『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 ウメモドキ 』

2012-06-21 22:27:03 | Weblog
          


「ウメモドキ」が咲き出した事は、既に、報告済み・・・
2~3mmにも満たないチビタンのこの花、何処から蜜が出るのか?物凄い数の蜜蜂を集めている・・・
唸りはここ、ウメモドキの中低木から聞えて来る。
このお陰でこの「山ウメモドキ」は、毎年、真っ赤な実を結ぶ!!! 実に可愛い真っ赤な実で多くの小鳥を集めている・・・

この樹は、実家の親父さんから貰って来たモノである。
聞く所に依ると、この樹は、甲州・甲府の愛宕山辺りに自生していた実生苗だそうだ。 樹齢50年近い。 低灌木にしては見事な樹形をしている。
親父さんの片身と思って大事に管理している。

実は、何故?これ程のミツバチを集めて居るのかもう何年も前から不思議に思い続けていた。
どんな蜜が何処から出ているのか?ついつい好奇心が高まる。
何時かは解明したい!と・・・
今日、山へ出掛ける前に思い切って「マイクロレンズ」を引っ張り出し、画像に収めて見た。
成程!成程!!!!!   
  梅林花だったのか!!!  
こうして拡大写真を撮って見るまで判らなかった。 余りにも小さい花故に!!!
この画像には現れていないが、「蟲の眼レンズ」で撮った画像に依ると、蜜蜂達は、雌花の根元辺りに頭を突っ込んで居る!!! どうやら蜜源は、この辺にあるようだ。
こうして蜜を漁ると、雄花の花粉が蜜蜂等の昆虫に依って雌花にくっつき、受紛となる!!!
受粉するともう数日で青い実が現れる・・・ 実に早い交配である。

今日は思いがけない観察が出来、イイ気分で山に向かった。
6月も後半に入ったからと言ってもそんなに夏山の様相を呈している訳でもなく、まだまだ、春山の様相を呈していた。
蒸し暑いのか、嫌に蚊が多く、目元や耳元に来て、実に、五月蠅い!!! その内に食い付きやがるから始末が悪い! ゴッツイ奴は、シャツの上から血を吸う!!!
嫌なヤツだ!!!
餌に付いたのは、「シリアゲムシ」「ヒメホソアシナガバチ」ばかりで、まだまだ、時期が早い!
本番は7/10前後からだろうか?
それでもまだまだ、社場馴れしていない子蜂が付いたが、キチョな上、2~3回餌を運んで来なくなった。
まだまだ、幼虫は小さく、それ程餌を食べる訳ではないのだろう・・・
こんな経験を2週間近く過ごし、「スガレ追ひ」の季節へと入って行く・・・   

こんな情報を提供して呉れるのが、この「ウメモドキ」だ!!!