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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

岡山で点字ブロック50年シンポ 「命の道」守る重要性を確認

2017年03月20日 02時29分44秒 | 障害者の自立

 視覚障害者の道しるべとなる点字ブロックが世界で初めて岡山市に敷設されてから丸50年を迎えた18日、記念シンポジウム(点字ブロックを守る会、山陽新聞社主催)が同市北区柳町の同社で開かれた。関係者が半世紀の歩みを踏まえつつ、ブロックの意義や正しく利用する意識を社会に広める必要性を再確認した。

 視覚障害者ら約200人が参加。岡山県立岡山盲学校元教頭で、市民有志らでつくる「守る会」会長の竹内昌彦さん(72)が「点字ブロックは発明者の三宅精一さん(故人)をはじめ多くの人の熱心な活動により全国に普及した。健常者と障害者が共に理解を深め命の道を守っていこう」とあいさつした。

 パネル討議では竹内さんや視覚障害の子どもが通う埼玉県立特別支援学校「塙保己一(はなわほきいち)学園」の荒井宏昌前校長ら5人が登壇。荒井前校長は「教科書に載せ次代を担う子どもたちにブロックの大切さを教えることが大事」と提案し、竹内さんは「ブロック上に障害物を置かないことが当たり前の社会にしたい」と話した。

 日本記念日協会の加瀬清志代表理事は、同協会が定める「点字ブロックの日」(3月18日)を紹介。「訪れるたびに多くの人がブロックの役割の重さを認識するはず」と強調した。

 シンポジウムに先立ち、JR岡山駅東口広場では、視覚障害者や中高生らが啓発ステッカーやティッシュを配り、ブロックの役割を訴えた。

 

点字ブロックの意義などをあらためて考えたシンポジウム


点字ブロック敷設50年/下 歩行訓練、希望与え 識別しやすい黄色、規定なく 

2017年03月20日 02時16分51秒 | 障害者の自立

歩行訓練、希望与え 識別しやすい黄色、規定なく /岡山

 「近年、(視覚障害者の)ホームへの転落やホームドアの設置が注目されているが、なぜ点字ブロックが黄色なのかも知ってほしい問題の一つ。私たちにとって外出は命に関わる問題だから」。県視覚障害者協会の会長を務め、自らも弱視を抱える片岡美佐子さん(64)は強調する。各地で普及が進む点字ブロックだが、景観意識への高まりに伴って歩道に溶け込むような色のブロックも登場した。なじみ深い点字ブロックの黄色は、弱視や色盲の人にとって識別しやすい色なのだ。

岸本和宣さん(右)の指導を受けて歩行訓練に取り組む野田君恵さん

毎日新聞   2017年3月18日


障害者施設に危害予告 神戸市HPに書き込み

2017年03月20日 02時09分59秒 | 障害者の自立

 神戸市ホームページ(HP)の問い合わせフォームに「20日に市内の障害者施設に危害を加える」と予告する趣旨の書き込みがあったことが18日、分かった。市は市内100カ所以上の施設に注意を呼び掛けている。

 関係者によると、書き込みがあったのは15日ごろ。具体的な施設名や場所、方法などは書かれていなかった。市は兵庫県警に連絡するとともに、各施設に施錠の徹底や防犯体制の確認を求めたという。

 昨年2月以降、神戸市のHP問い合わせフォームや私鉄の駅などに電話で爆破予告などが相次いでおり、今回のケースも含め、少なくとも9件に上っている。

2017/3/18 21:54神戸新聞NEXT


「変わるべきは社会」 京都で相模原殺傷事件考えるシンポ

2017年03月20日 01時59分24秒 | 障害者の自立

 相模原市の障害者殺傷事件を考えるシンポジウムが18日、京都市南区の京都テルサであった。事件が起きた知的障害者施設「津久井やまゆり園」の元職員で専修大講師の西角純志氏が講演し、犠牲者の生を語り継ぐ大切さを訴えた。

 西角氏は、犠牲者の生前の様子を聞き取って、「生きた証(あかし)」を残す活動に取り組んでいる。警察が「遺族の希望」を理由に犠牲者の名前を公表しなかった点に対し、「犠牲者は殺害される以前から語ることができない人にされていた。容疑者に命を奪われ、家族に封印され、社会に忘れ去られようとしている。(犠牲者を)匿名にしたまま裁判に向かうのなら、『生きた証』は証言としての意味を持つ」と述べた。

 犠牲者の園での生活について、西角氏は「出勤してくる職員をいつも小走りで玄関に迎えに来た」「ベッドに横になってCDを聞いていた。お気に入りは演歌だった」「菓子を開ける時のカサカサ音を喜んだ。生き仏のような人。にこにこしていた」「園で50年暮らし、帰りたいと強く思っていた。大好きなお兄さんをひたすら待っていた」と、一人一人の願いや趣味、普段の様子を紹介した。

 津久井やまゆり園に入所していた人たちが地域に戻れるよう支援する団体「ピープルファースト横浜」の報告があり、京滋の障害がある当事者が、施設ではなく、地域で暮らす意義を訴えた。障害者でNPO法人DPI日本会議副議長の尾上浩二氏は、事件後に障害者排除の動きが出ているのではないかと懸念を示し、「変わるべきなのは社会の方だ」と強調した。

 「国際障害者年連続シンポジウム」として、日本自立生活センター(南区)などの実行委員会が主催した。

相模原障害者殺傷事件について話す津久井やまゆり園元職員の西角氏(中央)

2017年03月18日   京都新聞


千葉知事選 私の注目点

2017年03月20日 01時52分09秒 | 障害者の自立

 ■「パラ競技普及のイベントを」

 □リオ・パラリンピック銀メダリスト・広瀬隆喜さん(32)

 いずれも無所属で、新人の元高校教諭、角谷信一氏(62)▽新人で元会社員、竹浪永和氏(42)▽現職の森田健作氏(67)▽新人で前浦安市長、松崎秀樹氏(67)-の4人が争う構図となった県知事選は、26日の投開票まであと1週間に迫った。さまざまな課題を抱える本県の知事には何が求められているのか。識者・有権者にそれぞれの分野について「注目点」を聞いた。

 --県内のバリアフリー対策の現状は

 「駅前を中心に進んできている。ただ、少し駅から離れると整備が追いついてないと感じることも多い。緩やかに見える坂道も、車いすでは上りづらいこともある。障害者全てが駅近くに住めるわけではないので、郊外にも多目的トイレや、使いやすいスロープの整備を進めてほしい。介助を必要とせず、障害者が安心して外出するきっかけになる。2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、さらに進んでいくことを期待している」

 --心のバリアフリーは進んでいるか

 「車いすで生活しているので見た目は障害者だが、健常者とか障害者とか意識せずに生活をしている感覚が強い。物を落としてしまったとき、『拾いましょうか?』と声をかけてくれる方がいる。とてもうれしい。ただ、『自分でも拾えるな…』と思うときもある。手助けが必要な時は、自分から『助けて』と声を上げる。その時は『声』を拾って、手を貸してほしい」

 --東京五輪・パラリンピックの盛り上がりのために県が行うべきことは

 「ボッチャ関係者と『パラリンピックの競技会場を満員にしたい』という目標を持っている。会場に来て応援してもらえたら、日本の選手にとって大きな力になる。そのために大切なのは各競技の知名度を上げていくことだ。特にパラスポーツは『名前は知っているけど、ルールは分からない』という競技も多いはずなので、参加者が気軽に体験できるようなスポーツイベントを県内各地で開催できるよう推進してほしい。例えば五輪選手がパラの競技を体験したり、難しいかもしれないが、パラ選手が五輪の競技に挑戦したり、混合チームでの対抗戦も面白い。選手と交流しながら競技の用具を手にとってもらい、各競技の魅力に気づき自然と興味を持ってもらえる。市や県単位で継続して発信し続けることが重要だ」

 --本県に期待することは

 「東京都では若い世代へのスポーツ選手の出前教室事業が進んでいる。私は学生時代、ビームライフル(射撃競技)や陸上など色々なスポーツに出合い、その中にボッチャがあった。『あなたには、このスポーツがいいよ』ではなく、選択肢があるのが大切。千葉県でもそんな事業が盛んになるといい。大切なのは2020年で終わらせず、それ以降も継続できれば、五輪やパラリンピックを目指す子供たちがでてくるかもしれない。あらゆる人が参加する、パラスポーツの体験会が県内各地で開催されたらいいなと思う」

 --ボッチャの魅力は

 「ボッチャは重度の障害者の為に考案されたスポーツ。ボールも275グラム前後と軽い。直接ボールを投げられなくても、視線などで意思表示をして介助者や勾配具(ランプ)の力を借りて参加できる。子供からお年寄りまで、健常者・障害者の誰もが参加できるのが魅力だ。北京大会当時はほとんど知られていなかった。だが、周囲の支えで自分が強くなり、ボッチャを知ってもらったのは大きいと思う。ずっと応援していただいている職場の理解はとても大きく、感謝の気持ちでいっぱい。

体はひとつしかないし、どこまでできるかわからないけれど、イベント活動などに参加し普及していきたい」

【プロフィル】ひろせ・たかゆき

 パラリンピック正式種目「ボッチャ」の選手(BC2クラス)。市原ボッチャクラブ所属。北京、ロンドン、リオに3大会連続出場。2016年リオ団体戦で、ボッチャ競技では日本初となる銀メダルを獲得。日本選手権個人戦では最多の優勝7回。袖ケ浦養護学校(現袖ケ浦特別支援学校)を卒業後、社会福祉法人「アルムの森」(富津市)事務局に所属。君津市在住。

07:08  産経ニュース