『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 ブンブン、ブ~~~ん、蜂が飛ぶ~!!! 』

2010-01-20 20:19:50 | Weblog
                 


天気予報通り朝から気温はドンドン上昇!!! 昨日までカンカン氷だったサテアンの鉢が、瞬く間に、解ける!!! 自然の力の偉大さに脱帽!
例によってカキコをしていたが、この暖かさで何となく落ち着かない!
11時、早昼を食べサテアンへ飛び込む…
そこで聞いたものは、心地いいあの羽音だった!!!         第1サテアンにも、第2サテアンでも、各々1匹づつ心地い羽音を響かせ舞っていた。
暫くの間、跡を追い掛ける・・・ 蜂狂の本性が出没?
その内に、何処ゾへ… 暖かいといっても寒の入りだ。 そうそう、長々飛んでいる訳にも行くまい? 
急に訪れた異常暖冬で眼を醒したものの、まだ、眠いのだろう・・・ 暫くして、静かになった。
ヤレヤレ・・・         老い耄れ騒がせな・・・

今日は、一日中、春一番のような強い風が吹き捲っていた。。。。
明日は、雨もしくは、雪になるという・・・

予算審議の国会、献金疑惑、JAL会社更生法適応、ハイチ地震、アフガン・テロ続発等々いい話は一つもないが、世の中は回転している。
そこには人間の我儘、エゴが見え隠れし、お互いの自己主張を曝け出し見苦しい闘争が垣間見える・・・世の優れた?リーダー達よ、プラス思考の発想、知恵は出せないものだろうか? 人間、生きている内に頭を使わなければ冥途では使張りませんぜ~~~~ 元気を出せ!現役人!!!
金や地位はあっても心貧しいリーダーの多いのに嫌気が射しているこの頃である・・・
老い耄れは、毎日、鼻水を垂らしながら来るべき春の「イワチドリ」花咲を夢見つつ、“ヘボ”ちゃんの羽音程度で満足する日が続いている・・・  
実に、長閑な晩冬だ!!!     
   

     『 久し振りに・・・ 』

2010-01-19 22:56:57 | Weblog
              


相変わらず寒い日が続く・・・ でも、明日から4月のような陽気になるらしい?
寒中の休眠女王蜂の管理は楽だ! 寒い日が続くと、グリーン・ボックス内の氷が解けないので、時々、新鮮な空気を入れ替えてやるだけでいい・・・ でも、この時々が大切だ!!! 眠っているようでも気門からの呼吸はしているので、狭い狭い管理箱の中は酸欠状態になり易い! 特に、箱の底部分には換気してやらなくてはならない。

この点検をした。サンプリングで20箱ばかり開けて見たが、昏々と、実に、よく眠っていた。転げ落ち、羽を広げているような御仁は今の所見当たらない!!!        実にいい状態だった。
これからが勝負になるので、カンカン氷のペットボトルの交換と換気は定期的にやってやらねば…
サテアンの隠れ家の御仁達も多少の暖房くらいではビクともしない!!! この所の極寒で完全に休眠状態に嵌っている。
我家には、此処にも冬の風物詩が存在している・・・ 今日、蟲の眼レンズで狙ってみたが、近い内にお披露目しよう・・・  可愛い顔してライ!   

     『 オヤオヤ、御機嫌さんですね・・・ 』

2010-01-18 20:21:27 | Weblog
               


この3日間、本当に寒い!!! 日中でも温度が上がらない!!!
2日続きで-10℃以下になった。 これまで午前中カキコ、午後から「イワチドリ」の植え替えと決め込んでいたが、この定番が出来なくなった。
真冬日が続くので、サテアンで暖房してやってもカンカン氷の鉢は解けてくれない!!!
仕方なく、ボトル苗で、瓶の中で芽を吹き出したシンピカさんを瓶から出し、移植という、真冬の作業として相応しくない作業に掛る・・・
瓶苗は、大小、20数個あり、25個用のパレットに植え替えた・・・ そして、今、yの横に蹲踞(そんきょ)している・・・
ウマイ事育ってくれる事を祈っている・・・

さて、植え替えをしながら、サテアンの住居人、ヘボちゃんを探してみた。 今日の目当は、セッコクの鉢底である。
毎年の事だが、此処に潜んでいる事は承知している・・・
見出すと、ボロボロ出て来た。         目覚めさせるのも可哀そう! 起こさせないようにそっと覗き、写真撮影が出来そうな鉢にモデルさんとなって貰う・・・
12~3鉢見て、半分に居る事を確認。
頼むから、モデルさんになってェ~~~
20~30枚撮ったであろうか? 今日のモデルさんは、場所が場所だけにマクロレンズで撮る事にした。 どうだろう? いい顔してライ?     
撮影を素早くして、また、元の場所に戻してやった。
   4月まで大人しく寝ていて頂戴・・・          真冬、こんな芸当が出来るのも日頃“ヘボ”ちゃんと戯れさせて貰っているお陰と言えよう・・・        

余りにもいい雰囲気だったので、Top画像も、序に、替える事にした・・・   

     『 我家の“ヘボ”ちゃんの隠れ屋は? 』

2010-01-18 09:39:34 | Weblog
              


美濃屋のブログを読んで居て微笑ましくなった。
美濃屋さんの住いは、やや南に面した里山にデンと構えている。 周りには、今時にしては珍しい萱葺の家が数軒点在している。 ここの萱葺家屋を葺き替え中で、此処から大型スズメバチの休眠女王蜂が、時々、出現しているという・・・
多分、“ヘボ”ちゃんも居るのであろうが?、こちらはチンマクて目に付き難い?
スズメバチの里で、春先等、羨ましくなる程の各種女王蜂で昆虫酒場は賑あう!!!
然もありなん!と、ニヤニヤしながら読んでいた。

当地は、この所の寒波で、身も心も凍りつく程の寒さである。 昨日等は-10℃近くまで下がり、日中も真冬日だった。
サテアンに入り「イワチドリ」の植え替え作業をしようと試みたが、鉢は、カンカン氷でどうする事も出来ない!
致し方なく暖房に火を点す! 2~3時間程度の焚き込みでは溶かす事が出来なかった。
サテアンの中をうろつく・・・
女王蜂の隠れ家を覗いてみた・・・
毎年の事なので、彼女等の隠れ家は大凡見当が点く! 小鳥箱の藁の巣の奥、机の下のクシャクシャ段ボールの中、セッコク鉢の底、それに、まだまだ残してあるクシャクシャ新聞紙等である。稀に、イワチドリの棚の鉢底にも隠れている・・・
この内、特に、多いのは、クシャクシャ新聞紙、此処は当然だろう! そして、セッコクの鉢底である。 セッコクは、水苔で巻いてあるので、鉢底は格好の隠れ家となる!!!
期のは、これを撮る適当なカメラとレンズをを持ち込まなかったので撮影出来なかったが、これから試みよう・・・
その昔、飼育箱に使う桧皮を沢山のおいてあった事があったが、この頃、此処に、沢山、潜り込んでいた。
面白いようにコロコロ出てくる・・・
格好の隠れ家となっているようだ?

今日は、気温も上がりそうだ?    

     『 光周性について考える・・・ 』

2010-01-16 21:14:43 | Weblog
               


最近、冬至の頃と較べ、随分、陽が長くなって来たのには驚かされる! 
サテアンでの植え替え作業も5時までやっている。 冬至の頃は、4時半と言えば、真っ暗だった!!! 1~1.5時間近く陽が伸びているだろうか?
yの植物の植え替え作業は、もう、彼是、20年以上続けている・・・
そして、驚く事に、2月になるとどの植物も春を感じ、芽を動かし出す。
もう、大分前になるが、或る年、「温度は幾らも変わらないのに芽が動き出す?」という、現象に気付き、これが「イワチドリ」の「光周性」だと知った!!!
2月になると、温度固定でも、芽出しを始める!!!と、言う、事実だった。
色々、文献等調べて見ると、「光周性」は、どんな植物、動物も持ち合わせていて、それぞれ固有の感度を持っている事を突き止めた。

然らば、「ヘボ」ちゃんには?
色々と当たっているが、ボンクラ老い耄れには、①.女王蜂の休眠からの眼醒め? ②.初秋の交尾蜂(雄蜂、女王蜂)生産開始時期の感知位しか思い当らなかった!
①、②は、温度との相関もあるので、中々、これだ!と、言う断定は難しいが、間違いなく日長の長短を感じ取っている事は明白である。
こういう観点から“ヘボ”ちゃんを観察していくと、「成程!」と、頷ける点がある!!!

こんな事を学び出した或る年、NHKの「謎とき昆虫記」(矢島稔先生)を見ていて、機と手を打った。
「アゲハ蝶」の「光周性」の話を解説していて、これを機会に、この道に嵌って行った…
面白い事に、どんな昆虫も植物も、夫々、固有の「光周性」を持っているので、こういう観点から疑問を投げかけて行くと知らないものが見えてくる事が多い・・・
興味のある方は、yのTopページの左アイコンの「光周性」をクリックすると、講釈が縷々書いてあるので参考になるのでは?

  3~4月になると、“ヘボ”ちゃんの「光周性」が気になり出す・・・      目覚め時期だからである。      



     『 地球が怒っている? 』

2010-01-15 23:34:20 | Weblog
               


こう寒くちゃァ~何も出来ない。 で、お決まりの「イワチドリ」の植え替え話ばかりじゃぁーインパクトが無い!
花好きな御仁にはソコソコの話題は投げかけられるのだが、“ヘボ”ちゃんとは、一寸、違うようだし?

余りにも寒く、冷えたので風呂に、早々、入り暖を取り、今迄、横になって、久し振りにTVに齧り付いていた・・・
報道ニュースは暗い話ばかり!!!!!
一体、この世の中どうなってるんだい? 老い耄れでも気になる!!!
①.小沢さん周辺秘書総逮捕!
真相はよく解らないが、検察当局、チマチマした事でこの世の中を引っ搔き回し過ぎる!
不況不況と騒がれ、このご時世グチャグチャになっている! 一刻も早く安定した世の中に引き戻し、老いも若きも安心して生活出来る世を作り上げるのが先決じゃァ~あるまいか?
来週から予算国会が始まるというのに、またまた、国会は、献金疑惑の足の引っ張り合いで、グシャグシャになる事間違いないだろう!
小沢さん周辺も、早い話、説明責任をテキパキ採れば、良いのにと、素人なり気に思う・・・
マスコミ報道陣も問題の大きい、小さいの論点が判っちゃァーいない!
お互い、意地を張り、世直しの論点が、全然、判ってちゃァーいないね・・・     
こんな事の繰り返しでは、日本も3流、4流国と言う事になるだろう・・・ モットデカイ眼を開け、日本の将来ビジョンを掲げて貰いたいものである!!!
②.寒波の到来!
世界中が寒波に襲われている!!! 日本海側は、連日の大雪! 新潟では3mを超える積雪だという・・・
ヨーロッパ、アメリカ各地も大変のようだ!!! インドでも大雪に見舞われ、死者が続出だという・・・ 異常気象に現れという事か? 
何事もそうだが、自然体のバランスが崩れた時、それを元に戻そうとして変動が起こる。
③.ハチイの大地震!
時間が経つに従い、事態の深刻さが判って来た。小さな国の首都が壊滅状態だ!!! 救援、救助をするにも指令系統が態をなしていない!!! 元々、この国は、産業も無く貧困の上、軍事政官、悪政が続き、治安が悪い上に政治・行政系統の中枢が、壊滅的なダメージを受けてしまった。
一刻も早い食料、医療の援助が不可欠だ!!!日本は、遠い国だが、今の国力を以てすれば、もっと迅速で巨額の援助をすべきではないか? そう思って見ていた。
事実は、報道されているよりもっと深刻だろう・・・

こんなニュースを見ていて、4年前に書いた「 shy・・・、the Vespula 」の、第1章を思い出した。
地球の生い立ちと生物の発生!!!
地球は、46億年の歴史を持つ。そして、7~8億年前、生物の子孫が芽生え、4~5億年前には「狩り蜂」の仲間が存在している・・・人間の存在は、極々、極、最近で、たったの200万年前の話である。 「ヘボ」等「狩り蜂」の祖先から見れば屁の合羽にも及ばない存在だ!
それにも拘らず、この地球上でイガミ合い、戦い、欲の突っ張り合いを展開してきた。
そして、ここ100年位の間に地球上の資源を悉く食い潰し、最近では、海の底まで食い潰そうとしている・・・
何より何より大事な事は、我々生物は、薄ッペライ移動し捲るプレートと言う岩盤の上で生活しているという事である。 移動する岩盤:プレートは、悉く、解明されていて、移動を起こし易い「地震の巣」は、既に、解明されている!!!
地震の予知が叫ばれているが、当たらずとも遠からず?判っているのである。 
日本は、地震国! 「地震の巣」の上で生活をしている。 他人事のようには思えなかった。 明日の我が身である。 阪神大地震を経験したばかりである。

まだまだ、色々な事が起きている。
要は、愚かな人間に、地球が怒っているという事だろう? 先を見た、大きな大局的行動が望まれる!!! 要は、投資に対して何が+(プラス)を齎すか?と、言う事だろう・・・
地球上の皆皆が、自分の損得ばかり考えている!!!        これでは、地球もそう長くはもつまい?

     『 芋掘り・・・ 』

2010-01-14 19:49:52 | Weblog
               


来る日も来る日も寒ビ~~~!!!
昨夜は、別格、寒く、-6~7℃まで下がった。 夕方方からサテアンの戸は凍り付き、開かなかった。 今朝も寒く、午前中、家の中・・・
午後からサテアンに出掛けたが、どの鉢もカンカン氷で植え替え作業等出来る状況ではない!!! 仕方なく、ボイラーと石油ストーブを焚く! 1時間程してサテアンに行くとどうにか、植え替え作業が出来そうな雰囲気?
外は寒いが、石油ストーブの助けを借り作業を始める・・・

球根の出来栄えは、イイものと悪いものの差が歴然と表れている。 7月、雨が多く、涼しい夏だったので出来栄えはいいと思っていたが、8月に入り猛暑が続き、これが原因でダメージを与えてしまったようだ!!!
強健な種類は、イイ芋がゴロゴロ出て来るが、全くのオケラ?鉢もある。 一喜一憂する時である。
「イワチドリ」の面白い所は、調子がいいと、ガンガン増えるが、猛暑が続くとダメージが大きい! ここで、高級種がやられるとガッカリする!!! 何万円、何十万円の種がバタンキュウ!と、なった暁には、暫くの間しょ気ている・・・

今年の期待の星に、韋駄天×玄武雷電と言うのがある。 まだ、お目に掛った事もない新種だが、思惑としては、やや細めの弁に紅斑紋が飛んでくれる事を望んでいる? 果たして???
添付画像のようなタイプが出てきても面白いのだが、欲張りだろうなァ~~~~       
これが思っていたより成績が良く、大小入れて20球位あった。 他にも期待の星が登場する予定なので、4月が待ち遠しい・・・
これに、今年度の博打の種が加わるので、今からワクワクしている。。。
例年通り咲いてくれれば、“ヘボ”ちゃんを蜂放した直後辺りから花時を迎える事になる・・・
そして、本場、紀州、新宮行きへと続く・・・
まだまだ、寒い日が続いているが、心は、早、春先に向かってまっしぐらである。 そう言えば、我家で一番早く春を告げる「スノードロップ」が、早くも芽を出し、蕾を持ち上げて来た。 こんなに寒くとももう春の息吹を感じ取っている。
何時も不思議に思うのだが、これは『光周性』理論で展開されているのだ!!!

明日は、“ヘボ”ちゃんの「光周性」に付いて考えて見たい・・・         面白い事に、動植物は、夫々の種に応じた「光周性」を持っている・・・

     『 雪降る日・・・ 』

2010-01-12 23:56:35 | Weblog
              


朝から薄暗い鬱陶しい日だった。
こういう日は家の中に居るに限る・・・ 朝からパソコンを叩く。 最近では、これが、日課になってしまった。 相変わらず、画像探しには、時間が掛る・・・
下手をすると、カキコ以上に掛ってしまう。
第1章を書き終え、次に・・・

昼までやったが、疲れた。   
こういう時は、気分転換が必要だ。 雪が降り出したが、サテアンに入る・・・
戸口には、「百舌鳥野郎」が、yを待ち焦がれていた・・・ 「オイオイ・・・、来たでなァ~~~」と、声を掛ける。 何となく判ったようなフリをしてくれる。
昨日から始めた今年期待の芋を掘り上げ、植え替えをする・・・
期待の「イワチドリ」には、何種類かある!!! 今、掘り上げているのは、一昨年購入したボトル苗である。 今年、初めて開花を見るのだ。
その中に「韋駄天」と言う種類がある。 大好きな花である。 昨年瓶出しする際、芋が小さく、その上、数が少なかった。 駄目か?と、半ば諦めていた。
今日、掘り上げて見ると、12球出て来たので、ホッとした。       この中から期待花が半分も咲いてくれればバンバンだろう? 球根も大きくなっていたので、ちょっぴり期待したい。 明日は、「韋駄天×玄武雷電』と言う姉妹種を掘り上げたいと思っている・・・ この花は、どんな花になるか?全く、予想も付かない?    
こういう時間帯が一番いいのかも知れない?

明日は、雪降りだというが、暖房を焚いてでも遣り遂げたいと思っている・・・
サテサテ・・・   


     『 代り映えのない1日・・・ 』

2010-01-11 23:36:35 | Weblog
              


この所寒ビー日が続く・・・
陽が上がり出すもサテアンの戸が凍り付き、開かない! 気温の上昇を待つしかない!
お陰さまで、駄洒落本のカキコが進む!!! 今日は、写真も含め10ページも書き上げた。 10ページと言っても写真が5枚もあるのでそう大した事でもない。でも、かなり進んだ。
肩もパンパンに張り、首が痛む!
骨休めに3時からサテアンに入る。 サテアンではストーブを焚き、暖を採る。

例によってお客人が遊びに来る・・・ 「百舌鳥野郎」だ!
今日はどういう訳か、あの美しい胸毛がグッショリと濡れていた!!! 何処ゾで水遊びをしての寄り道かも知れない?
それにしても長居してくれた。 胸毛の濡れた画像を収めた・・・ 疑い深いyにしては、興味が湧く・・・疲れたので、UPは、明朝にするが、どうしても気になる!!! 好奇心が湧いて来た。 明日はどんな井出達で来るのだろう?

お気に入りの「イワチドリ」が健在で安心した。
来月、暖かくなってから送られて来るが、今日、「獅子」系の高級品を注文した。 どんな花が咲くだろう? 春が待ち遠しい・・・

     『 三九郎 !!! 』

2010-01-10 22:49:13 | Weblog
              


近くの田圃で「三九郎焼き」があった。 毎年の事であるが、この時期行われる。
地方によって、色々な呼び方をされるようだが、当地では「三九郎」と呼んでいる。

毎年の事だが、この「三九郎」の時期がやって来ると悪餓鬼の頃を思い出してしまう・・・
yの故郷は、信州と甲州の境にあり、幾らかであったが甲州の影響も受けていた。
故郷では、「ドンドン焼き」と言い、幼い頃、上級生:高等科の先輩が中心になり、それはそれは大きな櫓を建て、これに盗んで来た藁や竹、松、ボヤ等燃え易い物をシコタマ詰め込み、陣を張った。 陣を張るには訳があり、隣の野郎達が火を点けに来るのを防ぐ防衛だった。当然、こちらの上級生は、敵陣に火を点けに行く作戦を立てていた・・・
謂わば、子供達の戦争ゴッコだった。戦時中と言えば戦時中だったが、この風習は先輩達から受け継がれ、守られて来た。
夜、櫓に火が点けられると大きな炎となって夜空を赤く燃やした。当然、中の老若男女が集まり、柳に刺した繭玉を焼いて食べる・・・厄年の年男・年女は、ミカン箱やノート・鉛筆を子供達に振舞った。また、紙に包んだ小銭も撒かれたので、の祭りも同然の賑わいだった。
yの叔父さんは、気前がいい人で、この日、厄年でなくてもミカン箱を買い込み、撒いていた。こういう大人はかなり居て、子供達に人気があった。
翌日、櫓の片付けに行くが、ここからバラ炭が沢山得られ、これが、また、子供達の学用品を買う小使いとなった。
 
今日、「三九郎」に出掛けたが、yの悪餓鬼の頃に比べ味気ないものだった。櫓はチンマイ(小さい)! 火が点いたかと思うと、ペラペラと燃え、消防団が櫓の柱を引き抜いてしまう!!! この程度だから規模は小さく、何となく頼りない!でも、大人のPTAの人達が作ったものなのである。ミカンやお菓子等の振る舞いも無く、今の子供達には夢が与えられていない!と、痛感した。
それでも午前中、子供達が、男と女のシンボルを形取った巨木を叩きながら個々の家を回り、「お家繁盛するように!!!蔵の3つも建たるように・・・・」と、歌を歌いながら振る舞いを受けていた。小使い稼ぎである・・・
そう言えば、町会役員をやっていた昨年、子供達に「豚汁」を作り、食べさせてやったっけ!!! ここにも大人が介入している・・・
yの悪餓鬼の頃に比べ、至れり尽くせりの世の中になった。 これがいいのか?悪いのか?yには、判らない・・・

たった50~60年の歳月の流れだが、時代の変遷の激しさを覚えた小正月だった。