ゴエモンのつぶやき

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モバイルデータ通信に関する相談が増加……国民生活センター

2013年04月14日 02時09分41秒 | 障害者の自立
 国民生活センターは4日、全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)に寄せられた「モバイルデータ通信」に関する相談が増加しているとして、詳細な報告書を公開した。

 PIO-NETに寄せられた相談件数は、2009年度の相談件数は1,631件、2010年度は1,897件、2011年度は3,246件と増加傾向にあったが、2012年度は4,152件で急増。2011年度の同時期の約1.5倍の相談が寄せられている(2013年3月15日現在)。

 モバイルデータ通信は、光回線やADSLと比肩できる料金で、工事の必要なく利用できることから、急速に普及しつつあるが、その一方で、基地局の普及状況や障害物の有無等により必ずしも確実に通信できるとは限らない。とくに、不意打ち的な勧誘を受けても、モバイルデータ通信の回線契約は、特定商取引法の適用がなく、クーリング・オフ規定の適用もできない。そのため、全国の消費生活センターに、モバイルデータ通信の回線契約や通信機器に関する相談が寄せられており、その件数が増加しているという。

 具体的には、「解約をしようとしても、一定期間の契約の縛りがあり、解約料を請求されてしまう」「十分理解しないまま、セット販売されている商品やサービスの値引きが魅力で契約してしまった」「スマートフォンには必須であるかのような説明で勧誘された」などがあるとのこと。こういった状況をうけ国民生活センターでは、今回の報告書をとりまとめたとしている。

 国民生活センターでは、勧誘に際しては十分な情報提供と分かりやすい説明をすること、虚偽説明などの不適切な勧誘や、通信の契約であるという認識が希薄になるような販売方法は是正することなどを事業者に要望するとともに、安易に事業者に返事をしないこと、必要がなければきっぱり断ること、サービスの特性やリスクを踏まえて契約することなどを消費者にアドバイスしている。


モバイルデータ通信の相談が増加-「よく分からないけどお得だから」はトラブルのもと!(PDF)
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130404_2.pdf

RBB Today-2013年4月9日(火) 08時30分

ダウン症15歳少年がエベレストのベースキャンプに到達、10代では初

2013年04月14日 01時54分29秒 | 障害者の自立
【4月4日 AFP】ダウン症のある米少年が先月、世界最高峰エベレスト(Everest)のベースキャンプ(標高5364メートル)に到達した。少年の父親によると、ダウン症のある10代の若者がベースキャンプに到達するのは史上初。人々の障害に対する意識を変えてもらうのが目的という。

 米オレゴン(Oregon)州在住の高校2年生イーライ・ライマー(Eli Reimer)さん(15)は3月中旬、ネパールのヒマラヤ山脈にあるエベレストのベースキャンプまでの10日間の道のりを踏破した。この挑戦は、ライマーさんの両親が設立した、障害者とその家族を支援する慈善団体「イライシャ財団(Elisha Foundation)」のための資金集めも兼ねている。

 なお、これまでにもダウン症のある35歳の英国人男性がエベレストのベースキャンプに到達している。


2013年04月04日 15:39 発信地:カトマンズ/ネパール

県立横浜ひなたやま支援学校の初代校長 石上 信彦さん

2013年04月14日 01時50分19秒 | 障害者の自立
障害の有無に関係なく

 ○…市立日向山小学校跡地に4月開校の新設校(知的障害教育部門高等部)初代校長に。「自己実現する人を学校と家庭と地域で支え、育む」を学校の基本理念とし、地域で自己実現できるための生徒教育と、地域と連携した共生社会の実現を「2つのミッション」に据えた。初年度は泉区や瀬谷区、戸塚区、大和市、藤沢市の27人が入校を予定している。

 ○…県内では近年、障害を抱える児童・生徒が学ぶ特別支援学校の在籍者数が増加傾向にある。県は既存校に分教室を設けるなどして対応しているが、慢性的な定員超過の解消に至らず、日向山小のような統廃合校を活用するなど、可能なところから新設するケースがみられる。今年度の県内高等部の入学者も、元来想定している人数より大幅に上回る見込みだ。

 ○…子どもと関わるのが好きで、大学生のとき参加したボランティアをきっかけに障害者との関わりが続く。養護学校が義務教育化された1979年当時は小中学校の採用試験受験が必要で、採用後はじめて配属されたのは厚木・東名中学校だった。当初の目的とは異なるも「養護学校以外を知ることができて良かった」と振り返る。その後、緑や瀬谷、座間の養護学校等に勤め、バスケ部顧問を務めたことから養護学校でのバスケ指導を続け、卒業生とともにチームを結成し、指導してきた。

 ○…障害の有無で色分けしたり、障害があるから何か特別なことをするのではなく、障害に応じた指導を心がけている。地域のセンター的機能も担っていく同校が地域との共生や取組みを大切にしていくために、相互理解、相互受容に加え、教育心理学者、梅津八三の言葉「相互輔生(生きることを輔(たす)け合う関係)」が必要と考える。地域からは周辺6地区による夏フェスへの参加等を望まれている。そうした地域との関わりを強化するとともに「まずは内部固め」をしていく。



タウンニュース-:2013年4月11日

「おなかの命は…出生前診断」連載にあたって 二つの感情 考えたい

2013年04月14日 01時43分27秒 | 障害者の自立
■こんにちは!あかちゃん 第4部■

 わがままに応える検査なんです-。出生前診断に携わる産科医は、検査が持つ一面をそう言い表した。取材を始めた当初、記者の私(32)も同じ考えだった。

 検査では胎児の障害を見つける。別の医師からは「中絶を選ぶ家族も多い」と聞き、障害児を望まない親のわがままが、ひいては障害者を排除する社会につながるのではと困惑した。

 私自身の妊娠が分かったのはその後まもなくだ。産院の超音波画像で、初めて自分に授かった命を確認すると感動した。自然に「元気で生まれてきて」とおなかに語りかけ、妊婦健診の度に元気に育っているか知りたい気持ちが湧いた。出生前診断を受ける妊婦の思いと重なった気がした。

 連載1回目の智子さん=仮名=は教員経験があり、障害児に接する機会もしばしばあった。それぞれに個性があるのが分かり、障害児に対し否定的な気持ちを抱いたことは一度もないという。「けれど、わが子には障害を背負わせたくないのです」と話す。

 今、私は「健康なわが子を願う気持ち」は誰もが抱く感情だと考えるし、智子さんのような思いで検査を受けた人を「わがまま」と見なすことはできない。

 一方で「すべての命はかけがえのないもの」という考えを大事にする社会であってほしいとの気持ちも強い。そして、これも、誰もが抱く感情だと考える。

 出生前診断は、この二つの感情を両立させない場合がある。どう向き合えばいいのか。連載を通じて読者のみなさんと一緒に考えていきたい。

 ●血液分析 分かる異常は一部 新型検査Q&A

 胎児の異常を調べる出生前診断で、今月始まった新型検査とはどんなものか。Q&A方式で紹介する。

 Q 調べ方は?

 A 妊婦の血液を採取して分析します。血液にはわずかに胎児のDNAの断片が混ざっていて、それを分析すると高い確率で分かります。妊娠10週の早い段階で検査できます。

 調べるのは、23対46本ある染色体のうち、13番、18番、21番で、通常より1本多い3本になる異常(トリソミー)です。21番はダウン症、13番と18番は心臓の疾患などを発症します。

 Q 誰でも新型検査を受けられるのですか。

 A (1)高齢出産(2)以前に染色体異常の子を妊娠したことがある(3)妊婦健診の超音波検査などで胎児の染色体異常が疑われる-など、いずれかの条件に該当する妊婦に限ります。国内で現在実施しているのは日本医学会に認定された15施設。検査前に、遺伝に詳しい医師のカウンセリングを必ず受けてもらう仕組みです。高齢出産とは一般的に35歳以上とされています。

 Q 高い確率とは?

 A 異常なしが濃厚な「陰性」の場合、的中率は99%以上です。ただ、異常が疑われる「陽性」については、実際にダウン症である的中率は、妊婦の年齢などによって約50~95%と幅があります。例えば35歳の場合で約80%です。

 Q 陽性でも確定じゃないんですね。

 A そう。だから陽性の場合、別の確定検査が必要になります。「羊水検査」といって、妊婦のおなかに針を刺して羊水に混じる胎児の細胞を取り出し、染色体異常や先天性代謝異常などが分かります。1970年ごろに登場し、国内でも妊婦の希望で規制なく実施されています。

 Q 針を刺すって怖い。

 A わずかながら流産の危険があります。検査時期は15週以降で胎動を感じ始める妊婦もおり、精神的負担もあるとされます。新型検査は陰性の的中率が高く、陰性が出ると羊水検査を受けなくて済む長所があるとの指摘があります。

 Q これまでも妊婦の血液で調べる「母体血清マーカー」がありました。新型検査とどう違う?

 A マーカー検査は妊婦の血液中にあるタンパク質などを測って、胎児に特定の障害のある確率をはじき出すもの。新型検査に比べて検査可能時期が遅く精度も低いとされます。

 Q 各検査で分かるのはダウン症だけではないのに、そればかりが注目されている印象があります。

 A 13トリソミーや18トリソミーは重い病気のため、おなかにいる段階で流産することが少なくありません。21トリソミーといわれるダウン症は染色体異常の中で頻度が高く、その中でも流産にならないダウン症は生命力があるということ。ある産科医は「ダウン症は障害の程度は軽く、出生前診断で排除(中絶)される存在ではない」と強調します。

 いずれにせよ出生前診断で分かるのは、数多い先天性異常の一部であることを指摘しておきます。

=2013/04/10付 西日本新聞朝刊=

渡り廊下の先に:ルポ・八幡支援学校/7 ほーちゃん、ありがとう /京都

2013年04月14日 01時39分41秒 | 障害者の自立
 ◇抱いた重さに命感じ

 岩橋穂昂(ほたか)君(7)は生後2日目から約1カ月、NICU(新生児集中治療室)で治療を受けた。母美穂さんは、障害という現実になかなか向き合えず、産婦人科を退院しても穂昂君の病院に足が向かなかった。

 代わりに父親の賢知(よしとも)さん(46)が母乳を病院に運んだ。医師の宣告前に、インターネットなどで調べてダウン症らしいと分かった。「自分が障害児の親になるなんて、想像すらしてませんでした。毎日病院に通うのも子供に会いたいというより、義務として行く感じだった」

 半月ほどたったある日、病院で穂昂君を抱いてミルクを飲ませた時、小さな体がとても重く感じられた。心のわだかまりが、ぱんとはじけた。「この子の重さに命を感じて。ごめんな、という気持ちになった。それが僕の、大きな転機でした」。ダウン症の穂昂君を父親として受け止めようと、心が固まった。

 医師から告げられたのは退院直前だった。説明の言葉は頭を素通りし、すぐには受け入れられなかった美穂さんだが、小学1年生だった長男賢直(よしなお)君(13)の姿に励まされた。「弟が生まれて、ほたかっていうねん」。近所の人にうれしそうに話していた。「穂昂が退院してくると、私に『ほーちゃんの世話、一緒にしような』と言ってくれた。そやな、と思いました」

 ダウン症の子は顔に共通の特徴がある。美穂さんは外出の時、人目を気にしてベビーカーにフードを付けた。だが、次第に「何を言われてもいい」と思えるようになった。それでも、長男のラジオ体操に穂昂君を連れていった時のこと。「知り合いのお母さんたちが、穂昂を見て、なんか見てはあかんものを見てしまった感じで、なんて言っていいか分からんようにならはった」。悲しいのか悔しいのか、自分でも分からない。帰宅した途端、涙があふれた。

 こうした周囲の反応は、障害者と接する機会が少ないことが原因ではないかと賢知さんは思う。穂昂君の小学校入学を前に「普通学級に入れてほしい」と希望したが、地元の教育委員会は「支援学校の方が合っています」と説明した。支援学校を選ぶしかなかった。【野宮珠里】=毎週水曜日掲載

毎日新聞 2013年04月10日 地方版