机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

描きなおし

2015-10-29 08:44:00 | 映画の味方
 「ろくでなしを見つけるんだ」「どうでもいい奴を見つけるんだ」「殺し屋に相応しい奴を」



 以前描いた物はバランスが悪いので描き直した。こういう事は良くする。
セリフは映画「紅の拳銃」の一節だが、絵で持たせている拳銃はコルト32オートだ。「紅」では45口径のコルトリボルバーが重そうに演技していた。実際に重いのだろう、赤木圭一郎の銃の扱いのあやのいいこと。

 絵はむしろ「電光石火の男」のイメージに近いか。


ワイアット・アープ

2015-10-22 10:05:00 | 映画の味方
 いつもは600dpiでスキャニングをしているのだが、今回は倍の1200dpiで画像を取り込んでみた。
すこしはましだろうか、それでも細い線は再現されていない。



 子供の頃、他人様の家にお邪魔させてもらい見たテレビ番組の中に「ワイアット・アープ」があった。
すっかり記憶がなくなり主役の眩しそうな目と高い鼻だけが印象に残っている。内容はホームドラマぽくって子供がみてもさしさわりのない内容だった気がする。

 前作の「荒野の決闘」のワイアット・アープはロマンチックにまとめられ嘘の多い映画であったが、今回のケビン・コスナー主演の「ワイアット・アープ」は事実を踏まえ非情なアープ像が描かれ秀逸である。

 次に普段通りの解像度をアップしてみよう。 



 あまり変わらないかもしれない。

ワイアット・アープ

2015-10-19 11:13:00 | 映画の味方
 映画「ワイアット・アープ」のイメージである。 
いつもながら見ながら描いているわけではない。勿論映画は観るのだが、絵は基本的に何も見ないで描いている。
主演のケビン・コスナーは勿論の事、まわりの登場人物も似てはいない。むしろ似ずに自分のキャラクターになった方が成功である。



 幼い頃から見ながら描くという訓練はした事がない。石膏デッサンも人物も風景も静物も訓練をした事がない。
いつも記憶にとどめ、想像して描くのが楽しい。正確さにかけるのだが、それが味になれば成功である。

 絵は鉛筆描き下絵の段階だがアップする。ワイアット・アップする。苦苦苦・・・。

二人の武蔵

2015-10-16 08:43:00 | 映画の味方
 以前、失業中に街をブラブラしていたら本屋でこのDVDが安売りされていた。懐が淋しいので指をくわえて終わりにした。レンタルビデオ屋にも無く、最近某動画サイトで観る事ができ幸運であった。以前より観たい作品のひとつであったからだ。



 映画「二人の武蔵」は宮本武蔵二人説を元とした五味康祐氏の小説が原作となっている。
あまりに有名な説なので所有する剣道雑誌にも特集が組まれているほどだ。
また時代考証の本には宮本武蔵十三人説という口説きもあり謎だらけの人物である。
出身地も岡山県と兵庫県とふたつの説があり、たがいの郷土史家はこちらが本当だとばかりに、鍔迫り合いを演じているのである。

 宮本武蔵が何人いようがいまいが、天才バカボンだろうがジェームズ・ボンドだろうがこの不可解さが小説家や映画監督たちの創作へいざなう魅力なのであろう。

 絵は映画の感想である。なんだかひどい構図とタッチになってしまった。

 「待て!武蔵」

 「何用じゃ!武蔵」

 二人の武蔵に長谷川一夫、市川雷蔵。小次郎に勝新太郎。今観ると贅沢な映画である。