ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

脳性まひの女性、プロ作詞家に サンミュージックと契約

2017年07月13日 02時47分22秒 | 障害者の自立

 阪神間に住む障害者らでつくる音楽バンドのメンバーで、脳性まひがある古谷かおりさん(49)=兵庫県宝塚市=が、東京の音楽事務所「サンミュージック」と作詞家契約を結んだ。同社によると、身体障害のあるプロの作詞家は業界でも珍しいという。「好きでやってきたことが認められ、うれしい」と古谷さん。いっそう創作意欲を燃やし、自由に動かせる右足親指を使って、パソコンに思いを込めた詩をつづっている。(初鹿野俊)

 古谷さんは大阪府茨木市出身。生まれつき手足が不自由で、特別支援学校の高等部を卒業後は西宮市の入居型授産施設に入った。詩を書き始めたのはこの頃。作業の合間や休日に、日々感じていることを詩やエッセーに表し、30歳で著書「昨日の色、今日の色」にまとめた。

 2007年ごろ、古谷さんの著書を読んだ打弦楽器「ハンマーダルシマー」のプロ奏者稲岡大介さん(38)=伊丹市=が「一語一語が考えさせられる深い詩」と感銘を受け、楽曲への作詞を頼んだ。主宰するバンド「ミュージックフィールズ」にも古谷さんを招き、古谷さんはボーカル兼作詞家として活動。メンバーの障害者や健常者と共に、依頼を受けた高齢者施設や学校などで出張演奏を重ねている。毎年4月には、伊丹市内で開かれる尼崎JR脱線事故犠牲者の追悼チャリティーコンサートのステージにも立つ。

 転機は今年1月。稲岡さんの楽曲がサンミュージックの担当者の目に留まり、古谷さんの詞も「物事を読み取る感性がすごい」と評された。ミュージックフィールズの曲「ぬくもり」だった。

 「この作詞者は誰か。もっと多くの人に聞いてほしい詩だ」。同社は3月、古谷さんは作詞家として、稲岡さんは作曲家として著作権契約を交わした。「ぬくもり」などの3曲は「iTunes(アイチューンズ)」や「レコチョク」などでインターネット配信されている。

 15年前から宝塚市内でヘルパーの介助を受けながら1人暮らしをしている古谷さん。稲岡さんは「自分の力で生活を送る古谷さんが若い障害者の目標になれば」と願う。古谷さんは「与えられた能力を生かし、いろいろな所にメッセージを発信したい」と創作に励んでいる。

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右足親指を使い、パソコンで詩を書く古谷かおりさん(右)と見守る稲岡大介さん
 
2017/7/11    BIGLOBEニュース

発達障害児童、楽しく放課後 小城市で環境づくり

2017年07月13日 02時37分36秒 | 障害者の自立

県クラブ連絡会県作業療法士会

 作業療法士と連携し、放課後児童クラブ(学童保育)で発達障害の小学生が過ごしやすい環境をつくる佐賀県内初の取り組みが、小城市の児童クラブで始まった。施設内のレイアウトや児童との接し方について、専門知識を持つ作業療法士からアドバイスを受け、改善につなげる。

 クラブの利用者は年々増加し、発達障害の児童を受け入れるケースも増えていることから、小城市のクラブで支援員の雇用・配置を受託する県放課後児童クラブ連絡会と県作業療法士会が連携した。小城町の桜岡小のクラブに年3回、同会所属の作業療法士が訪れ、支援員に助言する。

 初回の7日は作業療法士3人が、児童約30人が宿題をしたり、おもちゃで遊びんだりして過ごす様子を観察した。江渡義晃さん(45)は、ランドセルを置く棚が入り口から最も遠い壁際にあり、机の間を縫ってたどり着く状況を苦手と感じる児童もいると指摘し、「棚の位置を変えたり、机の数を減らすことで、より過ごしやすい空間にすることができる」と提案した。

 県内の児童クラブ向けの講座も開き、成果を共有する。クラブのコーディネーターを務める山口亮子さん(40)は「取り組みを通じ、全ての子どもたちが安心して放課後を過ごせる施設づくりを進めたい」と話した。

子どもたちの様子を観察する3人の作業療法士=小城市小城町の桜岡放課後児童クラブ

2017年07月12日   佐賀新聞


静岡発「後見支援預金」 高齢者らの財産 着服防ぐ

2017年07月13日 02時29分07秒 | 障害者の自立

◆全国初12信金、家裁と連携

 認知症などで判断能力が十分でない高齢者らの財産管理を行う成年後見制度で、後見人による不正な着服を防ごうと、静岡県内の十二信用金庫は、静岡家庭裁判所が発行した指示書がないと出金などができない「後見支援預金」の取り扱いを順次始める。金融機関と家裁が連携した預金は全国で初めて。

 最初に商品を設計した沼津信金(沼津市)が今月三日に販売を開始しており、県西部の浜松、磐田、遠州信金も八月一日から始める予定だ。「静岡モデル」として普及するか注目される。

 成年被後見人の預金口座の作成や預け入れ、出金、解約に家裁が関与する仕組み。口座を作成する際、後見人は家裁が発行した指示書を信金に持参する。通帳ができたら写しを家裁に提出する。口座は普通預金のみで、キャッシュカードは発行されない。口座からの出入金と解約にも家裁の指示書が必要になる。

 信託銀行による「後見制度支援信託」の制度が二〇一二年に始まったが、預入額に下限がある。契約の際は、親族以外に弁護士や司法書士ら専門職の後見人を選任する必要があるため、その分の手数料もかかる。

 後見支援預金は、使い勝手をより良くした。預入額を自由に決められるほか、家裁の判断によっては親族の後見人だけでも手続きが可能で、口座の開設費用や信託報酬も必要ない。

 最高裁判所の調査によると、後見人による財産の着服といった不正は昨年一年間で五百二件(被害総額約二十六億円)、専門職による事例も三十件(同九千万円)に上っている。

写真

 <成年後見制度> 認知症や知的障害、精神障害などの理由で物事を判断する能力が十分でない成人に代わり、家裁に選任された親族や弁護士らが財産管理や契約などを担う制度。2000年に禁治産、準禁治産制度を廃止して導入された。判断能力に応じ後見、保佐、補助の3段階があり、公職選挙法には後見人が付くと選挙権を失うとの規定があったが、削除になった。最高裁によると、16年12月までの利用者は20万3551人に上り、1年前に比べて1万2216人増えた。

2017年7月12日   中日新聞


寺子屋式!御殿場市民会館にて子育て方法論を母親に提供しました

2017年07月13日 02時22分02秒 | 障害者の自立

漫画家でもあり育児関連の著書も共著で出版している「めんどぅーさ」氏が7月7日(日)御殿場市民会館に母親らを集め、子育て論についてL.ロンハバード氏の文献に基づき、レクチャーを提供しました。

自分と子どもの関係に苦悩を抱え子育ての熱意を失う親が昨今多く見受けられます。このような中、漫画家でもあり育児関連の著書も共著で出版している「めんどぅーさ」氏が7月7日(日)御殿場市民会館に母親らを集め、子育て論についてL.ロンハバード氏の文献に基づき、レクチャーを提供しました。

厚労省の発表によると、平成27年度中に、全国208か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は103,260件(速報値)で、これまでで最多の件数となっています。平成26年度と比して児童虐待相談対応件数が大幅に増加した自治体からの聞き取りによると主な要因としては、心理的虐待が増加、また心理的虐待が増加した要因の一つに考えられることとして、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力があるとされています。

カウンセラーらを筆頭に参加したのは10名。めんどぅーさ氏の笑いも織り交ぜた一連の講演には毎回参加する常連もいるほど。参加した聴講者からは、「自分自身だけでなく、家族やグループも同じであると意識化できた点が大きな気づきになりました。」「自分の問題に気付くこと、問題の仕組みに気付けば原因もみえて解決策もみえてくるかな。」「起こることに自分が観察した真実を見極めていきたいと思います。」などと沢山の喜びの声が聞かれました。

特定非営利活動法人イマジンは、知的障害者のノーマリゼーション、覚せい剤撲滅の普及啓発活動を行っており、秋桜による音楽慰問活動、子育て教育なども応援しています。

寺子屋式!御殿場市民会館にて子育て方法論を母親に提供しました

特定非営利活動法人イマジン   2017-07-11


メニュー選ぶ喜びを 千歳・北星病院「カフェセレクト食」導入

2017年07月13日 02時13分30秒 | 障害者の自立

 千歳の北星病院=清流=は今月3日から、摂食・嚥下(えんげ)障害やがん患者、障害者(児)などに対応し、患者が自由にメニューを選べる「マルチ対応型カフェセレクト食」を導入した。街角のカフェのように食べる楽しみを感じてもらい、栄養価にも配慮して管理栄養士が患者個々に適合した食事内容を組み立てる。入院した人全般に向け、回復を「食」で後押しする珍しい試みとして注目されている。

 同病院は整形外科・内科・リハビリテーション科と麻酔科、リウマチ科を加えた5診療科を持ち、病床140床、老健100床を有する。急性期から療養、回復リハビリまでに対応している。

 セレクト食は入院患者の中に食欲不振や摂食・嚥下障害に悩む人も多かったことから、同病院の栄養科長で管理栄養士の高橋千加さん(44)が発案して導入を進めた。

 牛すき焼きやてんぷら盛り合わせ、お茶漬け、茶碗蒸しなど、貧血、下痢、便秘などのさまざまな疾患や病期・症状緩和に対応したメニューや、ババロア、ゼリーなど摂食・嚥下障害に対応したメニューを用意する。

 品数は豊富で、最大で80種類の提供が可能。調理を担当するのはホテルや海外で腕を振るった和食と洋食の料理人2人で、味も折り紙付き。専用食器を準備し、季節ごとに旬菜を使用した内容に変える予定だ。

 患者はメニューの中から、食べたい2品を事前に選ぶ。管理栄養士は、患者が選んだ品の栄養価を計算し、足りない分を補うように個々の患者に合わせた献立にする。

 患者の症状や病期、食物をのみ下す嚥下の能力などに合わせて、固さや栄養価、カルシウム、鉄分、ビタミンなどの量を調整可能。患者は1食分の実費に加え、2品で計50円の費用負担となる。

 セレクト食は患者からも好評だ。

 今月初旬の病棟で糖尿病などを患い入院中の85歳の女性は温泉卵とホットケーキを選んだ。今まで甘い物を食べることを控えてきただけに「とてもおいしい。食べられてよかった」と語った。

 導入して間もないが、食べ残しの量が半分に減るなど顕著な効果が表れている。高橋さんは「食べることが本人の自信になり、回復につながります」と確信する。

 高橋さんはこれまで勤務した大阪、札幌などの病院で、がん患者や低栄養に対応したセレクト食の研究と実践を重ねてきた。自身も大学生時代に大腸がんを患った経験があり、好きな物を食べられないつらさや、患者の立場への共感がある。高橋さんは「患者さまの笑顔を見たいし、感動してもらいたい。食の力で患者さまが求めるゴールに近づいてもらいたい」と笑顔で語った。

カフェセレクト食の導入を提案した高橋さん

2017/7/11   苫小牧民報