机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

日本日没

2021-06-21 06:56:00 | 楽描き
 今年入学した孫は元気に小学校へ通っているようだ。
孫の所はけっこうな田舎で新規の入学者は15人だという。
驚いたのは、我が町内の小学校の新規入学者も15人だという。ここは孫の所よりは都会なのだが年寄りばかりの町になってしまった。

 我が息子や娘が通っている頃は一クラス35人位はいて、学校の記念の航空写真などを見ると、グラウンドにいっぱいの生徒であふれていた。
それが今ではどこも子供が少なくなっている。
 
 小学生の頃の自分の出席番号は27番であった。今もわすれない。勿論男子だけで、これに女子が加わる。女子の人数の方が弱冠多く、フォークダンスの時などは女子同士で踊っていた様を今も思い出す。

 一国の首相が昔の五輪の賑やかさを懐かしがっていたが、町内会の寄り合いではないのだから止めてもらいたい。
五輪の事では賛否両論あるようだが、色々な論調を拝見すると先の大戦と比べる人が多いようだ。

 今の五輪と過去の大戦は同じという事なのか、政府のゴリ押しを批判しての事なのだろう。安全性のシュミレーションも提示しないで精神論だけで突き進む。
国からすれば、選手の一人や二人、観客の一人や二人は死んでも、かまわないといったところなのだろう。

 人口が減っていく中で更に死者が増えていくことになれば、どうなるのだろう。居酒屋は駄目で五輪は良いという論法。弱者はしめつけられ強者がはびこる。五輪とは、そういうものなのだろうか。金メダルといものは、そういうものなのだろうか。

 過去の五輪の賑やかさを懐かしんでも仕方がない。
SF作家の小松左京氏が生きていたら嘆かれるだろう。これじゃ日本が沈没する前に人間がいなくなってしまう。

 絵は空がやかましかったので直してみました。

草稿

2021-06-15 14:36:00 | 日々是茶飲み話

 お邪魔します。

「最後はきみだ!」拝読しました。未読の手塚作品をまた見れて嬉しいです。
今、さっき「MW」を読み終えてたところです。僕の年齢世代では手塚作品は水のように身体に浸透して心地良いです。

 この作品は手塚先生の作品造りの方程式がくっきりと描かれていますね。のちにビックコミックなどで描かれる長編物や他誌で描かれる短編物の原型を見るようです。

 十六枚という頁数にこれだけのスリルと興奮、そしてギャグも満載で、まるでストーリーマンガを描くうえでの教科書のようで、面白いと同時に感心してしまいます。

 方程式などと解った振りをしてみても、手塚先生の十重八重に絡んでくるトリックにはいつも金縛りにあってしまいます。

 唐突に起こる非日常的な現実は、読む者に生きる事の覚悟を教えてくれます。むかし愛読していた「ナンバー7」もそうでした。明日に父や母が亡くなって、妹ひとりを抱えて、どうやって生きていこうかと考えて布団の中で泣きました。

 今や三児の父になり二児の孫がいる身の上となって、ああっ曲りなりにも大人に成れたのは手塚先生のおかげかぁ・・・。などと。

 ちょっとおおげさか。(笑)


日活映画が俺を呼んでいる

2021-06-13 07:16:00 | 映画の味方
 むかし、会社の若い者から子供の頃のヒーローはと問われた。
やはり月光仮面ですかねとの問いに面倒臭いからそうだと答えた。

 世代的にはそうだが、残念ながら我が家にはテレビが無く、少年クラブも愛読はしてはいなかった。映画も一、二本を観た記憶もあるがあまり良い印象は受けなかった。

 当時は日活映画に心酔していた。いちに小林明にに赤城圭一郎である。子供的にわかりやすかった。ピストルが出てきて画面に銃声が鳴り響くと、もうそれだけで興奮した。