『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 我が家の“ゲーロ”・・・ 』

2009-12-22 20:10:39 | Weblog
              


夏、「ゴトゴト!!!、ゴトゴト!!!」、庭やサテアンの周りの草叢で「ゲーロ」の合唱が始まる・・・   
春先から“ヘボ”飼いのシーズン、我が家の庭先は賑やかだ!!! もう十数年になるが庭の山野草の草叢に「ゴト・ゲーロ(殿様蛙)」が住み着き、朝夕、お互い呼び合って合唱!、実に、滑稽だ!!! 1匹が鳴き出すと、相呼応してあちらから、此方から、そして向こうから・・・何事か?交信し合う!
どうやら十数匹住み着いているらしい?
上さんは、この呼応が可笑しいと言って笑うやら不思議がる・・・

晩秋、春先、猫の額ほどのトマト畑に豆トラを掛けると、必ず、休眠中の「ゲーロ」が転び出てくる。 もう成熟した「殿様蛙の“ゲーロ”」だ! 眠たそうに、ノソノソしている。 見ているとユックリと土の中に潜り込んで行く・・・
夏の間中「ゴトゴト…ゴトゴト」合唱し合っている御仁達の仲間だ!

どうして水も無い家屋敷に住みついたんだろう? 不思議でならない?
要は、餌だと思っている? この家屋敷は、年間通して消毒をしない。 “ヘボ”ちゃん飼育の為だ。 だから、色々な虫が発生する。毛虫の類、キリギリス、コオロギ、カメムシ、糸蜻蛉等々大概の昆虫が居る。 どうやらこれ等の蟲達を餌にしているらしい? だから小鳥もよくやって来る・・・
しからば、「ゲーロ」の繁殖は?と・・・ 気になる?
屋敷の周りには四方八方に農業用水路が流れていて、ここまで行って産卵しているのでは?、或いは、草叢で?とも考えられる? 
草叢? 
「ションベン・ゲーロ(雨蛙)」の仲間は、完全に草叢産卵である。 だから、不可能と言う事は無いようにも思える?

話は変わるが、吃驚仰天の観察があった。
もう50年も前、大昔の事であるが、カリブ海に浮かぶアンティーレス諸島の最北端、 US領 Virgin Islands 諸島の一つに St.Croix という島がありここに1年程住んでいた事があった。 幅4km・長さ16km程の小さな島、故に、川や水溜り等はない。
住んで居てよく見掛けるのは野生の馬とマングース位だった。
クリスマス・シーズン、丁度今頃、原野でピカーピカーと光る物体を見た。 何とも言えぬ異様な光だった。 yの住んでいるアパートは、山に中腹にあり、町からは、凡そ3km、食事をしての帰り道、よく歩いたものだ・・・
真っ暗闇に光るこの物体?
何んと何んと、「蛍」だった!!!!!
12月に「蛍」? yの頭には直ぐには浮かばなかったが、紛れもなく「蛍」だったのである。
「蛍」と言えば、潺(せせらぎ)のある場所!と、日本では決まっている。 この疑問は、つい10年程前まで未解決の儘だった。
或る時、矢島稔先生の「謎とき昆虫記」を見ていて、長年の疑問が一気に解決した。 それは、「蛍」の大方は、陸地で交尾~産卵~生育と言うのが、極々、普通であって、川に生息する「蛍」は、稀だ!、と・・・ 熱帯に住む「蛍」の仲間は、皆、陸生だと判ったのである。
無知というものはそんなものだ!!! 

我が家の「ゴト・ゲーロ」は、長年住み着いている間に陸生化?したとも考えられる・・・
夏、捕まえて、悪餓鬼の頃遊んだ「ゲーロ」の肉を飼い蜂の“ヘボ”ちゃんに試してみようか?と思った事もあったが、可愛い合唱団には手をつけられなかった。
   「ゲーロ」の生態もトコトン追及していくと深いもんだ!と、思う事シキリ・・・    

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