五島、壱岐、対馬と本土を結ぶフェリー(5航路)を運航する3事業者は、離島に住む身体障害者らが車に乗ってフェリーを利用する際、自動車航送運賃を半額にする割引制度を2月からスタートさせる。県の離島航路対策事業の一環。航路によっては、片道1万円を超える割引となるケースもある。
対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持する島民で、車長5メートル未満の車まで。一部障害者は介護者が運転する場合を含む。
例えば九州商船の福江と長崎を結ぶフェリーで5メートル未満の乗用車を利用する場合、正規の運賃は片道2万4360円。これまでは1200円の割引だったが、2月からは1万2180円の割引となる。
県は、2009年末から始めた同対策事業で、高齢者や学生を対象にした各種割引制度を実施しており、車を利用する身体障害者向けでは、自動車航送運賃に含まれる運転者1人分の運賃を半額としている。しかし県新幹線・総合交通対策課によると、依然、経済的負担が大きいことなどから、身体障害者を対象にした割引の利用件数は91件(10年11月末現在)にとどまっていた。
同課は「本土で自家用車を利用できずに不便を感じていた人もいたはず。通院やレジャーに活用してほしい」と期待を寄せている。
長崎新聞
対象は身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を所持する島民で、車長5メートル未満の車まで。一部障害者は介護者が運転する場合を含む。
例えば九州商船の福江と長崎を結ぶフェリーで5メートル未満の乗用車を利用する場合、正規の運賃は片道2万4360円。これまでは1200円の割引だったが、2月からは1万2180円の割引となる。
県は、2009年末から始めた同対策事業で、高齢者や学生を対象にした各種割引制度を実施しており、車を利用する身体障害者向けでは、自動車航送運賃に含まれる運転者1人分の運賃を半額としている。しかし県新幹線・総合交通対策課によると、依然、経済的負担が大きいことなどから、身体障害者を対象にした割引の利用件数は91件(10年11月末現在)にとどまっていた。
同課は「本土で自家用車を利用できずに不便を感じていた人もいたはず。通院やレジャーに活用してほしい」と期待を寄せている。
長崎新聞