「障害のある人もない人も安心して安全に暮らせる条例」の制定を目指す別府市は9日の市議会厚生環境教育委員会で、条文の意味などを詳しく説明した逐条解説を公表した。事業内容や財源確保のあり方などに一定の方向性が打ち出されたとして、おおむね了承された。市は9月議会に条例案を提案、可決を目指す。
当初、6月議会に提案を予定していた。ただ、住宅や道路のバリアフリー化、防災面で「合理的な配慮」を求めた条文について、具体的な取り組みが分からないなどと議会側から疑問が続出し、提案が先送りされていた。
逐条解説では、合理的配慮の前提として「過重な負担が生じない限り」と明記。根拠法令や取り組むべき具体的な施策などを細かく説明した。また、障害者が民間の住宅を借りる場合の保証人支援制度、要援護者リスト作成方法の再検討など防災面での取り組みも盛り込み、全91ページに及ぶ。
毎日新聞 2013年07月10日 地方版
当初、6月議会に提案を予定していた。ただ、住宅や道路のバリアフリー化、防災面で「合理的な配慮」を求めた条文について、具体的な取り組みが分からないなどと議会側から疑問が続出し、提案が先送りされていた。
逐条解説では、合理的配慮の前提として「過重な負担が生じない限り」と明記。根拠法令や取り組むべき具体的な施策などを細かく説明した。また、障害者が民間の住宅を借りる場合の保証人支援制度、要援護者リスト作成方法の再検討など防災面での取り組みも盛り込み、全91ページに及ぶ。
毎日新聞 2013年07月10日 地方版