机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

零式艦上戦闘機

2008-08-17 23:30:00 | 楽描き
 この時期TVで戦争の事を特集した番組が多く放送されています。
終戦記念日の夜にも五輪番組の陰で戦争体験者の経験談が放送されていました。同胞がやられていく様を語っている中で眼球が飛び出した者もいたと、ありました。
 
 子供の頃父に聞いた事があります。
タコつぼや塹壕に避難出来たからといって安心はできない。手でしっかりと目、耳、口を押さえていないと爆風で顎は裂け鼓膜は破れ目の玉は飛び出すというのです。TVの証言者と同じです。

 少年の頃、貸本のゲゲゲの先生の戦記劇画の中の描写は凄いものがありました。敵艦の集中砲火を浴びて零戦は一瞬にして火ダルマになります。次のコマでパイロットは燃え、操縦桿を握る手は骨になり敵艦に突っ込みます。

 また違う作品ではこうです。雨あられの集中砲火の後、屍の中からムックリと生存者が起き上がります。両手を写楽の役者絵の様に広げて何事もなかった様ですが、彼の目の玉はダラリと垂れ下がっています。運良く被弾はまぬがれたのでしょうが爆風で持ってかれたのです。

 父の言葉を思い出しました。
ゲゲゲの先生の戦記劇画の描写はあまりにリアルで強烈な印象は今もなを残っています。
(つづく)


零式艦上戦闘機

2008-08-16 13:27:07 | 楽描き
 ゲゲゲの先生の戦争物劇画の続きです。
 昨日は終戦記念日でした。新聞やTVでそれなりに特集が組まれていた様ですが五輪の陰に隠れてしまった感があります。
 ゲゲゲの先生の戦記劇画は3冊復刻されていますが今回その内の空物を購入しました。
当然零戦は登場します。作品群の内二本は大空のサムライの坂井三郎のエピソードが載っています。随分前にお亡くなりになり歴史上の伝説の人物になってしまいましたが私にとってはヒーローです。
 戦争はいけない事ですし残酷なものですが、そういう中でも敵味方の枠をこえて尊敬される人物がいるという事を覚えていて欲しいと思います。