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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ロンドンで「金」狙う

2011年09月07日 02時06分19秒 | 障害者の自立
障害者スポーツに理解を

 鳴門市生まれ。現在は栃木県日光市に住み、来年のパラリンピック・ロンドン大会出場を目指して、シッティングバレーボールチーム「栃木サンダース」でプレーしている。「年齢的にもパラリンピックはロンドンが最後。障害者スポーツの待遇改善のためにも金メダルを取りたい」と意気込む。

 シッティングバレーは床に座った状態で行うバレーボール。女子は2004年のアテネ大会からパラリンピックの正式種目となった。

 鳴門市・黒崎小でバレーを始めた。ポジションはアタッカー。市立第一中学でも活躍。県内の強豪・富岡東高ではインターハイや国体にも出場して、注目された。高校生選抜メンバーとして海外遠征にも参加した。「私にはバレーしかないと思っていた」と振り返る。

 高校卒業後は、実業団の名門・日立製作所に入った。「憧れのチームに入れて、夢の五輪に近づいている」と実感していた。しかし、順風満帆に思われた人生は、20歳の若さで一変した。

 日課の体育館の掃除のため、バケツに水をくみに行こうとした時だった。突然、体を自分の両足で支えることができなくなった。両膝の血液の流れが悪くなり、骨の一部が壊死(えし)する病気だった。小学生の時からバレーボールで両膝を酷使したためで、医師には「もうバレーはできない」と言われた。頭の中が真っ白になった。

 松葉づえが手放せない生活を送っていた頃、実さんと出会い、22歳で結婚。日立製作所を退社し、長男を授かった。

 バレーとは縁遠い生活を送っていた。しかし、01年に、日立製作所のチームメートで、全日本のセッターとして活躍した中田久美さんと、シッティングバレーボール女子日本代表の真野嘉久監督から「もうすぐ合宿がある。やってみないか」と誘われた。「ジャパンのユニホームを着たい」。長くバレーから離れている不安もあったが、「やっぱりバレーが好き」と競技を始める決心をした。

 2008年パラリンピック・北京大会に出場したが、出場8チームで最下位に終わった。「世界の壁の高さを感じた。プレーが全く通用しなかった」と悔しがる。

 昨年12月、中国・広州で開催されたアジアパラ競技大会に出場し、チームの銀メダル獲得に貢献した。この大会で、来年のパラリンピック・ロンドン大会の出場権をつかみ、自身も日本代表候補に選ばれた。「最低限の目標だったロンドンへの切符は取れた。同じアジアで世界ランク1位の中国を倒せばメダルを取れるはず」と考えている。

 代表候補の中で最年長。8月には久しぶりに鳴門に戻り、泉理彦市長を表敬訪問した。「健常者のアスリートと同様に、障害者も頂点を目指して頑張っている。違うのは、たまたま障害を持ったということだけ。パラリンピックで戦う私たちのことをもっと知ってほしい」。スポーツを愛する情熱は衰えを知らない。



(2011年9月6日 読売新聞)

生活保護費支給漏れ中津市が5年分支給へ

2011年09月07日 01時57分46秒 | 障害者の自立
中津市が生活保護費の重度障害者加算を支給していなかった問題で、市は、最大で過去5年分をさかのぼって支給することを決めました。
中津市は重度の障害がある生活保護世帯3世帯に対して、重度障害者加算を最長で92カ月分支給していませんでした。その後、市は、国の方針に基づき2カ月分のみ遡って支給していましたが、70代の男性が全額支払いを求めて県に審査請求を行っていました。これを受け、市はこの男性に対し、地方自治法の金銭債権の時効となる5年分=86万円あまりをさかのぼって支給することを決め、県に弁明書を送りました。また、2カ月分しか支給していないもう一世帯に対しても、47ヶ月分67万円余りを支払うことを決めました。

ニューストップ

カヌーの「楽しさ」普及を=観光活性化にも期待-山形・蔵王

2011年09月07日 01時52分26秒 | 障害者の自立
 水面から見える景色を楽しもう-。初心者でも楽しめる生涯スポーツとしてのカヌーを普及させようという動きが広がっている。温泉地として知られ、冬はスキー、夏はトレッキングなどが楽しめる山形市の蔵王。その温泉街に近い盃湖で今夏、小中学生や障害者らが参加したカヌー体験イベントが初めて開催された。地元では、新たな観光需要も期待している。
 山形県内ではこれまでカヌー競技に最上川などを利用することが多かったが、県カヌー協会は水の流れが穏やかで初心者でも安心してカヌーに乗ることができる場所を探し出し、同様のイベントを増やして普及につなげたい考えだ。
 日本カヌー連盟で体験研修委員長を務める加藤優氏(84)は「さまざまな人が集まって、同じ水辺でカヌーを楽しめる環境をつくることが大事」と強調する。
 体験イベントには、知的障害などを持つ市内の社会福祉施設の入所者ら15人も参加。スタッフと一緒にカヌーで水面を進むと次第に慣れ、水しぶきに歓声を上げて楽しんだ。
 また、蔵王温泉観光協会では、今年度から地元少年団の定期的なカヌー練習も盃湖で受け入れ始めた。「高地にあるため、夏でも涼しい。子供から大人まで幅広い層に蔵王へ来てもらうきっかけになれば」(同協会)と期待を寄せている。 (2011/09/06-04:56)

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時事通信

「声の新聞」、長年の活動で表彰 伊那の「鈴音の会」

2011年09月07日 01時49分47秒 | 障害者の自立
 伊那市立伊那図書館の朗読録音ボランティアグループ「鈴音(すずね)の会」が、障害者福祉事業を展開する財団法人鉄道弘済会(東京)などから関東甲信越地区の「朗読録音奉仕グループ奨励賞」に選ばれた。新聞を朗読して録音した「声の新聞」を、視覚障害者に長年届けていることが評価された。

 会は1993年、視覚障害者への本の朗読から始まった。新聞の朗読録音は95年に始め、現在は30~80代の26人が毎週収録、同市などの11人にCDを送っている。利用者からは地域の話題や福祉に関する記事を求める声があるという。以前は図書館職員が記事を選んでいたが、4年ほど前から会員が選択。要望を受け「真田三代」「親鸞」などの小説も録音するようになった。

 会員の多くは読書好きがきっかけで朗読ボランティアを始めたが、音読の難しさに戸惑ったという。「利用者に話し掛けるように読んでいる」と、会長の伊藤律子さん(55)=伊那市高遠町。長年利用する南箕輪村田畑のマッサージ師伊藤弘敏さん(65)は「全国の情報はラジオやテレビで、地域の情報は鈴音の会のCDで得ている。非常にありがたい」と話している。


信濃毎日新聞

障害抱えパン作り25年 八幡東区の授産施設

2011年09月07日 01時47分59秒 | 障害者の自立
八幡東区の社会福祉法人「太陽の会」(岡崎務理事長)が運営する小規模通所授産施設「太陽パン」(八幡東区祇園、岡崎君子代表)が10月、設立から25年目を迎える。北九州市での知的障害者雇用の「草分け的存在」として活動を続けてきた。これまでの軌跡を振り返る記念展が、小倉北区京町の障害者自立支援ショップ「一丁目の元気」で開かれている。16日まで。

 岡崎代表の長男、拓さん(42)は重い自閉症。拓さんが養護学校(現・特別支援学校)高等部を卒業したのを機に、「社会とつながる場に」と、岡崎代表は1987年10月、知的障害の子どもを持つ母親3人とともに、無認可作業所「太陽パン」を設立した。

 当時、障害者の雇用を取り巻く環境は厳しく、補助金制度などもなかったという。母親たちはいずれもパン作りや経営の経験はなく、「勉強のため、睡眠2時間という日々が続いた」(岡崎代表)。開店当初、店頭に並んだのは、食パンとロールパンだけだった。

 約5年後、あんパンなどの人気商品を中心に12種類をそろえるようになり、固定客も増えた。2002年には、顧客らからのカンパ金などを元手に、社会福祉法人として認可された。

 これまでに156人がパン製造に従事。「それぞれの障害や程度に応じて、仕事を細分化し、その人の“持ち味”を生かせる仕事を担ってもらった」と岡崎代表。25年の節目に、これまで応援してくれた人々への感謝を込めて、初の記念展を企画したという。

 会場には、施設に関する年表や、パンを作る通所者らの写真などを展示。現在、太陽パンに通う12人が作った、無添加の12種類のパンなどを販売するほか、クッキー作りの実演(月、水、金曜午前10時半~午後2時)も行われる。

 岡崎代表は、「記念展を通して、パン作りに取り組む通所者の懸命な姿を知ってほしい」と話している。

 14日は休み。問い合わせは、一丁目の元気(093・383・6061)へ。

(2011年9月6日 読売新聞)