『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “光周性”について考える・・・(概説) 』

2011-08-23 22:38:39 | Weblog
             


蘭科植物を育て出して30年近く経つ!!! 長い月日が流れた!
嵌り込んだ40代、特別の手引書や教科書がある訳でもなく惚れ込んだ花々を買い集め漠然と育てて居た・・・ だから、胸を張って言える程の知識も知恵も無かった。 そして、庭先のセンゼイ畑では僅かばかりのトマトや枝豆を育てていた。
枝豆の収穫は一度に上がるので、年々の知恵で何とかチラ(散)付かせ、長い間食べられるよう知恵を絞ったが、中々、巧く行かない!!! 1週間や2週間程度の間隔撒きをしても収穫時は、略、同じ時期になる!!! これには閉口した!
何故だろう?
そして、蘭舎:ガラス・ハウスの「イワチドリ」寒かろうが暖かだろうが、2月ともなると芽が動き出す事を知った。
何故だろう???
これ等の現象が不思議でならなかった。

彼是12~3年前になるだろうか?
「蟲」好きの老い耄れ爺、今でいう「ダーウィンが来た!」的番組NHKの「生き物地球紀行」に、別格、惚れ込み、毎週毎週見ていた。 そして、2000年7月からNHKの人間講座:矢島稔さんの「謎とき昆虫記」が始まった!!!
「謎とき昆虫記」は、「蟲」好きの老い耄れ人生の観点を替えた歴史的インパクトを与えたシリーズだった。 言うなれば、yの「蟲」観測の観点を替えさせた講座と言えよう・・・ だから、矢島稔先生は、永遠のお師匠さんだと思っている。
この講座で、何週目かに「アゲハチョウ」の「光周性」の話が出て来る! 当時、吃驚仰天の話だった。 「ヘェ~~~、こんな秘密が隠されているんだ!!!」不思議と言うか?神秘と言うか?世の中には不思議な現象が隠されているんだ!!! 青天の霹靂だった! ( NHK人間講座:謎とき昆虫記 p-71~72 参照されるとよい… )
そして、「光周性」なる事が植物や動物(昆虫)に存在する事を知る。。。
そして、そして、ダニレフスキーの「昆虫の光周性」と言う文献が存在する事を知る!!!
この文献を血眼になって探し求めた。 極極限られた特殊大学の図書館等に僅か存在! そして、この内容を拝読出来る環境になった。 
来る日も来る日もこの文献を広げたが、ロシア語の翻訳、結構難解な文献である事を知る・・・
盆暗頭の老い耄れには難解千万だった! でも、鈍い頭に鞭打って2回程読んだ!
成程!!!と、頷ける点が数え切れない程出て来る・・・

「光周性」を知るようになって、先の「枝豆」の収穫時期?や「イワチドリ」の芽出しの不思議?が、解読出来るようになる・・・
そしてそして、この発想を展開して行くと、「ヘボ」ちゃんに纏わる不思議?神秘の世界!が、徐々にではあるが解読出来るようになる・・・
先にも解説したが、「ヘボ」ちゃんの通い噴き上げ、交尾蜂の生産開始、休眠等皆、「光周性」にコントロールされ、仕組まれている事が判ってくる・・・
まだまだ、十分ではないが、「ヘボ」ちゃんの行動、習性謎ときは、この「光周性」と関連付けて行けば、かなり多くの謎ときが出来る筈だ!!!

昨年、念願の文献「昆虫の光周性」が手に入った!!!
今では絶版、簡単には手に入らない! 入っても非常に高価だ!!! 確か、@25000円支払った記憶がある・・・
冬場に入ったら、また、紐解く事としよう・・・
   そして、
寸足らずだとは思うが、この要約をしたためさせて貰った。
yのHP「極楽蜻蛉の道楽一人歩き」Top ページを開き、左のアイコンで Vespula :「光周性について」をクリックすると、おぼろげながら「光周性」のアラマシが読み取れるであろう!!!
諸文献等に依れば、「昆虫の謎とき」は、「光周性」と非常に密接な関係にあり、多くの学者先生が解読に日夜奮闘している分野だ! 色々の不思議?が、近い将来、学者先生によって解読されるでしょう・・・
昆虫の微小脳の不思議!と「光周性」!は、複雑に絡みあっていて、興味深い分野だ!!!  「光周性」を語らずして「昆虫(ヘボ)」の謎ときは出来ないであろう…