机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

挿し絵画家

2008-03-28 23:58:11 | 楽描き
手元に資料も図版も無く只、記憶と印象だけで一文を書くことを初めに了承いただきます。

小学校の低学年の頃いろいろな月刊誌を買っていました。と、いっても月に一冊が限度でしたのでいろいろ浮気をしていたわけです。おもしろブック、日の丸、少年、少年画報、少年クラブ、等そして学年雑誌(小学何年生)です。学年雑誌には漫画が少なく読み物や絵物語が多かった様に記憶しています。童話や世界少年少女文学全集、伝記、歴史物そして世界旅行などなど、それら全てに挿絵が描かれていたのは言うまでもありません。
描かれた挿絵から多くの事を見聞きしました。間接体験というより挿絵を見るという直接体験は絵を描くんだ絵が上手くなりたいという気持ちを強くして行きました。

少年の頃に見た伊藤彦造の絵は対象年齢がたとえ低い年齢層であっても容赦しないものでした。濃密に描かれたペン画は主たるものが時代劇でもある事からバッサリ斬られた様な衝撃を受けました。その後、憧れだけが月日を重ね斬られた以上斬り返さなければと思いながら返り討ちにあっています。少年の頃より、永遠の仇敵となった伊藤彦造は学年雑誌にも少年雑誌にも掲載されていました。後年、三冊の画集を手にいれたのですが懐かしさ、古い仇敵というより新たな敵として今また立ちはだかっています。

追記

何度も描いてまた描いてとネームを描いています。でもこれだという決定稿に至ってはいません。週一に一ページというのも危ういかもしれません。もうすぐ明日だ!