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在宅で看取るということ

吹田市薬剤師会主催の研修会に参加しました。

内容は「終末期医療の地域連携-在宅ホスピスの現状を踏まえて-」
千里中央で千里ペインクリニックを開業されている医師の松永美佳子さんと薬剤師で看護師の小西由利子さんのお話でした。

日本人の死因の1/3が癌による死亡。市民の85%が最期を家で迎えたいと思っているが、現実は平均5%しかなく、厚生省の目標は10%であり、国は入院日数を制限し、治癒不能の患者の自宅療養を推進しているとのことです。

私の父も最期は癌で亡くなりました。
手術による癌組織の除去はできず、予後(余命)3か月と言われ、このまま病院に居ても治療の方法がないとのことで自宅療養をすることになりました。
幸いにも介護保険の適用も直ぐに受けることができ、ベッドを借りたり、訪問看護を受けたりすることができ、ほぼ1年間自宅療養後、最期はまた病院に戻りましたが2週間入院後亡くなりました。
父は我慢強かったのか、あるいは私が知らなかっただけでうまくペインコントロールをしていただいていたのかわかりませんが、最後まで「痛い」という言葉を発することはありませんでした。

研修会では「できるだけ自分らしく役割を持って、住み慣れた場所で、自然に、家族とともに、思いのままに、最期まで自由に過ごす」ために、自宅にて医療や看護、その他、様々なサポートが行われますが、そのときに特に悪性腫瘍(癌)患者を対象に、医療麻薬をうまく使うことで痛みをコントロールしている様子をお話していただきました。

病院では「患者さん」であった人が、家では「お父さん」「お母さん」・・・であり、その人らしく役割を持って、最後まで人として行きぬく、そのサポートのために、地域での医療機関と薬局、そして家族の連携が重要だということでした。

医師は医療麻薬を患者の状態に応じて様々に使いこなしますが、そのとき処方箋を受け取って調剤する薬局はその一人の患者のために(結構高額な)医療麻薬を購入しなければならず、使い切る前にその薬剤を使わなくなれば、その残薬は廃棄せざるを得なくなり、すると当然のことながら、薬局は損をすることになります。

薬剤の包装単位が大きすぎるということも一つですが、そういうことも含めて地域で看取る、家庭で看取るために問題はたくさんあるとのことで、その問題解決のために、医師・薬剤師がともに連携していかなければならないとのことでした。

今回は薬剤師として話を聞きましたが、今度機会があればぜひ家族を看取るほうの家族として話を聞きたいと思いました。

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喫茶店オープン

以前、シーズ・ガーデンという喫茶店があったところが、カフェ・ド・フレーズということでケーキ屋さんのらふれーずの喫茶店が装いも新たに開店しました。

といっても、シーズ・ガーデンさんが抜けた後はスケルトンにならずに内装はもちろんテーブル、椅子、カウンターなどほとんどそのままになっていたようで、それらを最大限生かした形で改装されているようで、中に入った感じもほとんど以前と変わりません。

ただ、前は店員さんが注文を聞きに来てくれていたのが、各自、店内に入ると先に注文をレジで行い、お金を支払い、できあがった飲み物なども各自でカウンターに取りに行き、最後は返却口にトレーごと持っていくというように、セルフサービス方式に変わっていました。

私たちぐらいの年代だとセルフサービスの店も慣れていますが、高齢の方にはどうなのかな?と思って、私の後にお店に入って来られた高齢者の方々を見ていると、案の定、「自分で取りにいかなあかんの?それやったらもう来られへんわ。私、自分で取りになんか行かれへんから」と言う人もいて。
お店の人は「大丈夫です。そういう人には持って行きますから」と答えていましたが、さてさて、そういう人ばっかりだったりして・・・なんて思いました。

喫茶はともかく、持ち帰りのケーキやクッキーなどの詰め合わせも置いているので、千里山西にお住いの方にはお土産に買って帰るのに都合がいいんじゃない?って思いました。

写真は私がいただいた黒ゴマシフォンケーキです。


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