指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

腰袋について

2022年08月20日 | 演劇

久しぶりに「タモリクラブ」を見たら、職人の腰袋のことが特集されていた。

電気工、鳶職、コンクリート工などさまざまな職人さんが使う腰袋が出てきて、その人の職業を当てるものだった。

                 

私も、芝居をやっているときは、腰袋を持っていた。私たちは、「ガチ袋」と言っていたが。

ガチというのは、釘のことで、大小の釘を袋に入れておき、舞台のセット設営やばらしのときに使うのである。

金槌のことを、「なぐり」と普通は言うが、「おとん」と言う場合もあった。

もう一つ、カンヌキも入れていた。これは、さまざまな場面で、何かを着けて動かさなくするときに使う。

もう一つ、舞台用の金槌は、丸ではなく、平たくなっていて、枝の先は尖っている。

これは、その柄を差し込んで何かを剥がすときに使うのである。

それぞれの職場、職人には適した道具があるものだ。


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