ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「障がい者の旅行を考える会」が20周年

2019年04月30日 23時53分42秒 | 障害者の自立

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 障害者が自由に旅行できる社会を目指し活動をしてきた「障がい者の旅行を考える会」が発足20年を迎えた。これまでに国内37回、海外36回計73回のツアーを実施し、延べ1320人が参加した。代表で自らも重度障害者の佐藤孝浩さん(55)は「また連れて行ってと言われるのがうれしい。これからもできる限り活動を続けていきたい」。

 20周年の節目となる今年は、4月に南イタリアとローマを9日間で回るツアーを企画した。介助ボランティア3人を含め14人が参加。6人が車いすだったという。世界遺産のポンペイ遺跡やアルベロベッロなどを回った。

 佐藤さんは20代の頃、建設作業現場で労災事故にあい、首から下がまひする障害を負った。家族のサポートを受けながら旅行をするなかで、同じように障害を持つ人と一緒に旅行をしたいと考え、1999年に同会を立ち上げた。

 当時は「バリアフリー」という言葉が浸透していない時代で、旅行会社との交渉では、障害者が連れ立つ旅行を不安視する雰囲気があったという。しかし、会の認知度が上がり、障害者の旅行ニーズが認識されるようになったという。

 欧州、北米、アジアの各地を旅行してきたが、最も多いのがハワイの11回。観光地として人気が高いことに加え、バリアフリーの設備が充実しているからだ。

 佐藤さんは「ハード面など進んだ部分もあるが、心のバリアフリーは進んでいないところもある。誰もが参加できる社会になってほしい」と話した。

 秋にも国内、海外のツアーを企画するという。問い合わせは佐藤さん(090・7321・1880)まで。

2019年4月30日          朝日新聞


障害者施設利用者が製造・販売 常陸太田にオープン 地元食材使い好評

2019年04月30日 23時35分37秒 | 障害者の自立

社会福祉法人「朋友会」 「社会復帰支援の拠点に」

     常陸太田市内の障害者施設の利用者が製造・販売を行うパン店「ひまわりパン」が同市金井町にオープンした。市役所前にある店は地元の食材を使った商品などが好評で、昼食時には多くの市民らでにぎわっている。

      4月1日に同店を開いたのは、同市で障害者の就労支援などを行う施設を運営する社会福祉法人「朋友会」。パン店では、施設の利用者である10~50代の男女10人が開店約2時間前の午前8時ごろから厨房(ちゅうぼう)で職員と共に働く。生地の仕込みから焼き上げまでの作業のほか、レジでの会計や接客も行っている。

障害者施設の困り事解決 羽咋LC、掃除や補修

2019年04月30日 23時17分23秒 | 障害者の自立

 羽咋ライオンズクラブ(LC)の十五人は二十七日、羽咋市大川町の地域活動支援センターIII型のNPO法人なぎさ工房リヴを訪れ、奉仕活動として掃除や補修をした。

 二〇一二年から、毎年訪れている。施設の要望を聞き、今回は雨どいの補修、網戸の張り替え、窓掃除などをした。

 羽咋LC事業委員長の宮谷貞行さん(72)は「障害者の人ができないことを、代わりに私たちが、という気持ち」と笑顔。施設長の田村志津子さん(69)は「力仕事や、高所の作業は本当に頼りになる。力の足りないところを補ってもらって、ありがたい」と感謝した。 

雨どいを直す参加者たち

2019年4月30日           中日新聞


両陛下の「旅」全国2巡 障害者・ハンセン病にも心寄せ

2019年04月30日 22時58分18秒 | 障害者の自立

 「全国をめぐり、多くの人々と向き合いたい」

 天皇陛下は繰り返し周囲に思いを語り、皇后さまと各地への「旅」を続けてきた。

 両陛下そろっての外出は「行幸啓(ぎょうこうけい)」と称される。即位後初の地方への行幸啓は1989年5月、全国植樹祭出席での徳島県訪問だった。2日間の短い日程ながら、国民との距離を近づける「平成流」を印象づけた。

 車の移動の際、昭和天皇は防弾ガラスの窓を閉めたが、両陛下は窓を開けて沿道の人たちに手を振った。広い道路では対向車線に一般車を通行させ、私服警官が目立たないよう警備する「ソフト化」が図られた。

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両陛下の「旅」主な訪問先

 おことばにも変化がみられた。全国植樹祭の式典では自らを「私」、出席者を「皆さん」と呼び、簡易な言葉で語りかけた。

 「できるだけ早い時期に各地へ」

 陛下は「旅」へのそんな思いも…

朝日新聞          2019年4月29日