ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

商品デザインに プロの知恵借り、6社採用 埼玉

2018年01月30日 11時54分02秒 | 障害者の自立

 障害者が描いた絵にデザインの専門家が手を加え、企業商品のデザインなどとして採用してもらう取り組みを埼玉県入間市の一般社団法人「障がい者アート協会」が始めた。昨年11月から既に県内外の6社が採用した。障害者が創作活動を通して社会に認められ、対価を得られる試みとして注目される。

 障がい者アート協会は、自閉症の次男(17)のいる熊本豊敏さん(52)が2015年12月に設立した。障害を持つ全国の作家約100人が描いた作品約1500点をホームページで公開。採用企業からの報酬や、活動に賛同した6都府県14社の協賛金で運営し、作家への商品デザインに プロの知恵借り、6社採用 埼玉

 
障害者アートをデザインした資材置き場の囲い
 
 毎日新聞        2018年1月29日

障害者の経済的自立へ 福祉施設、商品開発に活路

2018年01月30日 11時49分08秒 | 障害者の自立

 兵庫県内をはじめ各福祉施設がさまざまな分野で商品開発に知恵を絞る背景には、障害者の経済的な自立が進まない厳しい現状がある。

 障害者が働きながら技能や知識を習得する「就労継続支援」の事業所には、A型・B型の2種類がある。

 A型では障害者が雇用契約を結び、都道府県が定める最低賃金以上の報酬が支払われる。B型は雇用契約を結ばず、作業の対価として工賃を受け取れる。

 「湖のくに生チーズケーキ」がヒットした工房しゅしゅ(滋賀県東近江市)はB型で、障害者6人の工賃は月4万~7万円と以前の3倍以上になったという。

 だが厚生労働省によると、障害者が受け取った2015年度の平均額はA型で月約6万7800円(時給換算769円)、B型では月約1万5千円(同193円)。国は07年度からB型の「工賃倍増5か年計画」に取り組むなどしたが、15年度までに約2800円伸びたにすぎない。

 障害者の就労支援に取り組むNPO法人・日本セルプセンター(東京都)は「競争力ある商品の開発には専門知識やノウハウの収集が欠かせず、もっと行政の支援が必要」と指摘する。

2018/1/29  神戸新聞NEXT


障害者でも入れるバリアフリーな海へ

2018年01月30日 11時21分32秒 | 障害者の自立

”障がいがあるからできない” そんな風に諦めて欲しくない。
最低限のサポートがあれば、サーフィンだってできる!

 

皆さん初めまして、中谷正義と申します。海が大好きで、アマチュアのサーファーとして活動しながら、障がいを持つ方が海に入るためのサポートを行っています。

 

これまで、500名以上の障がい者の方と一緒に海に入り、彼らが自力で波に立ち向かうお手伝いをしてきました。サーフィンの醍醐味は、何と言っても自分の力で波に乗れた時の達成感。どんな障がいがあっても、その達成感を多くの人と共有したいという思いで、これまで活動を続けてきました。

 

今回は、この活動を本格的に継続していくためのNPO法人設立のための費用と、障害者の方が使うカスタムしたサーフボードの購入費用をご支援いただきたいと思います。

 

ほんのちょっとの勇気と前に踏み出す一歩があれば、障がいがあっても海に浮かぶことも波に乗ることさえ出来るんです。彼らへのサポートを続けていくため、どうかこの挑戦に応援をお願いいたします!

 

 

活動を始めたのは6年前。
きっかけは、東日本大震災でみた悲惨な海の光景でした。

 

私は普段、建設会社で仕事をしています。東日本大震災の際に、仙台や福島を中心に仮設住宅の建設に携わっていたのですが、そこに広がっていた海の光景は、一生忘れることの出来ないほど、荒れ狂った悲惨なものでした。

 

”このままでは、海から離れてしまう人が増えていく...”
”海を愛するものとして、何か自分に出来ることはないのか...”

 

自問の中でうまれたものが、この活動でした。海、そしてサーフィンが大好きだからこそ、愛する場所でできることを精一杯やろう!と、千葉を中心に共感してくれた仲間と、障がいを持つ方々に海の素晴らしさを感じてもらい、海を楽しんでもらう活動を始めました。

 

普段は義足や車椅子を使う方がほとんどですが、みんなサーフィンを楽しんでいます

これまで、FacebookやInstagramなどのSNSでの発信や、NHKのドキュメンタリー番組への出演もあり、たくさんの方から「一緒に海に入ってほしい」と問い合わせを頂きました。私たちが思っていた以上に、海が大好きな人、そして障がいを理由に海に入ることを諦めてしまった人が多くいることに気づいたのです。

サーフィンの経験や障がいの種類は皆さん違いますが、その人に合わせたやり方で、一緒に海を楽しみます。これまで一緒に海に入ってきた方は6年間で延べ500人以上。その人数の分だけ、たくさんの思い出があります。

 

 

耳から聞こえる波の音、身体で感じる波の揺れが与えてくれた一つの奇跡

 

これまで一緒に海に入ってきた方とは、本当にたくさんのストーリーがあります。そんな中でも、僕に海の力を改めて教えてくれた少年との出会いを紹介させてください。


彼の名前は就君(当時12歳)。重度の脳性麻痺で移動はベッドタイプの車イス。話すことも出来ず、目もほとんど見えません。耳だけが聞こえるんです。その日は、彼と彼のお父さんと、サポートカヌーに乗りました。

 

就君とお父さんと一緒にカヌーを乗っているところ

 

お父さんが就君を抱っこして前に座り、自分が後ろでパドルを漕いで沖にむかいます。波に揺られながら進んでいくと...就君が何かを言っている?


なんだろう?と耳を傾けても、実際は就君は話せません。でもカヌーに揺られてる20分くらいの間、「う〜」「あ〜」と声を出しているんです。それが自分には歌を歌っているように聞こえたのです。カヌーに乗ってる20分間、就君の心地よい声が続く、奇跡で本当に幸せな時間でした。

また、海から上がった時に、もう一つの奇跡が。

 

それはお母さんがカヌーから就君を抱きあげて自分の所へ連れてきてくれた時のこと。普段、彼は緊張すると手足の関節が棒のようになってしまうそうなのですが、その時お母さんが一言。


「緊張がなさすぎて、抱っこできなかった。こんなの生まれて初めてのことです」

 

耳から聞こえる波の音、身体で感じる波の揺れが彼に心地よい時間を与えたのかもしれません。これは、障がいを持っていてもいなくても関係ないのです。話せなくても、身体が動かなくても、海はたくさんのパワーを与えてくれるんです。就君とのこの経験が、私に改めて海の力を教えてくれました。

 

 

資金の使い道について

 

今回皆様にご支援いただきたいのは、

 

●NPO法人設立の費用:30万

●カスタムしたサーフボード1台(障害者の方が使う):20万円

 

合計50万円になります。

これまでは道具の用意やその他かかる費用は自分と仲間でなんとか賄ってきました。しかし、NPO法人として活動することで、公的な支援を申請できることになります。これまで以上にたくさんの方のサポートができるようになるのです。

 

サーフボードは障害者の方が使いやすいように、ストラップを付けたりカスタムしたボードを作ることで、より安全に海を楽しんでもらえることができます。
 

大切にしていることは、”本当に出来ないこと以外は手伝わない”
時間がかかってもいいから、彼らができるようになるまで待ち続ける

 

私がサポートを行う上で一番大切にしていること。それは、一人一人と話をして、彼らができること、できないことをちゃんと理解することです。そうすると、最低限のサポートでも、海に入り、波に乗れることができるんです。

 

障がいがあるから優しくしよう、なんでもやってあげよう、ではなく、できるところは彼らを信じて手伝わない。できるまで彼らを信じて待ちます。

 

 

「全ての人になにかは出来ないけど、誰かに何かは出来る」自分が好きな言葉です。


私は日々、障がい者の方たちのチャレンジに背中を押してもらっています。彼らをみていると、「まだまだ自分も出来る」と思えるのです。今はまだ自分の住んでいる千葉を中心にした活動ですが、今回のご支援で、全国で活動すること、様々な状態の障がい者の方を入れられるようになります。

 

海を愛するものとして、今後もできることを精一杯やり続けていきたい。そしてたくさんの方の笑顔をみたい。この想いを持ってクラウドファンディングに挑戦します。どうかみなさまの温かい応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

A17c9aaa61e80a1bf71d0d850af4e5baa9800bbd一緒に活動する仲間たちと。どうかこの応援をお願いします!

 

オリジナルTシャツや、サーフボードの素材と同じものを使った世界にたった一つのキーリングをお届けします!


名古屋市障害者雇用企業見学会の開催について

2018年01月30日 11時15分33秒 | 障害者の自立

【参加者募集】名古屋市障害者雇用企業見学会の開催について

障害者雇用に関心のある名古屋市内の企業の皆さまを対象とした「障害者雇用企業見学会」を開催いたします。実際に障害者雇用に取り組んでいる企業を訪問し、就労の様子を見学するとともに、担当者から障害者雇用をすすめるノウハウやコツを聞くことができます。また、あわせて障害者就労支援機関を見学し、支援機関との連携についてご紹介します。

障害者雇用の参考にぜひご参加ください。(参加費無料、事前申し込みが必要です。)

対象

障害者雇用を検討されている名古屋市内の企業のご担当者さま

日時

平成30年2月28日水曜日 午前10時00分から午後3時30分まで

見学先

  • 中電ウイング株式会社
  • 社会福祉法人 名古屋市身体障害者福祉連合会 名身連第一ワークス・第一デイサービス(就労移行支援事業所)

※ 中電ウイング株式会社から名身連第一ワークス・第一デイサービスまでは、貸切バスによる移動となります。

定員

定員20名(参加費無料)

申込方法

ご案内チラシ裏面の参加申込書に必要事項を記載の上、電子メール又はファックスにてお申し込みください。

申込締切:平成30年2月21日水曜日

※ 会社ごとにお申し込みください。原則、1社2名様までお申込できますが、申し込み多数の場合は1社1名でお願いする場合があります。

申込先

障害者就労支援センター親愛

電子メールアドレス:shurou@shin-ai1996.org

電話番号:052-526-1515

ファックス番号:052-462-1399

下記<ご案内チラシ>のファイルについてはテキスト情報のない画像データになります。内容を確認したい場合は、<就労支援センター親愛(電話番号052-526-1515)>までお問い合わせください。

2018年1月29日         名古屋市


障害者と健常者がまじりあうブラインドサッカー大会

2018年01月30日 10時52分02秒 | 障害者の自立

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で8時15分頃から放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは…2018年01月27日放送「障害者と健常者がまじりあうブラインドサッカー大会」です。

ブラインドサッカー、試合の様子

 「ブラインドサッカー」を知っていますか

今日は障害者スポーツ、パラスポーツの話題です。ブラインドサッカーは、公式の規定では全盲もしくは「光覚」といって、光りを少し感じる程度の強度の視覚障害者が行うパラスポーツです。視覚に障害があるフィールドプレーヤー4人、弱視または「晴眼(せいがん=視覚に障害がない)ゴールキーパー1人、合計5人をひとつのチームとして、フットサルと同じ大きさのコートで、手を使わずにゴールを奪いあう球技です。試合用のボールを借りてきましたが、見えなくても分かるように、シャカシャカ音がします。
選手はこの音を頼りにボールを奪いあって、ゴールを狙います。ほかにもディフェンスの選手がボールを取りに行く時は「ヴォイ!ヴォイ!(Voy!)」と声を出したり、ゴール裏に「コーラー」と呼ばれる、選手に指示を出すガイド役がいたりと、独特のルールで行われます。

ゴール裏に立つ「コーラー」

視覚に障害が無い人も参加するマーブルカップとは

パラリンピックなどの国際公式試合ではゴールキーパー以外のプレーヤーは視覚障害者に限られますが、先週、都内で行われた日本ブラインドサッカー協会主催の「マープルカップ2018」は、晴眼の人もフィールドプレーヤーで参加できる珍しい大会でした。

日本ブラインドサッカー協会の小島優登さん
普段は視覚障害がある方がいないといけませんよ、というルールですが、「混ざり合う社会」を実現していこうというところで、今回は健常の方を2名以上入れてくださいというルールにしました。視覚障害がある方と健常がより混ざり合ってプレーできるような大会を目的としています。視覚障害がある方と一緒にプレーできる「ユニバーサルスポーツ」のような観点でやっています」

この大会では、チ−ムのフィールドプレーヤーとして見える選手が2人以上出場するルールで行われます。といっても、見える選手もアイパッチとアイマスクで完全に視界を覆って目が見えない状態でプレーします。健常者も全盲の選手と同じ条件で試合をするわけです。関東から5チーム、名古屋から1チーム、あわせて6チームが優勝を争いました。
パラリンピックなどを見ると様々なパラスポーツがありますが、介助、サポーターとして健常者が同じ競技に出場するものはあっても生涯者と健常者が同じフィールドで競技できるスポーツは多くありません。日本ブラインドサッカー協会はパラスポーツのなかでは先駆け的に障害者、健常者の混じり合った大会に取り組んできました。

ブラインドサッカーは健常者の競技者が多い!

年1回開催される「マーブルカップ」は今年で5回目。現在、ブラインドサッカー協会に登録されているチームは19あり、協会の把握では約400人の競技者がいるそうですが、実はブラインドサッカーは視覚障害者よりも、健常者の競技者のほうが多いという、独特の特徴があり「混ざり合った大会」が開きやすい状況もあります。

出場チームの多くは、ブラインドサッカーの日本代表選手がいる強豪でした。そうしたチームで練習している晴眼の選手は、アイパッチとマスクでまったく見えないにもかかわらず、すばやくドリブルできたり、コーラーの声を頼りに正確にシュートできたりします。選手同士の激しいコンタクトもあり、迫力ある試合が多く見られました。健常者がまったく見えない状態で素晴らしいプレーをするのには驚きました。

優勝したのはbuen cambio yokohama(ブエン・カンビオ横浜)、準優勝が埼玉T-Wings、どちらも国内屈指の強豪で、決勝戦も拮抗した試合でした。こうした出場チームの中に、ほぼ全員が初めて試合経験する新宿イグアイスがありました。残念ながら一勝もできなかったですが。新宿イグアイズはブラインドサッカーの大会運営をサポートするボランティアなどで結成され、サッカー未経験の方が多いチームです。日本代表の寺西一選手(全盲)がコーチ兼選手で参加していますが、あとは全員、目が見えます。

新宿イグアイス・結城俊輔キャプテン
ボランティアとして大会とか試合をお手伝いするにあたって、選手の気持ち、選手が見てる世界ってどういうものなんだろう、やらなきゃ分からないよね、ということで自分たちがやれるようになれば、回りにも「自分もやってみよう」という人が増えるんじゃないかと。でも自分がいざピッチに入ってみると、自分がどこにいるのかまったく分からなくて、誰の声を頼りにしていいかも分からないし、目以外の部分で感じなければならないのが痛感しましたね。こういう我々のようなチームが視覚障害がある方と晴眼者の接点になれればいいなと思います」

視覚障害者は、この取り組みをどう感じているのか

準優勝した埼玉T-Wings・日本代表の加藤健人選手
見えてる方が、アイマスクを付けてプレイするのは、まず恐怖心があるんじゃないかと思います。その恐怖心を乗り越える壁があると思いますね。ブラインドサッカーは視覚に障害のある方がやるスポーツ。視覚障害者の理解というのが一つはあると思うんですけど、ブラインドサッカーはコミュニケーションがないと、成り立たないスポーツだと思うので、どんな言葉を出せば伝わるか。その言葉の大切さはあると思います」
日本ブラインドサッカー協会・小島さん
2020年、もちろん代表選手たちやスタッフは金メダルを目指していると思うんですが、これをきっかけにブラインドサッカーを知ってもらったりとか、私たちのビジョンであるところの「混ざり合う社会」の実現に取組んでいけたらと思っております」


今年3月に東京でブラインドサッカーの国際大会「ワールドグランプリ2018」が行われ、世界からの強豪が集まります。ブラインドサッカーの世界ランキングで日本は今、8位ですが、「ワールドグランプリ」で活躍して2020年東京パラリンピックにつなげられれれば。多くの人に試合を応援して欲しいです。
    
ブラインドサッカーに関する情報は日本ブラインドサッカー協会のホームページをご覧下さい。

日本ブラインドサッカー協会ホームページ http://www.b-soccer.jp/

マーブルカップ集合写真

 (担当:藤木TDC)

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