指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

惣領制と考えれば良い

2011年12月29日 | 政治
北朝鮮の金正日が死に、後継者が長男ではなく、三男であることが奇妙なことのように報じられている。
だが、これは日本の中世から江戸時代まで、武家の中にあった惣領制と思えば容易に理解できる。

武家の社会では、長子相続は必ずしも定まったものではなく、子供の中から一番適当な者を選んで、相続させるのが普通だった。
三代将軍の徳川家光も長男ではなかったはずだ。

こうした惣領制は、現在の日本でもヤクザ、暴力団の世界では生きていて、組を相続するのは、長男とは限らない例がある。
となると、「北朝鮮は、まだ中世なのか」となるが「強勢大国」なるものは、封建的な武装国家とも考えられるのだから、そうなるのかもしれない。


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