらいカットしたら、展開も早くなって印象もかなり違った感じになったと思うんですが。

 最後に活きてくる年老いたワンちゃんのための睡眠薬の使い方とか面白いところもあるんですが。
 
 また、ヒロインの娘が、ワンちゃんと心通わせるシーンも感動的だったり。
 
 こういう映画定番のヒロインの娘がトンネルに入って、強盗団に見つかりそうになってハラハラドキシーンとか、良いシーンもあるんですが、やっぱり120分は長すぎ!!


 ストリッパーという設定のためか、なぜか踊り始めるヒロイン。
 
 いつのまにか主人公が、強盗の一味のヒロインに好意を寄せてしまう設定。
 強盗の一味だと分かっているのに!!
 
 車椅子の必然性を感じさせない主人公の設定。

 ラストもとってつけたようなハッピーエンディングはなぜ??


 でも、ヒマつぶしな感じで、TVムービーでも観ているかのような軽い気持ちで観れば、それなりに楽しく観れるかも。 40点


エンド・オブ・トンネル [DVD]
レオナルド・スバラーリャ,クララ・ラゴ,パブロ・エチャリ,フェデリコ・ルッピ
TCエンタテインメント

 

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『ギリシャに消えた嘘』パトリシア・ハイスミス原作映画化

2015-11-14 12:14:36 | サスペンス

ギリシャに消えた嘘
THE TWO FACES OF JANUARY(2014年イギリス、フランス、アメリカ)
 監督          ホセイン・アミニ
 脚本          ホセイン・アミニ
 原作          パトリシア・ハイスミス
 出演          ヴィゴ・モーテンセン
              キルスティン・ダンスト
              オスカー・アイザックス

 ■ストーリー■
 1962年、ギリシャを旅する裕福そうなアメリカ人の夫婦チェスターとコレット。観光地でツアーガイドをしているライダルは、どことなく父親に似ているチェスターに興味を持つのだった。偶然知り合ったライダルは2人の旅行ガイドになることに。
 しかし、ある晩、夫婦のもとに探偵が現われ、チェスターに金を要求するのだった。実は、チェスターは、アメリカで投資家たちの金を騙して持ち逃げしていたのだった。

 ■感想■
 パトリシア・ハイスミス「殺意の迷宮」(創元推理文庫)の映画化。
 パトリシア・ハイスミスといえば映画ファンには『太陽がいっぱい』(1960年)『アメリカの友人』(1977年)『リプリーズゲーム』(2002年)などのトム・リプリーのシリーズでお馴染みの作家ですね。
 アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス映画のクラシックの名作『見知らぬ乗客』(1951年)の原作もパトリシア・ハイスミスです。

 現代劇にはしたくなかったのか、1960年代初頭を舞台にしています。
 原作の雰囲気をそのまま映像化したかったんでしょうね。
 舞台も1960年代なら、演出も1960年代チックで、原作小説の映画化としては正しいんでしょうが、ミステリー、サスペンス映画として観ると、自分的には少し物足りない気もしちゃいました。

 確かに1960年代初頭の作品としてみれば、こんな感じにあるんでしょうねぇ。

 ギリシャの美しい景色を見ながら、ノンビリ観るのがぴったりみたいな、サスペンス映画の雰囲気を楽しめばいいんでしょうねぇ。

 今のサスペンス映画や、ミステリー映画だったら、何か二転三転するようなドンデン返しも用意するんでしょうが、それもなくごくごく普通に展開していって、エンディングへ。

 たまには、こういう作品も良いかもしれないですね。時間に余裕があるときなら、特に!!

 パトリシア・ハイスミスの映像化作品を観たいという映画ファンには楽しめるかも。 40点

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パトリシア・ハイスミス原作小説の映画化作品。

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ワーナー・ホーム・ビデオ
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