『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 健気な“蜂狂”大学院生?・・・ 』

2009-09-15 23:44:02 | Weblog
                


一昨日、連合会長:今井さんから電話があった。
岐阜地域は、病気?農薬害?、はたまた???ともとれる難題が飼育“ヘボ”ちゃんに起こりつつあるらしい? 会長の所も、何となく怪しいコロニーが出始めた?と・・・
そして、何時も何時も可愛がっている岐阜大学の大学院生:Saga君、目下“ヘボ”の研究で卒論を書こうとしているが、この主客が、同様、潰れてしまったらしい。 Saga君にしてみれば鳴くに泣けない話である。 即ち、卒論が書けないのである。
日頃、面倒見のいい今井会長さん、何とかしてやりたい!!!と、考えた末、此方のコロ二ーを移植、これで卒論の研究材料にさせてやりたい!!!! それで、怪しげでないコロニーを求めて来た。
最近、山で見付けた巣が、あちらこちらに10巣程あるので、これを使って貰う事にした。

今日、その生掘りに来た。
9/中の生掘り、経験した事が無い! 余りにも遅過ぎる感を抱いた。 yの飼い蜂を提供するから!と、提案したが、固辞され、Sagaさんの生掘り教育も込めて、生掘りをする事にした。 時間を聞くと、1時か?2時にはここを出たい!と、言う・・・ それを聞いて焦りが・・・ 余り時間が無いのだ。
時間的に許せば、「スガレ追ひ」もしたいと、言う・・・ で、兎に角、現場に急いだ。

目的地に着き、いざ、生掘り!を、と・・・
         何者かに遣られている。 ついつい、1週間程前に見付けたばかりの巣である。 何となく獣?と、見た。 巣盤の欠片が齧り出されていた。 更に、追い打ちが掛かる!  オオスズメバチが、ハンティングに来ていた。 丁度“ヘボ”ちゃんを加えて舞立った。 今井さんと、「時間があれば、コイツの追いをしたいね!!!」等と、欲掻きの話をしながら其処を去る。

これが遣られているとなると・・・ 正直、困った。
二人の足元を見ると、二人共長靴を履いていた。 よし川を渡った向こう岸の葦の中のを掘ろう…と、思いたった。
流石、今井さんである。 段取りを済ませて、Saga君に生掘りをさせる! 見ていてギコチなかったが、コツコツと掘る・・・ 葦の根で苦労していた。 留めは師匠が遣るものの、いい勉強になったであろう・・・

次は、15分ばかり車で移動して、難所の「コバクロ」を狙う。
二人で相談した結果、キッパギの木の枝を退かそう!!!と・・・ こう言うのは、Saga君には、チョット、荷が重過ぎる・・・
見付けた時、太い丸太が気になっていた。 で、バールを用意していた。 バールで引っ剥がすと、丸太ではなく、ハンペタの建築廃材だった。 この一部が、丼状にアングリ抜けていて、そこに営巣点を見付けた巣だった。
ヒックリ返すと、パックリ二つに割れ、奴豪い蜂が噴き出した。 こう言うのを処理する事に長けている今井さん!!!!! 落ち付いたもんで、何本かの棒きれを用意し、下段から上手に組み上げて行く・・・
正直、Saga君に遣らせたかったが、超応用生掘り過ぎ、yですら難儀する代物・・・ 今井さんの力量を持って難無く収められた。
働き蜂が治まるまで、昼飯をパクついた・・・ 今井さんが買って来てくれた豚焼き重である。 yだけ、例に依ってビールを飲ませて頂く・・・
目処が付きつつあったので、一際、美味かった。。。   

今井さんが、ヘボちゃんを収めている間、yの城に餌を吊るして見たが、無しの礫だった。 春先、1000匹近く撒いたのだが??? このコバクロだけかい?
泣けて来た・・・      
2度の点検を試みたが、付かない事にはどうする事も出来ない! 丁度、帰宅時間となったので、今日は、これでお開きとした・・・

一番嬉しかった事は、
今井会長さんの親分肌!、若者の育成と金銭を厭わぬ親切さに触れた事、Saga君の、「これで、卒論が書け、卒業出来る!!!」と、嬉しそうな顔をしていた事が頭にコビリ付いた。     素晴らしい論文が書けるといいのだが。。。    また、困った事が生じたら言って来いやァ~~~