『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 お見事! 』

2011-11-21 22:35:55 | Weblog
             


哲ちゃんが「万年青(おもと)」を遣っている事は奥方から4~5年前聞いていた・・・
近くに住んでいるので機会があったら、是非、見せて頂こう!と、長年考え続けていた。 そして、長い年月が流れた!!!

11/18の市民タイムスに「万年青」展の記事が写真入りで載っていた。 よくよく見ると哲ちゃんが載っているではないか!!! そして、そこには、万年青会の副会長さんと書かれていた!!! ヤル~~遣る~~~!!!!!       活躍しているんだァ~~~ ! 元同僚の活躍振りを見て嬉しくなる・・・
土日に掛けて大展示会を!!!
以前から気にしていたので、時間を作り、是非、拝見しよう!と、・・・
土曜日は、生憎、嵐のような雨降りになったので、日曜日にでも出掛けよう?と、考えていた。

日曜日も前日の雨が残り、北アルプス山系は吹雪いていた。 その所為か?山沿いは、時々、雨がパラついていた!!!
家を早めに出て、10時一寸過ぎ会場に着く・・・
市民タイムスの展示場は広く、そこには、大勢の山野草フアァンで賑わっていた。
会場に入ると、哲ちゃんの奥方が声を掛けて来た!!! 英ちゃんである。 二人共、現役時代同じ職場で働いていたので、よく存じ上げていた。
英ちゃんは忙しそうに来客にお茶の接待をしていた。 そして、旦那さんの哲ちゃんに引き継いでくれた。
久し振りに合った哲ちゃん! 先ずは、握手から始まる・・・ そして会場の展示品「万年青」を見ながら案内してくれた。
「万年青」はよく知りつくしていたが、「万年青」だけの展示会に出掛けたのは初めて・・・ だから、これ程の「万年青」を未だ過って、直に、見た事はない!!!
展示品、凡そ、200点!!!
大型のモノ、小振りの羅紗葉!、斑入り葉!等々多士済々!
正直、まだ、眼力が無いので展示品の善し悪しを見抜く事は出来ない!!! が、何となく、良さそうなモノはそれとなく判った。 哲ちゃんが解説しながら案内してくれたので、入口の入口くらいの知識を得た! そして、写真も撮らせて頂いた。

「万年青」の業界は、他の山野草と趣を変えていて希少価値品の取引が頻繁のようだ! 素人同士でも売り買いが盛んでイイ物はお金になるようだ!!! そして、展示会が全国区で行われていて、こういう所で「賞」を取る事も大事だ!と、教えてくれた。 入賞すると高価な手捻りの「鉢」が貰えるという・・・ 哲ちゃんの獲得した数々の鉢も紹介して貰った。
そして、11/27、広島で大展示会があり、ここに5~6品出品するという・・・   
作風は全国区なのだろう!!!
「奥方と広島行きをするんだ!」と、嬉しそうに話してくれた。。。     

会場では、業者が、小苗を販売していた!!!
1~2年生の小苗でも1~10万円もしていた!!! 「富貴蘭」の世界だと思った。 5~6年もすると、20~30万円の世界となるのだ!!!

英ちゃんにお茶を御馳走になっていると、仲間同士でセリが始まった。
面白い試みだと思い、暫く傍観していた!!!
かなりの作品を持ち寄り、お互いセリに掛ける!!!
見ていると、気前良く、数千円~数万円の作品が競り落とされていた・・・ 巧く競り落とすと、人差指同士で音を出さない拍手をする!!!  ウウ~~~ン!面白い試みだ!!!   

会員でもないのに長居は失礼!と、帰ることにした。
毎年、今頃、展示会を開いているようだ。。。 これからも、関心を持って、見させて貰おう…
もう少し、若ければ、この世界にチョッカイを出して見たい!!!と、思った。
「富貴蘭」同様、葉芸品の世界、奥が深い!!! 多分、江戸時代以前から武士達の趣味の世界になってたんだろう?と、日本伝統の奥深さを想像した。

老い耄れ爺は、「イワチドリ」や「長生蘭(セッコク)」に眼が無いが、何となく相似通った所があり、面白い!と、思った。。。 家の中に取り込んだ愛培の「長生蘭」が、今、卓上に鎮座しているが、こちらも、中々、いい雰囲気を醸し出している・・・ もう少し選別して、取り込み数を増やそう・・・
哲ちゃんからお土産に頂いて来た「万年青」と一緒に、正月、玄関先に飾ろう!と、思っている・・・ 言うなれば、古典葉芸の寂び・詫びの世界だ!!! 渋くて、実に、イイ!!!