「おやじぃ」の日々つぶやき

日々の生活の中で見聞や体験したことを、その歳なりで感じる気持を綴ります。

第24回シングルモルトの会「アイラモルトの新しい銘柄を飲み比べる」

2017年06月21日 | お酒
 今月6月18日(日)午後4時から、第24回目のシングルモルトの会を「バーブレリアス」で開催しました。   
 



※今回のモルトのリストシートです。テーマは「アイラモルトの新しい銘柄を飲み比べる」でした。今回もボトルは5種類でした。



※それぞれのボトルの写真です。



※山浦マスターが用意されたこの日のおつまみです。



 テイスティング開始前に、山浦マスターから、それぞれのボトルについて説明、解説がありました。No.1の「カリラ」だけは、約10年ほど前に販売されたもので、やや年数が経過していますが、他の4銘柄はそれぞれの蒸留所が2016年秋などに販売開始された新しいものとのことです。
No.2「ラフロイグ ロア」の「ロア」は「伝承」という意味だそうです。No.3「ラガブーリン」は蒸留所の創業200周年を記念したもの。1887年に当時では世界初のウイスキーライターが蒸留所を訪れ、8年熟成のものを試飲し絶賛した故事にちなんだものです。N0.4「アードベック」の「ダークコーヴ」は「暗い洞窟」の意味。「ダークシェリー樽」で熟成との情報もありますが、ペドロヒメネスのシェリー樽をしているかもしれないとのことです。No.6「キルホーマン」は、アイラ島産のピートをたっぷりと炊き込んだフェノール値50ppmのヘビーピーテッド麦芽を使用し、バーボンバレルを組み直したクォーターカスクで6年熟成したものだそうです。


 前回とほぼ同じく、約50分ほどの時間で飲み比べを行ないました。





 午後5時頃から、恒例の感想発表を行ないました。ザックリとまとめると、No.1「カリラ」は皆さんの評価が良かったようでした。逆に、No.5「キルホーマン・カスク」は、思っていたよりインパクトが小さかったようでした。山浦マスターの感想では、バーボン樽の組み直しクォーター(500リットルの4分の1程度)カスクで熟成したので、樽成分の影響が強くなったかもしれないとのことでした。
 初参加の方が2名でしたがその方々も含めて、全体に5銘柄とも味わいが良かったという結果だったと思います。

※参加者 8名(男性7、女性1)[内訳:バーオーナー2名(男性1 女性1) シェフ(男性)1名  団体職員(男性)2名  地方公務員 (男性)2名  無職(男性)1名]

次回はカクテルバースプーンで開催となります。時期は秋口になると思います。 


さて、今回はスコッチ・アイラモルトを味わったので、私の思い出の写真などを併せて掲載します。(2010年5月上旬:第10回スコッチ文化研究所の蒸留所ツアーのもの)

※カリラ蒸留所の全景(ショップで買った絵葉書)



※カリラ蒸留所の蒸留器(初留3基、再留3基~増設とかしていなければ...)



※カリラ蒸留所構内のモニュメント。後は細い海峡でその先に見えるのは、「ジュラ島」のパップス・オブ・ジュラと呼ばれる山の一部。この島にも蒸留所があり見学してきました。



※ラフロイグ蒸留所の全景(ショップで買った絵葉書)



※ラガブーリン蒸留所の全景(ショップで買った絵葉書)


 ラガブーリン蒸留所の建物



※アードベック蒸留所の建物



※キルホーマン蒸留所のショップで買ったパンフレット



※キルホーマン蒸留所は2005年創業で、施設はもともと農場だったところに立地しています。アイラ島の他の蒸留所のように海には面しておらず陸地に1キロほど入った所にあるという事です。
 ほとんどの建物はこのように、まさに古くからある農場を思わせるもの。 


 こちらは、新しく建てられた「キルン塔」



 キルホーマンの見学のあとは、古い教会の遺跡を訪ねて、昼食を「ポートシャーロット」というバールでいただきました。食後に庭のテーブルでこの「アイラ・ビール」を飲みました。美味しかったです。そして、庭からの眺めです。穏やかな天候で癒されました。