『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

   『 ヘボの触覚 』

2007-01-30 22:50:11 | Weblog
         

“ヘボ”ちゃんの体:諸器官について触れてみたい。
体は小さいが、極めて重要な器官がゾロゾロ付いているので、何処から書き出していいか判らないが、先ず、頭の方から触れると・・・

1.触 覚
昆虫の体の中で極めて重要な器官だ!!!
触覚には、あらゆるセンサーが集約・集中している。詳しく書き出せば限がないが、大雑把に言えば、嗅覚、温度湿度感覚、味覚等を感じ取る極めて重要な器官である。
無頓着な蜂狂は、ただ、単なる黒い棒と見るだろうが、挿絵にもあるようにこの黒い棒には、夫々、節がある。節は、頭の付け根から柄節、梗節、鞭節と呼び、柄節、梗節はそれぞれ1つづだが、鞭節は沢山ある・・・
不思議な事に、♀は、10節、♂は、11節と、夫々、違うのだ・・・
トータルの節は、♀:12節、♂:13節と言う事になる。
何故なのか?まだ、解明されていないが、“ヘボ”だけでなく、多くの昆虫は、皆、このような流れになっている。奴素人の蜂狂爺が、推測するのもオコガマシイが、♂は、交尾の為、♀を感じ取る感覚毛が特に発達してるものと思われる。鞭節が1つ多いのは、その感度を更に強めているとしか思えないのである?
更に不思議な事に、♂の第1節:柄節には、白い縦縞の紋様が入っている。7~8年前、顕微鏡で“ヘボ”を観察している時発見したが、この時はビックリ仰天、青天の霹靂だった。 何故?♂にのみ、このような縦縞模様があるのだろう?
甚だ僭越だが、この紋様を、仮に『極楽紋』と呼ばせて貰っている。

最近、嗅覚、視覚、飛翔筋等“ヘボ”ちゃんの極めて重要な器官の研究が、脳神経学(脳、中枢神経球への伝達、相互連携指令)と関連付けされ、解明されつつあるが、実に、興味深い・・・
このような文献が、数は少ないがあるので、興味のある方は紐解かれるといい・・・ 此処ではこれ以上触れないが、最近、勉強した事を遊びの中から経験的に感じ取っている事と関連付けしたレポートを、近々、書いてみたいと思っている。
“ヘボ”の本能・習性で片付けられて来た分野に幾らか光明が射してきたと思っている!!!

触覚は、ただ単なる棒状物体に見えるが、顕微鏡的視野で覗き込むと、此処にはも
物凄い数の色々なセンサーが張り巡らされている。感覚子等と呼ばれている・・・
感覚子については、また、項を改めて触れて見たい。