ゴエモンのつぶやき

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「やっとたどり着いた」やまゆり園建て替えで揺れる家族

2017年07月25日 03時13分22秒 | 障害者の自立

 首筋に、刃物を突き立てられた傷が残る。

 「痛い、痛い」。尾野一矢さん(44)は最近、思い出したように口にするという。母のチキ子さん(75)は「事件前のような笑顔はなくなった」と話す。走り回ったり、騒いだりすることもなくなったという。

 一矢さんには知的障害があり、障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で約20年にわたって暮らしてきた。昨年7月26日、入所者19人が殺害され、施設職員を含む27人が負傷した事件で植松聖(さとし)被告(27)に襲われたが、一命をとりとめた。

 ログイン前の続き事件当時は約150人が暮らしていた園。建て替えが決まり、将来像をめぐる議論が続く。多くの入居者は今、横浜市港南区に県が用意した仮の施設「津久井やまゆり園芹が谷園舎」で暮らしている。

 一矢さんも今春からここで生活する。事件後に入った病院では「やまゆり、帰る」と繰り返していたが、別の施設に移ってしばらくすると、「やまゆり、終わり」とつぶやいたという。

 「自分の中で今の状況を納得させているんだろう」と一矢さんの父、剛志さん(73)は語る。一家にとっては、つらい記憶の場となったやまゆり園。それでも「あそこは終(つい)のすみかだと思っている。建て替える場合は、今までと同じような施設にしてほしい」。

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 東京駅からJR中央線で西へ1時間半近く。山の緑が迫る相模湖駅を降りる。そこから1時間に1、2本ほどのバスに揺られて10分ほどで、園がある千木良(ちぎら)集落に着く。

 約3万平方メートルの広大な敷地に、延べ床面積約1万2千平方メートルの2階建て園舎が立つ。現在は無人だが、事件から1年を前に今月6日、初めて内部が公開された。清掃されて事件の痕跡はほぼない。窓に貼られたキャラクターのシールなど、入居者の思い出が残っていた。

 神奈川県立の施設として園が開設されたのは、東京五輪があった1964年。身体や精神に障害がある人たちを受け入れ、生活を支援する大規模施設は「コロニー」と呼ばれ、全国各地で建設が進んだ。

 その後、81年の「国際障害者年」をきっかけに、障害者も健常者と変わりない生活を過ごすべきだとの考えが広がる。近年は、施設を小規模にし、地域に根ざして生活を送る「地域移行」が主流となっている。

 県は今年1月、同じ場所に大規模な施設を建てる方針を示した。だが、障害者団体などから「地域移行に逆行する」と異論が噴出。県が有識者を集めて設けた会議は今月18日、園の現在地や芹が谷園舎がある場所など、複数の小規模施設に分散させる案を示した。

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 ただ、入所者の家族の意見は割れている。

 「家族にとって苦労の末にやっとたどり着いた場所。現在地以外は現実的でない」と大月和真・家族会長(67)。園の祭りには近隣住民が参加し、入所者もステージで一緒になって楽しむなど、様々な行事を通じて園と地域が強く結びついていたことを強調する。

 事件前の昨年4月時点で、園の入所者の平均入所期間は18年あまり。30年以上の入所者も2割いた。家族にとって、園がある集落はなじみ深い場所だ。

 一方、3年前から入所する平野和己さん(27)の父、泰史さん(66)は言う。「入所者がもっと社会に出て、交流しやすい環境にするべきだ。施設はなるべく縮小したほうがいい」

 有識者会議の検討結果を踏まえ、県が結論を出すことになる。(飯塚直人、岩堀滋

■津久井やまゆり園をめぐる経緯

1964年2月 障害者を支援する神奈川県営の施設として開設。入所定員は100人

 68年4月 入所定員200人に増員

 94年7月 居住棟などが再整備され、定員80人に(新設の厚木精華園への移動で定員減)

 96年4月 居住棟、体育館などが再整備され、定員160人に

2005年4月 県の指定管理者制度に基づき、社会福祉法人かながわ共同会が運営開始

 09年8月 園の自主事業でケアホーム開所

 12年12月 植松聖被告、非常勤職員として勤務開始

 16年7月 事件発生

 17年8月? 園の建て替えの方向性について県の有識者会議が検討結果を取りまとめ

(※県や園などへの取材による)

 写真・図版 

おにぎりをほおばる尾野一矢さん(中央)を見守る父剛志さん(右)と母チキ子さん

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>


今さらバニラエアの議論? 『ワイドナショーやっと放送できるSP』に「鮮度薄い」の声

2017年07月25日 03時04分56秒 | 障害者の自立

23日の『ワイドナショー』は、過去の未公開シーンを集めた「やっと放送できるSP」を放送。その内容が「新鮮味がない」「今さら感がある」など物議を醸している。

■「バニラエア」の問題を取り上げるも…

番組はなんの前置きもなく、冒頭から6月末に発生した航空会社「バニラエア」の障害者対応問題についてコメンテーターが議論する模様が流れる。

話の内容から察するに、これは、問題発生当時収録されたものらしい。

古市憲寿やヒロミ、そして松本人志がバニラエアの対応について議論を展開したのだが、のちに発覚した事実を考慮していないコメントのようにも思えただけに、ネット民から異論が。

だいぶ前に収録したことを流しちゃうと、どうしても「今」とのズレが出るね。バニラエアの件は、発生→テレビ大騒ぎ→ネットで考察が回る→察したテレビが鎮静化→今、って流れがあって落ち着いたところで、テレビ大騒ぎの頃の収録流しちゃうから、今見ると「ん?」ってなる#ワイドナショー

— 千 リキュー (@tokikane_jirei) July 23, 2017

 ワイドナショー、今さらバニラエアー?障害者の男性がタラップを腕の力で登ったという話、なぜ職員は手伝わずに見てたのか?と言っているけど、男性自身が断ったの知らないの?ご本人がインタビュー言ってましたよ。

— さぶちゃん (@sabumakiaca) July 23, 2017 

現時点で発生時の情報だけを元に議論する様子を放送したことについて、違和感を覚えた人が多かったようだ。

■そのほかの話題も「今さら感」

番組はバニラエアの話題終了後、ようやく、『過去の総集編』であることをアナウンス。

その後五輪マスコットの最終審査を小学生が担当する問題や、「いいね」量産工場摘発、ハンドスピナー流行などの話題が取り上げられたが、どの話題も今となっては古く、視聴者の今さら感は拭い去れなかった模様。

ワイドナショーがゴットタンみたいに今まで放送できなかったとこを放送するの悪手でしょ。今さら検討違いのこと言ってるように見えちゃう。

— [name] (@nevilvvliven) July 23, 2017 

やっぱニュース番組って鮮度が命だからなぁ
最新のホットな話題じゃないと盛り上がりにかける #ワイドナショー

— れんちょんP@8/13埼玉 (@psgameDX) July 23, 2017 

そもそも時事ネタ扱う番組なのに、SPとか言って今更取り残し放送しちゃ駄目だろ?

当時とは結果が違ってる内容、またぶり返すつもりなのか?#ワイドナショー

— kunibrawn (@kunibrawn1) July 23, 2017

 ■総集編になった理由が話題に

さらにネット上では今回なぜこのような「総集編」となったのかが話題に。「出演者が夏休みを取ったため」という説が有力だが、一部には何か不測の事態が発生したのではないかとの声も。

ネタ古いし、出演者コロコロ変わってて、以前の収録?って思ったらSPなんだ。松本さんは夏休みでバカンス中?#ワイドナショー がオワタのかと思った。

— M.A.C. (@Yosh_Hash) July 23, 2017

 今日の放送、なんか不都合でもあって差し替えになったの?なんか話題古いしコメンテーター多いなと思ったら切り貼りだった。 #ワイドナショー

— にのうらさとこヾ(○'∀'○)ノ (@ameayunon) July 23, 2017

 松本は宮崎駿氏の「引退発言集フリップ」がじつはネットで創作されたものであることが発覚した際、「同じことがあったら番組をやめる」と発言しているだけに、何かあったのではと勘ぐる人も存在しているようだ。

総集編になった理由は不明だが、毎回新鮮なニュースを松本人志ら芸能人が切っていくというのが『ワイドナショー』のウリであると思われる。

それだけに今回の総集編は、視聴者にとって魅力のない内容と感じたようだ。

・合わせて読みたい→松本人志『日刊大衆』に謝罪要求 今後を不安視するネット民も

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)


自然塩「わかめソルト」熱く売り込め

2017年07月25日 02時44分49秒 | 障害者の自立

 三陸の食材をアピールしようと、岩手県宮古市田老地区の特産「真崎わかめ」を原料にした自然塩「わかめソルト」の販売が始まった。商品を開発したのは、東日本大震災で被災した田老地区の復興支援に携わる神奈川県在住の会社役員磯部俊行さん(40)。「田老の人々と一緒に名産品に育てたい」と意気込む。
 原料は、田老町漁協が生産する塩蔵ワカメのみを使用。盛岡市の障害者就労支援施設に製造を依頼した。添加物や着色料を一切使わず、遠赤外線で低温乾燥して粉末にする。ワカメのうま味と程よい塩加減で、おにぎりや豆腐、パスタによく合うという。
 磯部さんは東京を拠点にバンド活動をしていた2010年9月、音楽を担当した映画のプロモーションで宮古市を訪問。東日本大震災後しばらくはライブ活動で募った義援金を送るなどの支援活動を繰り広げてきた。
 今年1月に岩手県内の特産品を販売する会社「茶碗(ちゃわん)とお椀(わん)」(神奈川県茅ケ崎市)を設立。規格外で廃棄処分されるワカメがあると知り、商品化に乗り出した。
 磯部さんは「海も山も田老の全てが好きで取り組んできた。今後は神奈川と宮古の交流など活動の輪を広げたい」と話す。
 インターネット販売のほか、宮古市内の旅館などでも購入できる。定価は45グラム入り500円(税抜き)。

真崎わかめのうま味を濃縮したわかめソルト

2017年07月24日   河北新報


伊豆への道整備急ぐ 東京五輪、自転車競技開催地 静岡

2017年07月25日 02時37分48秒 | 障害者の自立

 静岡県は自転車競技の開催地の伊豆市までのアクセス道路整備、沿道の屋外広告物撤去、大会の機運醸成に向けたイベント開催など、県単独でできる準備を進めるが、東京都や大会組織委員会との役割分担の具体的な協議はこれからで、選手や観客の輸送、宿泊施設確保など多くの課題が残っている。
 県は東京五輪・パラリンピックの自転車トラック競技会場の伊豆ベロドローム(伊豆市)で2019年3月に開催予定のトラック競技世界選手権を「予行演習」の機会と位置付け、準備を急ぐ。
 ただ、現状は東京都や国、大会組織委員会と費用分担についてようやく大枠合意した段階で、伊豆ベロドロームの改修や大会本番に向けた光ファイバーの敷設、選手村や観客向け宿泊施設の確保、会場内外の警備体制など、課題は山積する。県は東京都などと速やかに協議を進めたい考えだ。

 ■「県と連携し準備」 伊豆市推進課
 伊豆市東京オリンピック・パラリンピック推進課の森嶋哲男課長は「大会開催に向けた役割分担がまだ不明確なので、県と連携しながら進めていく。開催都市としてボランティアの育成や障害者に優しいまちづくりなどに取り組んでいきたい」と述べた。

2017/7/24    @S[アットエス] by 静岡新聞

 

 


ふれあい高新in東洋町【土佐の東の玄関口】(3)地域に集いの場を

2017年07月25日 02時28分46秒 | 障害者の自立

 高知県安芸郡東洋町の人口は6月末時点で2592人。うち65歳以上は1252人で高齢化率は48・3%に達し、高知県東部の市町村で最も高い。一方、出生数は、2013年度の12人から2014年度4人に急減、以降も毎年1桁台で推移している。急速に進む少子高齢化に、東洋町は「高齢者対策と共に子育て世代への支援が欠かせない」とする。

 東洋町では、保育園の無料化、出産・入学支援金の給付などのほか、妊娠時の検診や不妊治療についても、出産可能な医療機関が遠方にあることなどから交通費や宿泊費を補助している。2017年度からは、保健師が行っていた妊婦宅訪問に助産師を加えるなど物心両面での充実を図り、子育て世代の「つながりづくり」を進める。

 そうした中、注目されているのが、東洋町社会福祉協議会が主体となり取り組む「あったかふれあいセンター」事業。この事業は高知県の主要施策の一つで、高齢者、障害者、子どもたちが従来のサービスの枠を超え、互いに交流できる場づくりを進めるもので、高知県内各地でさまざまな活動が展開されている。東洋町でも2016年度、延べ2515人が利用。新たな広がりを見せている。

子育て応援教室
 「赤ちゃんの食事で困っていることはありませんか?」。優しく語り掛ける栄養士に、「アレルギーが心配で…」。乳児を抱く女性が悩みを打ち明ける。丁寧な助言に安心したように笑顔が広がる。

 7月中旬、東洋町生見の東洋町地域福祉センターで開催された子育て応援教室。交流の場や育児を学ぶ機会を望む母親の声を受け、東洋町や東洋町社協などが2016年7月から毎月1回実施している。里帰り中の妊婦や母親のほか、待機児童がいる家庭も対象で、2016年度は57人の保護者と65人の乳幼児らが参加(いずれも延べ人数)。この日1周年を迎えた。

 東洋町社協などは、助産師や栄養士らの講話に茶話会などのレクリエーションも取り入れ、育児中の母親が少しでも息抜きができ、地域で孤立しないよう心配りをしているという。6カ月の長男、冬獅郎ちゃんと参加した徳山恵美子さん(40)=東洋町甲浦=も「母親同士でいろいろ話せて、子どもも人と接することに慣れてきた」とうれしそうに話す。

寄り合いから絆を
 現在、東洋町社協などは「地域食堂」という新たな試みを模索している。文字通り、地域の人たちが食事をしながら語らい、交流する場をつくる取り組みだ。

 孤食の児童ら向けの「子ども食堂」、高齢者対象の「認知症カフェ」などの活動は既に高知県内でも盛んだが、東洋町社協などが考える「地域食堂」は、対象者をあえて限定しないところが少し違っているようだ。

 東洋町社協の亀井泰三事務局長は「地域にはいろんな人がいる。高齢者や子どもを区別する必要はなく、人が集まり、つながれば何かが始まるはず」と、何げない寄り合いから絆の輪が広がることを期待。7月28日、東洋町野根の旧国道沿いの一角で、その活動をスタートさせる。

1周年を迎えた子育て応援教室。東洋町と町社協による「地域での子育て」を掲げた取り組みだ(高知県東洋町生見)

2017.07.23      高知新聞