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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者のためのサッカースクール

2018年05月09日 10時59分26秒 | 障害者の自立

 調布で13日キックオフ FC東京が市と共催

 Jリーグ一部のFC東京は本拠地・味の素スタジアムがある調布市で十三日から、知的障害や発達障害のある子どもや大人を対象にした「あおぞらサッカースクール」を市と共催で開校する。FC東京が自治体と連携して障害児者向けスクールを開くのは初めて。クラブは「地域とのつながりを深めたい」としている。 

 FC東京は調布市内で二〇〇二年から、障害児向けに「にこにこサッカークリニック」を不定期で開いており、スクールはその経験から生まれた。久保田淳・地域コミュニティ統括部長は「今まではイベント的な不定期開催で会場も毎回違っていた。障害のある人がサッカーを楽しむ機会をもっと増やせないか、と同じ思いの調布市と連携、開校を決めた」と説明する。

 スクールは一年間で、毎月第二日曜日に開催。会場は、スタジアムの向かい側にあるスポーツ店屋上のフットサルコート。講師はFC東京サッカースクールのコーチ陣が務める。月会費五百円で入会金はなし。毎年、参加者を募る。

 クラスは三つ。「エンジョイクラス」は小学生から大人まで対象で、ボールを蹴る楽しさを経験してもらう。「チャレンジクラス」は小学生と中学生以上の二クラスあり、グループでサッカーを楽しむ。各クラス二十人で総定員は六十人。市内在住、在学、在勤者に応募資格がある。

 本年度は既に募集を締め切ったが、定員を上回る応募があった。久保田さんは「十数年前に小学生でクリニックに参加した子が二十歳を過ぎて今回応募してくれ、うれしかった。同時に、それだけサッカーをやる機会が少ないとあらためて感じた」と言う。

 市障害福祉課の山口剛史さんは「味スタの見学やFC東京の選手たちとの交流会なども企画していく。二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックを盛り上げる意味でも、サッカーを楽しむ機会を大切に育みたい」と話している。

あおぞらサッカースクール開校の基になった小中学生向けの「にこにこサッカークリニック」

2018年5月8日       47NEWS


アート作業で自立支援 浜北の障害者施設

2018年05月09日 10時44分41秒 | 障害者の自立

◆楽器などにシール転写

 自宅を開放して軽度障害者の自立を促す活動をしている浜松市浜北区の「Rest-Runf(レストランエフ)」で、利用者が楽器や小物などにシールを転写したり、絵を描いたりする作業に取り組んでいる。障害福祉サービスや介護保険の適用外だが、会員制交流サイト(SNS)で反響もあり、利用者の自信ややる気につながっているようだ。

 施設を運営する河合優治(まさはる)さん(39)も精神疾患がある。かつて働いた福祉施設で、利用者の要望に応えられなかったジレンマから、二〇一四年三月から自身で運営に乗り出した。

 作業は、自作のデザインをパソコンに取り込んで作ったシールや市販のシールを使い、陶器の急須やプラスチックの台所用製品などに転写する。

 ギターやバイオリンには、転写したあとにニスを塗って仕上げる。一六年の「ふじのくに芸術祭」には、花柄のシールを転写したバイオリンを出品し、入選した。

 作業はシールの転写だけではなく、マニキュアでペンケースや鏡に絵を描いたり、粘土で作った果物に着色した磁石も制作。フリーマーケットで販売している。

 作品をSNSで公開したところ「クラリネットにも転写できるか」「斬新なアート」といった反響も。河合さんは「反応が励みになり、作業への集中力が高まり、自信が出てきている」という。施設利用者は「もっと大きな作品に挑戦してみたい」と意欲をみせる。

 施設の定員は、人間関係が複雑になるのを避けるために四人と少ないのも特徴。施設に通って一年半という三十代の女性は「自宅にいるような居心地の良さがある。落ち着いて過ごせます」とほほ笑む。

 施設の利用料金は一日五百円で予約制。火曜、金曜定休。河合さんは「送迎などで電話に出られないときが多いので、留守電に伝言を残して」と話す。(問)河合さん=090(4444)5432

「ふじのくに芸術祭」で入選したシールを転写したバイオリン。利用者は河合優治さん(左)と一緒に制作する

2018年5月8日       中日新聞