机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

ひとづきあい

2016-02-29 06:50:00 | 人別帖
 年齢を重ねると、昔お世話になった人達の顔も名前も忘れてしまう。写真でも撮っておけばよいのだが、その写真を見ても名前が憶い出せない、どういう間柄だったかも白紙になっている。

 新しい環境に身をおくと、そこでもまた多勢の名前と顔を把握しなければならず、当然の事のように昔お付き合いのあった方の顔も名前も削除しなければならないのが非常に悲しい。頭が悪い容量が足りないので仕方がないと言ってしまえばそれまでだが、こういう断捨利はしたくはない。

 けれども現行の取り巻く人達の数は、百人二百人というレベルなので全部が全部、把握出来ないまでも相当なストレスが掛かるのだ。何の事かというと今の職場の話しである。具体的な固有名詞は差し障りがあるので控えるが、過去にこれほどの人数の環境に身を置いた事は無い。まったく頭の中が疲弊してしまって普段の日などは人に会いたくないという低堕落振りだ。

 枕が長くなってしまった。本題はこうだ。要するに自分の頭の中につくり出したキャラクター達と疎遠になるのが一番恐いし、現に付き合いが薄れていっている。君たちの顔も身の上も忘れてしまっている。



 そいう訳でたまに描いてみる。少しづつだが画風が変わる。君とは四十年も前からの付き合いなのに、いまだに君は十三才だ。君の人生をほったらかしにして、こちらは勝手に六十年をゆうに過ぎてしまった。

「もういいかい」

2016-02-26 07:31:00 | 映画の味方
 「まあだだよ」(黒澤明監督)とは映画の題名です。何度も観る映画のひとつです。ひとりで朝方、この映画をBGMに作画をしています。劇中、主役の老先生が小さな子供達に言葉のプレゼントをします。
「君たち好きなものを見つけなさい」「そうしたらそれのために努力をしなさい」孫にも言ってあげたい名句です。
 
 学生生活を知らない無い者にとって、この映画は良い経験です。なるほどこういう友情もあるのかと、一服のお茶をすする気持ちで観ています。
観る度に新鮮で容れ立てです。こういう一生にあやかりたいものです。

 絵はそのお茶の茶菓子がわりに描きました。サラッと甘くしたつもりです。

 

 我が人生もまた時にお茶のごとく熱く、渋く、苦く、冷たいものでした。
珈琲もまたしかりです。このままで終らないのが人生でしょうが穏便に終りたいものです。
過去を振り返る年齢になったようです。映画一本観ては泣いています。
「絵できたかい」
「まあだだよ」

三色の意味するものは?

2016-02-26 06:42:00 | 金(カナ)式GUN具
 仏の警察官が短機関銃を所持して街を警戒するとは濁色以外なにものでもない。





隣国、伊製の短機関銃だ。横並びだから採用しているのだろうか。随分と古いものだ。
以前なにかで読んだことがある。アラブの大富豪が、金メッキにしたこの自動小銃を、ボディガードに持たせていると・・・。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ベレッタ_M12_(SMG)

 世界はいろんな色であふれているが、混ぜ合わせると灰色になるのはペンキと一緒か。