机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

劇画山脈

2023-03-13 14:59:18 | 楽描き

 2021年の終わりごろに三人の劇画家が次々と鬼籍に入った。さいとうたかを氏、白土三平氏、平田弘史氏。いつかは人は亡くなるものとは思っていても、淋しかった。ひとつの時代が終わったと、くくり切れない無念さが今もある。

 自分は今流行りのマンガとは縁がない。絵を描く時の気持ちは幼児の頃のままだし、少年の頃に巡り合った劇画は今も教科書だ。三氏の作品誌が手元にあり、憧れが続く限り、三氏は永遠に胸の中で生き続けるだろう。

 絵は、さいとうたかを氏を想って描いた。特別に参考となる物も置かずに空で描いた。自分なりの、さいとうボンドだ。テーマは「ロシアより愛をこめて」だ。貸本時代の劇画が大好きだ。

   

 

 子供の頃から、雲をつかむような事をして活きてきた。白い紙に鉛筆で、最初はぐちゃぐちゃと線は針金のようで、やがて綿飴になり雲になり、人になっていった。こんな楽しい遊びは他にはない。

   

 

 鉛筆描きの方がよい雰囲気だ。