『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 山の飼育巣・・・ 』

2011-11-10 22:45:29 | Weblog
              


燻してから大分時間が経ってしまったが、今年の“山の巣”に付いて、感想を認めて置きたい。
結論から言うと、例年になく糞暑い日が続いたが、例年通り発育は上々だった。
同じ場所に無給餌で11巣も置いているのに何れも巨大巣に展開されていた!!!
燻したのは、たった4巣だが、例年だと、総て、「自然剥かし」で通して来た!!! 既に、カキコしたように、総て残しても、何処にどう飛ぶのか?知る由もないが、営巣率が、芳しくなかった。 それで、少々、間引きを考えた訳である。

例年、12月中旬になると、飼育箱の清掃に出掛けていた。 そして、コロニーの展開振りを観察して来た。
毎年の事ながら、何れも、申し分ないコロニーに仕上がっていた! だから、この地は餌が豊富なのだろう!!!と、思い込んでいた。
このような結果を信じての“燻し”だった。

最高は、何と7.5㎏、5~6㎏のモノも2巣あった。 そして、4㎏級!!!
未だ、暴いてないが、「キイジス」4巣は、家に持ち帰り、交尾蜂捕獲にした。 外観を見る限り、3~4㎏級に仕上がっている・・・(ワヤの大きさで推定が付く)

7.5㎏級は、骨箱の下に16枚もある代物で、王台は、何と8枚もあり、何れも満タンだった。正直、これを「蜂の子」にするのも大変な事!!!!! 17~8時間/日掛け、丸2日掛った。
大鍋で3つもあり冷凍保存処分するの大変な仕事となった。
従った、これに懲り、5~6㎏級2巣は、友人にプレゼントした。。。
また、1巣を残し、燻す予定で居たが、これを断念! 巨大巣2巣と8月後半に移植した1巣は、其の儘にしてある・・・ 7.5㎏級を抜いていて、お他人様の腹に入れるより自然界に其の儘残して遣ろう!という気持ちがムラムラと持ち上がり考えを、急遽、替えた・・・

では、何故、同じ坪でこうまで大きくするのだろう?
10数年、山の飼育を続けているが、大まか、この通りだった。
理由の一つに、この地は、餌が豊富にある!!!と、言える。 針葉樹林と言うより寧ろ広葉樹林や開けた低灌木の林が多く、これが延々と続いている・・・ 晩秋、飼育箱を覗きに行くと、帰って来る働き蜂は、皆、ゾロゾロで、口には、何やら黒い餌と思える物体を咥えていた。 中には、緑色した蝶か蛾の幼虫と思われる肉団子もあった。 この状態が、7~11月まで続く・・・よく、制空権という言葉を耳にするが、10巣からなる蜂群総てが巨大巣になる!という、事実を考えると、制空権内に幾らでも餌が存在している!と、言う事を物語っている。
第2に、「住居」が、安定している!、、事も言える。
飼育箱は、三宅式安藤入母屋式を使っているが、三宅式にはペール缶に山の黒土を入れている。一方、安藤入母屋式は、土を入れないドンガラ空間。 言うなれば、お馴染みの飼育箱だ。
ここで、新事実を見出した。 
この地の自然巣を燻して見たが、大小様々で、大きいと言っても巨大巣にはならない!!!
ここに恵まれた住居の存在感を知った。

整理して見ると、
標高1000m、餌の豊富な広葉樹林、飼育箱で飼うと、無給餌でも巨大巣に展開する事が判って来た・・・

残した3巣、12月に入り、内検に行きたいと思っている。 通いからして5~7㎏級にはなって居る筈だ!!!
これを踏まえ、来年からは、観賞用を除いて、山の飼育場にウェイトを移して行きたいと思っている・・・ 手間が省けて楽だから・・・    
  何とも心許ない蜂狂親分である!!!