【那須塩原】重い知的障害と自閉症がある妹の日常を兄が描いたドキュメンタリー映画が、29日から1週間、豊浦のシネマコンプレックスで上映される。障害者20+ 件団体が上映を持ち掛け、映画館が引き受けた。商業ベースに乗りにくい作品がシネコンで上映されるのは珍しく、障害者団体と映画館は「幅広い層の観客に足を運んでもらいたい」と、共に期待している。
映画「ちづる」(2011年、1時間15分)の上映を企画したのは市心身障害児者父母の会。会長の本沢恵美子さん(57)は、ホールでの自主上映を当初考えたが、「便利で駐車場も広く、障害者20+ 件や親が行きやすい」と、6月に9スクリーンの映画館「フォーラム那須塩原」に相談、森匠支配人(30)がこれを快諾した。29日から10月5日まで、正午と午後6時半から1日2回上映される。
「ちづる」は、立教大映像身体学科の学生だった赤崎正和監督が、卒業制作として2歳年下の千鶴さんと母親を1年間追ったみずみずしく優しい家族の物語。県内ではホールやシンポジウムで上映されたことはあるが、映画館で1週間も上映されるのは初めて。
料金は通常より低く設定し一般1300円。学生1千円。問い合わせは同館電話0287・74・3730。
下野新聞-(9月28日 朝刊)
映画「ちづる」(2011年、1時間15分)の上映を企画したのは市心身障害児者父母の会。会長の本沢恵美子さん(57)は、ホールでの自主上映を当初考えたが、「便利で駐車場も広く、障害者20+ 件や親が行きやすい」と、6月に9スクリーンの映画館「フォーラム那須塩原」に相談、森匠支配人(30)がこれを快諾した。29日から10月5日まで、正午と午後6時半から1日2回上映される。
「ちづる」は、立教大映像身体学科の学生だった赤崎正和監督が、卒業制作として2歳年下の千鶴さんと母親を1年間追ったみずみずしく優しい家族の物語。県内ではホールやシンポジウムで上映されたことはあるが、映画館で1週間も上映されるのは初めて。
料金は通常より低く設定し一般1300円。学生1千円。問い合わせは同館電話0287・74・3730。
下野新聞-(9月28日 朝刊)