ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者権利条約 共生社会へ踏み出そう

2013年12月18日 02時35分12秒 | 障害者の自立

 日本の障害者にとって歴史的な前進だ。障害者権利条約を結ぶ政府案が先の国会で認められた。健常者と分け隔てられることなく生きる権利を守る国際ルール。画餅に帰さぬよう魂を吹き込みたい。


 二〇〇六年に国連総会で採択された今世紀初の人権条約だ。障害者への差別をなくし、社会参加を支えるよう締約国は求められる。


 すでに約百四十カ国・機関が批准済みだ。日本は〇七年に署名したものの、国内法の整備を優先させてきた。


 「障害は個人の側ではなく、社会の側にある」。条約の考え方を平たく表現すればそういうことだ。旧来の紋切り型の障害の捉え方は大きな転換を迫られる。


 想像してみよう。建物の玄関に車いすの人がいる。目の前には階段があって中に入れない。


 かわいそうだが、自力で歩けるよう足腰の治療に専念し、訓練を重ねるほか手だてはない。障害は自己責任なのだから。同情心や哀れみを覚える人も多いだろう。


 でも、これからは意識を変える必要がある。車いすの人の出入りが困難なのは足腰が不自由だからではない。階段があるからだ。周りの思いやりや良心より前に、建物の責任こそが問われるのだ。


 責任者はスロープを設けるなり、介助するなりして車いすの移動の自由を担保せねばならない。締め出すのはもちろん、お金や人手を十分賄えるのに放置するのも差別とされ、人権侵害になる。


 健常者の利益ばかりに目を向ける社会の仕組みを見直させ、障害者の利益を等しく確保する。端的に言えば、それが条約の効力だ。


 改正障害者基本法をはじめ国内法には、曲がりなりにも条約の理念が反映された。一六年に施行される障害者差別解消法は、その具体的なルールとして重要だ。


 好きな地域に住み、健常者と共に学校で学び、職場で働く。余暇を楽しみ、選挙で投票し、災害から逃げる。自立して暮らすには要望に応じた手助けが欠かせない。


 手話や点字、介添えやスロープなどは、障害者にとってまさに命綱そのものだ。その提供を怠るのは原則として許されない。


 ルールが定着するまで前途は多難だろう。なにが差別かを人々が理解することが出発点となる。現場を見守り、紛争を解決する体制づくりも進めねばならない。


 日本は世界最速の高齢化に直面している。不自由を抱える人々も増えるだろう。障害の有無を超えて支え合う社会を目指したい。

東京新聞-2013年12月17日

Samsung、視覚障害者支援端末「Galaxy Core Advance」を発表

2013年12月18日 02時27分44秒 | 障害者の自立
Samsungの「Galaxy Core Advance」は、視覚障害者でも使いやすいように前面に物理ボタンを配し、画像内テキストの読み上げやカメラの音声ガイドなどの機能を搭載する。

 韓国Samsung Electronicsは12月16日、4.7インチのAndroid 4.2搭載スマートフォン「Galaxy Core Advance」を発表した。前面の物理ボタンやカメラの音声ガイド機能など、視覚障害者を支援する機能が特徴だ。


Galaxy Core Advance。色はパールホワイトとディープブルーの2色

 スペックは、CPUが1.2GHzのデュアルコアでRAMも1Gバイトとミドルレンジだが、GALAXYシリーズの「S Voice」や「S Translator」などの機能に加え、画像内のテキストを自動認識して読み上げる「Optical Scan」や被写体の状況(フレーム内の人の顔の数や立ち位置)を音声で知らせるカメラ機能「Voice Guided Camera」、画面を真っ暗にしたまま操作できる「Screen Curtain」(プライバシーを保護し、バッテリー持続時間を伸ばせる)など、多数の視覚障害支援機能を搭載する。

 同端末は2014年初旬に発売の予定。販売地域や価格などの詳細はまだ不明だ。

ITmedia-2013年12月17日 11時06分 更新

弁護団、腎障害者弔慰金も検討 イタイイタイ病合意で

2013年12月18日 02時22分44秒 | 障害者の自立
 富山県・神通川流域で発生した「イタイイタイ病」の被害者側弁護団は17日、富山市内で記者会見し、原因企業の三井金属(東京)がカドミウムによる腎臓障害を抱える人に支払う1人60万円の一時金を拡大し、2009年4月以降に死亡した人にも同額の弔慰金を支払う方向で調整していると明らかにした。
 一時金支払いは、公害健康被害補償法の定める指定地域での居住歴や、腎臓障害の指標となるタンパク質の尿中濃度の基準を満たした人が対象。

2013年12月17日 琉球新報-

備前焼コップやマフラー… 岡山、障害者ら手作り品並ぶ

2013年12月18日 02時17分53秒 | 障害者の自立
 福祉の店「元気の輪」(岡山市北区表町)に品物を出している障害者や高齢者の手作り品を販売するフェア(市社会福祉協議会など主催)が16日、市役所1階市民ホールで始まった。18日まで。

 市内外の障害者施設や作業所など29施設が参加し、手編みのマフラーやジーンズ生地のコースター、備前焼のコップなどを出品。門松をイメージした寄せ植えや、来年のえとにちなんだ馬の人形などもある。

 来場者は商品を手に取ってお気に入りの品を探していた。

 フェアは、福祉活動への理解を市民に深めてもらおうと毎年この時期に開かれている。


障害者や高齢者の手作り品を販売するフェア

山陽新聞-(2013/12/17 9:42)

バイアスロンで久保2位 出来島3位 障害者ノルディックW杯

2013年12月18日 02時14分59秒 | 障害者の自立
 障害者ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)は15日、カナダのキャンモアでバイアスロンが行われ、男子(12・5キロ)は座位で久保恒造(日立ソリューションズ)が2位となった。立位の佐藤圭一(エイベックス)は10位。女子(10キロ)立位は出来島桃子(新発田市役所)が3位、太田渉子(日立ソリューションズ)は4位だった。

2013.12.16 11:26 (共同)