風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

お中元

2011-08-07 21:12:31 | ショッピング
  毎年欠かさず盆暮れの贈り物を下さる方がいる。
 大変恐縮しつつ有難く頂戴している。

  贈って下さる品もだいたい決まっていて、
 夏はゼリーなどの詰め合わせのことが多い。

  彼女もそこのお菓子が好きなのだと思う、いつも同じ○○堂からである。
 ○○堂は、デパートにも入っているし、市内のあちこちどこにでも店舗展開している。
 店舗からは、送り主の住所と名前だけで宅配便で届けられる。

  さて、先日もそのようにして心づくしの品が届いた。
 開けてびっくりしたのは、箱にかかったのし紙である。
 蓮の花に志の文字、つまり仏事返しのノシなのである。
 先方の苗字まで筆できちんと書かれている。

  !? 彼女のところ、どなたかに不幸があったかしら? 
     と首を傾げたが思いあたらない。

  お店に問い合わせたいが、彼女が差出人になっていて、○○堂のどの店なのか特定できない。
 彼女にはいらぬ心配をかけそうで訊けない。

  後日、顔を合わせた時、お中元有難う……とさりげなく言って見たが、
 やっぱり「志」の気配ではない。
  となると、お店のミス。

  いかんなあ。

  そういえば去年も、まだお中元でいい季節に残暑見舞いだと言い張った店があったなあ。

  どこも世知辛いから、若い店員の教育をしている暇がないのだろう。

  このブログをご覧になっている商店主さん、くれぐれもご用心なさいませ。
 
  風子ばあさん、これでは、おちおち昼寝もしてられない。
コメント
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