風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

緊張

2018-08-27 21:51:56 | 昭和つれづれ

 学芸会の講堂に母が観に来ていた。

口ぱくで舞台上にいたわたしはおそらく緊張の糸が切れたのだろう、

舞台の上で派手にオシッコを漏らした。

そこから先、どうやって舞台をおりたか、パンツはどうしたのかの記憶はなく、

広いアスファルト道路を、4年生にもなって、とカンカンに怒る母にぐいぐい手を引かれて

歩いて帰った記憶だけは鮮明である。

 

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