机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

グラン・トリノ

2016-01-28 09:07:00 | 映画の味方
 新聞が、米国はフォード社が日本撤退を告げている。収益が1%にも満たないそうだ。

 映画「グラン・トリノ」はそのフォード社を代表する車種がタイトルだ。
主演のクリント・イーストウッドがデトロイトの街の片隅で軍隊時代の暗い過去を引きずって隠居生活をしている老骨を演じている。
後半、命をかけて悪漢に立ち向かう姿は今は亡きジョン・ウェインのあとを引き継ぎミスター・アメリカを体現している。

 その老骨の愛車がフォード・トリノだ。老骨の息子達は皮肉にもトヨタの営業社員だ。
悔しさが老骨が手にするライフルM1-ガーランドに滲み出ている。
悪漢達は東洋人の移民だ。悪漢達はこれまた東洋人の善良な市民を虐めているのだ。老骨の正義感は爆発し、最後は凄絶な結果におわる。

 新聞記事を見ながら、この映画を思い出した。偉大な米国の価値観もやがては滅びるのだろうか。巨大文明が歴史に謎を残して滅亡するように。 

渇き

2016-01-10 11:52:00 | 映画の味方
 珍しく近年になくエグ味のある映画である。役所広司の荒い息遣いの音声と血まみれの画面は見る人を選ぶかも知れない。

 それより心惹かれるのは最後の方のシーンに出てくるリボルバーのクローズアップである。
S&Wの586モデルガンと思うが、銃身付根の下部にMADE IN USA と見てとれる。



 本物だろうか。
モデルガンだとしたらどこのメーカーだろうか。

 下の写真は所有のコクサイ製モデルガン586のステンレス製ヴァージョン686の六インチバレルタイプ。MEDE IN JAPANと御丁寧に刻印がある。映画で使われているのは当然本物ではなくマルシン製か。最近の洋画邦画にもこいつがよく出演している。38スペシャルやコルト45リボルバーは古いのか、時代の流れなのだろうか。



 好きなデザインの一挺である。マルシン製の高比重素材の586四インチも所有しているのだが腐海の底に沈んでいる。