ゴエモンのつぶやき

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障害者描くドキュメンタリー、シネコンで上映 那須塩原

2012年09月29日 02時40分25秒 | 障害者の自立
 【那須塩原】重い知的障害と自閉症がある妹の日常を兄が描いたドキュメンタリー映画が、29日から1週間、豊浦のシネマコンプレックスで上映される。障害者20+ 件団体が上映を持ち掛け、映画館が引き受けた。商業ベースに乗りにくい作品がシネコンで上映されるのは珍しく、障害者団体と映画館は「幅広い層の観客に足を運んでもらいたい」と、共に期待している。

 映画「ちづる」(2011年、1時間15分)の上映を企画したのは市心身障害児者父母の会。会長の本沢恵美子さん(57)は、ホールでの自主上映を当初考えたが、「便利で駐車場も広く、障害者20+ 件や親が行きやすい」と、6月に9スクリーンの映画館「フォーラム那須塩原」に相談、森匠支配人(30)がこれを快諾した。29日から10月5日まで、正午と午後6時半から1日2回上映される。

 「ちづる」は、立教大映像身体学科の学生だった赤崎正和監督が、卒業制作として2歳年下の千鶴さんと母親を1年間追ったみずみずしく優しい家族の物語。県内ではホールやシンポジウムで上映されたことはあるが、映画館で1週間も上映されるのは初めて。

 料金は通常より低く設定し一般1300円。学生1千円。問い合わせは同館電話0287・74・3730。



下野新聞-(9月28日 朝刊)

「福祉支援で更生が望ましい」 知的障害疑いの被告で審査委

2012年09月29日 02時37分21秒 | 障害者の自立
 現金を盗んだとする窃盗罪などに問われ、大分地裁で公判中の20代の男性被告に知的障害が疑われるため、地裁と検察側、弁護側が協議の上、長崎県の専門家組織「障がい者審査委員会」に審査を依頼した結果、「福祉支援による更生が望ましい」との結果がまとまったことが28日、関係者への取材で分かった。

 男性被告は執行猶予中で、有罪ならば実刑判決となるケースだが、大分地検は審査結果を基に、保護観察付きの執行猶予を付けた求刑とすることも含めて検討する。

 大分地裁や検察側の今後の対応は、障害のために犯罪を繰り返す「累犯障害者」への支援のあり方に影響を与えそうだ。

北海道新聞-(09/28 21:41)

「さがりくりんピック」障害者に競技機会を

2012年09月29日 02時31分17秒 | 障害者の自立
 佐賀県内で今秋、新たな障害者スポーツの祭典を開こうと、準備が進んでいる。11月3日に県総合運動場で予定する陸上記録会「さがりくりんピック2012」(佐賀新聞社など後援)。ロンドンパラリンピックで脚光を浴びた障害者スポーツだが、県内では競技機会が少なく、高齢化も進んでおり、企画した県障害者スポーツ指導者協議会は「若い世代がスポーツを楽しむきっかけに」と意気込む。

 県内で障害を持つ陸上愛好者が競技できる主な大会は、5月の県障害者スポーツ大会と有田町の車いすマラソン大会だけ。県外まで足を伸ばす愛好者も多いが、熊本のチャレンジカップや大分陸上など、全国規模の大会が資金難などを理由に休止が相次いでおり、「身近な競技の場を」と大会開催が決まった。

 小学生以上が対象で、100メートル、1500メートル、5000メートルとスラロームの4種目。800メートル元日本記録保持者で、1500メートルと5000メートルに出場予定の岩切泰司さん(41)=唐津市=「日本代表選手も来るので刺激になる。若い頃の走りを少しでも取り戻したい」と練習に励んでいる。

 同協議会の土井志穂会長は「かつては県内からパラリンピックの代表選手も出たが若い世代が育っていない。競技者のすそ野を広げ、レベルの向上も目指したい」と話す。出場申し込みは29日まで。問い合わせは同協議会の川崎さん、電話090(2717)4968。


大会に向けて練習に励む岩切泰司さん=唐津市鏡

佐賀新聞-2012年09月28日更新

障害者の就労を促進 46社参加し面接会

2012年09月29日 02時25分17秒 | 障害者の自立
 障害者の雇用促進を図ろうと、大分労働局などは25日、障害者向けの就職面接会を大分市内のホテルで開いた。
 県内の製造業やサービス業など46社と身体、知的、精神障害者ら約290人が参加。求職者や就労支援者が各企業のブースを回り、仕事内容や就業時間などの待遇、求めている人材について質問した。
 労働局によると、2004年の県内の障害者の新規求職者数は977人。以降、増加を続けており、昨年は1792人に上った。昨年度は初めて大分、別府、中津の3市で就職面接会を開催し、3市計85社が参加、計46人の就職につなげた。本年度も3市で開く。
 就労支援機関の担当者は「『障害者年金が将来、打ち切りになるのでは』などの不安から仕事を求める人が増えている。近年は企業の障害者雇用への理解が進んできており、ありがたい」と話した。


県内46社、求職者約290人が参加した=25日、大分市のホテル

大分合同新聞-[2012年09月28日 14:43]

健常者と障害者、共に歌おう テノール歌手・茶木さん、合唱団を設立 /奈良

2012年09月29日 02時15分48秒 | 障害者の自立
 ◇同じ立場で交流の輪

 外に出る勇気を持って−−。生まれつき視覚障害を持つテノール歌手、茶木敏行さん=大阪府河内長野市=が、健常者と障害者が一緒に歌う合唱団を設立し、障害の有無を超えた交流の輪を広げている。「障害者に手をさしのべるのではなく、同じ立場で向き合うことが大事」と話し、「うまくなくてもいい。共に歌いましょう」と呼び掛けている。

 高校を卒業するまで盲学校に通っていた茶木さんは、「外の世界との関わりがなかった。健常の人たちがどうしているのかを知りたいと思っていた」と当時を振り返る。

 その後、実技試験は全て暗記、筆記試験はルーペを使って臨み、大阪芸術大に進学。80年代は同大学などで学んで音楽の才能を開花させた。90年以降はヨーロッパで活動するなど、テノール歌手として活躍。その一方で、障害者と関わることが少なくなり、高校時代までの自分の思いから、障害者が社会の和に入る場が必要と考えるようになった。

 04年ごろ、大阪市内で知人が参加している合唱団の練習を見に行く機会があった。後ろの席で見学していると、知的障害を持った女の子が大きな声で歌っている。しかし練習の途中で、合唱団の役員が女の子とその母親に何かをそっと伝え、間もなく2人は退室した。不思議に思い練習後、役員に話を聞くと、「音が外れているので、演奏に差し支えかねない」と退室をお願いしたという。

 楽しく歌っていた女の子や母親の気持ちを想像すると胸が痛んだ。「歌いたいと思う人が気兼ねなく歌える場所が必要だ」。合唱団を作ろうと決意した瞬間だった。

 そして07年の秋ごろ、奈良で音楽活動をしているメンバーら約10人と一緒に、念願の合唱団を設立した。当初は名前を考えていなかったが、練習場所の申請をする際、団体名が必要になり、茶木さんが思いついたのが「NSK混声合唱団」。奈良、障害者、健常者の頭文字を取って命名した。

 設立した直後に、奈良市のなら100年会館で公演。メンバーは約40人で、その中には視覚に障害を持つ人も加わっていた。

 固定メンバーの合唱団とは別に、べートーベンの「交響曲第九番」を歌うための参加者を募集する活動も始めた。09年と11年には、いずれも奈良市内で公演を行い、それぞれ約280人と約220人が集まった。障害を持った人もいて、美しいハーモニーで第九の合唱を披露した。

 合唱団は現在、約40人が在籍し、月3回程度の練習に励む。9月20日、奈良市西部公民館で行われた練習には約30人が約2時間、ピアノの伴奏に合わせて、熱のこもった歌声を響かせた。茶木さんは時折、自分で歌って見本を示しながら、「もっと声を出して」などと指導した。

 この日の練習には、大阪市の大井雅美さん(39)が、全盲の小学5年、佑真さん(11)と同、和真さん(11)の双子の息子と参加。「本人のやる気があっても、(障害を理由に断られて)習い事に行くのは難しい。ここは(受け入れてくれる上に)みんなと同じように先生がほめたり、注意したりしてくれて、子供たちもやりがいを感じてる」と話す。佑真さんは「外に出て歌うのが楽しい」、和真さんも「いろんな歌が歌える」と喜んでいた。

 10年前に0・08あった視力は徐々に落ち、今は光と影が見える程度という茶木さん。「障害者の人が参加してくれれば、健常者が障害者のことを知るきっかけにもなる。健常者の中に一人で入っていくのは勇気がいるものだし、楽しいことだけではなく、乗り越えないといけないこともあるかもしれない。だけど、自分で切り開いたということが、きっと本当の喜びになると思う」と笑顔で話した。

 ◇参加者募集

 14年1月26日に行う合唱の参加者を募集している。曲目はショスタコービッチの「森の歌」。会場は奈良市内の予定で、茶木さんは「200人以上でやりたい」と話す。参加費は1万5000円(ガイドヘルパーが必要な障害を持つ人は7500円。ヘルパーも練習に参加する場合は2人で1万5000円)。奈良と大阪に練習会場を設け、奈良は13年の1月17日から、大阪は同月12日から練習を開始。申し込みはなるべく練習開始までにメールか電話で、奈良NSK事務局(mk_11ikaruga@yahoo.co.jp、090・1584・1695)、大阪NSK事務局(ca_kurotaro-5774@beach.ocn.ne.jp、06・6531・6044)まで。

毎日新聞 2012年09月28日 地方版