机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

ネームの場所

2020-03-24 00:55:00 | 日々是茶飲み話
 この数年、いや十年以上かな。ネームをする場所をさがしている。
考えてみればもっと昔からかもしれない。

 補足をするとネームとは劇画の設計図、おおざっぱな下絵である。多くはノートやワラ半紙等に鉛筆で、フリーハンドにてセリフやコマワリ、構図などを書く作業だ。

 井上雄彦先生などは、以前にテレビのドキュメンタリー番組の中でネーム作業をする場所を転々と探しておられた。
街を彷徨い喫茶店をハシゴする姿は痛々しかった。

 喫茶店をネーム作業や打ち合わせに利用するというのは昔からあるようだ。仮面ライダーの石森先生などは行きつけの喫茶店があり、専用の席もあったと何かで読んだ。

 かくいう手前も目当ての喫茶店があるのだが、どうも落ち着かない。図書館や公共の施設等いろいろな場所で試みるのだが、どうも気が散るのである。

 ならば自室でと言われるかもしれないが、ネームだけはどうも別である。自室では、当然劇画を描いているわけだが、不思議とネームだけは駄目なのである。

 我が家は二階家である。子供達三人もそれぞれ外に出て生活しているので、妻と二人暮らしだ。一階の自室でペン入れ、二階の空いた部屋も占拠して、今はそこでネームを考えている。そうなのだ、ネームとは考える事であり人の気配がない方が手前は都合がいいらしい。

 それでも、ここは元は嫁いだ娘の部屋だ。娘の旦那や孫たちが遊びに来たときに寝室として提供しなければならないので、あまり散らかす事は出来ない。

 今はすっかりこの部屋の住人だ。この文章もここで打っている。今は深夜、通りも静かで快適だ。もっと早くに気が付けば良かった。灯台下暗し、とはこの事だ。

 一階の自室で作業をしていた時などは、隣室で休む妻に迷惑をかけていたのだが、そういう苦情も少ない。そういう訳で昼間もここに引きこもっている。

 もっと早くに気が付けば良かった。なによりも妻の気配を感じないのが幸いだ。案外、むこうも同じことを思っているかも知れない。

 ここだけの話しである。


 

 

 


ネーム

2020-03-20 06:57:00 | 日々是茶飲み話
 実はマンガより映画が好きである。
不届きと思われるが、漫画雑誌の購入はここ最近はしていない。
よって最近のマンガは知らないし当然読まない。

 映画が好きと前振りしたが、映画館には行かない。
もっぱら動画サイトである。あとはレンタル。

 マンガも読まないわけではない。が、古い作品ばかりを読んでいる。
今は手塚さんの「シュマリ」。ようやく読んでいる。70年代の作品だ。

 さてネームである。
ネームとはマンガの設計図のようなものであると誰か言っていたが、個々それぞれやり方が少しづつ違うようだ。

 手前はコピー用紙に最初はフリーハンドでコマ割も人物、背景の位置も鉛筆で大雑把に書いていく。それこそ丸三角四角とラフって直線もフニャフニャだ。

 それから少しづつ具体的に細かく書き込んでいく。定規も使う。コピー用紙で下絵の段階まで事を運ぶのである。しかるのち、原稿用紙と重ねてトレース台に乗せてペン入れしていくわけだ。

 作家さんによっては、いきなり原稿用紙にネームを入れていく方もいるようだ。手前は消しゴムがけがイヤなので、別紙コピー用紙を使うのである。

 今はいい、パソコン上で映像を停止したり出来るから楽である。
昔のプロの作家さんは映画のコミカライズは大変だったと思う。

 兎に角、映画の劇画化はなぜか楽しい。
一本の映画を何百回も観る事になる。しまいにはセリフを憶えてしまう。

 ボケ防止になるかもしれない。
そう信じてやまない今日この頃である。


 
 

伊東一刀斎

2020-03-10 05:59:00 | 人別帖
 データを捜していたら、こんなのが見つかった。
以前にアップしているかもしれないが、とりあえず貼っておこう。

 某無料サイトが発信を突然に中止した為に、絵のデータがぶっ飛んでしまった。此方としてはクラウド代わりに使っていた部分もありショックが大きい。

 そんな訳で、手持ちの過去のデータを漁っているが、これがなんと無いのよ。
二重にショック。どっかにあるべ。(泣)