珍しく近年になくエグ味のある映画である。役所広司の荒い息遣いの音声と血まみれの画面は見る人を選ぶかも知れない。
それより心惹かれるのは最後の方のシーンに出てくるリボルバーのクローズアップである。
S&Wの586モデルガンと思うが、銃身付根の下部にMADE IN USA と見てとれる。
本物だろうか。
モデルガンだとしたらどこのメーカーだろうか。
下の写真は所有のコクサイ製モデルガン586のステンレス製ヴァージョン686の六インチバレルタイプ。MEDE IN JAPANと御丁寧に刻印がある。映画で使われているのは当然本物ではなくマルシン製か。最近の洋画邦画にもこいつがよく出演している。38スペシャルやコルト45リボルバーは古いのか、時代の流れなのだろうか。
好きなデザインの一挺である。マルシン製の高比重素材の586四インチも所有しているのだが腐海の底に沈んでいる。