机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

空の大怪獣ラドン・佐原健二・白川由美

2023-05-30 06:16:42 | 映画の味方

 去年になるが、4Kでリマスターされたラドンが上映されていた。偶然ネットで知ったのでラドンの映画の看板でも描いてみようかと思った。この空の大怪獣ラドンは怪獣映画の中で一番に推薦する価がある。

 子供の頃に劇場で観ていて、その興奮が今もあり個人的見解だがゴジラ等数多ある怪獣映画の中の一番というわけだ。なによりも父に連れられて一緒に観た記憶が鮮明に残っていて映画と共に一生の宝物なのである。

 絵は白川嬢に続いて佐原氏であるが、検索してみると健在であるとあり安堵した。つい先頃同じく怪獣映画に多数出演した宝田明氏が亡くなった事もあり、だんだんとベテラン俳優が亡くなっていく事に淋しさを感じていたからだ。

 このまま、この両名を中心にラドンや崩壊する建物等を配して映画の看板を製作して行こうかと思っている。

                


星間の戦(いくさ)

2023-05-26 05:54:52 | 映画の味方

 映画「スター・ウォーズ」を観ていると、アメリカ人は日本のチャンバラ映画に強い憧れがあるのだなぁと、つくづく感じてしまう。全話を網羅して観ているわけではないのでファンの人から見ると浅はか事を言うものではないと怒られてしまうかも知れない。

 それでも筋立てといい、設定といい、はたまたコスチュームといい、子供の頃に観た東映のチャンバラ映画と重なる部分が多いのは、他でも語られていて今さらだが、憧れはあるのだろうと思う。憧れは裏返すと劣等感なのだと思う。

 アメリカの歴史は高々三百年位だ。日本などの歴史から見るとつい昨日の事だ。多くはヨーロッパからの移民でなりたち、それぞれの国の出自歴史はあれど、アメリカの歴史の有様は特に戦争などのやりとりは鉄砲が主流であった。

 そういうアメリカ人の目から見ると日本の時代劇は時代背景といい登場する人物の物の考えかたといい、所作や衣裳など、新鮮に見えるのだろう。また制作者は多分に黒澤明の時代劇にも思い入れがあり憧憬を持って映画を製作したのだろう。

 強引にアメリカの歴史を作ってきた国だが、さすがに自国の歴史にチャンバラの歴史を作る事は不可能なので、話しを未来に想定したのには頷ける。アメリカ人のこの映画の熱狂振りから見ても人間が剣を振り回すというのは憧れの歴史なのだろう。

 剣を振り回すという術は西洋には古くからあるが、歴史の浅いアメリカにはないという劣等感が、この映画「スター・ウォーズ」の人気に繋がっているのかも知れない。そういえば、評論家が最近の日本の時代劇映画離れについて、こう語っていた。時代劇もSF的に近未来の出来事として捉えて観ると面白いですよ、と。

 たしかに、どう観て、どう解釈するのは勝手だが、こと日本の歴史で見た場合でも過去も未来も人間は永遠に剣を振り回し続けるという事か。ただの娯楽に深刻に考えるつもりはないが、太古の昔から棍棒を振り回し、今また人間は核を振り回している。

 映画「スター・ウォーズ」を観て、繰り返し戦う様を見て、自分は途中から観るのを止めてしまった。だから語る資格はないのだが観た分だけでの感想としたい。考えてみると人間の歴史は戦いの歴史だった。現実では宇宙での争奪戦はすでに始まっている。

 絵はそういう事とは関係のない映画「空の大怪獣ラドン」の佐原健二を追加しての下絵である。すでに描き上げた白川由美のとなりにレイアウトした。


            


映画の看板・白川由美

2023-05-25 05:48:42 | 映画の味方

 映画「空の大怪獣ラドン」。宣材写真の白川由美である。自分は写真を横目にデッサンを起こしているせいか努力のわりには似ていない。むかしの映画の看板製作はプロジェクターで拡大投影して下絵を起こしていたので作業の効率は良かった。

 今時ならパソコン上でトレースも容易にできるから、その選択もありのだが愚直に色付けの段階でも修正しながら描いてみた。それでも紙に手描きよりもデジタルは楽だ。失敗しても後戻りが出来る。紙描きの場合はそうはいかないから便利である。

 この映画、主役は怪獣であるからヒロインの白川由美はこの辺で妥協しようかなと思う。次は佐原健二を描くのだがこの絵に絡めてみようと思うので、もう一度映画を見ようか迷っている。ネットを検索するのも一手かもしれない。

       

 恐怖におののいている感じが、あまり出ていない。あとで直そうと思う。


ハウ・ツー・ドロー 空山基

2023-05-24 05:24:18 | 本の読味

 空山基のファンで画集を数冊持っている。その中のハウツー物の記事で彼はデッサンを起こすさいに、幻灯機プロジェクターを使っているという。プロジェクターに参考になる写真等を装填して反射鏡とレンズで壁面や卓上等に投影して画工するのだ。

 自分も看板屋の職人を四十年以上やってきたので、このプロジェクターには随分とお世話になった。小さな企業のロゴやマーク、字体などをプロジェクターに装填して投影拡大して壁などに写して紙を貼り、そこに下書きをしていくのだ。

 映画の看板なども同様な方法で、俳優などの写真を投影拡大して鉛筆で紙にデッサンを起こして、しかる後に色付けをして仕上げるのである。紙はベニヤ板等に水張りされていて乾いたら大型看板部分に糊付けでレイアウトして完成となる。

 大型看板にはそれぞれ映画のタイトルや出演者が書かれていて、いい案配に俳優の顔や背景等を配置された物が映画館の壁などに飾られるのだ。むかし街場で見た映画の看板の多くはこの手法で作られていた。

 美術学校の先生方から言わせると、プロジェクターを使用するのは邪道で、しっかりと物や者を観察して描いて行くのが正道であると説いている。空山氏の著作にはそれを否定してプロのイラストレーターは皆やっていると書いてある。

 確かにプロジェクターはレンズの歪みはあれど便利な代物だ。作業を簡潔にしてくれる。他にトレースや碁盤の目で拡大したりと、この三つは昔からある技法で、美術関係の仕事をしている方は多かれ少なかれやっていると思う。

 我が絵であるが、愚直にも写真を横目にデッサンを起こして描いている。そのせいか似ていない。自分は漫画をやっているせいか、つい目を大きく描いてしまう。それはそれでいいのだが、ことテーマが映画の看板風にとなると、そうはいかない。

 時間だけが流れていく。

       

 絵は「空の大怪獣ラドン」の白川由美。これでも、あっち削りこっち削りで大部似せてきたのだが。まだ途中である。


MW読了・水・空気・手塚治虫

2023-05-23 07:47:14 | 本の読味

 むかし、何かで読んだ手塚先生の若い人への言葉です。「良い映画を沢山観なさい、良い本を沢山読みなさい、良い音楽を沢山聞きなさい」だったか。いつもながら記憶で、もの申しているので間違っていたらごめんなさい。

 付け加えます、今の若い人へ「手塚治虫を沢山読みなさい」。

  2021・6・27 

 絵は「空の大怪獣ラドン」映画の看板のヒロインのキヨ役の白川由美ですが似てないです。まだ途中。