『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

『 昆虫の位置づけ・・・ 』

2007-01-26 23:30:20 | Weblog
          

蜂狂の多く方は、勿論、“ヘボ”が、昆虫である事は御存知の筈・・・
そして、この地球は、昆虫の惑星であると言う事もご存知だろう。 この地球上には多くの動物、植物が生息しているが、これ等の生物が一朝一夕にして生まれた訳ではない。地球は、誕生して46億年になると言う・・・
気の遠くなるような話である。地球は、惑星間衝突、全球凍結、大噴火と爆発、大陸移動等等凄まじい大変動を経て、今日に至っている。
そして、我々人間共より遥か、遥か先に昆虫の誕生を見ている。それは4~5億年前“トビムシ”のような昆虫が地球上に姿を現したんだと言う・・・
人間は、と言うと、20万年前ピテカントロプスが、アフリカの山中に出現している。昆虫と較べてみれば5億年対20万年。
マルッキリ比較にもならない!!! 月と鼈(すっぽん)の違いがある。
昆虫様は、大先輩だ・・・
そして、その種類、数たるや、昆虫様は、全地球の動物の2/3~3/4を占めると言う・・・
恐ろしき存在である。
今、人間共は、我が物顔をしてこの地球を支配しているかのごとく見えるが、果たしてそうだろうか? この太陽系、また、地球は永遠の物ではない!!!何時かは寿命が来て果てるのだ。果てる前に、また、過去にあった天変地異が、また、再現しないとも限らない。このような不慮の事態の時、生き残れるのは昆虫だと言う・・・
5億年と言う歴史が物語っている。実績の違いと見ていいだろう。

この昆虫、普段、なんの貶しに見捨てているが、個々に突っ込んで見ると実に合理的な生き様をしている。虫けらなんて言って馬鹿にしたものでもない・・・
今年の冬は、いろいろなカキコが一段落したので、転寝をしながら、気楽に昆虫の本を熟読している。
昆虫の微小脳の事を書いている本が数冊あるが、今、この本に熱中している。
最近の研究で、昆虫の脳は、人間の脳に似ていて、と言うより、基本的には同じで、種類によってはかなり高度の脳を持ち合わせていると言う・・・
『蜂』や『蟻』等がそのいい例だろう・・・
こち虎、蜂狂は、蜂の習性、生態の事はかなり知り尽くしているように思えたが、必ずしもそうではなかった。
今、この辺の係わり合い、相互関係、等付き合わせつつあるが、本質を知れば知るほど疑問点が綺羅星の如く噴出してくる・・・

最近、若い学者が、『昆虫の神経行動学』と言う分野から研究を徐々にではあるが、行われていて、色々な事が解明されつつある。
『神経行動学』と言う脳を中心とする神経球の分析・解析を進めていくと、『蟲』の不思議な行動・習性が見えてくる事が判ってきた・・・
この為には、どうしても、昆虫の体の事を知っておかねばならない。
詳しくは、専門書や学者さんに委ねるとして、10数回に分けて、昆虫:“ヘボの体”の事を、少し、カキコしてみたい。

所で、動物の全体像を知るのに、『動物系統樹』を知ると、実に、都合がいい。
この系統樹の中にあって、昆虫様は、この位置づけの中で大繁栄をしているのである。この種類が、2/3~3/4を占めると言うから空恐ろしい話である。