風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

子守り

2018-07-15 13:53:08 | 昭和つれづれ

         

 下の弟の子守りは長女のわたしの役だった。

背中におんぶしてケンケンパーなどして遊んだ。

一度、背中から飛び出した弟を地面に落してしまったことがある。

むろん泣いたが、本人はまだ口が利けないころだったから、親には黙っていた。

子ども心に、打ちどころが悪くてこの子がバカになったらどうしようと心配した。

幸い何ごともなく、長じては5人兄弟の中でいちばんデキがよかった。

落とされた本人もほかのきょうだいも誰も知らないことである。

コメント
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